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完全侵略マニュアル/あなたの為の侵略戦争  作者: C
第二十章「北伐」

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ボディケア/Regenerative magic.

【用語】


『魔法医術』

:異世界の治癒魔法は体組織を再生することが出来るとされている。第一人者のマメシバがそう(かもしれない)報告書でも書いているから間違いない。どんな可能性も否定しない最近のパンデミック騒ぎの新型(笑)ウィルスの研究を称する文章や敗戦後に(また負けた)毎度々ボクたちは後ろから刺されたんだナチスやユダヤ人やエカテリーナにって講演会開き怪文書をばら蒔き一般社会が気に留めないことに飛び付く有閑(必要とされない)階級(オタク)に定着させたからどうしたというのかプロイセンの伝統並みの信頼感。さておき治癒は魔法使いが何を再生するかイメージして行う。故に外傷には万能、骨折や筋腱裂断のような外から見える辺りがつけられる怪我には大きな効果がある。一方、透視できても何が起きているか判らない内臓疾患には施術自体が文字通り手探り。帝国の人体実験により経験則的に潰瘍を癒したり腫瘍を消したりが試みられていた。そこに地球医学登場。マメシバが外傷や内出血、外傷起因の内臓疾患などを医学知識と魔法を組み合わせて治した。元カノが死にかけた刻、居合わせた黒旗団の魔法使いに何処を癒すか伝え理解させやらせたのである。以後、通信越しに魔法が使えることも発見し、地球制検査機器の情報と医学診断を元にして人体の何をどの順にどう戻せばよいかのイメージを伝え魔法使いが理解出来た範囲で治癒魔法をかける形で再現する。しかも何処にいても魔法使いと医師に繋がる通信機さえあれば施術を受けられる様にした……受けさせているとは言ってない。


結婚とは。

夫が一人。

妻が一人。

奴隷が二人。

合計二名からなる結社を造ること。

離脱には罰があり結成には金がかかる。


なお二名の間に産まれたペットは将来的に家畜となる。


A・ビアスの意訳。



【異世界大陸東北部/占領地域/軍政主府/軍政令部/軍政司令官私室/青龍の貴族】


俺が鍛えるまでもなかった逸材。

さぞや好い女になるであろう。

俺が磨き挙げよう任せろ女の娘。


「ナニを磨くんですか。まあ彼女らに自の意思で動くのは無理ですけど。即に我を忘れ自律神経で動いてるから今も」


いやいや蠢いてるよ、シスターズ。

左右膝上、背中と両肩頭上。

五人でツンツン、Colorfulは意思で動いてる。

十数cm以内の娘たちをぶつからず踏まず俺にタッチし成果をアピールして走り抜けるメイド五人衆の反射神経。

城内の差配を指示しながら此方を視ているメイド長のは思考と判断。


「先達として女の子を指導してる可愛い女は思慮深い」

・・・・・・・・・・美女と言わない理性は褒めよう。


結婚式のスピーチ。

俺が育てた。

キまり。


いやいや親はなくても娘は育つ。


地球人類一般の法則。

最近(半世紀)一部人類(先進国)は例外。

異世界では普遍的だ。


子どもはカッコいい大人(俺、俺)により育つ。

「詐欺かな?」


・・・・・・・・・・お嬢の御父さんは例外だな。

どんなルールにもあるある。

――――――――――だが絶対のルールはある。

佳い女に逆らえる男はない。


「おまいう(思う)

任された!


シスターズ&Colorfulはもちろん。

メイド五人衆、メイド長、マメシバまで。

大人にすれば、どんな男たちもイチコロだ。


「自分は大人ですし!大抵の男はもちろん全盛期十代半ばの女だって別々の意味で瞬殺ですし!!256歳エルフちゃんにだって対抗できる肢体の差が戦力差でないことを証明できる地球の女なんて二人しかいませんし!!!魅力の塊そのままの女だって認めてるからってナニを磨くのに使うのかしってますけど何度でも毎回〃一生抵抗するつもりですからね!!!!!!」


・・・・・・・・・・うん。


「仮に好きになってもらえなくても貴男が好きであり続ける佳い女を護りたかったらだんちょーに泣き付いておいてください万一愛されなくとも大好きな女が殺される前に」


愛する女と言わない辺り理性てきだなこの処女は。

さすがに揶揄すぎて元カノに恋敵認定される命の危険性(殺される運命)に気づいたか。

聖都に置いてきた元カノが帰ってくるまで一週間。


「だんちょーの帰巣本能も、それ以外の本能も、主に性的なソレは、産まれた時から自分の男に向いたままのマリッジファイター」


俺は奴隷()に為りたくない。

だから奴隷()が欲しいとは思わない。

「Byリンカーンに怒られろ」


もっと自由になって善いんだよと言い聞かせ住処を俺の部屋に移されたのは中学時代。


「獲って来いで棒を投げて追い出すのも慣れてますかいじめっこ」


いやいや任務に偽装した娘ども(魔女っ娘)(希望)担いたい(叶えて俺に媚びる)という崇高な大人(下心がいっぱい)


