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完全侵略マニュアル/あなたの為の侵略戦争  作者: C
第十七章「海のほうから」

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魅せ札と切り札。

【用語】


『切り札』

:読んで字の如く「道具」であり使い捨てを前提とした手段でありツール。最後まで取って置いても最期には使う。(通貨)のようなモンで可能性そのもの。つまりソレ自体には何の価値もない。しかして(通貨)と同じ様に死蔵されることが多いのは将棋指しが玉より飛車を優先するパターン。貯金と同じ様なものなので、切り札は序盤か最悪中盤までに使いましょう。後期高齢者が金を抱え込んでナニが楽しいのかよくわかんない。鈍磨した五感でナニを味わえるのやら。衰えた身体でどれだけ味わえるのか。なお若い内の苦労は特殊な趣味嗜好(マゾヒズム)を持たない限り避けるべきは逆の理屈。最も鮮鋭かつ鋭敏な感覚て最盛期の肉体が持つ耐久力を生かして苦しむなんて、どんな御褒美ですか。その業界の人は少ないので「若い内の苦労」を賛美するジジイババアがいたら「負け犬」と嗤って子供たちが見倣わないようにしましょう。




試したりはしないわ。


実験で判ることなんかない。

実戦で解ることでしかない。


訓練。

学習。

修練。

時間と手間を費やして選び抜かれた無能の造り方。


人形(道具)なんか幾らでも在るのよ。

人間はなかなか手に入らない。


時間と手間を賭けないとね♪︎






【国際連合統治軍第13集積地/駐屯地東外縁/海岸砂浜射撃場(プライベートビーチ)/水際から8m海上/青龍の貴族】


{にーさまにーさまおにーさま♪︎♪︎♪︎♪︎♪︎♪︎♪︎♪︎♪︎♪︎♪︎♪︎♪︎}


俺から一言。

元気で宜しい。

舐めんでよろし。


{もっともっともっと♪︎♪︎♪︎♪︎♪︎♪︎♪︎♪︎♪︎}


二言じゃないか?

いや違う。

一言でもないが。


舌は滑らかで人と変わらない。

――――――――――使い方まで一緒か。


口がふさがれてる。

口を挟めない。

口を噛まれている。


唇を、他にどう使えって話か。

・・・・・・・・・・甘噛みだから危険は無い。


{欲しい!欲しい?欲しい!}


これ啄む(ついばむ)ってレベルじゃねーぞ?

液が肺に入らなくて良かった。


誤嚥性肺炎って知ってる?

いやいやそれどころです。


先ほどの一言は発声されませんでした。


{飲ませて!飲んで?飲ませて!}


俺から無言。

元気で宜しい。

飲まんでよろし。


謹んでお詫びの上で訂正いたしました。


{美味しい?美味しい!美味しい?}


っていうか、人魚の体液はスポーツ飲料みたいなんだな。


俺から無言。

好きな味。

口移しかと。


{きゃ♪︎♪︎♪︎♪︎♪︎♪︎♪︎♪︎♪︎♪︎♪︎♪︎♪︎♪︎♪︎♪︎♪︎♪︎}


ナニかを読み取る人魚。

おおはしゃぎである。

腕脚が絡む絡む。


肌の触感も人と変わらん。


温さが人肌のスポーツドリンクって、演習以来なんだな。

熱い冷たいは身体に悪い。

温い冷めるが健康の基本。

刺激を求めるのは軍務、いや隊務が終わってからのこと。


無尽蔵に海水をドリンク化するって便利じゃね?

いや、量的限界は在るだろうが。


そうなると人魚は濾過装置というかサーバー。

異世界の海は綺麗だが衛生的な筈もない。

だが人魚を経由すればスポーツドリンク。


顔を舐めるとより、しょっぱい。

これは被った海水より濃い味だ。

つまりは体表から排出したんだ。


スポーツドリンク的な体液以外。

被膜として揺蕩う部分それ以外。

体で濾した過剰な塩分それ以外。


海で遭難しても人魚が居れば大丈夫です。

淡水化プラントなんてレベルじゃないな。

これは知られて良いネタかどうか考えどころ。


とは言え人魚の保護被膜を飲んで大丈夫なのか?

だからそこでこその、俺なのか。


ハイハイ。

実験体モルモット被験者でございます。


誰も止めない。

眼が冷たい。

いつもと同じ。


まあそれでも臨床試験(人体実験)レベルなんだろうなぁ。


誰が何人死ななかったのやら?


