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完全侵略マニュアル/あなたの為の侵略戦争  作者: C
第二十章「北伐」

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分に相応。

【用語】


『分相応』

:我慢することしないこと。主賓に遠慮されては周りが迷惑。愚鈍に生存されては周りに迷惑。その相応しさは生きてりゃ判る誰にでも。ただし誰というカテゴリーに入らない奴には解らない。ならば我が儘を強いることも必要だし早く始末をつけることも必要。それこそ単なる義務でしかない。義務ってことは、つまり自分の利益ってことなのだが。人間が社会的な動物である以上、避けることは誰かに押し付けること。押し付ける相手がいなければ自分も他人も殺される。自己責任なんてどうでも良いレベルじゃないから、社会規範なんだけど。私は上手くやれるので、貴方なら必ず巧く殺れるとしんじてます。


女を褒める刻にやってはいけない。

一般論で褒めること。

絶対にキレられます。

皆に讃えられるのは、大変なんだよ。


元カノ(美人)の苦痛も偲ばれる。

だから、あんなに暴力的になったのか。


それを否定する腑抜けに非ず。

女に殴りかかられるのは甲斐性だろう。

男だと思われているからだが。


人間扱いでさえあれば何の問題もない。

相手の方が強くても問題ない。


それ以外で勝負。


あいつ(元カノは)俺より強いからな。

腕も脚も兵器もたつ。

耐久力ならば、やや互角。


より優っている。


受け入れる負け犬では無いが。

強い相手が俺には勝たない。

それで察してあげている。


だから、勝てる。


もっと優しくしようかな。

俺の知らない世界。

知ってたまるか。


楽しむなら、平凡でいい。


口説くと違って口説かれると、面倒だ。

取捨選択の手間が無駄だから。

ナンパはすること、されちゃいけない。


「常識の御話として」

「おまいう」

「全ての女に欲しがられたい、ですか?」

「なるほど」

「誰かに欲しがられたいんですからね?」

「確かに」


自分が女なら、全ての男に口説かれたくはあるまい。

誰かで良いにしろ、誰でも良い訳じゃない。

全員に好かれたら障害物に囲まれることでしかない。


そんな状態から嫌いじゃない相手にたどり着けたら、むしろ超絶テクニック。


オマエは女じゃない。

オマエは男じゃない。

――――――――――真理――――――――――


少なくはあるが実在している肉の壁。

人体は戦場で最も頼りになる防壁。

それが己の突破すべき囲い込む城壁。

・・・・・・・・・・誰か集束爆雷を持って来い。


マメシバ(美女)は大変だなぁ。

うちの娘たちも大変になる。

ちゃんと教育しとかないと。


美女(マメシバ)が。


「貴男がいないとダメになる、って、何者ですか?」

「貴方がいないとダメ、って簡単に判るだろうが?」

「それ意味が違う」

男女間には階級も友情も理解も有り得ないとは知ってるけどね。


美女は大変だな。

美男も大変かな。

極上とつけなければ。

性別の必要が無い少数派。

それと数の上では互角だろう。


「好い女を崇拝する刻は、自分が好き過ぎると特定すべきなんですよ?」


褒め方に注文を付ける。

そのまま受け入れる。

親切でやっている。


「気が付かれない様に口説きおわるから安心していいぞ?」


《マメシバ・ハナコの教育指導》




【異世界大陸東北部/占領地域/軍政主府/軍政司令部/軍政司令官私室】


俺は知っている。

娘どもは大人に構われたい。

構うと嫌がられる?


・・・・・・・・・・それはね。

オマエが大人じゃないから。

だから構われたがられない。

子どもは大人を見分けるよ。

歳を経ただけの子供ってか。

奇形動物は存在がテロ行為。

――――――――――殺さなきゃ。


年齢は何も規定出来ない。

規定にしているけどね。

それは無理だと皆ご存知。

だから普通は無視する。


法律。

ルール。

慣習。

決まったことだから守りなさい?

――――――――――誰かが守っているのかね。


誰か?

そこ重要。

誰が?


