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完全侵略マニュアル/あなたの為の侵略戦争  作者: C
第二十章「北伐」

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963/1003

俺が育てる教育計画/UnReset Marathon.

【用語】


『シスターズ』:エルフっ子、お嬢、魔女っ子の血縁がない姉妹同然の三人をひとまとめにした呼称。頭目の愛娘を加えるときは「+1」とか「+α」などとつける。

異世界()()一人〃が青龍の貴族自身(個人)の女と見なされている。


魔女っ子、ちっちゃい。

お嬢、ちっちゃくないと主張。

エルフっ子、ベスト3の大きさ。


『Colorful』:奴隷商人に造られたハーフエルフの最高級愛玩奴隷たち。髪の色がいろいろなため、神父が全員あわせて「Colorful」と命名。一人一人の名前は髪の色に合わせて白・朱・翠・蒼・橙と主人公が名づけた。異世界では用途別の奴隷を出産から教育まで一貫して生産する奴隷牧場がある。前領主(帝国太守)が奴隷商人に発注し、引渡し前に戦争開始。占領軍の太守資産接収に伴い軍政司令官に引き渡された。軍属として雇用契約を結んでいるので日本の労働法が適用される。異世界の奴隷契約について本人たち一人〃に説明確認した結果、破棄を断固拒否されたために各人の認識では愛玩奴隷のまま。だが青龍の貴族(所有者)の扱い方から観られ異世界()()一人〃が青龍の貴族自身(個人)の女と見なされている。

大きさ。

白(F)

朱(C)

翠(E)

碧(D)

橙(C)

※全て地球の国際標(グローバル)準規格(スタンダード)表記。なのでサバ読み(日本ローカル)からランク2つ上。日本風(粉飾偽装)に表記するなら二段階上に換算すればよい。なお国際平均サイズは国際標(グローバル)準規格(スタンダード)B/国内規格(ガラパゴス)Dである。


何者でも無い(スタートがない)無い者は何者にも成れない(ゴールを欲し得ない)

だから我々が何者かに為て(して)あげよう。



百人の赤子を預けなさい。

愛国者に。

売国奴に。

誠実にも。

嘘吐きも。

人殺しに。

殉教者に。

()()()()()して()()()()