被験体()にナンパが推奨された辺りでミエミエだが。

きっと今、日本で俺のバイタルデータがチェック中。


襲来した火星人の如く滅びる気はない

――――――鎖国して異世界を安全化(全滅)させるつもりも、()()()()


むしろ今はF/A-18E/F(艦載用) BlockII(戦闘爆撃機)がアイドリング中。

・・・・・・・・・・()()()ってところ注目。


北辺の任地(太守領)

敬遠(隔離)されてる占領軍。

隔離された第13集積地。


優しい地球人類、()()()()()星を灼いたりしない。


まるごと灼くのは簡単だよね。

どうりでF16が飛んできた。

軽く依頼したら本当に来るし。

※第65話〈祭礼〉より。


だからロナルド・レーガン(原子力空母)が遊弋。

そして俺の上にのさばるWHO防疫班(三佐と子飼)


それなりの成算が在るにしても、だからといって躊躇う(三佐)じゃない。

そのうち、うちの娘たちに味噌や醤油や納豆を勧めかねないな。

異世界種族で実験を繰り返してからではあるが、(カビ)を持ち込む。

パンデミックのリスクを承知の上で、安全よりも優先すべきことと。


・・・・・・・・・ああ、そうか。

ここでもリスクとコスト、だ。


地球人類が利用するためには、地球人類と共存出来なくてはならない。


共存不可能ならば手間隙かける価値が無い。

うちの娘たちをサンプルで終わらせる気が無い。

疫学的な結論を出すために時間をかける気が無い。


ある程度を絞り込めれば、後は実験するだけってか―――――――――――いや、三佐の気質に確かめる、ってあるか?


使えば判る。

続ければ解る。


実験室に意味はない。

カタログに興味はない。


壊れるまでが仕様。

壊すまでが使用。


実践ならまだしも実戦と区別がついていないのかもな?

まさかそれも含めて俺を左遷した訳じゃあるまい。

即興で陰謀の一つや二つ持ち出しても可笑しくはない?


それなら俺が飲む方に回った方がいいな。

血液を混ぜるより安全性が段違いではある。


人間の胃は殺菌力が高いから。

人魚の内臓がどうか知らんから。

とはいえ程々にせんといかんから。


でも飲んでるだけだと大気中で人魚が窒息死するしなぁ


飲み干さずに返す必要がある。

――――――――――呼気と吸気で酸素を循環させるが如く。


人が吸った空気は肺で酸素を吸収されます。

ある程度。

全部じゃないから吐いた息にも酸素はある。


人魚もおんなじ

・・・・・・・・・・みたいだな。

今のところ、息は苦しく無いみたい。

時間の問題だが。


人魚の体液で俺が窒息したりはしない。

人間の口中で空気に触れるから崩れる。


海水中ではゼリー。

大気に触れるとサラサラ。

その辺りは飲み物だな。


ゼリー状のスポーツドリンクっぽいなにか(人魚体液)を煮凝り扱いして人魚を踊り喰いさせようと思いつくドワーフたちって、いったい。


ドワーフ料理は異世界の三大料理らしいが多世界で三が基準になるのは何故なのかって、その前にそのセンスでいいのかドワーフ料理。


狙撃が間に合わなかったら、俺と元カノの前で三枚に下ろされるところだった。

※第57話〈文化侵略(ドワーフ料理)〉より。


{嬉しい!嬉しい?嬉しい!}


生きてくれていて良かった

――――――――――人魚の方が嬉しそう。


ピチピチ跳ねすぎ。

心の尾鰭がブンブンブン。

俺にじゃれ着く子犬系人魚。


人魚も水棲人類も犬も種類が違う。

・・・・・・・・・・だがカテゴリーがおんなじ。


どっちも兼ねられるなんて、お得ですね、俺に。

無言でも伝わる辺りガッチリ距離感マイナス。


人魚の包容は骨を狙ってるとしか思えん。

めり込み気味なのは子どもの特性だが。


俺の骨格から俺の振動(意思)を読み取ろうとしてるな?


単に甘えてるようにしか観えまい。

俺だけに向いた能力じゃ使えない。

その辺りは、うちの娘たち共通か。


うちの娘たちのセールスポイント。

――――――――――俺が作成、元カノ&マメシバ協賛。


役にたたなきゃ無視。

気付かれずに踏み殺される。

役にたちゃ使われる。

使い潰されるのがオチだな。

逆らう力に配慮する。

強すぎれば、先に殺される。


地球人類と付き合い続けるなら?

