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完全侵略マニュアル/あなたの為の侵略戦争  作者: C
第十七章「海のほうから」

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プレリュード/損益通算より損失繰越。

【用語】


『パラフィリア』

:異常性愛。ただし異常正常の垣根は社会規範に依るために理由や根拠はない。勢み(はずみ)て生まれ惰性で続く。理屈と貨車は後から付いてきて膏薬くらいにどうとでも着く。理性を重んじなければいけないと決めた社会で放置すると単なる迷信になってしまい「世代を越えた徒労」と気が付いて反省するより「失敗を認めない」方が楽な人たちによる牽強付会我田引水バカほど好きな唯我独尊が繰り返されているが、ただ考えるだけで破綻する程度。そも人類の多数派ではなく人類社会の大半でなく人類史上の最近出来た異常だったりするのたが。まあ眼にはいる範囲で世界が完結する少なからぬだが多くもないダメ人間には似合いの最期。



悪名は無名に勝る。


どう()()()()かじゃない。

どう()()()()()()が始点。

どう()()()()()構わない。

どう()()()()のかが要点。


料理人(プロフェッショナル)は材料を選ばない。


好意。

善意。

厚意


新鮮で腐りやすい果実。

――――――――――寄付の様に移ろう(うつろう)


そのまま齧る。


敵意。

悪意。

隔意。


いつでも料理できる穀物。

・・・・・・・・・・負債の如く執拗い(しつこい)


調理は簡単。


悪意を誘うのは容易い。

利害関係の無い悪意は持続しない。

凡人は悪意を保てない。

悪意そのものに堪えられやしない。


棄てた悪意は悔いとなり、梃子を咬ませば好意に出来る。




・・・・・・・・・・ん?

好意に出来なかったら?

なんか困ることあるか?


大丈夫!

代わりはいるから♪︎




【国際連合統治軍第13集積地/駐屯地東外縁/海岸砂浜射撃場(プライベートビーチ)/水際から8m海上/青龍の貴族】


俺は視るべき刻を見逃したりはしない。

・・・・・・・・・・観られるのも慣れてはいる。


魅ている刻のほうが多いけど。

――――――――――面白くて眼が離せんわな。


海水を吸い込む人魚。

人魚が吸い込む海水。

瞬く間に一体化する。


海水は人魚の舞台ではなく、そのものだ。


人魚の体で気化して推進剤に変換。

推進方向の海水を気化減圧し周りの水圧(高圧)に圧されて加速。


水深が浅いと上向きに偏り。

水圧の基になる海水量の上下格差。

だが、それでも前には進む。


しかも速い。


前の減圧に吸いまれるからな。

スクリューなんか目じゃない。


しかも顔向きで方向転換自由自在。


同じように粘化して保護剤に転換。

人魚の肢体を覆う保護被膜。


衝撃や摩擦から人魚の体を護る。


ナンパしながら、うちの娘たちの動きを見逃す俺ではない。

・・・・・・・・・・どんだけ有能なんだ。




【聖都南方/青龍の城郭/縄張り東側/波打ち際から7m/青龍の女騎士団半円陣中央/青龍の貴族から30m/お嬢】


わたくしの気は急きますが、要はなし。

皆が互いに、身振り手振りで判る間柄。


あの娘。

ねえ様。

Colorfulならば観るまでもなし。


わたくし、あの娘、を抱き上げた、ねえ様が先陣真ん中。

扇のように広がったColorfulが後詰に続きます。


なに言う訳でもなく留まる。

ご領主様の騎士団みたいね。


海女(人魚)が動き、その身の(こな)し。

青龍の女将軍(青龍の例外)すら遇らう(あしらう)し。


あれでは、危ないのでは?

――――――――――キレているのに切れがない。

ねえ様が十全に構えても?

・・・・・・・・・・そっか、ここはダメ。


海女(人魚)が居るのは、足場が悪い海の上。


ねえ様の健脚をとる膝丈の海水に流れる海砂。

ご領主様が好みの小さな肢体二つ抱えたまま。


わたくしたちを離したら、半分沈んでしまう。

今さらそれはどうにめならなず進むしかなし。


これでは青龍の女将軍に遅れをとるのは致し方なし

――――――――――って、観えますわよね?


