要る者は全て貴方の手の中に/L'Oiseau bleu．
【用語】
『営業』
：サービスや物品を主体的かつ能動的に売り込むこと。商品の種類や品質や価格は考慮されない。人は商品に金を払うのではなく人に金を託すのだ。しばしば人とは「親しい人」であって「優れた人」ではないのも注目。つまりは単純に会う回数と期間の問題なだけで誰にでも出来る。そして決定権を持つのは消費者ではない。流通業者、その担当者である。そんなことはオスプレイやＦ３５を視ずともエンドユーザーとして商店を回れば解ること。「なんでこんなゴミが売られているんだ？」理由はコレ。この辺りは経営学では常識であり、最初から最期まで員数外と気が付きたくない「お客様(笑)」や成功を「優れたこと」と結び付け失敗を「誰にでも出来ることが出来ない平均より真下だから」と自覚したくない法人には認識を拒否されている。
――――――――――結論――――――――――
誰をではなく誰か。
簡単。
単純。
易くて安い。
先ず、貴男。
健康で清潔であれば充分です。
同じか。
無ければジョギングして好きなものだけ食って風呂に入って新しいだけの服を買って普通に着る。
自分自身の快適な生活の為に、必須なことをするだけ。
それで健康になれなきゃ病院へ行け！
イケメンである必要なんかない。
誰もそんな貴男を求めていない。
推奨条件と必須条件、最低条件。
要るのは日常、非日常には非ず。
話題を仕込む理由もありません。
聴くんだから、話す必要は無い。
技能が要るとすれば根気と勇気。
それが無いのならば、ですけど。
次は、実行。
誰でも出来ます。
未経験者歓迎。
作業は簡単、軽作業。
伝えることは一つだけ。
「貴女を口説いています」
それが伝わればいい。
ワンフレーズ。
単語は少なく。
誰にでも同じ。
同じ女へ二回目三回目で同じフレーズを繰り返しても大丈夫。
相手は貴男を覚えていません。
覚えていたらチャンスですから、同じフレーズで印象付けます。
所要時間は一人あたり３０秒。
語りかけて１０秒。
目標探しに２０秒。
１００人あたりに一時間以内。
１０分はロスタイム。
毎日繰り返してください。
だだ、それだけ。
簡単だろ。
迷惑？
１０秒以上かける下手くそがいるから、我々が迷惑してるんだ。
街で観かける下手くそ。
女ならナンパは日常。
容姿が平均以上ならば。
平均が大半なんだよ。
女には解剖学的な差異がほとんど無い。
女に価値がある文化ならナンパは必然。
当たり前に善し悪しはない。
上手い下手があるだけだ。
悪評は千里を走るだろ。
つまり批評のみで迷惑から入る者が多い。
――――――――――百聞は一見に如かず。
貴男が全世界へ知らしめるのだ！
ナンパは呼吸と変わらない。
楽なもんだ。
・・・・・・・・・・金はかかる？
もちろん。
女に奢れないなら転職しなさい。
そんな貴方はボッタくられてる。
ボッタクリ相手に金をせしめる。
それも簡単ですが別の、お話し。
掛かる金はたかが知れてます。
食う。
飲む。
ホテル。
その程度じゃないですか。
・・・・・・・・・・１００人分いりません。
１００人中、次に繋げるのは、一人。
９９人には悪印象を与えなければ十分。
忘れられてたら何度でも繰り返せる。
完了までの所要時間は、５分～三ヶ月。
一人に五分はロスタイムで片付きます。
次に繋げてから時間と金を費やします。
収穫まで三ヶ月かけるとしても、毎日のアプローチは軽くて充分。
お話だけで構わない。
間を開けて。
積み重ねて。
慣れさせて。
失敗したら切り替える。
別な相手を毎日補充。
無理をせずとも、会うこともある。
飲食代なんか知れたもの。
無理をしても似合いません。
悪目立ちするから止めましょう。
プレゼントは要りません。