人間は何者にも()()()()が、何者にでも()()()のだ。

――――――――――教育学の開祖。




【異世界大陸東北部/占領地域/軍政主府/軍政司令部/軍政司令官私室/青龍の貴族】


俺の両サイド。

起きてる刻も寝てる刻も。


ちびっ娘たちは締める噛むから噛み締めるへ移行、あるいは統合か。


魔女っ娘は右、お嬢は左。

中が良いよね。


他の娘ども(メイド五人衆)を魅ていると必ずこうなる、ネコと女たちと子どもたち。


頭上のエルフっ娘。

耳がパタパタしてる気配。


順調に機嫌を悪く出来て良かった好かった愉しいな特にエルフっ娘。


風切り音ではない。

むくれほっぺが魅えてます。


屋内のカメラ目線では取り繕い澄まし顔だが、皆の瞳に映っている。


俺を見下す不満顔。

目尻の涙で隠せてない涙眼。


お強請りするのは違うとか嫉妬するのは違うとか、誇りよりも見栄。


パタパタ、むくれ。

不満を聴かせて観せて牽制。


まあ直接言えば俺の思う壺だし嫉妬を振り撒けば皆を泣かせて終う。


そんな醜態晒せん。

逃がさずに皆で後で鑑賞会。


瞳に映った映像を捉え十五人分再構成して死角を消すと思わんわな。


不満を皆に隠さず。

むしろアピールしてるとか。


孤高のエルフっ娘がすっかり馴染んで喜ばしい、可愛いもっとやれ。


エルフっ娘の長耳。

やや動く、だけだったのに。


クールと言えば聞こえだけしか善くなくて、我慢してるだけじゃん。


今は掴んで遊べる。

出会って三日で変わったな。


ここまで順調なら三週間で哭きながら駄々娘ねも夢じゃないだろう。


順調過ぎる要注意。

なんかあったかなんもない。


一日目。

掴まえた。

二日目。

同居開始。

三日目。

同衾開始。

※第二章「東征/魔法戦争」第38話〈ガーデン・パーティ〉以後


ネコと子どもを拾った刻の平均展開。

異世界だと侵略者()の都合もあるけど。

共通点は眼に入る(支配)範囲内に置いとく。


年寄りと子どもと小動物はすぐ死ぬ。

優先は逆順だが、助けを呼べない順。


殺るならまだしも殺される死ぬとか。

不愉快だから生きる生かす無理強い。


ネコや子どもはしばらく同居が基本。

とはいえ一週間くらいなんだけどな。

普通は以後刻々過ごしに来るくらい。


日本は都内の住まいは一人用だから。

異世界は、お城だからむしろ別室で。


軍政部隊の作戦範囲内中核なら安全。

広い部屋の寝床は勝手にしたら来た。


魔女っ娘は最初から一緒に寝てたが。

エルフっ娘はベッド傍らに居るだけ。

初日はそうだったような気がするが。


部屋が一緒に決まり宿泊から同居へ。

自邸宅を退き払って真っ直ぐ布団内。

朝目覚めるとシスターズが日常生活。


・・・・・・・・・・ああそれ。


マイナス距離になって、聴こえ始めたのか。

女娘どもと三日過ごして視れば刮目せよ。

一緒にいると変化に気付くのが遅れるんです。


――――――――――さておき。


エルフっ娘が不満アピールで肢体を預けてくるのはサイズを問わない娘どもの多世界共通。

いや、異世界でも、って知ったのは一ヶ月半前から拾った娘たちが皆そうだから検証終了。

メイド五人衆(十代半ば)とは俺の出撃関係で過ごす時間か少ないから遅れていますが時間の問題だけ。


いずれは皆エルフっ娘(おっきい子ども)

役割を果たしながら羨ましそうにこっちを観ているメイド五人衆。

観せてる効果は抜群だ。


自慢と不満とややこしく迷い、皆を魅かえすエルフっ娘。


主体的に圧すのか。

受動的に揉まれるのか。

今は押してる迷いがあるな。


両方要求しようとしないところが可愛らしいが頼りない。


求めよさらば与えられん!

そんな立派に育てよう。

うちの娘たち+α。


女ばっかり(腐女子死すべし)なのは男性として当たり前(恋愛)だと、お医者様()が保障します」


なお俺ん()の近所を彷徨くガキは拾い者も含めて男女半々です。


男子禁制とかじゃない。

俺は大人だからとかじゃない。

どっちもどっちだから手間じゃない。


女の子たちの方がアグレッシブだからエピソードが多いけどな。


ビーンボールが女の子たち。

びー玉が男の子たち。

そんな感じ。


うちの娘たちを日本に持ち帰ったら、男女比がますます偏るが。


(十代)からして、あんまり性差に意味がない。

だから早めに教育的指導を繰り返し。

世界の差は大きな効果がある。


文字通り()()()()()()()なんて、最も得難い最も必要な教育じゃないか!


「ナニをピンとき(閃い)てんすかリアル美女美少女美童女美ょぅι゛ょ育成ゲーマーが」


シスターズはガチ特権階級。

Colorfulは、その間近。

メイドさんたちは、傍付き。

しかも種族がいろいろ揃ってる。

それぞれに色が付いている。


近所のガキが知らない世界。

階級。

異種族。

その混合。


うちの娘たちが雪の結晶なら、メイド五人衆は雪の調合。


容姿が優れているのは大前提。

メイド執事の絶対条件がこれ。

動きが魅力的なのは当たり前。


これだけじゃ弱い。


魅せる為にフリルやリボン髪型を生かしてる異世界の流儀。

単なるデコレーションじゃなく体型を誤魔化す擬装でなく。

肢体に合わせ動かし留めることで所作の美しさをアピール。


ここからを魅せよう。


いや、特権階級周辺に生きる人々の在るべき姿、ってやつだ。

異世界のメイド執事のやり方。

執事さんは袖、襟、裾、やっぱり髪型で同じことをしている。

実は多世界共通なんだよなぁ。

明治以前、完成していた日常動作に近いって魅せてやりたい。


皆、見倣うべきだ。

俺が楽しくなるから。

俺はいーんだよ俺は。

皆、魅せれば倣う。


教える無意味と教わる有意義。

――――――――習うより倣わせろ――――――――


うちの娘たち。

近所のガキども。

元カノ。

マメシバ。

日本にいる皆。


魅せてあげよう、独り占めは良くない。

魅力的な者は、もっと耀きたくなるもんだ。

魅られることは、とっても楽しい、と躾るだけ。


多様性って素晴らしいよね。

――――――――多様だから統合できる――――――――


「同化政策委員会のスローガンかな?」


うちの娘たち。

シスターズは学んでいる最中。

彼女らは魅せられる側。

特権階級そのもの。

作為無しに可愛らしく美しい。


だからColorfulに学んでいる。

作為無しに作為を重ねた愛玩奴隷。

プロフェッショナルなんてレベルじゃない。

彼女らは、そのまま芸術作品。

奴隷商人たちが研鑽を重ねた総合芸術です。

人間には成れない領域だろう。


――――――――――シスターズならワンチャン?


