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完全侵略マニュアル/あなたの為の侵略戦争  作者: C
第二十章「北伐」

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三ヶ月クッキング/galley.

【用語】


『メイド五人衆』

:軍政司令部付きメイドの五人。諸般の事情(犯罪被害者)で男性恐怖症。奉公人から来客まで男女混淆な王城勤務が不可能だが、氏族から見棄てられ見限ったあとで辞めていく宛もない。唯一枠外な青龍(人外扱い)、唯一求めることが出来るご領主様(軍政司令官)担当に据えたのはメイド長。一時でも相手を務めることで男性観を上書きして社会復帰させるつもり、だったが普通に奉公人って管理職以外は十代後半。子供という概念が無い世界から観て意地悪に可愛がられ焦らされて弄り倒されている常態。既に取り返しがつかないんじゃないかな。


()()()()()()ということはね。

()()()()()()()ということだよ。


これ(全否定)


コイツの()()を把握し終わった。

コイツから得られる物は()()

コイツは、もう、()()()()


それ(否定の否定)


占領政策(大人相手)としては当たり前なんだがね。

子どもに()()視られたら大人じゃない。


()()じゃなくて()()()()って命令に()()()()()()だけじやないですか」




【異世界大陸東北部/占領地域/軍政主府/軍政司令部/軍政司令官私室】


司令官()私室。

・・・・・・・・・・って言っても、娘ども(シスターズ)たち(Colorful)同居だし、軍政司令部付きメイド(メイド五人衆)さんや何故か王城全体の女奉公人を仕切っているメイド長までいるから私室って感じはしないが。


「ざっと16人の女の子たちが常駐」


あ~メイド長への伝令役も出入りしてるがメイドだね。

うちの娘たちやメイド五人衆に配慮して男子禁制扱い。

伝令役のメイドは体力を考慮して十代後半までらしい。

なお女の子は22歳以下だって国語審議会が決めたよ。


一人の男(軍政司令官)の為に集わせてるんですけど」


軍政司令官(たまたま俺)って言え。


「17人以上の女たちは役職上(軍政司令官)に必須装備じゃねーぞ」


あくまでも自分をカウント(女の子)するスタイル

・・・・・・・・・・どう考えても役目柄(保護者)、必要だ。


集団の中でこそ視えてくることがある。

一対一で判るのは、肢体の良し悪し。

心の有り様を視るときは娘ども、たち。


俺から魅たら可愛い

――――――――――それで終わってしまう。


だから娘ども、だけではなく、()()を曳き摺り舞わしているんだ。


「・・・・・・・・・・医者としてロリータ(少女)ぺドフィリア(童女幼女)状態ハーレム常態が必然と個別事例を納得しても絶対に認めさせる気がないのを知った上で感情だけで認めませんからね?」


否認は承認の一形態に過ぎん。


「むっかつくぅぅぅぅぅぅぅぅ!」


そこで俺の娘育て(幸せの強要)を視てなさい。



――――今日も素材はColorfulです――――



この最高の材料(Colorful)をどうしてやりましょうか?


(大人)で遊ぶのが、娘どもたち本来の姿。

子どもの刻を思い出しても、最高の玩具は大人。


娘ども相手は一生涯を気楽に絶えず玩ぶ、だけで良い。

・・・・・・・・・・今、その最中。


俺が死んで仕返し出来ずに、ずっと身悶えするが好い。

――――――――――仕込みも遊び。


むしろ俺が死んでからがメインまであるが生前も善い。

・・・・・・・・・・だから心配だ。


娘どもは娘どもらしく、らしさを無理強いする。

大人()が娘どもで玩ぶだけじゃ本末転倒。


さあ!

かかって来なさい!

金属バットで殴りかかって来ても善いのよ?


