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完全侵略マニュアル/あなたの為の侵略戦争  作者: C
第十七章「海のほうから」

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使い使われ仕われる。

【用語】


『豆柴』

:小さい柴犬そのまんま。犬の種類ではなく柴犬の中の小柄な犬を指す。小柄な血統を集めることも行われているが、そも体格は遺伝要素だけで決まる訳ではない。競走馬や畜獣のような体系的管理を何代にも経ないと出来やしない。んが、そんな資本を投じる市場が無いので実現してないし今後もしない。愛玩動物市場では商品名として使われており、阿保が馬鹿に豆柴を売り付けてふっつーの柴犬で大金を巻き上げたりする。商品名ワクチンと同じですね。





異世界には宗教が無い。

神もいない。

科学を意識していない。


代わりに奇跡と魔法が在る。


死を意識するから宗教があるのか?

宗教があるから死を意識させられるのか?


国際連合(UN)経済社会理事会(ECOSOC)教育科学文化機関(UNESCO)調査団/覚書より》






【国際連合統治軍第13集積地/駐屯地東外縁/海岸砂浜射撃場(プライベートビーチ)/水際から10m海上/青龍の貴族】


俺と解り合えるエルフっ娘。

本来なら俺の立位置(皆の保護者)が相応しい。

そのうちそのうち今はまだ。


俺以外の地球人を利用できるようにしてから。

エルフっ娘もドワーフたちみたいになるんかねぇ。


黒旗団に限らない。

良くも悪くも現代地球先進国(日本)化させる異世界種族。


AK(突撃銃)を持つドワーフ。

与圧服を纏った魔法使い。

SR-25M(狙撃銃)を構えたエルフ。


全部過去形。


エルフっ娘が最先端科学理論で音を視るようになったし。

マメシバに言われるまま脳細胞を再現する治癒魔法使い。

人魚の活動限界を解析して最適動作をナビするマメシバ。


核物理学を教えられた巫女が祈りで臨界反応を起こす日も近い予定。


もちろん強制ですよ?


安全保障理事会(地球人類の総意)の決定。

衆参両院与野党合意(日本国民の総意)


非公開なんですけどね?


だから非公式の実務者たちに匙加減を任せる処までが総意。


三佐とか。

三佐の共犯者とか。

三佐が従犯者たちとか。

俺以外で。


価値観に手を着けずに利害得失を合わせる。


三佐はソレで治める自信があるらしい。

・・・・・・・・・・自信が無いときを観たことないが。


動物としての合理性を突き詰めるだけ

・・・・・・・・・・それ三佐の趣味ですよね。


不合理は敢えて異文化衝突で潰すのみ

・・・・・・・・・返り血の多さで服の色(日本文化)が変わりそう。


四半世紀で完成するドミノを今並べてる

――――――――――規定の未来は未だ来たらず。


だから俺はエルフっ娘(256歳)に大人顔。

甘えられる内に甘やかさないとな。

だから普段この娘(エルフっ娘)は背後にいる。


今は例外、なにすんだろうか。

いつも背後なのは理由がある。


ちびっ娘たちが俺の正面左右を定位置にしてるからね。


保護者の俺。

オカンのエルフっ娘。

バックアップのColorful。


軍政部隊移動本部の基本陣形。


ちびっ娘が先頭は危ない?

背後に居る方が危ない。


子どもを視界から外すのは素人だ。

子どもを独りで見守るのは守ってない。

子どもを一人で守れたら一人前だ。


俺、俺、大人。

子ども(256歳)子ども(10~15歳)を子守させる。


大きな子(エルフっ娘)が子どもを見守る位置取り(後方俯瞰)は当たり前である。


子どもは誇り貴い。

頼られれば喜ぶ。

小さな子や大人に。

頼れば感謝する。

大きな子や大人に。

感謝で喜ばれる

喜ばれたら嬉しい。


永久機関か無限連鎖講のように価値がうみだされていくのであった。


子どもに頼れるわ。

子どもから感謝されるわ。

子どもを喜ばすことができるわ。

――――――――――――――――子どもが尽きるまで立派な()()()()()


ネズミ講の親ネズミのようなポジションに観えるが気のせいに違いないから説得する自信はあります大丈夫?


