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完全侵略マニュアル/あなたの為の侵略戦争  作者: C
第二十章「北伐」

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918/1003

スルー推奨/侵略戦争中!

【登場人物三人称】


地球側呼称《三尉/マメシバ/ハナコ》

現地側呼称《マメシバ卿》


?歳/女性


:陸上自衛隊医官/三尉。国際連合軍独立教導旅団副官。


ほとんど死傷者がいない国際連合武力制裁活動における実戦緊急医療の最多経験者。治癒魔法と現代医学複合施術のパイオニアにして、異世界人への治療を目的とした医療行為のスペシャリスト。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・というところはあまり意識されていない。


ぶぁか親(本人談)」が付けたキラキラネームの本名をかたくなに拒み「ハナコ」を自称。上官の元カノが勝手に「マメシバ」とあだ名をつけて呼んでいる。キラキラネームを付けらるという児童虐待の犠牲者共通の真理として、実親を心から軽蔑し憎みすでに無視している、が、時々思い出して激昂する。法的に有効な改名の手順を考えてくれた主人公を師と仰いでいる、が、それより大切なものがある模様。恋愛至上主義者で、倫理や道徳はおろか「愛は地球(人類)より重い」と即答できるタイプ。


陸上自衛隊の正服第2種礼装(緑色)を自分で仕立て直したように見せかけた完全新作を着用。裁縫というよりデザインを含む服作りが得意なために、今日もせっせと経費を流用させて新作にいそしみ、異世界に流出中。

文化不干渉原則とはいったい……。



理解などは()()()()()

()()()からこそ、牙が届く。


――――――――――帝国貴族、捕虜。


()()とは()()に他ならない。


――――――――――同化政策委員会議事録。



【異世界大陸東北部/占領地域/軍政主府/軍政司令部/軍政司令官私室】


()マメシバ()を相手にするのは口説くときだけ。


「ハレムってますねぇ♪︎」


はい、スルー。


された方が気にも留めないのは、スルーされたことがないからだろう。


美女の特徴だ。


「八人は、いつもの」


シスターズ(三人)()Colorful(五人)のことか。


まあ24時間マイナス距離ですが

・・・・・・・・・・俺が選んだ()()なんですけどね。


自由行動禁止だからなぁ。

対敵協力者と被差別種族。

殺されかけた経験がある。


いつか三人を知らない土地に移住させたら

――――――――――それはそれで大変か。


血縁は居ないが地縁がある魔女っ娘。

血縁も地縁も、この邦にある、お嬢。

エルフっ娘は大陸中で暮らせそうだが、独りで行くわけない。


棄民が移民と言われる様になったのは、現代の奇跡。

移動しようが留まろうが地縁血縁なしなら死ぬだけ。

だからなるべく俺たちとの関わりを隠したかったが。


魔女っ娘ハウス(反帝国の協力者宅)に押し掛けて来やがった、反帝国(勝ち馬便乗)国士(チンピラ)ども。


これだから愛国者(愛邦者)ってのは始末が足りん。

※第19話〈Rules of Engagement/ROE/交戦規程

All Weapons Free.〉より。


何人か殺させたが、一桁のハズ。

直接的に殺した数はそんなもの。

後から殺されたのは、関係ない。


あの後、占領軍を刺激する厄介者ってことで、邦中で刈られたらしいが。


だから射殺は失血性ショックを含めて即死に近く、あとのは単なる処刑か。


目の前の奴らだけでも、すぐに射殺させず帝国風に生埋めにすればよかったかな。

――――――――――取巻きの女たちは、生きたまま肩を抜かれ死ぬまで鉤吊りにされたんだが。


気晴らしなら生埋め。

一番苦しむ殺しかた。

最期の表情でわかる。


もっと苦しめる方法は無いんだろうなって。

――――――――――観れば判るよ?


リアルタイム・モニターするほど暇じゃない。

音声センサーと音声入力で自動記録。

いや、ホントに苦しむんだから、ラストまで。


帝国軍捕虜に聴かせたら退かれたとか。

・・・・・・・・・・聴かせんなよ!


機器は元に戻して。

テンプレート(報告書雛型)にまとめて。

普通に火葬場送り。


異世界のスタンダードは、また違う。


見せ示めなら生吊り。

途中から痛覚Off。

悲鳴が止まった辺り。


これは衛兵の皆さんが確かめる。

時々殴りつけて意識を回復させ。

起きなくなったら処刑は終わり。


腐り落ちるまで広場で放置。

臭いで告げる観せ示め看板。

止めさせて焼却処分させた。


異世界文化不干渉原則と多世界間防疫規定の狭間。


腐乱死体が疫病の元になることは、異世界でも把握されてる。

だが生ゴミと変わらないから、量と気候と量に拠ることも判る。


異世界からの侵略者(地球人類)としては、気になるところ。


新たな要素(地球人類)加わって(侵略に来てる)、新たな病気にならないか?

・・・・・・・・・・火星人襲来(H・G・ウェルズ)の二の舞。


それに対する控え目な提案。


今回は太守府の厄介者。

富裕層からの脱落者。

滞貨一層となった。


それに対する多めな回答。


使い途に困っていたチンピラ(富裕層子女)どもの一斉整理を兼ねていたから、最終的な処刑人数が三桁とくれば、地元的にも観せ示め効果より不快感が優り、死体まで吊るさなくてもいいか、となったらしい。

――――――――――エルフっ娘、談。


無事、死体になったら焼却されたので、まあ血肉の臭いで済んだ。

吊るされたのが城壁越しとはいえ、お城の前、広場だったから。


だから、うっかり、苦しめるのを忘れてた。


うちの娘(シスターズ)たちを怖がらせたのに!

