一期一会／collection.
【用語】
『collection』
：収集。採集。回収。collectorは「集める人」を意味しているとおり「集める行為」に意義があり「集める対象」には意味がない。故に金を稼ぐことはcollectionではないし、金持ちをcollectorともみなさない。切手などの小物、昆虫や鉱物などの自然物、美術品などなど集められた後で仕舞われ鑑賞すらされないトロフィーがどれだけあることか。しばしばコレクションが社会に寄贈されることはコレクションの本質を示している。
則ちそれは「意図的に行われた目的と手段の転倒」である。
相手が気がつく前に思い出して忘れられなかった態で再会できますよね、たいちょーは。
「思い出したからわすれてないな」
見掛けなければ昔の女のことなんか一生一瞬も思い浮かばないですよね、たいちょーは。
「眼の前の女が魅力的過ぎるから当たり前だ」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・自分独りに言われてないってムカつく。
【国際連合軍第１３集積地/領民集積区画/軍政部隊行軍陣形中央/青龍の貴族】
俺は内心の冷汗を面に出すほど間抜けではない。
・・・・・・・・・・よし、大丈夫、だな。
うちの娘たちが落ち着いてる。
見栄ってもんがある。
それだけでもない。
一番楽な方法。
慌てないフリをすれば慌てずに済む。
・・・・・・・・・・子どもを観れば判る。
俺が巧く落ち着いているから。
自分も他人も身内も。
それだけでもマシ。
一番安全な方法。
赤。
蒼。
緑。
――――――――――は、まっすぐ。
白。
朱。
翠。
蒼。
橙。
――――――――――は、遠慮がち。
いずれも同じ。
子どもの瞳。
大人を魅る眼。
逸らされぬ１６の瞳
・・・・・・・・・・違うからね？
俺は忘れていない！
思い出したからな。
俺ってすごくない？
（（（（（（（（コクコクコク））））））））
いや君らは気にしないでください
――――――――――スッゴく頷くキラキラした瞳。
ごめんなさい。
調子にノッてました。
反省してます。
そんな目で視ないで。
危ない危ない。
女を揶揄うはゲーム、子どもはマジ
・・・・・・・・・・うちの娘たちを意識してなかった。
子ども連れは危険がいっぱい。
全肯定がデフォルト。
隙を見せれば感嘆するんだよ。
ヤバいヤバい
日本と異世界の共通項。
――――――――――責められてる気分。
バカにしたがってる近所のガキども
・・・・・・・・・・初志貫徹って知ってる？
見知らぬ俺を見詰める異世界の子ら
――――――――――そりゃ知るわけないよね。
基本構造がおんなじかぁ～
・・・・・・・・・・期待と勘違いと過大評価。
子どもが騙されてるのやら
――――――――――俺が騙しているのやら。
大人なら知ってて出来てが当たり前。
先進国なら持ってる使える当たり前。
異世界種族や子どもには手が届かない。
俺がコレ観よと自慢してるのは、ソコじゃない。
君たちが劣っているわけがない。
俺がアピールしてるのは、当たり前を疑う姿勢。
なのに俺が基準にされてどーするというか。
・・・・・・・・・・せめて疑え。
こういう娯楽は、大人相手じゃないと通じない？
近所の中高生だと受け入れちゃうしな。
――――――――――疑えというに。
早めに帰国して、もっと騙してあげないと。
異世界の娘たちだと喰いついてくるし。
・・・・・・・・・・疑う知識が無いか。
もうしばらく一緒して、教えてあげないと。
多世界の子らについてはそれで善かろう。
子ども遊びは慎重さも必要。
気が付く刻は、やり過ぎた後。
後悔先に立たずって、それ何回目。
反省だけなら、後でも出来る。
打つ手が無いなら仕方ないだけだけど。
先送りにしてれば何とかなる。
いやホントになんとかなってきたし。
俺の欲求も、我慢したりはしない。
楽して生きよう一度きりの人生。
二回目以降が在ったら、より楽に。
だから此処は善い選択肢。
女たちがいて。
子どもたちがいる。
日本列島並みに安全。
しばらく帰国しなくても良いくらい。
いやまあ、日本列島に比べて女子どもの数は少ないけれど。
酒友なんか異世界全土に散っているから一から誘うとして。
本土に残さざるを得なかったモノたちは、とっても大きい。
だからしばらく日本に帰るまで
――――――――――ならアリ。
一歩間違えなくとも異世界種族を殺す任地より。
隔離し合っている此処の方が危険か少ない。
隅っこの方に居座ったり居直ることは出来そう。
義務を踏み倒し給料を獲得し文化的で最高限度なしの生活を追求するのにもってこい
・・・・・・・・・・今日は、やらんけど。
明日できることは今日やらない。
――――――――――ならば今日しか出来ぬこと。
これを今朝、思い出したんだよ。
俺ってすご、
（（（（（（（（コクコクコク））））））））
