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完全侵略マニュアル/あなたの為の侵略戦争  作者: C
第十八章「帰邦事業」

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魔女っ娘は添えるだけ。

【用語】


『ジェンダー』

:性別による相違点。生物的社会的論理的感情的な認識を全て網羅しているので既に言葉としての意味がない。コミュニケーションで使う場合は互いに定義を決めてからでないとすれ違う。つまりこれコミュニケーションでは使えないよね。だからこそコミュニケーションを避ける場合に便利な言葉っていわないからツール。見た人間が自分の思い込みに合わせて好き勝手に解釈し擦り合わせようとしない限り衝突(コミュニケーション)することがない。こうした「コミュニケーションしないために言葉に偽装した用語」というのは「何もせずに現状維持しつつ何かしていることを装い現実の問題を放置してそこから利得を得つつ最善をつくしたことにして罪悪感を誤魔化す」のに便利なので多様される。正々堂々と嘲笑いながら悪を貪ることが出来る人間は多く無いが無くても良いが在ったらいい悪いことから得られる利得を放棄出来るほど誠実な人間はもっとも少ない。だから求めて与えられる精神安定剤のようなもの。斯くして人類は進歩を避けて豊かにならないことに折り合いを付けていけるんですね。



力っていうのは「選ばせる(ナンバーワン)」ことです。

「選ぶ」のは自由(オンリーワン)ってことです。


()()()()()()なら選択じゃない。


男しかいない場所の女。

女しかいない場所の男。

それはモテないですよ。


()()()()()


投げ棄てられてる、()()

相手()()()ゴミ捨場です。

負け犬には相応しいかな。


良い男が欲しがるのは、オンリーワン(唯一)


前人未到が大好きじゃないですか。

拗らせると処女厨になっちゃいますね。

だから男の敵は女だったりします。

自分をこそ選ばせようとしますからね。


科学芸術あらゆる分野で家族っていうか妻に邪魔されなかった偉業(唯一無二)はありません。

どーでもいい幾らでも代わりがいる日常のアレコレなら別ですけれども。


良い女が欲しがるのは、ナンバーワン(一着)


シンデレラは女の憧れなんですよ。

国中の良い女の中から一番良い男に選ばれる(選ばせる)

女の敵は自分以外の全員だったり。

一着で居るためには後続が必要なんですから。


こと戦うということならば、女に敵う男なんかいません。

守るのが得意なのは敵の邪魔に長けてるってことだもん。


だから貴男(良い男)は勘違いしてるんですよ。

あらゆる選択肢を与えようだなんて。

あの娘(良い女)が求めて止まない真逆ですよ。


ま。

そんな男を倒せなければ、良い女になれませんが。




【国際連合軍第13集積地/領民集積区画/軍政部隊閲兵隊形中央/青龍の貴族】


俺がやらなきゃいけないと思ったこともありました。

三分前まで。

俺がやんなくても良いんじやないかと思ってました。

三秒前まで。

俺が殺ら無きゃ逝けないと思ってたまるかこの野郎。

ただ今すぐ。


神父のパフォーマンスの直後

――――――――――ひぇっひぇである。


歓声を挙げられても困るが。

沈黙が痛いくらいも困った。

皆さん眼が真剣で困ってる。


しかも白けてない何この熱気

・・・・・・・・・・公開処刑かな?


気圧されない気圧されない。

軍政部隊(うちの部下)ボランティア部隊(おねいさんず)

安全装置は付いてるだけだ。


カラーリングだけじゃなくて温度差も激しい。


有色人種を集めた理由。

目の前は白い。

太守領の領民だからな。

俺たちは濃い。


一目で判る、あちら(殺される側)こちら(殺す側)


相互理解しなくていい。

相互認識してください。

相互無理解してること。


撃つなよ撃つなよフリじゃないから。

――――――――――撃たれるな。


人殺しは共同作業。

殺す側。

殺される側。

双方の協力が大切。


だから断絶を造りましょう。


同じ人間じゃないから。

互いに自重と気遣いを忘れない。

っていうか忘れられん。

殺さず殺されず互いに関わらん。


相手を尊重することと無関心は同じ。

――――――――――対比が強すぎ?


いやいや、二色パターンは配色の基本。


異世界種族はコーカソイド、っぽい。

まあ単純に金髪碧眼白い肌ばっかり。

地球では劣性遺伝子だから少数派だ。


なにやら表現を変える動きがあるらしい。


機能的に劣っている訳ではない。

遺伝形質が継承されにくいだけ。

優性劣性より優勢劣勢と書こう。


顕性と潜性とか絶対に普及しないセンス。


んが、異世界ではそも有色人種が見つからない。

優劣以前に競争が生じないからカラーが似てる。

圧倒的多数派の異世界人類種族では、だけども。


エルフ、ドワーフなどの種族は今、こちら側(地球人類サイド)