―――――――抑留者を帰して(魔女っ娘)あげたい(の希望)―――――――

――――――――占領地を自活させる(俺の任務と都合)――――――――

――――――――――難民を消す(国際連合の決定)――――――――――


「今カノの1人へ贈り物するために元カノに奉仕させる気分はどうですかぁ~」


マメシバがやれって言いましたと伝えれば不満が減るだろ。


「新しい女を口説く費用を別な女にせびる共犯扱いは死なば諸共にされる不本意」


彼女たちは色恋トーナメントをどこまで駆け上がるのか!


「今まさに愛欲のゴール地点でテープが切れないってジタバタしてますけど見透してるくせに切れてやらないこのワイヤー」


占領者と被占領民の関係を抜いても、大人と子どもじゃ遊びにならない玩ぶだけ。


「日本でもヤらないでヤってやがるかどんな調教」


マメシバならギリギリ遊べるんだけどねぇ~~~。


「離れられない様にしたる!」


すでになってる(マイナス距離)娘どもたち。

娘どもにはありがちなこと。

大きくなったら話してやる。


幼き日々の甘えん坊ぶりを聴かせられて悶絶するがよい!

・・・・・・・・・・大事故に為らないように、今度こそ。


「恥をかかせないように二人っきりの時に中高生時代の想い出を聴かせたJDに勘違いされてるっマジ?」


ちゃんとプレイヤーに育てることが大人の楽しみ。

青い果実は魅る。

熟してから喰う。

当たり前じゃん。

種籾を喰らうなんてもったいないじゃないですか。


「食欲睡眠以外の三大欲求が絶えて46日目では?」


自己新記録更新ではあるな。

帰国後に女関係再構築が大変。

皆に忘れられてるだろうな。


「女の子たちからは毎日メールが来ていますよね?」


ビックブラザー(国際連合)の眼耳記録は誤魔化せない。


当たり前だが前線兵士の書き込みで炎上するような私的通信は与えられない国際連合軍兵士。

さんざん炎上した戦争同好会(米軍中央軍)と違って異世界には民間通信網がないからね。


メール。

メッセージ。

データリンク。

全部が総て統べられて。


日本国憲法第二十一条2項は異世界に適用されておりません。

異世界での戦争は日本国憲法が適用されてるのにフシギダナー。

だからこそ通信内容が監視され記録され検証されると教えた。


結果、個々人の希望(欲望)に溢れた存在しない記憶の内容が添付ファイル付で多数送信されて来てます、スルースルー。


彼氏に対する愚痴ばかり。

いじわる、とか。

焦らす、とか。

浮気した、とか。

・・・・・・・・・・誰かを責めるのは志が無い。


「苦情では?」


朝昼晩三度〃繰り返し。

添付ファイル多数。

タイトルが文章。

スルーが前提。

――――――――――工夫が絶えないこれぞ人。


「口頭では?」


まるでマメシバの未来像。


「監視記録し抹消しない地球人類(国際連合)を使って存在しない記憶を記録して既成事実化しようという発想を即座に実行して継続している行動力」


頼もしい娘どもたちだろ?


「ナニをしても赦してもらえると確信されているんですよ」


可愛がり過ぎたのかもな?

もっと甘やかさないとな!


