メンタルケア/Drinky the Kool-Aid.
【用語】
『学習』
:訓練のこと。勉強とは真逆。意味の無い反復動作。1950年代以後に確立普及した人格破壊手順。人間を破壊し機械化するために行われた。対象は使い捨ての兵士や反体制派。殺すのは非人道的だから人格を壊せば善いよねって外科手術までテストされた時代はすごいなぁ。あくまでも命令に従わない病気を治療しみんなのために家族でも殺せる英雄を一般化する手段なので技術を確立した当事者の善意は100%。なお文部省から文部科学省までが高校生以下の為に造ってくれている学習指導要領の学習はまんまソレ。そりゃ子供が学校嫌うよ勉強と詐称する訓練で自分を壊されるんだから。アウシュヴィッツやラーゲリや労働教化所に自由意思で通える囚人は囚人頭か死体処理係。まったく意味がない質問に延々と回答させられると、大半の人間が一週間くらいで人間じゃなくなり命令に従う器械になれます。答えがあり。役に立たず。誰もが無意味と知っている。これはつまりゲームなんですがゲーム脳って恐い。学校が詐称する勉強を一日一時間以上続ければ廃人になれます。そこから選りすぐるのが受験。言われたことだけを言われた通りにしか出来ない器械しかいなけりゃ何も進まぬ朽ちるだけ。それは現在進行形。お隣の大陸では科挙と呼ばれ多くの帝国を滅ぼしてきた疫病。極めつけの吹き溜まりが霞ヶ関……日本がまだ存在できているのが底力。
いえ、大日本帝国だけしか滅ぼしてないよ、まだ。
犯人は誰か?
テキサス人がシベリアでリアル・インディアにビーフカレーを振る舞った結果、禁忌を犯してしまったことに気付いたヒンズー教徒が自殺しました。
テキサス人だからヒンズー教の禁忌は知らなかった。
牛肉は郷土の自慢だから特に外国人には振る舞った。
殺意はなく、殺害もしていない。
世界最多説があるヒンズー教徒はテキサスを知らない。
多宗教混在社会の生まれで禁忌配慮を日常にしていた。
死ぬのも禁忌も犯したくはない。
テキサス人が殺した?
ヒンズー教徒が殺した?
・・・・・・・・・・神様が殺した?
謎は全て解けたかな。
【異世界大陸東北部/占領地域/軍政主府/軍政司令部/軍政司令官私室/青龍の貴族】
俺でなくとも知っている。
ネコってさ。
集まるよね。
重なるよね。
籠に填まり。
箱に填まる。
膝に嵌まり。
頚に嵌まる。
夏場、寝てる刻、勝手に襟巻き状に顎下頚周りに挟まり安定した眠りに入られたときは死ぬかと思った熱さと絞めで。
脂肪層が薄く体温を感じやすい。
隅と狭間は体温を保ちやすい。
毛だらけ以外は子どもと同じ。
関節に挟まり安定姿勢も又同じ。
娘どもたち。
ちびっ娘たちが腕脇に挟まったり。
エルフっ娘が両脚に挟まったり。
膝にまたがったり背中に被さったり。
被さったり枕になったりとにかく覆う。
最初は心配だったんだろう。
俺が居なくならぬよう。
今は欲張りになれたんだろう。
俺を他に獲られぬよう。
まんま猫じゃねーか。
スキンシップが大好きなのは、娘ども同士でも同じ。
填まった上から重なり嵌まる。
部屋のスペースが無駄使い。
ネコと子どもは塊る。
時折は離れても全力で戻って来る。
ブーメランかな?