俺ら側は主に黄色。

国際連合関係だから。

全く間違ってない。


まあエルフもドワーフも肌は白基調なんだが。


地球人類の大半は日本人なんだけどね。

国際連合軍の非日本人種比率は高いけど。

自衛隊が主力ってことで御察しだよね。


小麦色的な日焼けは多世界共通だがさておき。


日本列島居住者内のコーカソイド比率。

異世界侵略動員者内のコーカソイド比率。

多少はあるにしても、誤差の範囲だ。


そんな地球人類(有色人種)が異世界に乱入しはや半年近く。

だからといって異世界種族が有色人種慣れしたりはしていない。


戦場では味方以外皆殺しだからね。

戦場以外にわざわざ出掛けないし。

時々押し掛けるのは軍政官くらい。


異世界住民の中に常駐してるのは俺たち以外なら此処、聖都くらいだ。

実際ここでさえ、異世界住民と地球人類(有色人種)の接触は少ない。


数十万の異世界住民を管理する第13集積地。

帝国軍捕虜に異世界人対応の大半を任せてる。


虐殺は機械操作。

監視は自動機器。

命令は通信放送。


物理的接触は銃砲弾丸弾頭化学兵器に地雷くらい。


万単位の死体処理。

数十万の物質配給。

無数の諸問題解消。

異世界人は異世界人同士。


此処(第13集積地)でも何処でもスタンスは同じ。


地球人類は異世界に干渉しない。

特に住民自体には関わらない。

作戦上必要ならば仕方ない。


例え百万万人を支配せざるを得なくても、やり方は変えない。


俺んとこ(太守領)は例外。


失敗しなきゃ!

前例にならんよう。

それは順調だ。


上手く失敗せんと!

住民を殺さないよう。

そこが重要だ。


いや、魔女っ娘が泣くからだけではなくて。

一方的に殺すのって、恥ずかしいよね。


殺し合うのは絶対に嫌だけど。

安全に殺すのもそれなりに嫌。


自分の命は無事だが名誉に響く。

我が身と我が名は大切なんだよ。


人はパンのみに生きるに非ずってこと。


かかっているのは全自衛官の保身()良心(希望)


全の中に俺もいる。

巧くやれば俺が助かる。

同僚に恩を被せ後に繋げる。


国際連合軍は成否問わずに事例共有さるからね。


特に統治軍。

UNESCOも。

WHOもか。


端的に消滅させても済まない任務は実例に餓えている。


だから気を使いましたよ。

異世界住民との直接接触。

いつも違う能動的な作業。


普段は太守領の皆さんの中を遠慮がちにウロチョロしてるだけ。


それだけで街が半壊。

人々を殺してしまう。

生活も壊したろうし。


今回は最初で最後の大仕事。


ちょっとこい。

――――――――――ここまで出来た。


いいから帰れ。

・・・・・・・・・・ここからが本番。


うるさく従え。

――――――――――黙られたら失敗。


だからまず、距離を取るところから。


接触は事故の元。

交流は殺意の元。

隔離は安全の元。


敢えて関わるからこそ、意識的に離れないと危ない。


だから差異を強調。

実は余り変わらない?

だから変えて観る。


それが今朝のイベント、対面式。


敢えて正対して違いを判りやすく。

戦場の説明は敵よりも避けるべし。

だから一目で判るカラーリングだ。


帝国軍捕虜の協力数を抑えたからね。


しかも俺たち(自衛官)はフェイスカバーを開けている。


普通は完全不完全に閉じています。

化学戦を想定してるからね。


不完全でもワンタッチで閉まるし。

戦闘情報はカバー裏側表示。


作戦中開けてると困ることが多い。

ただいま作戦中ですけどね。


敢えて帝国軍捕虜には兜を着けて頂いてるくらい。


こちら側に同じ肌色が観えない様。

色分けってのは、判りやすいんだ。


うちの娘たちの肌はどうするのか。

人前で肌を晒すさないから顔だけ。


俺の肌色を浮き立たせるからいい。

うちの娘たちは、俺の傍だからね。


白い肌の真ん中に俺なら、むしろ分かりやすかろ。


黄色い外環、自衛隊隊員。

白い内郭、うちの娘たち。

その中心に立つ俺真ん中。

その更に中心に魔女っ娘。


ロールケーキかな?




【異世界種族非公式呼称「聖都」/元徴集民街区/青龍の騎士団馬揃え/最前列中央一番前/青龍の貴族の前に背中が密着/魔女っ娘】


わたしは此処に居るべきじゃありません!

――――――――――ご主人様に抱かれているのは善いことで相応しからぬにしても絶対に譲れませんけど何で背中にして正面からいつもみたいに抱いて頂けないのかわたし気になります


ご主人様に無理強いされる常日頃ですし寧ろ嬉しいですし別な無理強いを期待してると示さなくても悟られて苛められてはいますけど一番前の真ん中じゃない気がします。

・・・・・・・・・・其処に居るんですが。


知らない人たちが沢山!

わたしの常は知る人ばかり!

今日今に限ってなんで!


ご主人様の内にくるまって過ごす日常。


園遊会でも、見知った人たちしか居ません。

昔々、二ヶ月前くらい。

仲良しなわけがなく、慣れも出来ない方々。


でも、知らない人たちばっかりは、初めてです!