∪∇⌒⊥∂⊥⌒∃∀(姉様すっごいすごい)♪︎♪︎♪︎♪︎♪︎♪︎♪︎♪︎♪︎♪︎♪︎}


だから海女(人魚)は、もう眼を向けない。


こちらに眼もくれず青龍の女将軍へ。

あからさまに楽しむ為に留まってる。

女の競い(あらそい)に血肉は不要。


貴女の不覚は、その肢体(高い能力)


この肢体を護る責任がある。

ご領主様の物なんですから。

それこそ、わたくしの役目。


自分独りで悦んで頂ける

・・・・・・・・・・一方的に弄ばれるだけ。


教えてあげる

――――――――――抜け駆ける為に、必要なこと。

沢山居るのよ

――――――――――だから、わたくしが必要なの。


例えそれは恋仇であれど

・・・・・・・・・・何人増えても、です!!!!!!!




【国際連合統治軍第13集積地/駐屯地東外縁/海岸砂浜射撃場(プライベートビーチ)/水際から8m海上/青龍の貴族】


第一保護者(元カノ)が吶喊。

――――――――――交戦中(じゃれてるじゃれてる)

第二保護者()は静観。

・・・・・・・・・・いつもの。

第三保護者(マメシバ)が解説。

――――――――――「キレてるキレてる」


確かに。


元カノの動き(切れ味)は人間の可能性だろう。

自動車並み(時速50km)の速度で水中を飛ぶ人魚。

海中海上で肢体が余裕で追従できる。


人魚VS元カノ(地球人類以外)の勝負は殺し合い(真剣)じゃないが。


機動範囲が25mプール程度。

体が女と同じサイズの人魚。

周りに密集する女たち(おねいさんず)


誰かに衝突したら死ぬな。


{にーさまにあげる♪︎}


砂浜に響く人魚の声。

地球人類には聴き訳される魔法翻訳。

空中高く飛び跳ねて。


カラフルな生地を振り回してアピール。

・・・・・・・・・・可愛いと思いませんか?


いやビキニのトップは欲しくない。

ボトムを剥がしたら洒落にならんが。

上なら肢体(人柄)によっては赦されます。


人魚が赦されるなら俺は許されんだろ。

――――――――――かかってきなさい!


これからの第四保護者(おねいさんず)である被害者一同(おねいさんず)


彼女ら(おねいさんず)に真っ正直に対する。

「女を視ない男じゃなし」


眼を背けたりいたしません。

「これから鷲掴むため?」


言い訳なんかいたしません。

「口説いてる口説いてる」


謝るなんてもっての他です。

「謝られたら怒りますよ」


いやまて、それなら誰が怒られる(責めを負う)