男に口説かれない女が何かという話。

女に避けられる男でも同じことだが。

そも目もくれられないのが普通かな。


あらゆる性別を考慮するのは、医者と保険屋だけだから。


性別は、男女を規定しやしない。

女がいて。

男がいて。

どちらでも無いのが少なからず。


それがいけない訳じゃなく。


女であろうとする。

男であろうとする。

大人であろうとする。


それが迷惑、誰にとっても。


鳥がキャベツを自称する。

主張するのは勝手?

いや、本人は構わんかな。


本人以外の全てに有害。


自分の自由は通じる訳がない。

主張とは他者への要求だからだ。

この場合は強要と言うべきか。

他者から否認済みと受け入れず。


誰もがそれを解らない訳が無い。

拒否の拒否とでも言うべきか。

否認を無視して働きかけている。

それはテロリズムと言うべき。


死ねと言って貰えれば、他人を傷つけずに済む。


そんな優しい世界じゃないけどね。

相手を否定してあげない冷酷さ。

意図に依らず、その一言で救える。

死ねと言ってあげられるならば。


――――――――――救われる――――――――――


当人も。

他人も。

自分も。


独りで産まれて独りで生きていければ、良かったんだけど、ねぇ。


嗤われて幸せな訳がない。

嗤って楽しい訳がない。

嗤わせる訳などない。


生きて来て構わなかった、と認められるか、すぐ解る、誰にでも。


誰もが。

誰にでも。

死ねと言える。


そんな、優しい世界、ならば。


誰もが最善を尽くせる。

誰かを護って生きられる。

誰でも自分の正義を問える。

―――――――――誰かが間違いを止めてくれるから。


誰かが殺してくれるなら、安心だろ。

間違いを恐れずに生きていける。

殺されるまでは安心できる。

残念ながら、そうはなって、いない。


だから構う

・・・・・・・・・・構われたがれることで、生きる承認を得る。


俺の知らない世界。

――――――――――だから生きてる、お気の毒。

俺を知ってる世界。


・・・・・・・・・・監視されてることは、この際、別にしてる。


だから視てる。

うちの部下ら。

うちの娘たち。

メイド五人衆。


部下たちは大人だから放置。

娘どもはほって置くと死ぬ。

死ぬまで放置したことない。

だから俺は殺されていない。


異世界でも同じ。

小学生から高校生くらいまで。

地球と変わらん。

通学の有無なんて関係ないし。

子どもは娘ども。


俺、自身の娯楽も兼ねて、弄ぶ。


日々、構い続けている、うちの娘らはもちろん。

眼が届く範囲なら俺の責任。


軍政司令官私室(俺の部屋)に散開している五人。


俺の意向や反応をフォローする為に。

主を支える被雇用者の鏡。


互いにフォローし合える様に。

自らの限界を知る人の鏡。


うちの娘たちをフォローし易い様に。

子どもを守る年長者の鏡。


十代後半なら、うちの娘たちと変わらない、か。


ちびっ娘、十歳十二歳。

Colorfulが十五歳。

エルフっ娘が、二百五十六歳。

――――――――――俺より歳上と、しっかり者の十二歳児は、今、自意識が失くなるほど蕩けているから員数外。


なら、十歳十五歳をフォローする十代後半。

・・・・・・・・・・数歳の差は、十代には大きいよ?


子どもがいない世界だとは知っているが。

眼の前に居る。

不安定で大人()が居ると安定する娘ら。


メイド五人衆も、せいぜい高校生くらいの年齢。

そりゃ、むっちや、構うわ。


俺の視線を意識させる。


メイド五人衆。

金色の髪。

青い瞳。

白肌。

まあ、異世界種族の基本。

だが、一人一人の造形美。

また、娘どもっぽく不安。


がんばれ!

無理しろ!

意地を張れ!

・・・・・・・・・・遊ばれる為に産まれてきたのかと。


遊び方。


先ず瞳を視て意識させる。

――――――――――魅てますよ、と。

次に他の娘を意識して観せ比較させる。

――――――――――君が一番、唯一に非ず。

更に此方の瞳を追わせる。

――――――――――本人が魅せたい処を、魅て観せて。


例えば、この娘。

乳房に自信があるのは判る。

だから注視。

裾から覗ける太腿の付け根。

反応が好い。

いつもより余計に真っ赤だ。

充分より上。

敢えて他の娘たちと比較も。

比べて讚美。

しかる後に自負している処。

よし増えた。

自信と自負とチャーム・ポイント。

それを一人独りに繰り返し、繰り返していると敢えて伝えて思い知らせる。


今は一番、魅了していますよ?