もうええ、俺。
だから思い出せて良かった。
仕事じゃないから忘れっぱなしにできんかったか。
仕事だったら気軽に忘れられ過ぎて比較にならんか。
仕事ばかりならもっと気楽に手抜きが出来るのに。
だから忘れなくて良かった。
十万人の命がかかってなけりゃなぁ。
百万人の生活がかかってなけりゃ。
魔女っ娘の気持ちがかかってなければ。
選択の余地が無いから選ばないので順番にゲット！
当然、全て。
今しか味わ得ない喜びって、あるんだ。
――――――――――から、忘れない訳か。
【異世界大陸東北部/聖都南方/元帝国軍徴集領民居住地/現青龍領民街区/青龍の騎士団中央/彼の背後/エルフっ娘】
あたしは今、今日、これからに集中。
此処、聖都に取り残されている、彼の領民に、誰が支配者か知らしめる、こと。
うん。
大丈夫。
最近ダメだけど。
・・・・・・・・・・自制が利かない。
今日は役にたつ。
――――――――――好く想われたい、だけじゃなく。
昨日の狂騒をわすれないけど。
結局いつも通り弄ばれた、だけだけど。
全然、手加減してくれないし。
毎日毎回繰り返す、あたしたちの惨敗。
自分の不甲斐なさ、より、貴男の容赦なさ、を責めてもいい、のよね？
湯浴みだけで仕留められるな、なんて認めない。
Ｃｏｌｏｒｆｕｌに機会を与えたからじゃない。
気を喪った女は女じゃない、ってそれ解るけど。
手加減されたくないし、される程度の女じゃない自負はあるし、貴男に絶対に勝てない自覚もあるし。
そしてなにより、いつも愉しんでる貴男が喜ぶ顔が、頭から離れない
――――――――――貴男が好きな赤ちゃん、観せられるのが何時になるやら
・・・・・・・・・・早い方がいいのにな。
だけじゃなくて！！！！！！！
青龍の貴族。
彼からの贈り物。
太守領の領民、十万人。
青龍の物なのに、貴男が自由に出来る。
あたしにとって、どうでもいい。
たまたま住んでる太守領。
あの娘を思い出しもしない連中。
野垂れ死にすればいいわ。
あの娘を喜ばせる為に、特に選ばれた品。
妹分にとっても、どうでもいい。
太守領一の豪商その愛娘。
邦は青龍の貴族が治めてるから。
氏族の商いに問題はない。
十万人が居ても居なくても、ね。
それすらどうでもいいか。
妹分には彼が居ればそれでいい。
氏族は氏族でやればいい。
あたしたちは自分でやれるから。
男のことだけに集中する。
迷うところにすら掠めない
――――――――――うらやましい、かな、そういうところ。
ダメね。
あたしは、ダメ。
どちらか選べない。
どちらも取れない。
どちらも
・・・・・・・・・・失うかも。
ならせめて。
今だけは。
うん。
あの娘を喜ばせる貴男を楽しみましょう！
【国際連合軍第１３集積地/領民集積区画/軍政部隊行軍陣形中央/青龍の貴族】
俺は自分の幸運に酔いしれながら酔わないフリ。
全て作戦領域到着前に手配済み。
だから忘れていても進んでいた。
・・・・・・・・・だからちゃんと思い出したと言うに。
元カノたちが先行到着していた。
――――――――――むしろそれなら、支障はなくて好都合。
送り出し側とのスケジューリングは終わってる。
送り手側とは顔合わせするだけで足りる。
それなら遊んだ時に出来すぎたぐらい。
いや本当は今日の予定だったんだが。
だからこそ昨日に襲って来た元カノ。
サプライズかパールハーバーかトンキン湾か知らんけど。
あわよくばヤられてしまおう隙を視て
――――――――――ダメじゃん。
隙を観せるのが基本だというのに
・・・・・・・・・・マメシバの指導不足。
押し倒したいのか？
押し倒させたいのか？
方針不明の出たとこ勝負。
だから今、ここに居ない。
第１３集積地司令部へ顔出し中。
作戦計画は前倒し。
昨日出来る部分が終わってる。
今日も余裕が十分。
俺たちは白い広場の囲いの中。
一万人単位で収容出来る。
第１３集積地現地住民隔離区画。
空から視れば、碁盤目状。
駐屯地の北。
聖都の南。
百万人分。
百ヶ所。
空いてる一つ。
一区画が空くと、空いてない区画から住民が集められる。
まずは区画内部を完全に空にするため。
住居の壁板や柱、石や布、穀物等、使える物は別区画へ。
塵芥、死体、等々、使えない物は焼却。
その上で柱跡は掘り返し汚泥や人跡と一緒に埋めなおす。
そして綺麗な白い砂利を、敷き詰める。
街道舗装の仕上げに珍重されるほど便利な資材が不断に。
聖都解体工事中止で、道路が傷まない。
だから工房があり原料が出やすい此処ではよく使われる。
アスファルトの様な有害物質じゃない。
１００％自然由来だから無害って訳じゃないけど無害だ。
子供が跳び跳ねても全く健康被害なし。
海風を利用する吹子で動き材料に含まれる脂身で、灼く。
生まれた熱量は鍛治や湯沸かしに使う。
太陽発電で幾らでも湯水が使える地球人類には判るまい。
監督役だけでなく作業員にも恩恵あり。