メイドさんたちは、成れない者に為れた人間、異世界人。

人の身で、どこまでColorful(芸術)に迫れるか。


間近で魅てます、観られています。

いや王城に居る刻は、いつも魅てますが。

俺が居る場所に居るメイド五人衆。


改めて。

うちの娘たちを弄ぶ為だけじゃなく。

彼女たちの体調チェックの為でもなく。

ごはんの用意をしてもらうだけでもなく。


メイド五人衆。

一人と一人と一人と一人と一人が居ることを、楽しむ為に。


眼を会わせる。

瞳孔がヤバい。

肌を見回すと。

ますます紅潮。


だが内心のグダグダを露にしながら、その所作には隙がない。


今のお気持ちは後で一人〃にじっくりとインタビュー。

今は家事と言う名の舞踊を味わう。


演目、配膳。

食事の前菜。

一世一代。

晴れ舞台。


1日何回もくりかえさせますけど。


刻々撫でると邪魔をするなとばかりの涙目が可愛い。

だから、当然繰り返し繰り返し繰り返されても。

決して役割を止めず失敗すらしないってさ。


メイド五人衆の踊り(配膳)


翻る裾が無い分リボンが踊っている。

後、結い上げ垂れた髪二房も。


髪全体はアップにして動き易さを確保。

引っ掛けない様にまとめた房。

リボンと髪が肢体捌きにそって流れる。


屈む刻は自然に腕や手首の上。

ふくらはぎまで伸びて床には着かない。

飾りとは正に飾る為に、ある。


所作が美しいだけに魅せ方も凝ってる。

メイドは家具で調度品だとか。


なるほどと納得を強いるほどの存在感。

部屋、屋敷、城、空間の一部。


カッコいいからサインしてほしいんだ。

役割ってのはこうじゃないと。


日本は近所の子どもに魅せてあげよう。

こうは成れないかもしれない。

だが為り得ることの証明は嬉しかろう。


メイド五人衆は、その代表格。


楽しんでるのは俺だけじゃないけれど。

しかし、少し欲張りかもなぁ。


所作に加えて肢体もアピール贅沢盛り。

味わいのまとまりに欠けるか。

綺麗な姿と綺麗な動きメインはどちら。


スカート丈が無いのはどうか。

これは異世界風ではなくコスプレ(マメシバ)風だ。

脚、下肢全体が綺麗だからね。


肌色形が、綺麗としか言いようがない。

これは多世界美人の特長だが。

それを剥き出しにするのは正解だろう。


()()しかし()()どうかと()()


敢えて隠して素材より動きをアピール。

そんな方法も、あったのでは。


私室外でも改めてよ~~く観察すべし。

脚捌きはロングの方が映える。


歩き方がデタラメだと悪目立ちするが。

現代の女は止めた方がいいよ。


ロングや着物で乱雑な歩き方が目立つ。

諦めてミニスカートにしよう。


まあ当人がまるで気がついていないが。

可哀想と言うのも、お気の毒。


民族衣裳が世界で一番似合わないと。

男の着物は乱雑でも観られる。


自然な姿勢や体幹を何故失ったやら。

それは不思議な現象ではある。


動物は何もせずとも最適化される

そうは成らないと病気である。


――――――――――あるいは奇形――――――――――


体捌きは踊りに等しい。

格闘技も巧いとそうだ。

力任せは隙だらけだし。

弱いと醜い強いと綺麗。


病気なら予防できる。

奇形なら矯正できる。


うちの娘たち。

メイド五人衆。

メイド長も含もうか。


異世界特権階級周辺は健康だな。

皆、娘どもたちばかり。


ならば?


肢体の面では良い見本。

日本側は庶民以上も不健康だな。


ならば魅せよう!


近所のガキども同年輩。

異世界の締まり具合を目の当たりにさせて、ぷよぷよ(飽食社会の皆)をガックリさせたい愉しみたい。


子ども(成長期)は見上げてこそ大きく為れる。

実例(ゴール)の魅力から眼を離せない。

だからこそ、目指さずには居られぬ。


挫折が出来れば、其処が貴女の山頂だ。

・・・・・・・・・・一番とは、それ。


若者(最盛期)には見上げてこそ分際(限界)を思い知れる。

井の中の蛙は大海を知らず。

故に届かぬ空の美しさを思い知らされる。


見上げることが出来るから観客に為れる。

――――――――――世界を楽しめる。



俺みたいに、な。


拍手。

野次。

感想。

批評。


――――――――世界は鑑賞者の為に――――――――



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