親しくない相手から貰って喜ぶのはプロかセミプロだけ。
プロなら所定の料金だけで十分ですから。
親しくなればなるほど金はかかりません。
親しくなる前に金をかけてはいけません。
な？
大したこと無いだろ。
最後、復習。
女は解剖学的な差異がほとんど無い。
ほぼ全てが平均値に収まる。
学校一の美少女。
クラス一の美少女。
いるか？
観回してみ。
フィクションは生徒時代に女から目を逸らしていたオッサンの妄想。
ブスと以外を断つのは、表情だけだ。
褒められると綺麗になる？
当たり前だろ、理屈通りでしかない。
鏡を魅せればすぐ片がつく。
善い意味での例外も確認しているが、拘る必要はないな。
つまり？
女は魅力的なんだよ。
なら選ぶ必要はない。
選ぶのは誰かでなく。
タイミングだけだよ。
なお、悪い意味での少数派はそっとしておこう。
《とある町内会における講演会/性別を含む参加条件なし》
【大陸東部北方/青龍占領下帝国辺境領/太守府/占領軍本営王城/内郭正面馬車寄せ/？？？】
ボクに話しかけた。
ボクは話しかけた。
みんなはどうする？
オマエは勝手にすればいいけれど。
動かない。
動けない。
いいのかい？
ボクに委ねることになるんだけど。
上から下へは赦される。
下から上へは殺される。
会話ってのは対等の証。
上からだって許される訳じゃない。
――――――――――状況次第で、赦されることもある。
皇帝、貴族、騎士。
決定権がある者。
決める価値を持つ。
答えなくても応えになる。
しかも応えていられない。
価値が在るほど暇はない。
伝えてはならない。
伝えられるなど、もっての他。
価値ある力が生み出すものを、価値が低い側が奪っている。
それは罪だ。
だからこそ、取次が要る。
たかが金持ちだって、おんなじことだろう。
さあ？
ボクがそこらの民ならば、襲われてるね。
皆に。
――――――――――だから、困って彷徨っていたんだよね、この娘たち。
どう？
青龍は世界を所有している。
――――――――――今のところはね♪︎
地下人は、王様にだって一生会えない。
遠くから観かけることすらない。
戦場。
受勲。
大災害。
・・・・・・・・・・例外はこれくらい？
王侯に意を伝えるなら、取次に伝えなくてはならず。
取次に伝えるなら、その用人に意図を伝えねばならず。
用人に伝えるならば、伝手を持つ誰かを探さねばならず。
外交使節が人気のある立場だった訳。
無駄なく最短に幸運であれば、意を人伝に囁くのに年は掛かる相手に、直接、会えるし話せるのだから。
小さな国の外交官。
いろんな国々の趣味人が奪い合い。
その為に生まれた歌舞音曲に戯作も多い。
広く知られているならば貴人の耳に入る。
話しかけられる切欠創りが目的で。
帝国以前の御伽噺。
王様が居た時代。
その刻より、青龍に会う、いや意図に気付かれる、方が難しい。
世界の所有者だ。
ボクは既に先にいる。
ただ会うなら簡単だ。
伝えるだけなら終わってる。
お付き合いはこれからだ！
では？
話しかけられたボク。
青龍に近い立位置。
話かけたボク。
青龍と同じ立位置。
留まってる皆。
それを否定してない。
認めてあげた。
みんなの目は使える。
ボク？
青龍から話しかけられた、っていうのは大きい。
もしかしたら、って皆が思う。
何よりも美女と男、って最強の組み合わせだよ。
性の魅力は上下を超えるから。
美女！
だけど青龍に、ってなると弱いよね。
この邦の、青龍の貴族。
普通の青龍は姿も観せないのにさぁ。
美女を魅たら、即拐う。
素直でよろしい早よ拐え
・・・・・・・・・・って思ってるから、わざわざ超絶美女の方から来た。
ボク知ってる。
女をイジメるのが好きだって。
皆も知ってる。