いつもいつもなんでですか。

皆さんがこちらを視てます。

わたしは眼を伏せたいのに。

皆さんを、わたし知らない。


――――――――――わたしのことは知られてるのに。




【国際連合軍第13集積地/領民集積区画/軍政部隊閲兵隊形中央/青龍の貴族】


俺はペット自慢の痛い奴かな?


魔女っ娘(子ども)を掴む。

いつものこと。

魔女っ娘(子ども)が従う。

逆らいなさい。

魔女っ娘(子ども)は硬直。

予想とおりだ。


極端に人前を苦手とする魔女っ娘は完全な人形状態。


だから返って堂々としてる。

意識は跳んでるだろうが。

前を視ているとは言わない。

まっすぐ前を向いている。

失神も表現を変えればあり。

微動だにしない落ち着き。


俺を前にした皆さんの視線は当然に斜め下。


いつもなら下方45度。

当初は下方90度でした。

人類にとっても大きな一歩。


身長130cm未満には直撃コース。


大丈夫、可愛から。

俺を観るより救いがある。

人畜無害なだけじゃないんだぜ。


皆さんの救い主であることを知るがよい。


魔女っ娘の故郷太守領。

彼女と折り合いが悪い。

居たくないと願うほど。


それは魔女っ娘周り、特権階級での話。


此処に連れてこられた人たちは違う。

普段、魔女っ娘たちと付き合いがない。

拉致監禁軟禁したのは帝国軍と国際連合。


魔女っ娘を恨む筋合いはないし、誤解されるほど関わりもない。


うちの娘たちが何処で人生を送るのかは知らん。

なんだったら近所に持ち帰ってもいい。

別に生地で過ごさなきゃいけない理由もないし。


だかそれは、選択肢が在ればこそ。


何処かが違う。

何処でも行ける。

何処かに行きたい。


うちの可愛いい魔女っ娘が、俺たち侵略者に関わったこと以上で、好かれないのは許さん。


俺が赦さなくても何も起こらないが。

俺が許してしまえば何事かに出来る。

俺が狙うのはもっと善いことだけど。


先ず魔女っ娘を印象付け。

――――――――――失敗したら印象ごと削除。


さあ皆さん。

貴方たちを救うように俺たちに望んだのは、彼女です。


次に彼女に代わって話す。

・・・・・・・・・・さん、にー、い、え?


おや皆さん。

徐々に頭垂れ地に伏し黙して語らず前列から後列へと。


テレパシーで伝わったか?

・・・・・・・・・・ウェーブかな?





最初は一年で終わると思っていたこともありました。

阿保(霞ヶ関)の自己保存本能を甘く視てました。

頭が悪い動物ね可能性は計り知れない。


さて、言い訳。




死亡者2000名。

大本営発表(絶対認めたくない側)では。


補償20名。


なお補償の基準は「因果関係を否定出来ない」こと。

なら死亡者全員が補償対象になるんですが、もちろん、有り得ません。


「増税と予算削減は全てに優先する」

霞ヶ関用語ではこれを

ザイセイサイケン(財政再建)

と発音します。


もちろん、国家財政による経済調整の手段が無くなれば経済破綻して何もしなくても課税対象(資産)は目減りして消費税の基(消費)が激減して税収が崩壊、財政破綻を悪化させるのは、中学校の教科書にも書いてあるのですが。


国家公務員総合職試験に合格し採用面接をくぐる為には

「義務教育で習ったことを全て忘れて以後絶対に身につけない」

という人間には不可能な特殊訓練をクリアする才能が必要です。


日本帝国を一度滅ぼし、看板を書き換えた日本国へ二回目をもたらしてる特殊思想(霞ヶ関)のことですが。


だからまあ

「安全な薬が無いように安全なワクチンなど無い」

という一般論をスルーして有り得ない速度で開発(?)認可された濃縮コロナ(新型コロナ・ワクチン)で接種開始後二年以上経ってから、一番補償金額が安くなる90歳に初の補償適用となった時、爆笑しました。

うん。

まあ。

ワクチンで死んだんじゃないよね(笑)。

さておき。

在るだけの補償制度(官僚の利権)を残すために、ぱんでみっくゴッコ(笑)が終わる前に数字をあげないと不味かったんだろうな、と。

最初で最後だからってまあ、適当な運用ですが、そもそも無害なウィルスを濃縮した医療廃棄物(自称ワクチン)なんだから科学的な検証は不可能ですしね。


だから

「最初で最後の思い出認定」

なんだろいな、と。

……間違っておりました。


なんと!

1%くらいの確率で香典を貰えるらしいですよ?

官僚の財布(国家予算)から(笑)。

葬式代に困っている方は新型コロナワクチンを射ってみては如何でしょう?

少しは無駄に取り上げられ世の中の役には全くたたたなかった税金を取り返せるかもしれませんよ?

わたしはヤダけど。


阿保(あくまでも日本の官僚)にカモられる馬鹿でないことを誇示するために、週末もウロチョロします。

寒いのに。

チッ!

だから更新スケジュールが遅れますが仕方がないと言うわけで。

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