斯くして大人()一人で無限の子どもをあやせる(で遊べる)のである。


これを無限連鎖子守と言います。

嘘です。


子守の子守で遊べ、面倒をかけるのではなく、世話をしてもらいつつ見守れる玩具、子どもは50人くらいまで。


一個小隊に付き一人の指揮官(大人)

一個分隊に付き一人の下士官(年長者)

指揮官下士官には補佐が一人。


と言うわけで、うちの娘たちの先任曹長(おねいさん)、エルフっ娘。


三歩前へ。

・・・・・・・・・・そこは君の位置じゃない。


背後のちびっ娘が見えないじゃないか。

―――――――――ちびっ娘たちは、落ち着いてるな。


何だか解らん

・・・・・・・・・・俺には、ってだけだけど。


いつも通りですかそうですか。

――――――――――皆は判っている様子。


おねいさんず。

うちの娘たち。

正座のふたり(マメシバ元カノ)


俺が判らんと言わずに思うのに

・・・・・・・・・・オマエらもかい。


一生懸命、皆が生きている。

――――――――――エルフっ娘が前へ。


太刀を抜いた。

おいおいおい。

ビキニに太刀。


一体どんな組み合わせ?

・・・・・・・・・・あ、本人もヤっちゃった感。


普段なら胸甲に覆われている部位が荒ぶってる。

動揺が治まってから収まってるか違和感確認中。

俺をチラ見してくるので素早くチェックし頷く。


委せなさい。

――――――――――後背(保護者)位置の(大人)が出番。


いつの間にか前を閉じたパーカーで覆われた上半身。

裾丈はちょうど股下0cm、ただし静止直立時。

大きな動作で摺り上がってはいる。


だからビキニの下しか見えてませんよ?


白いパーカー。

白い細ビキニ。

白い肌の下肢。


白を基調とした色々をシルバーブロンドが縁取る。


肌と生地の境目が判りやすい。

言うなれば白いが質感が違う。

だからこそ真っ赤に目立った。


長い耳まで真っ赤です。


パーカーの襟口から溢れ兼ねない乳房。

パーカーの裾先から溢れでた股御尻。

ビキニに髪一重で隠れたあれやこれや。


ただ立ってるだけでも艶やかなのに。

動作するだけで強調しちゃいました。


俺が取り急ぎチェック。

エルフっ娘に伝わり易く。


俺が付いてるしっかりしろ。

判っていることを解らせる。


パーカーのなんだかわからない素材がしなやかすぎてラインがはっきり出てるし。


エルフっ娘も反応した。

チェックを意識してる。


姿勢は変えなくていい。

それくらい馴染んでる。


パーカーのスリット(一応水抜き)から覗かなくて良いくらいスタイルが視えている。


上半分から下半分。

豊かな上半身に隠れた下肢。

屈んで見上げなくても判る。


後ろ半分から前半分。

後背から視界に入らない前。

構造を十分に知れば充分だ。


観せない処が見えない位置。

俺にしか解らないから安心していい。


エルフっ娘よりエルフっ娘の肢体を理解してる。


長径。

短径。

可動域。

膨張率。


裁縫師に空でオーダー出来るくらいには。


自分のことは他人が一番知っている。

他人は鏡だってよく言うだろう?

異世界ではどうか知らんが。


貞操観念の上位互換を司るエルフの中のエルフっ娘。


そりゃ人目を意識するよ。

魅せようとして、観られて気が付く、視られてる。

こーいうところも可愛い。


大丈夫大丈夫。


ここには女と女の子しかいない。

索敵機器の向こうには三佐だけ。

個人的趣味で眺めてるだろうな。


人魚の突入が終われば、職業的専門家の関心外。


むしろソレを解析するのに忙しかろう。

政治家、軍人、科学者は観てない。

索敵システムを使える覗きは三佐()だけ。


三佐は異性愛者

―――――――――だから安心しろとの意図を込めて、俺はエルフっ娘を視た。


な?