「異世界でもおんなじことしておんなじ結果は多世界共通」


そんなブリーダーとして特に気になるのは、俺を気にするメイド五人衆。


縁があった娘たち。


踊るように役を果たす。

踊るついでに役を果たす。


心の問題。

肢体の問題。


アブラハム(Abrahamic)の宗教(religions)、いやキリスト教系文化なら(信仰)だけ。


西欧合理主義(修正カトリック)なら心と肢体は別で不可分。


東洋系実証哲学(仏教)ならば心は肢体の付属品。


俺の場合、まず肢体を視る。

なにしろ虐待されてから一ヶ月半くらいしかたってない。

その間ずっと一緒ではなし。

だが王城駐留中は気を付けていた、今も、これからも。


繰り返し繰り返し内外チェックを反復。


肌は白くも血色良し。

滑らかで艶やか。

髪は体調が一番でる。

しっとり煌やか。

金髪に馴染みはない。

馴染めばわかる。

眼に瞳の反応も良し。

碧眼も知らんが。

もう慣れて好く解る。

口やら覗ける中。

粘膜体液に問題無し。

分析はしてない。

五感で解る範囲の話。


傷も痣も痛みも残っていない安心感。

視えない中は踊らせれば健康か解る。


踊れと言わんでも所作が舞踏に近い。

日常動作も洗練されれば、そうなる。


だからただ、周りに置くだけで判る。

動いても動かしても庇う様子が無い。


所作仕草に偏りが全くないから安心。

つまりは肢体に傷んだ処なし健康体。


一日数回チェックして手間でもない。

集めて剥かずとも集まって自ら脱ぐ。


メイド五人衆は皆十代後半、現代日本で言えば子どもの範囲。

異世界では立派な大人なんだが、反応は子どもと変わらない。

要る要らぬ問わず常時サポート待機。


「子供、大人って概念があるのは先進国だけですからね?」


お手伝いしたい子ども心もまた同じ。

負わされた責任やリスクは抽象的だ。

子どもに必要なのは観て判る具体性。


俺が子守と任務をしてりゃ、子どもたちは子守する。

Colorful以外任務は少ないから出来ること。


いつもなら俺が教えてあげるんだが。

出来ることを見付けられる賢い娘ら。


ちっちゃい娘の世話するおっきい娘。

おっきい娘同士でもフォローし合う。


役目柄メイド五人衆はフォローのみ。

ここで娘どもとまとめれば怒らせる。


主。

客。

使用人。

立場を認めて欲しい娘ども心。


なにかしたいならさせて上げるのだ。


俺。

おっきい娘。

ちっちゃい娘。

この組み合わせだから十数人の子守が余裕。


まあ日本でも割りとフツーのことだ。

子どもに子どもの面倒を看させる。


小学生を中学生が。

中学生を高校生が。

全体を視るのが俺。


全部で50人はサポートできます。


小学生以上だから出来る組み合わせだけど。

乳幼児だったらそもそもタイマンもキツい。


だからやらない。

やるのはやれるから。

だからやらせる。

やれないことは一任。


異世界でも同じだった。


やれる限りと背伸びして頑張る様が、近所のガキどもを思い出させて、帰国を焦ってしまうくらい。


多世界共通ながら異世界の方が楽か。

実際、大人扱いな異世界の十代後半。

同性でもあるからか俺よりも上手い。


――――――――――から、毎日欠かさず入浴する俺は、メイド五人衆の裸を毎回、魅ている。


メイド五人衆は皆の入浴に同行する。

俺たちが互いを洗っている刻は待機。

子どもの役目を否定してはいけない。


風呂屋なんて規模じゃない浴場の中。

お湯と湯気、濡れた娘たちたくさん。

湿気るわ濡れるわ汗ばむわ、である。


洗い終わって俺は湯船、皆は湯中り。

最後は必ず8人以上の濡れ娘を介抱。

俺が運ぶのを手伝う、メイド五人衆。


抱えあげ蔓を編んだデッキチェアへ。

大量の真新しい布で水を拭い乾かす。


俺の部屋まで運び込み身繕いを補助。

俺が上がる頃には戻り湯上がり補助。


何もかも水仕事で濡れるのが前提だ。

そりゃメイド服着てするなんて無理。


あ、なんかカチューシャは付けてる。

世話する側と世話される側の区別用。

外身だけじゃ区別し難いんだよねぇ。


人間の品種改良が一般的な異世界。

優れているから美しい方が特権階級。

だが、その使用人も容姿が最重要。


特にメイド執事の傍仕え。


動く調度品は外見を一番重視される。

こちらは結果から選抜された優良種。


天然者より人工者の方が優れている。

でなきゃ創る意味がないから当然だ。


だから使用人よりも主の方が美しい。

が、俺にそこまでの差異は判らない。


メイドと淑女の違いなんか服だけだ。

誤差の範囲か趣味嗜好じゃないかな。

剥いてしまえばどっちも綺麗なだけ。


だから湯浴みに付く使用人には、それと判る目印を付ける。

異世界の貴人が湯浴みする刻の作法ってことは、肢体だけじゃ判らないからだろう。

容姿の良し悪しだけで判らぬ主と臣下を分けるマーク付き。


元々のハイスペックだけに、メイドマーク無いと主従がわからん、特権階級の一般論。


だから完全に真っ裸ではないが。

髪飾りだけなら似たようなもの。

彼女らの全裸を視る機会は多い。


マメシバの趣味嗜好が気に入ったのか、他人の眼が無いときは肢体や肌を誇示するファッション、今みたい。


今視てる。

怪我した直後に会ったのに。

視て無い。

すぐに治療へ回したからな。

※第19話〈Rules of Engagement/ROE/交戦規程〉より。


だからこそ以後、毎回ゆっくり、魅入る

――――――――――善かった。


綺麗。

可愛い。

美しい。

視ないで良かった、この娘らの怪我とか色々。


一ヶ月半か。

・・・・・・・・・・後は(トラウマ)を。


「創るだけ」


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