メイド五人衆を乱暴したのに!

産まれて生きていたくせに!

・・・・・・・・・・悪いことしたな。


元カノは治癒魔法で無限に斬殺することが出来ると実践し、その発想はなかった、と異世界で一番魔法を多様し治癒魔法を治癒にしか使ったことがない帝国軍捕虜を感心させていた。

・・・・・・・・・・最初で最後の体験者は自衛官ですけどね。

※第28話〈修羅場〉より。


次回がありませんように。


「六人は定点」

――――――――――って、まだいたマメシバ。


メイド五人衆のことか。

まあ軍政司令部付きらしい。

だから定点とは言える。


中でも軍政司令官(俺独り)付きとか。


軍政部隊には別の専任。

俺の部下は司令部外郭居住。

メイドさん執事さん付。

王城の奉公人から選ばれた。

メイド長と執事長選抜。

お互いに最小限での関わり。


それが出来る者たちが選ばれている。


軍属とはいえ、異世界人。

生命財産に責任は持つが。

だからこそ摩擦は避ける。


いざという時に従わせるために、だ。


例外が、メイド五人衆

メイド五人衆は特殊な扱い。


俺以外の男が怖いから。

傍から離れる訳にいかない。


俺が助けた形、らしい。

しばらく拉致られたからね。


秩序崩壊による下克上。

元々、支配階級側の娘たち。


まだ子ども(十代後半)なんだよな。

巻き添え逃れ家族から追放。


寄る辺を失くし放浪中。

弱者(愛邦者)の怨嗟をぶつけられた。


俺らの侵略戦争のせい。

同じような事例は幾らでも。


ご縁が遇って良かった。

()()()って、言わないよな。


何で侵略してるんだか。

国会とか国連総会が決めた。


だから粛々と侵略戦争。

だから司令部(王の間)から出られん。


メイド五人衆の明日はどっちにしようかな?

――――――――――いずれ勝手に決めてしまおう。


スペース広いけど、そういう問題じゃない。

・・・・・・・・・・俺が不在だと眠れない。


三日間お城を留守にしたら三日間起きてた

――――――――――って薬で眠らせなきゃならん。


主治医のマメシバ判断で、投薬は避けてる、らしい。

心理療法でトラウマに代換え物を嵌め込むんだそうな。


完全に癒着させれば距離が離れても耐えられるとか。

むしろ耐えるほど一体化を深めて安定性が増すらしい。


どんなに離れていてもいつかという想いだけで絶対に負けないとかなんとか

・・・・・・・・・・どこのヒロイン?


で、五人衆に、+1。


王城のメイド長。

彼女は一番偉い人(軍政司令官)から離れない。


責任を俺が負うために。

王城に俺が居る間はね。

形式上俺が責任者だし。


実質的に王城を差配しているメイド長と執事長。


軍政司令官私室は男人禁制。

子どもたちが嫌がるからだが。

人見知りで不特定多数も怖がる。


だから男の執事長は、表向きで内部になるべく入らない。

軍政司令部の事務担当、坊さんや役人と折衝。


俺の傍で決裁を得た形をとるメイド長は、離れられない。

わざわざ説明したり読ませたりはしないけど。


もちろん執事長たちとも連携して御城を差配。

ちょくちょく伝令役のメイドが駆けてくる。


「十一人ですが。たいちょーのキャパシティなら、まとめて一五人までだからイかせるイかせる」


ちっちゃい娘が二人、後はギリギリ十代後半からだから、そら、手はかからんけどな。

エルフっ娘とメイド長は大人だし。


むしろ大きな子どものオマエが心配、厄介者が。


ってか、何で私室に居るのかな?

俺の私室に女が居るのは珍しい。

いやいやマメシバだって女だよ?


処女を拗らせてるけどね。


顔と肢体が性的な意味で恵まれた富裕層なのに、経済的にも富裕層産まれ育ちで児童虐待(キラキラネーム)の被害者って。


そら、拗らせるわ、全て。


俺みたいな子守上手が居れば矯正してあげたのに。

元カノみたいな一生涯子供がいれば強制したのに。

子供に無理強いして従わせるのは大得意なんだが。


惜しむらくは同世代で育つ地域と生きる階級が重ならなかった。


階級が無い社会だったのも今は昔。

二十一世紀からは資産が違えば行動範囲が違う。


地域の違いは古今東西普遍の定理。

観て触れない範囲の女は、存在しないに等しい。


同一世代っても、学校だと数年で擦れ違う?

いや俺なら前後5年はアピール対象。


自動虐待(キラキラネーム)が無ければ、地域や階級を棄てなかっただろう

・・・・・・・・・・後から出逢え(でくわせ)て良かった、良かった。


だから出逢って(でくわせ)まもなく、俺とマメシバ。


俺が女を私室に入れない

・・・・・・・・・・知らんわなぁ。


俺が行くのであって、招かない。

普通は相手の懐に飛び込むから。


俺の部屋ではセックス出来ない。

近所の爺婆や子どもがいるから。


そりゃ邪魔される特に子どもら。

ホテル街に追尾してくるくらい。


まあ押し掛けてくれば、二度と来たいと思うまい。


それが日本での俺ん家。

ここが異世界での俺ん処。

やっぱり娘どもまみれ。


マメシバは稀に良く居る勘違い女のパターンかな。


異世界大陸でも日本列島でも変わらない。

百聞は一見に如かず。

如かず、つまりは、たいしてかわらない。


JS(女子小学生)JC(女子中学生)Jk(女子高校生)が裸エプロンとミニメイドで行き来するのが日常なんですね」


異世界でそれを再現したのはマメシバ・ブランドだけどな。




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