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完全侵略マニュアル/あなたの為の侵略戦争  作者: C
第十九章「帰郷作戦」

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888/1003

財布があればいいじゃん。

【用語】


『スーツケース』

:色々な呼び名があってどれがメインか判らなかったのでコレ。まあ役割からして一番らしいかな、と。つまりは旅行に際して服を入れて運ぶ箱らしい……意味が解らない。エベレストに行くのであろうか。特殊装備以外は地元で買えると思うが如何に?特殊装備は郵送すれば良いのではないだろうかエベレスト以外なら。郵送物を受け取ってくれないホテルなど後進国以外に無いのではないだろうか。なんで自分で牽いてるんだろう。牛や馬でなくともシェルパくらい雇えないとか人類がいないのか。日本国内なのにタクシーも使えないとか人生自体が罰ゲーム?旅行って荷物なんか居るのか。先進国内ならポケット分だけで足りないか。買うとか送るとか運ぶ(拷問)以外の手段が無い階層なのだろうか。財布と携帯があれば十分だと思うの。



誰も御名を口にせず。

誰もが御名を知っている。

――――――――――それでも誰も言葉にはしない。




絶対的強者は全てを無視する。

他者に意味(価値)がないからだ。


相対的強者は全てを抱えこむ

他者に依って(頼って)立つからだ。


絶対者は弱者(無意味)を思いやりもしないが憎みもしない。

――――――――――安定――――――――――


相対者は弱者(競争者)を時に思いやり時に恐れる余り憎む。

――――――――――動揺――――――――――


弱者たる我々に絶対者は脅威ではない。

敵としても味方としても必要とされないのだから、踏まれずに居れば良い。


弱者たる我々に相対者は恐怖ではない。

強い奴より強い奴が居るのだから、強弱の差など対処すべき問題でしかない。




【異世界大陸北東部/帝国辺境領/回復予定領/割譲可能領/作戦周辺領/低要度・高危険度区域/斥候周回範囲/???】


一つ。

()()について何も言わない。

二つ。

()()()()()について何も言わない。

三つ。

()()()()()()奉仕する者に関わらない。


()()()()()()()の取り扱い三原則。

太守領に生きている領民たちの常識。

非領民にはどうだか判らないことだ。


両替商人による港街、いや、太守領の歩き方講座。

それを聴いてはいた、怪しい彼女と、その一行。


「了解だよ♪︎」


代表者たる怪しい彼女の、その一言。

怪しい彼女以外の二者、ただ無言。


物怖じしない、その態度。

まあ女が一番自信に満ちた年頃(十代後半)のこと。

経験不足こそ自信を生む。

子供という枷を嵌めない社会の一般例。


成否に関係が無い点は、両替商人にとって構わない。

問題となるのは、言葉に依らない部分がすべて。


判ったのか。

――――――――――行動規範をしること。

解ったのか。

――――――――――判断基準をしること。


判れば宜しい最低限。


怪しい彼女の一行に加わった、両替商人。

判るように話したし、それ以上は求めない。

解る為に必要なのは、これ以上の体験だろう。


いずれ必要なことだ

・・・・・・・・・・太守領を生きて出る為には。


怪しい彼女は滞在者か通過者か。

はたまた移住者なのかもしれないが。


出ていけるなら過ごせるだろう。

その為には為すべきことがある。


港から怪しい彼女たちを追って来た両替商人。


上陸する船客たち。

宛が無い様子を視とる。

連行された後に続き様子見。


特に注目していた訳ではないが観てれば判る。


要点を視て考えるのは当然。

周辺を観て覚えるのは必然。

故に気付いた変化の無さに。


怪しい彼女たちに服は与えられなかった様子。


怪しい彼女は革鎧のまま。

執事も騎士服にコートのまま。

魔法使いに至ってはローブのまま。


客として招くならば部屋だけではないだろう。


()

食事()

()


この程度は与えるのが上流以上の嗜み。


特権階級だけではない。

両替商人くらいでも、やる。

そのくらいは体面の内。


服を与えられたのならば着替えているだろう。


受け入れた、と示す為に。

言葉に依らず態度で示す。

出掛けるなら、なおさら。


受け入れたことを迎え入れた相手周辺に誇示。


その過程を踏んでこそ客になる。

客になるからこそ庇護される。

それを示すからこそ受け入れる。


そこで決裂していたら、どちらかの命はない。


当然、客扱いではない、という様子無し。

宿を与えて行動も自由、殺し合いも無し。

何かの意図があるのか、狙いは無いのか。


怪しい彼女を奴隷市場に招いた(連行した)のは特権階級。

・・・・・・・・・・の中でも、変わり種(フレンズ)