白い肌。

肢体のライン。

緑の瞳。


俺が視ている!


視線が泳ぐ。

真っ赤な耳。

耳だけじゃないですかそうですか。


よし

・・・・・・・・・・いかんいかん。


弄って遊ぶのは後。

人前じゃ不味かろう。

やり過ぎよくない。


本人も俺の意図を解ってる、が、沸騰してるな。


でも頑張ってる。

俺から逃げない。

頑張ってるんだ。


しかも動揺しまくっても剣先は静止。

――――――――――お見事


触り甲斐。

握り甲斐。

解し甲斐。


限界値の見直しが必要かも

・・・・・・・・・・今までの知見では追いつかない?

エルフっ娘は脂肪層が厚い。


ビキニは胸肉尻肉腰肉に食い込み安定する。

少し幅広く仕立ててあるから痛くなさそう。

全体に上向きで豊かなことを強調している。


ちびっ娘たちと違ってね。

ちびっ娘たちの細っそい紐ビキニ。

ビキニってより、リボンって感じだ。


持って帰らなきゃという義務感を育成。

そりゃ、おねいさんずがホイホイされますよ、コレ。


いえ、あげませんけどね。

俺が御持ち帰り済み。

貸してあげるから我慢だ。


そうみると紐ビキニ紐びきに(同一カテゴリ)といっても色々あるんだな。


Colorfulも一人一人違う。

だから並ぶとより引き立つ。

一人一人なら無論、目立っている。


流石マメシバ。

ちびっ娘たちの個別リボン。

Colorfulの個別アピール。


そして今の焦点エルフっ娘、だけ、やや違うビキニ。


たゆんたゆんの時間が長かった?

――――――――――――――――ああ、動きを通して肢体を魅せてるのか。


喰い込み気味の生地がスタイルを強調。

喰い込むからこそ揺れるアレコレを抑える。

抑えた歪さが本来の美乳美尻をイメージさせて。


しかもエルフっ娘のシャープな動きを邪魔しかねない動揺を、見事に制御。


普段なら革鎧で抑えているたゆんたゆん。

完全に解放されているから荒ぶっている。

喰い込みビキニが反動で相殺して魅せる。


普段は肢体のラインと完全に一致した革鎧で抑えていた、動揺(たゆんたゆんたゆん)



生地と縫製。

筋肉と脂肪。

伸長と縮小。

・・・・・・・・・・全部、あわせて!


閉じ込める箱がなければ重心がぶれる。

布でただ単純に抑えたら痛かろう。

揺れる前提で振動の反作用を利用する。


そのように乳房尻肉を誘導しているんだ紐ビキニが!


服を造る刻にナニを測っていたやら。

採寸現場は確認してなかったからな。

革鎧よりも剣撃が冴えてるかもしれん。


エルフっ娘の主に上半身から下肢に至る振動。


敢えて揺らしながら、その向きを制御するビキニ。

作用と反作用が短時間で釣り合い中和される。

これなら、どんな動きも自由自在。


――――――――――免震構造かな?


マメシバがドヤ顔。

芸が決まった犬か。

退きつつ前のめり。


エルフっ娘の食い込みビキニはその為だと言いたいってか言ってるよ態度で。


観せるべき処を見せる。

隠すべき処は見えない。

魅せる為の技芸の極致。


その制作演出監督たる自分(マメシバ)は俺に称賛尊敬御褒美があって然るべきである、と。


なるほど。

激しい動きを想定済み。


てことは。

うちの娘たちの水着を用意した時点で乱入を計画してた?


だけれど。

自分(マメシバ)に向かう刃に付いては考えてもいなかった、訳だな。


だから退きつつ前のめり。


斬られたくない。

誉められたい。


(元カノ)はどうでも良い。

心と肢体が完全一致。


――――――――なんて正直な奴だ――――――――


褒めてとらそう。

ビーフジャーキーと白刃、どっちが欲しい?



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