悪臭がするという俗承があるけれど、そんなわけはない。
衛生的に人には食えない動物性資源だ。
色は優しい白で目に優しく砕け易く転んでも刺さらない。
多数の人口を有する帝国特有の、資材。
一番、最近パージされた区画だけに、如何にも真新しい。
壁に弾痕もなく、塩素ガスは跡もなく。
この区画に生きていた一万人余りが白く彩る広場に入る。
知ってしまうだけで、意味が生まれる。
神様がいない異世界には、意味がないことなんだけれど。
これから意味を与える俺には、効果的。
そこに集まる、いや、集められたのは太守領の住民たち。
わざわざ来てもらったのは他でもない。
セレモニーの始まりだ。
熱い喉越しが楽しい今日この頃。
皆さま如何お過ごしでしょうか。
わたしは「パンデミック(笑)」を探して二年詣りやら頭が悪い奴らを嗤い社会正義の為に「コロナ対策（嗤）」を妨害したりやらで忙しく、また更新スケジュールが乱れそうです。
さて、余談。
阿呆が馬鹿を騙す時には統計、取り分け相対値（％）を使います。
頭が悪いと数字数式っていうのが客観的に見えます。
そも現実（過剰な変数）を数式化するのは科学的に不可能なで「前提条件（現実の切り捨て）」が必須条件なので、まあ、現実にとっては無意味なんですけれど数学自体が現実に存在し得ない仮定に過ぎないので当たり前ですね。
多用されます。
母数を操作し基準を変えれば結果を変えられますし、それを説明しなくても、馬鹿にわかりゃしないですから。
で、憶えおられましょうか？
夏に街のあちこちに出現した怪しげなコロナ検査施設とクソ熱い中で端金目当てに行列した貧乏人。
うん。
貧乏って、大変なんですね。
ええ。
頭が悪いから、楽に稼げない。
まあ。
小銭を撒いて乞食を利用する輩ありき。
やっぱり数字の粉飾目的でした。
第七波だかなんだかの死亡率やら重症化率やら発症率やらが下がったそうで。
ほとんど発症するインフルエンザと違って無症状だらけのコロナ。
全体数／母数が推計出来ないので比率・％なんか計算しようがないんですが。
頭が悪い奴らを騙す為には、数字がいる。
まあ、騙す阿呆も嘘をつきたくない。
常に保身を考えないと死んじゃう病。
正直であることは最低最悪の責任転嫁です。
ある前提により、死亡率がインフルエンザより高い。
ある前提とは
「発症か確認された重症者のみを母数とする」
インフルエンザの場合は、
「感染者は短期間にほぼ全て発症する」
から、そもそも前提が違う。
でも「嘘」は吐いてません。
どんな前提か訊かなかった奴らが馬鹿なんです。
詐欺師がよく使う手口ですね。
奴らが安心して気持ち良く嘘を吐けるようにするために、数字を偽装する必要があり、その為に税金がばらまかれた。
何しろ新型(笑)コロナは無症状が基本。
病気じゃないから当たり前ですが。
検査数が増えれば増えるほど、症状がないから病院に行かないし検査も受けなかった無症状感染者か増えます。
はい。
元気な人を母数にして死亡率やら重症化率やら発症率を計算すれば？
「新々型コロナは危険性が低いんだ！」
「ナ、ナンダッテー？」
が出来ました（過去形）。
なお、２０２０年初めは逆をやってましたが。
コロナと無関係に重症な人からコロナ感染者を選び出してそれだけを母数にして死亡率やら重症化率やら発症率を計算すれば？
「新々型コロナは命な関わるパンデミックだ！」
「ナ、ナンダッテー？」
最初の方が手間かかんないですね(笑)。
政権や体制が崩壊しつつあった中華人民共和国やアメリカや日本やスペインやフランスやイタリアやらやらの政府関係者が「新型コロナ対策のために反政府デモは禁止」とかましたわけですが。
もちろんパリやニューヨークやロンドンやローマやマドリードやベルリンでは元気に反コロナ対策がピクニックしたりジョギングしたりデモしたりする画像動画をアップしてましたが。
……香港や重慶では病死に見えない死体がアップされてましまね。
同じスターリニズム国家。
まだマシでしょうか？
わたしのようなマスクレスには無関係ですけど。
新型コロナ対策に加担している正直な連中の感想や如何に？
……「政府の要請に従っただけだからボク悪くない」でしょうね（嗤）。
頭が悪いから何人殺しても数えすらしない。
ニュルンベルク法法が施行された日からユダヤ人に石を投げたのであってボク悪くない。
共和国基本法で人種差別が禁止された日からユダヤ人差別を批判してるボクは善人です。
訊かれなかったから前提条件が無意味だと言わなかったんだから自己責任なので我々は立派な官僚です。
霞ヶ関の発表を報道しただけで求められないから検証しなかった我々は立派なジャーナリストです。
みんながそうしてるからじぶんもしてる。
みんながかんがえないからじぶんもかんがえない。
みんながやめるならじぶんもやめる。
だからせいふがそういうべき。
……なんでコイツら産まれちゃったんでしょうね？
まだ、生きてるし。