「たいちょーのせいだから安心してください」


おねいさんずの怒りを確認。

――――――――――俺に眼が向いてるな。


しめしめ。


半裸が怒る。

・・・・・・・・・・泣かれなくて良かった。


軍人(自衛官)戦場で(作戦中に)、じゃないからね。

女が海水浴中に、なら危険性はあった。

殴り懸かられてもいいくらいに。


着衣が怒る。

――――――――――そりゃそうだ。


部下を剥かれたNo1。

仲間を剥かれた、おねいさんず。

次は自分か(好い肢体)半分くらい。


元カノが人魚にアルゼンチンバックブリーカーをかけようとして鰻の如く塗る付いた人魚が躱す。


そりゃ男の眼が気になるよね。

人魚が食い留められてるから。

そりゃ俺を責めたくなるよね。

人魚は可愛く悪気がないから。


さあさあキミたちの素晴らしい肢体をタダで悦び羞恥心を煽って愉しんでいる唯一の男は此処だ。


火に風を送っておこう。

よーく肢体を見詰める。

一人一人に目配せする。


敢えてゆっくり手を振ると全員を挑発出来た。


確保撃破は戦術の基本。

「女たちを独り占めしたいほうでしたっけ?」


各個の間違いじゃないぞ。

「3Pは相手に悪いって前から公言中てすね」


周りと競わせない様に。

「三股と五股と三股と五十七股で六十八股?」


感情的にして突出させる。

「相手に悪いだけで自分は嫌いじゃない訳で」


互いが邪魔になるよう。

「普段から繰り返してますよね呼吸のように」


個々に向き会い解り合う

「ナンパじゃないですかナンパですよねこれ」


普通に嫌われるからな。

「嫌われて平気な男がオセロ感覚でナニゆう」


傍らのNo1(おねいさんず指揮官)が呆れてます。

・・・・・・・・・・もう少しか。


彼女たち(おねいさんず)は、マメシバを無視。

被害は甚大なれど戦意は旺盛。

流石に堂々としないのが作法。


全体として陣形を維持。


隠さず人魚と遊ぶ彼女たち。

肢体は誇示するモノ。

苦笑しながら隠す彼女たち。

羞じらいは魅せるモノ。

悲鳴も枯れ逃げる彼女たち。

そーいう問題じゃない。


・・・・・・・・・・半分くらいか。

まあ、俺しかいないから、男の眼を忘れがちだよね。


残りの半分。

剥かれる前に退却する彼女たち。

そんな彼女たちを叱咤して率先垂範するNo2。

そんな彼女たちを再編成し包囲線を造るNo1。

二人に限らず俺を視てます全員。

元凶ですか。


――――――――――それは正しいがまだ足りない。

俺が欲しいのは肢体です、と視線で彼女たち(おねいさんず)にアピール。


「たいちょーにフェティシズムはなし、っと」


読み取るな。

メモるな。

学ぶな。


「パラフィリアなんですね♪︎」


定義付けるな。

それなんだ?

かまわんけど。


――――――――――独特の静寂(ドンパチ)が高まっていく

舞台(部隊)は整い主演(予備選力)の登場を待っている。




【聖都南方/青龍の城郭/縄張り東側/波打ち際から7m/青龍の女騎士団半円陣中央/青龍の貴族から25m/お嬢】


わたくしは薄氷を踏む思い。


青龍(支配階級)わたくしたち(隷属民)の話ではなし。

女と女のことではありますけれど。

故にこそ相手(おねいさんず)の立ち位置がわかる。


ご領主様(好きな殿方)の面前で

・・・・・・・・・・なんたる蛮行。


自信がある処は一人一人違いますのよ!

わたくしたちのように選ばれてないのに!

選ばせようと選ばれかけていましたが!


青龍が女騎士様(おねいさんず)方々(女たち)の想い

――――――――――察して余りあります。


{おっき~♪︎♪︎}


幸い、気持ちを尊重しているのかしら?


視られたら困る。

視せてもいい。

魅せたい。


義を見てせざるは勇無きなり

――――――――――敵を貶める趣味はございません。


濃淡こそあれ、致命的ではない、かしら?

・・・・・・・・・・・方々一人一人(おねいさんず)


魅られる側と視る側と

――――――――――ご領主様の好みに合わせて。


фтнщ″∴′㎜¤(にぃさま見て観て視て)♪︎♪︎♪︎♪︎♪︎♪︎♪︎♪︎♪︎♪︎♪︎}


わたくしの考えが甘く御座いましたわ

――――――――――もっともっと前へ!


あの娘は一緒にまっすぐ。

・・・・・・・・・・ねえ様が抱き上げてくださいます。


Colorfulは間を空けました

――――――――――続きなさい!




(ちまた)ではケルベロス(新型コロナ)(笑)やらグリフォン(新型コロナ)(嗤)が流行っているとかいないとか。


巷。

それは役人(無能)飼犬(マスコミ)が脳内世界……静かなブーム?


ともあれ感染を()()()()()()()とコロナ対策という大変な症状に襲われます。


収入が減ったり無くなったり。

軟禁されたり監禁されたり。

病院にいけなくなり自己責任。

軽い病気や怪我で殺される。


コロナ馬鹿に殺された気が弱い人々の歴史に一ページ。


可哀相ですね。

励まさないと。

楽してますし。


せいぜいノーマスクで歩いて世間の間抜けを嗤います。


そんな、みんなの為の外出。

出歩きながらの執筆は困難。

致し方なく更新が遅れます。


しかたないですよね?

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