偉そうにしてみる

・・・・・・・・・・これだけあからさまに玩べば反発、しない。


白瞳。

朱瞳。

翠瞳。

蒼瞳。

橙瞳。

いずれにも反抗心無し

・・・・・・・・・・不思議そうだよ、マジか。


うちの娘たちがワガママ(子ども)になれないのは、やっぱり(環境)のせいだろうな。


そら素人の鈍器くらい、返り討たずに躱せるけどね。

――――――――――そこまで甘えてくれない。


気を許せないからだ。

「肢体を許してますけれど」


リラックス出来ない。

「脱力させられてますけど」


緊張するのも当然だ。

「好かれたいだけですけど」


(自制)を外すだけなら難しくあるまい。

(理性)を翔ばすだけなら首輪で十分」


――――――――――どう加工すれば無理矢理強いることが出来るか観察中。


「未完成なら一生もの、ずっと弄んでもらえますよ?」


――――――――――甘える機能しかない二人を含めて全員が震えましたが。


「奮えましたね、そりゃ、皆」


好都合。

俺が魅る。

皆は観せる。


これコレこれ。

ひいてる牽かずに退いている。

観せてるんだ。


作意の佳さ

・・・・・・・・・・たいへん好ろしく宜しからず。


互いが互いを惹き立て合う、その不自然さよ。


魔女っ娘のエプロン姿。

小さな肢体に僅かな布。

踊りに等しい肢体捌き。


先程より一瞬たりとも途切れぬ姿。


金糸のストレートヘア。

白肌の微かで明瞭な凹凸。

彩るエプロンの踊る様。


五人の少女に囲まれ続ける、ょぅι゛ょ。


魔女っ娘は、小さい。

130cm未満。

腕脚は健康的に細い。


厨房の、皆の、真ん中。


Colorfulは15歳。

皆、成熟し終わった大人の肢体。

色々あれど豊かな凹凸に高めの長身。


今、巧みに魔女っ娘への視線を避けて回り込んだ、白、朱、翠、蒼、橙。


それが却って俺の気を惹くと、三歩退る。


魔女っ娘の刻だけだ。

エルフっ娘の刻は二歩。

お嬢が相手なら十歩。


Colorful同士なら、一歩。


それが寧ろ俺の弄りを誘発。


視線を譲る。

・・・・・・・・・・未練がましくシブシブ惜しみつつ。

視線で追う。

――――――――――喜色で困って大慌て。

視線を逃れ。

・・・・・・・・・・困ってる困ってる、嬉しそうに。


ここまでワンセット。


誰かを観せたい。

それを視られたい。

自分を魅せたい。


俺の視線からの逃げ場を失い、いろんな意味で涙眼。


頑張ってる頑張ってるから。

これは苛めないといけない。

愛玩奴隷って、こ~ういう。


ひとりひとりの気持ちがパーフェクト!

・・・・・・・・・・俺が普段から魅ているのは、気持ちをこそ玩びたいからで、肢体も転がしますけど手を抜かず。


退る。

避ける。

回り込む。


脚捌き。

体捌き。

服捌き。


知らぬフリ。

焦らぬフリ。

泣かぬフリ。


ひとつひとつの所作がパーフェクト!

・・・・・・・・・・お嬢が普段から視てるのは、見習おうとしているからで、睨んでるんじゃないとは教えないが。


今は、お嬢が俺以外を認識出来ないから、大丈夫。


――――――――――だから、魅せ方に気合いが入ってます。


元々Colorfulは魅せ方が巧い。

自らの肢体を綺麗に魅せる。

元々が綺麗で可愛いんだが。

個々の魅力を更に強調する。

なら全て独占できるんだが。

同時に周りの誰かをも惹き立たせてる。


周りの娘たちへの完全な配慮。

――――――――――裏返せば自分の欲求を放棄。


引き立て役にするなら、まあ。

・・・・・・・・・・そんなんいらんか。


類い稀な美貌はColorful。

――――――――――引き立て役なんか向かない。


しかもシスターズもいるから。

・・・・・・・・・・対峙しないと拙い(マズイ)