おそらくは気が回らなかったのだろう。

青龍の眷族は年端のいかない娘(幼女童女ギリギリ少女)ばかり。

しかも同族の年長者を処刑し尽くした。


――――――――――十歳前後の娘より年長

巧く差配する大人たちが居ない、ということ。


家人らが距離を掴み直すまでのこと。

血族と違い絶やされる訳がない者ら。

それまで周りが気遣うべきなのだか。


両替商人は、港街の権力構造に不安を覚えた。


青龍の意思は貫徹されている。

そこに心配は要らないだろう。

青龍に殺される危険は少ない。


だが、青龍は自分の意図以外に関与はしない。


天空に及ばないアレコレ。

今まで防がれたイザコザ。

仕切ってみせるダレカレ。


代わりが、すぐに手配出来るとは思わないが。


大きな綻びが塞がれているだけ、か。

それはつまり繕われてはいない、と。

小さな綻びなど塞がれているか、な。


上流階級風情には、とうてい窺い知れぬこと。


怪しい彼女がなんなのかは判らないが。

特権階級に出入りしていることの価値。

ただ観ているだけでも判ることが多い。


――――――――――両替商人は思った。

だから人付き合いというのは止められない。


他人は観える者。

視れば判る。

観えない処まで。


それは彼方も此方を観て思っていようが

・・・・・・・・・・怪しい彼女は、さて、どうか。


「服を観に行きましょう」


両替商人から両替の次の手順説明。

もちろん観るとは買うことではあるが。


両替商人から為すべきことの説明。

もちろん説明とは提案なのではあるが。


怪しい彼女たちは部屋に着替えを残していたりしない。

旅人は誰しも肩に担げる荷物しか持たない。


怪しい彼女たちは更に軽装、手持ちは剣と証書くらい。

元々、着替えを持って旅する者などいない。


現代先進国にはあって、それ以外には無いシロモノ。


まあ、親子とか照明とか法律とかとか色々あるが、そのうちの一つ。


・・・・・・・・・・コンテナ?

とでも言うべき箱。

人の手に余る。

だが機械には足りぬ。

スーツケース。


トロリーケースでも。

トランクでも。

呼び名は色々あっても。

いずれにしても。

共通するのは

――――――――――狂気の沙汰。


地球は先進国レベル特有の珍発明。

これは現在でも人類社会の例外だ。

まあだいたい先進国って()()だが。


グローバル・スタンダード?


引き籠りがネットで知る世界。

井戸の中から外を観ない。

むしろ拒否してこその理想郷。


グローバルはキャパシティオーバー!


古今東西。

多世界共通。

人間にとっての世界とは?

・・・・・・・・・・目視出来る範囲だけです。


偶々。

偶然。

極少数派の産まれたから悪い、

――――――――――訳が無い。


()()()悪くも例外って、それだけ。

ただ。

単に。

だけ。

良くも()()()って、ところは注目。


具体的に何が良いのかは追々と思い付けば善いとして。


悪いだけじゃない、そこは安心。

特異な例外、って自覚がない。

それは危険で、無知と言う。


その当たり前が、精神科長期隔離病棟ワークグループの卓上ルールに過ぎない、と自覚するのが何故か出来ない不思議だな。


そんな旅行の必需品、なのかな?