――――――――――今は。


さて、次。

次、って示しながら。

次を魅る。


脚を魅せたい娘。

肌を魅せたい娘。

髪を魅せたい娘。

触って欲しい娘。

視線で揉み上げ、マメシバが与えた服が強調する肢体の特定の処を意識するのではなく、させる。


マメシバの計画通り。


視線を意識させ過ぎるのは、単に俺の趣味嗜好。


俺の瞳を覗き込んで離さない娘たち

・・・・・・・・・・心配せんでも可愛いから。


メイド五人衆。


日本ってか、先進国風。

マメシバがデザイン。

無いに等しいスカート。


普通、普通。


田舎も。

都会も。

僻地も。

何処でも。

女の娘の服は変わらない。

股下ゼロcmのスカート。


流石に肢体への自負が無い女は着ない

・・・・・・・・・・まあ、似合っているかテロ行為かは容姿による。


よほどド田舎で退き籠りでもしてない限り目に入る、若い女の娘ならば当たり前のスカート丈。


夏なら日に数回以上は観かけるレベル。


とはいえ異世界ではプライベート(部屋着、いや、寝間着)限定。


プライベート(俺の私室)を出た瞬間に切り替え。


エプロンだけではなく服を纏う、うちの娘たち。

スカート丈が足首に至るメイド五人衆。

着せ替え人形に近い俺。


慎み。

羞じらい。

清楚。

・・・・・・・・・・盛りを終わる前に訪れなかった可哀想な輩が妬み嫉み憎しみを若さに叩きつけ少しでも性の付加価値を捏造しようとする市場創作。


うん、キモい。

非先進国には無い。

異世界には生じない。


そも異世界に裸体を隠す宗教はない。

宗教自体が無いんだけれど。

いわゆる処女信仰が無いってことだ。


あれもカルト時代の現世界宗教が、長い永いながい不遇の時代に、信徒数を維持する為に始めた出生管理の理由付けだが。


産まれた時に信仰を強制。

産まれる時を把握し管理。

産まれた時から苦難の道。


その不自然な強制が実効力を持ったのが近代以降ってのが、喜劇的。


そら聖典に書いて無いし。

聖母も当然処女じゃない。

そら男がいると明記済み。


ヨセフさんに治療が必要な精神的肉体的欠陥が、あった訳じゃないのも明記。


若い女、を意味するラテン語に、処女の意味も無くはなかった。

・・・・・・・・・・教団に都合が良いから、無理やり取り入れ。


だから後々にはローマ時代の美術品大破壊とかが起きたんだが。

・・・・・・・・・・裸体どころか性器が剥き出しなのが、普通。


もちろん教義とは関係ない。

教団の為に信仰が歪む。

目的と手段の転倒。


よくあるよくある。


当然、宗教外世界に、そんな面白い習慣は、無い。

異世界だって、同じこと。

裸体どころか性行為だって隠すことは、余り無い。


偶にはある。


無防備になる性行為は、信用が置ける見張り役と一緒。

まあ、だいたいは交代しながら、らしい。

特権階級ならば見張りを見張るまでして大勢で視てる。


地球の近代以前、いや、特定宗教域外と変わらない。


裸体を隠すのは、結果として、だ。

これも特権階級だけの習慣だけど。

血族が利益共同体の基本だからだ。


それ以外、地縁や何かが生活を支えるならば意味がない。

人類の大半は、ずっとそうだったし、今もこれからもだ。

地球人類の極少数派(先進国)で、家族制度が一世紀もたない訳だ。


ファッションは、その現れ。

血縁に意味を見出だすなら、慎み深くなる。

それが無意味なら逆になる。


現代の先進国(マメシバ・ブランド)の様に、だ。


思えばメイドさんたちの衣装もマメシバ印。

今のところは軍政司令官直属のみだが。

つまりはメイド五人衆がマメシバ印。


メイド長みたいなオーソドックスなメイド服じゃない。


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