だからボクが青龍の貴族に拐われて無くても、ありえる、っ思う。
ボクはナニ？
観たとおりの小金持ち。
魅たとおりの美女。
観せるとおりの不審者。
ボクだけ知ってる
――――――――――青龍の貴族に魅詰められてる女。
キミには視える？
道化さん。
ボクは絵札を手配り。
二枚か三枚、それ以上。
一枚以上は皆おなじ。
迷わせれば増える。
決めつければ減る。
絵柄も視て観せる。
決めるのは？
下から見下ろすボク。
上から覗き込む彼。
決まるのは？
周りを囲む地下の民。
周りを無視する道化。
ボクは知らないけど。
青龍の貴族。
青龍の騎士。
青龍の将軍。
青龍の公女。
あと、なんだっけ。
んで。
引き比べて。
青龍の道化がなんなのか？
だから周りを観てる。
凍りつき。
戸惑い。
注目。
・・・・・・・・・・ほんとに道化師なのかな？
【異世界大陸東北部/占領地域/軍政主府/軍政司令部/軍政司令官私室/青龍の貴族】
俺がやるべきいつものこと。
「剥き身を余さず踊り食い」
うちの娘たちの意志を絶対に阻止できる様にねじ曲げて、無理矢理に余生を無理強いしよう。
矯正するのは大得意。
強制するのが大好物。
違いは気付くか気付かぬか。
なお関係無いけど剥いてない。
「脱げって命じてましたね毎回」
俺が剥く必要はほとんどない。
ちっちゃい娘たちも二桁だし。
自分で出来るから見守るだけ。
だからこそ、任せてあげるべき。
むしろ剥かれてる。
女の娘って着せ替え好きだよね。
普段は女の娘同士。
男は俺一人だから欠かされない。
代わりがいないし。
女が女を飾るだけで満足しない。
男を着付けたいと。
俺が相手なら好きにできるから。
制服しかないけど。
派遣先では支給品しか着ません。
任地に私服はない。
持ち込まない、持ち込ませない。
多世界移動ルール。
汚染の元を、追跡し易いように。
安全は最初に放棄。
失敗を繰り返すのが当たり前だ。
二度としません？
そりゃ痴人の妄想か、責任逃れ。
俺なら出来るが？
支給品で自作は可。
マメシバ風コスプレはちょっと。
需品科には頼めん。
異世界で仕立てても結局は同じ。
ここは戦場だから。
ジュネーヴ条約第一追加議定書。
軍人は軍服を着る。
コスプレでも軍服と判るように。
異世界が相手でも。
元々が慣習法なんだから無関係。
続ければ定着する。
定着すれば成文化できるだろう。
その刻に、条約相手が在るならば、だ。
そんな背景で娘らの遊びに制限するのは、いささか気の毒。
せめて出来る範囲で協力してるのが、人形の真似。
脱がす着るに服の洗濯や手入れ。
それくらいは許す。
なんでもしてあげたいが、敢えてやってはいけないこともある。
「ヤられなきゃ困るところを日に何回も寸止めするのはいけなくないと？」
何がやれるのかは俺が決める。
俺一人で近所中の子守が可能。
それは匙加減を知ってるから。
何も無いところで転ぶ娘とか。
意識と無意識で甘えてるんだ。
一応は視て置かないとならん。
「敢えて魅たり魅なかったり知らせて一喜一憂させてますよね視線に合わせて動くのを愉しんで」
なお本当に無関係なんだが、男女交際に恋愛は要らない。
いや、ホント。
経験者は語る。
処女童貞には不都合な真実。
逆はある。
ありふれてる。
男女交際から始まる恋愛。
凄く簡単だから、注意しよう。
いやセックスだけじゃなくて。
物理的な距離と人間関係は比例します。
うちの娘たちだってそうだろ。
マイナス距離のシスターズ。
１ｍ距離のＣｏｌｏｒｆｕｌ。
３ｍ圏内はメイド誤認衆。
神出鬼没なマメシバ＆元カノ。
・・・・・・・・・・後半はカテゴリー違いか。
「女で可愛く美しく優れて男が離さない魅力に溢れている上に貴男が魅了されているんですから、誤差の範囲です」