広い場所で俺の処にまとまって散らばらない。
異世界でも同じ。
「メモメモ
――――――――異世界の女の子も日本とおんなじ仕打ち」
軍政司令官私室。
柔らかい絨毯。
その上に座る俺。
身動き出来ない。
俺の左右膝上に、ちびっ娘ふたり。
フミフミ、カミカミ、ペロペロがダブル。
背中から被さるエルフっ娘。
パフパフ、グイグイ、パタパタ、圧し圧し。
15cm以内を囲むColorful。
ツンツン、ペタペタ、クンクン、ジトジト。
俺の前に座卓。
座卓に配膳する為にシスターズ&Colorfulとウロチョロマメシバを縫って素早くステップ、メイド五人衆。
ヒラヒラ、ピョンピョン、ピタッとターン。
私室と執務室を通す扉近くのメイド長は王城各処から集まる伝令メイドに答えながら唯一の露出無しで後方監督面。
ウンウン、イケイケ、イライラ、推し圧し。
気持ちは良くわかります。
「せやろか」
不満を観せないのが心配。
「欲求不満」
メイド五人衆に限らんか。
うちの娘たはちから遠慮を無くすより、難しいのがメイド五人衆の扱い方。
「化学的な方法より条件付けの方が効果的」
立場を弁えるのは善い。
「片依存」
殺さなくて済む。
「それな」
態度で示さずとも良い。
「プライベート」
一目で判る序列。
「パブリック」
常にあらゆる手段で自分が下であることを上からアピールするメイドさん。
容姿に優れて気品もある。
メイド一般ではなく王城メイドだからこそ。
服装以外、王城に出入りする貴婦人お嬢様と変わらない。
メイド服を着ないと身分がなにがなんだか。
コスプレした令嬢感あり。
だから座る俺に立つ彼女らは、態度物腰所作仕草で従って観せ続けている。
特権階級の使用人は斯くあれかし、か。
序列を指揮系統と考えれば判り易い。
階級章が無ければ階級は機能せん。
組織が必要な場合なのだから、ことさら強調するのがとても役に立ってる。
とはいえ、うちの娘たちは特異過ぎ。
主従こそ判らずとも上下は皆に解る。
綺麗可愛い美しい、には誰もが平伏。
敢えてアピールせずとも差異が判る。
階級、解りやすいよね。
だから、メイド服かな?って身分保障にならない、マメシバブランドミニドレス姿を楽しむことが出来る訳。
準コーカソイド。
人外。
準人外。
その中にモンゴロイド。
・・・・・・・・・・俺は特異点、だからなお、良し。
「モンゴロイドは二人いますがスルーかイジメか弄られてる?」
多種族がいる異世界ではバリエーションの一つに観えよう。
だから識別符号など要らないが、そこは様式と必要性。
とはいえ社会から隔絶させた私室ならば必要性が低い。
だから内外で衣装チェンジをさせることに支障は無し。
ごく自然にメイド五人衆の肢体を確かめ続けていられるな。
――――――――仕上がってます――――――――
ならばこそ。
メイド五人衆の姿勢を壊してもいいんじゃないかな。
序列は不変。
その内面を暴いて俺が必要と考える様に換えられる。
周りの人間とか何なりを使って一人〃が生きていけるように、出来る。
「独りになんか絶対になりたくないですよ断固拒否してます彼女と彼女と彼女と彼女と彼女」
メイド長が傷付いたメイド五人衆を俺に任せた理由。
「自立って孤独ですからね?そんな地獄に堕ちたいのは理解も実現も出来ない弱者と理解も実行も必要ない強者だけ」
保護者同士の共感。
メイド長はメイド五人衆の。
俺はシスターズ&Colorful。
「居ますよ居ますよ泣きますよハブ好くない特定の相手からは他の全てはどうでもいいけど」
マメシバは教師。
「師匠師匠!」
教師だからダメ。
「育てます!」
風の音はスルー。
俺は慎重派。
石橋を叩いて渡る。
八百長しかしない。
常に善意の第三者。
「プロフェッショナルの素人」
日に数回確認するメイド五人衆の様子。
役目がら脱ぐなら脱がせる必要はない。
今朝も隅々中外綺麗だったのが確認済。
今も下肢上腕背中顔首筋に異常も無し。
「されてる方にはプレイだからね?」
入浴中は。
カチューシャ以外は真っ裸。
傷が無い。
毎回〃視る度に安心してる。
今は着衣。
マメシバの趣味ではあるが。
問題無し。
「ガン魅されない娘と娘と娘と娘と娘の気持ち考えたことあるん」
いや、安心するほど心配しなくて良いが、一応繰り返し魅ながら視てる。
怪我もすっかり治したし。
俺じゃなくてマメシバが。
仕草にも異常はないし。
四肢の可動域は安定。
真っ赤でも拒否しないし。
これは俺への絶対的信頼。
世界中に自慢したいね!
「たいちょーと彼女らの関係が全世界公認、いや認識と容認承認は違うから、公知になりますけどぉ
・・・・・・・・・・彼女たちは大感激しますけどね」
成否に拠らず寄り添える。
俺は、それほど心配してない。
メンタルケアに正解などない。
資格も経験も邪魔でしかない。
って、マメシバが言ってました。
・・・・・・・・・・まあ、納得できるから正しかろ。
「納得の仕方が納得いかない打倒インフォームドコンセント」
正解を導く為に知識は要らない。
必要なのは思考力。
辻褄が合うなら間違っていない。
資格や経験なぞ失敗した刻の言い訳だ。
責任はとれるのか?
――――――――――アホか。
免許を与えた者が事件事故の責任はとらないし。
経験の中でも失敗は前歴と呼ばれるだろう。
この世に取り返しが付くことなど無い。
ならば責任とはなんぞ?