――――――――――従属しながら出し抜ける程度が好い。


まるで誰かの人生みたいな既視感。

つまり実績がある良くある手法。

元カノ&マメシバも、そこは踏襲。


だからこそ、今、地球最高の測定記録が可能な場所で。


俺とは違うか。

コストと視るか。

リスクと避けるか。


だからこそ、身内以外が気付けぬように実践実行成功。


危険はない、じゃない。

命を賭けさせた、だけ。

人魚にとっての、幸福。


俺たちが決めた、この娘たちの幸せ。

この娘たちの命を賭けさせた訳だな。


荒っぽい遣り方をしやがって、コイツら。

俺ならもっとスマート、が正解とは限らん。


黒旗団内部の人体実験も、それかよ。

元カノ&マメシバの純粋な思いやり。


水棲生物(人魚)に縁がない環境を強いる。

俺を餌にすれば自発的に動くから。

観てる誰かは気がつかないだろう。


異世界に居る地球人類、その所有物は皆24時間記録されている。

――――――――――監視ではなく、記録。


全員全てを監視する人員なんかいないからな。

合衆国のPRISM(自国民監視プログラム)と同じ。

監視出来ると敢えて知らしめ自己規制させる。

疑心暗鬼と自縄自縛の仕掛。


国際連合がマメシバに期待すること。

異世界種族のスペックを確認し応用すべし。


マメシバの趣味嗜好と行為は一致している。

その行いが趣味か嗜好か誰も判らん。

少女趣味な恋愛脳の余りでこなす日常業務。


健康管理。

お節介の延長。

臨床試験。

好奇心の行先。

事務処理。

パズル的手慰み。

医療治療。

世話好きの延長。


その果てに、子ども遊びを覚え始めてる。

俺のせい?

いやいやあれは女によくある、人形遊び。


俺とは玩び方が違いますよ。


着せ替えて。

おねいさんぶって。


性愛についておまえ(処女)が語ってもいいけどさぁ。

先天的に男あしらいが巧いからこそ拗らせてる。


うちの娘たちの将来が心配。


ストーキングにピーピングの対象は、うちの娘たちだ。

人魚のデータを見返していても、暇潰しかもしれない。

仕事や任務に縁がないからこそ、結果を出せるからな。


わざわざ金の卵を産む鴨葱を鍋にはするまい。


つまり木を隠すなら森の中。

・・・・・・・・・・異世界娘のデータが在るべき処。

マメシバ・コレクション。


地球人類で一番整った異世界種族データ。

その中に近しい異世界っ娘たちのデータ。


間違いなく、常に監視されている。

だが、観た物を解釈出来るのはマメシバだけ。

それを訊き出せるのは俺たちだけ。

異世界種族とゼロ距離未満で暮らさばわかる。

誰にでも判るから誰にも解らない。


秘密は隠さないのが一番だ。

隠さなければ見過ごされる。


国際連合の眼を掻い潜ることは容易い。

――――――――――天然(元カノ)謀り(マメシバ)か。

()()これくらいで善い。


人魚を海中(生存圏)に戻すか。





マイナンバー。

レジ袋有料化。

コロナ対策(笑)。

誰も止めないから凄い。


日本が世界に晒されてる頭が悪い奴ら(霞ヶ関の官僚ども)の成果。

……ほんの一部なんですが。


世界最悪のスターリニスト(日本の官僚)が愚行を挙げていっても切りがないですね。

給料を十倍にして命をかけて一生懸命「なにもしない」でいてくれたら日本が救われます。


まず呼吸から見直しましょうか。

鼓動とか存在とか、切り上げるべきところは色々ありすぎますが。


もし万が一、いわゆる優秀な日本の官僚(自作自演と自己陶酔)が、明治以来有害で無かった瞬間なんぞを御存知でしたら御一報!


「日本の官僚は優秀だ」って言ってる連中に実例を挙げた奴らを観たことがありませんが。


そこはそれ。


無視されてるからこそ

「天皇陛下万歳」

を叫び、見下されるからこそ

「同志スターリン万歳」

を唱える連中なんです。


コロナ対策を始めやがったのが訓練された無能(日本の官僚)なら、コロナ対策を維持しているのは訓練されたい愚鈍(馬鹿ども)


責任逃れのためなら国を売る官僚(阿保)が、手に入る訳が無い承認欲求を求めて媚びるコロナ馬鹿(虫けら)に牽き擦られる様は、笑えませんね。


とはいえ嗤わにゃならんのが辛いところ。


生きようという意欲を少しでも奪わないと、もっともっと人が殺されますから。


インフォデミック。


本来の意味は

「デマでパンデミック騒ぎが起きること」

ですが、例によって馬鹿が

「パンデミック中のデマ」

と誤認しています。


こうした騒ぎの中でないと「産まれて来たらダメな馬鹿」ってのは見分け難いものです。

ただの馬鹿だと思っていたら、呼吸することが間違っている極めつけだったと判る瞬間。


何からも得られることは在るものですね。

失ったモノが多いからこそ、生かさないと。


そんな訳でコロナ馬鹿を嘲る義務を果たす為に外出してます。

作品の更新が遅れても仕方がないんですよ?



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