・・・・・・・・・・スーツケースでいいや。


あの箱があれば引っ越しが出来るわ。

なお徒歩移動日にKm単位は人類標準。


先進国だけで何故か退化してしまった旅行スタイル。


乗り物の発達。

公共交通機関の整備。


旅とは乗り物から乗り物へ、駅から空港へ歩くこと。


スーツケースで100m歩くとか拷問かな。

誰かに曳かせるってなら、解るんだけど。

車輪を付けて自力で曳くってなんなの。


何故かタクシーすら使わないアレたちが普通に電車にソレを載せており、周りに苦力らしき姿も見当たらないから、そうなんだろうな。


鍛練の一種だろうか。

苦行の一種だろうか。

趣味の一環だろうか。


そもそも公共スペースを占有して誰の迷惑も気付けない。

・・・・・・・・・・見ても視えない良く居るコレ。


公共交通機関が発達したのに。

そこまでは全てが自力な貧困。


大荷物を手押し手引きで進む。

一番辛い方法を敢えて選んで。


そんなことまでして旅が必要なのやら。

――――――――コストパフォーマンスが合うまいに。


発達したのか。

退化したのか。

何してるのか。


あんなものに何を入れてるんだろうかせめて人を雇えば良いのに。

・・・・・・・・・なんでも旅先で買える物を出発前から大量に詰め込むんだそうな。


そりゃ普及しないわ、不合理に過ぎて。


異世界は中世準拠でそれはない。

当たり前だが荷物は背負う、背負える範囲。


着替えや日用品なんか要らない。

旅に必要なのは目的地に辿り着く為の道具。


陸路は徒歩。

海路は船。

水路は舟。

最後まで着けるとするなら身体一つ。


馬車と一緒の例外的行商人だって、着替えを積むなら商品を積む。


仕立てた服、など一般的では無い世界。

元々が余り布を身体に巻いて詰めるだけ。


着替える、という意識はないだろうが。

定住するなら布は洗うし替える刻はある。


そしてもちろん、仕立てた、つまりは服を着る刻がある階層も居る。


あるいは趣味。

あるいは必要。

着替えの需要。


それに対する解決方法は、(大衆)でも(金持ち)でも変わらない。

――――――――――現地調達だ。


それなら階級にすら依らない。

旅の有無にすら関わらないか。


服や布を持ち歩いたりしない。

手段は主に人力、稀には馬力。


重く嵩張る物を運べやしない。

商品価値が高いならば別だが。


使い古し余り布は価値がない。

古着であっても交換に手間賃。


収支はトントンあくまで手段。

利益を上げる為の舞台装置だ。


もちろん旅先が前人未到の場所でないことが前提だが。

・・・・・・・・・・探検は旅に非ず。


では旅先で服をどうしよう?

着替える必要があるとするなら。


服を仕立てさせるのが上流階級。

専任の職人たちが常に同伴。


旅先なら手に入る素材を確認済み。

それぐらいは先乗りの使用人の役。


服を贈られるのが特権階級。

来訪自体が知らせ知られる。


同階級や直下階級が気配り。

日常生活に困ることはない。

・・・・・・・・・・もちろん対価なし。


ならば服を着る最低階級は、どうするのか。


これは商人たち、その大半のこと。

―――――――――服は買う物、造らない。



まいどまいど馬鹿馬鹿しい笑えぬ話を一席。

……知ってる方はスルー(笑)。


なんでも

・コロナは変異を重ねているが病性は変わっていない。

・法律的区分を変えた後から死亡者や重症者が激減した。

・原因はワクチンや免疫の可能性があるが、コロナの場合には免疫が社会全体に与える影響は乏しく……頭おかしい(笑)。

専門家ですよ、マジ、この与太話。


前からですね。


新型コロナ(笑)のパンデミックの実在を前提に据える限り、論理破綻するに決まってる。

UFOや幽霊の実在を前提に事件解決を迫られた探偵の如く説明しようがない。



いわゆるコロナ(笑)の後遺症(嗤)。

なんでも

「新型コロナの罹患者の内、体調不調を訴える者の内で病名がつけられないケース」

だとか。


うん。

体調不調に病名が付くケースがどれだけあるんでしょうね(笑)。


医学ってそんな便利なモンでしたか?


風邪みたいに症状を病名扱いしたりしますが、もちろん原因とは関係がない。

普通は対症療法に努めて生活改善を進めてだましだまし回復ないし安定に持っていきます。

なお、この基準を決めたのは例によってWHOです。

新型(変異が日常なウィルスで新旧って?)コロナ発見直後に武漢に調査団を出して「問題無し」と結論した後で、世論に負けて撤回。

マスクは感染症対策に無意味(医学的には従来から定説)でウィルス対策に消毒は無意味(ウィルスは生体内でしか存在出来ない)で「本当に必要な医療現場で物質が不足するから止めろ」と発表した後で世論に負けて御茶を濁し(撤回はしなかった)た。


今度は世論が怖いから因果関係不明なママ後遺症を創るという……いや、症状を観ればコロナ対策によるPTSDですけど。

不安神経症でもいいですが。

「なんか恐ろしい命に関わる体験をしたんだ」

っていう思い込みと、

「誰にも説明出来ない(存在しないから説明のしようがない)恐怖」

によりアレな人々が発症してるんですね。

別に良いんですが……自分の健康に関わることすら調べようともしないアレなんか。


寒いんだから、これ以上コロナを引っ張らないで欲しいモノ。

おかげで嗤いにあるかねばならず、寒いわ執筆は遅れるわ。

だから更新も遅れるでしょう。

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