・・・・・・・・・・無視〃。
今朝も肢体に異常なし。
治療は十分程度だとか。
現代医学なら全治半年。
異世界魔法なら後遺症。
科学医術と魔法治癒のハイブリッド。
地球の人体構造知識と魔法の再生力。
とりあえず治せない肢体は全くない。
マメシバによるソレが怪我を癒して。
妊娠もしなかったから治せば済んだ。
異世界ではたいしたことでもないが。
処女信仰も扶養義務も無いとそれな。
だから野良犬に咬まれたで済むとか。
とはいえ犬恐怖症になる人はいるよ。
だから男性恐怖症になってしまった。
それじゃ今後の人生が、つまらない。
治すべきと考えたのは保護者の当然。
メンタルケアは、なんか俺の役目だ。
通り掛かり暴漢を殺したのが決め手。
ついカッとなって殺させました反省。
殺させるより生埋めにすべきでした。
生き残りは結果的に吊るし殺したが。
でも目の前で引き裂いた方が好いと。
その方が被害者的には嬉しいそうな。
俺に気を使って言う訳では無い様子。
大口径ライフルを使わせたのは偶然。
暴漢たちは判り易く抉れ砕け千切れ。
正常な人体から血肉内臓に骨が散乱。
それこそ誰にでも殺されたと示せる。
それが被害者を悦ばせた、のだとか。
言われてみれば生埋めって解り難い。
被害感情の復旧に安心感の回復。
なるほど確かに判りやすさは重要だ。
偶然が重なり獲られた最適解の結果。
保護者認定してくれたメイド五人衆。
唯一、近付ける男、扱いじゃない俺。
彼女らに男一般は怖くないと再教育。
上書きしてしまえばどうにかなると。
メイド長が決めたんだから正しかろ。
マメシバ曰く、いつも通りにしろと。
だからいつも通りにしているのだが。
普段よりも中に踏み込めとマメシバ。
いつも通りじゃないじゃないか。
だからマメシバ謹製のコスチュームは素晴らしいな、と思うがアピールされるメイド五人衆の肢体はよく知ってるんだけど。
「キャストオフが何故に着可能なのか、魅れば解る!」
剥くのではなく最初は下から覗き込むべきとか。
股下ゼロcmスカートだから、覗くまでもない。
魅てる、と知らしめるのはいいかもしれないな。
異世界には珍しいハイヒール。
体幹に芯が通っているから危なげない。
背伸びしているのは何故かな。
「補正に非ず腰の位置をあげる為」
ああ、魅せ易いように、か。
「たいちょーの高さに合わせる為」
腰はともかく背丈は届かん。
コーカソイド類似とモンゴロイド。
異世界人の肢体は大柄だが。
男女差を埋められるほどじゃない。
腰高が合うのは脚の長さ故。
コーカソイドの方が腕と脚は長い。
「腰が合えば必要十分」
抱き上げる刻に楽ではある。
保護者が子どもを計るポイントだ。
とはいえ走り難さマイナス。
屈まないと眼が合わないのも困る。
「常に眼が合いますよ」
どれどれ
・・・・・・・・・・確かに変わる。
上から下は視え易い。
作業しながら。
移動しながら。
視え易いから魅せ易い。
遠隔操作。
視れば視るのは誰でも同じ。
視ると魅せようとするのも。
魅せようとして捕らわれる。
だから視やすく魅せやすいのは良し。
舞台と客席、主導権はどちらにありや。
優れば下から。
劣れば上から。
これは戦場と同じだね。
優れば上は良い的に出来る。
劣れば上から支えるしかない。
高所が有利とか素人考えを払拭させるのが面倒だから追い出すのが陸上自衛隊幹部課程。
――――――――――メイドさんには、必要なさそうだ。
立つ彼女らと座る俺。
観え易いからこそ魅せ易い。
下から見下ろされている安心感。
従う刻は劣位こそ生きる道。
距離が近いのは俺の射程に包まれたいからだ。
ちょくちょく触れるのは俺の保障を催促している。
他の娘を魅てると観せると慌てるのは必要条件の理解。
選ばれることを選んでいる。
受動。
能動。
行動。
上書き出来てるじゃないか。
学習。
反復。
訓練。
理解させなければ身に付く。
勉強。
思考。
教育。
理解させれば着かず出来る。
正しい人間を正しく説けば正しい自分に変えられる。
――――――――――とかなんとか。
倒れ始めればドミノはとまらない。
戦いとはコミュニケーションの一形態。
シスターズ&Colorfulのターン。
「正解だけども!」