惹き込むという意味でハーフエルフ(Colorful)に優るエルフ、魔法使い、特殊な人間。

ならば自分、たちを目立たせ不戦勝を狙うのが、勝利の常道。

ギャラリーは俺しかいないとはいえ、それでも勝ちたい気持ちは伝わる。


一番、自分を、魅て欲しい。

――――――――――娘どもの当たり前。


じゃあ勝てば良いじゃん。

常に勝つから獲られるモノだ。

勝ち癖を付ける為には小さな勝利。


勝負それ自体を恐れている。

――――――――――最初からそれだな。


Colorful全体の性格。


私が私が!

・・・・・・・・・・といかないのは、生き延のびる知恵、と。


被差別種族。

目立たねば死ぬ。

目立てねば殺される。


まったく!

――――――――――娘どもってのは生餌(獲物)に群がるピラニアが標準。


時々B級サメ映画の陸空両用海は何処みたいなのもいるが。


男の子は餌を投じられた池の鯉くらいの獰猛さですけどね?


子守とは自然の摂理。

子どもは大人に寄ってくる。

子どもに詳しいんだ。


近所のガキども。


前へ。

前へ。

押し退け。

踏み別け。

女の子は自分だけが大人()の視界いっぱいを占めようとして男の子たちが財布や料理やお菓子を狙う。


後進国の観光客を狙うガキどもよりも連係している近所のガキども。


いやもちろん負けませんけどね?

――――――――――部隊指揮より楽。


そーいうのは、慣れてる。

たかが子ども。

呼吸と同じようなもの。

戦闘じゃない。

躱せなければ病気だ。


子どもは全て眼に入れて置くよ?

――――――――――すぐに死ぬから。


今は、その逆。


子ども(Colorful)が全て眼に入れてくれる

・・・・・・・・・・それでも視界から隠れない、俺以外からも。


俺は差別を知らない。

差別をしない訳じゃなく。

しないという差別が出来ない。


見下し。

嘲り。

陥れ。


差を付けて別れるなんて、そんな(存在させる)選択肢は無い。

すぐに排除したいのは、存在自体が邪魔だから。

排除しない出来ないならば、邪魔になってない。


――――――――――人畜無害――――――――――

そりゃColorfulだって恐れない。


そんな俺の視界から隠れないのは当然として。

だから皆の視界から隠れないのは挑戦となる。

つまり()の視界から隠れないってことだから。


Colorfulは魅力的な娘たち。

――――――――――魅力的な皆から視れば、同じ戦場に立つ最大の脅威。


優れていることは殺される理由だ。

優れている他人は便利だと思わぬ。

優れている知人は使い勝手が悪い。


――――――――――美男美女っていうのは、そんな修羅場が日常なんだな、そりゃ大変。


そんな地獄にColorful参戦!

・・・・・・・・・・互角の相手に挑むって、凄い。


よくやった!

・・・・・・・・・・俺ならやらない、対等な勝負。


頑張ってる!

・・・・・・・・・・なにが彼女たちを駆り立てる。


これは進化。

進歩じゃない。

先に歩む、なんて誰にでも出来る、ことではなく。

別に化ける、なんて誰にも判らぬ、ことなのだ。


大きくなったな、成長期終わってる(15歳)けど。


奴隷から子どもへ。

・・・・・・・・・・両者の区別もついてないケースが、先進国でこそ、やたらと目に衝くが。


似て非なるものへ。

――――――――――解放奴隷たることを断固拒否するのが奴隷で無くなった、それこそ証。


殺されないからといって、殺しにかかれる訳じゃない。

・・・・・・・・・・それが出来るようになった。


だから、対峙する。

だから、隠さない。

だから、アピール。


皆魅える。

魅えるからこそ、己が魅力でガチンコ勝負!


俺が無理強いしなきゃ。

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