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完全侵略マニュアル/あなたの為の侵略戦争  作者: C
第十七章「海のほうから」

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確信犯/故意犯/愉快犯。

【用語】


『モデルガン』

:銃の形をした玩具。形状を銃と同一にできる。ごっこ遊びに使うマニアが喜ぶから一般的。重量を銃と同一にできる。使い勝手が悪くなりマニアでも喜ばないから例外的。発砲感覚は玩具で再現しようがないので致し方なし。玩具に慣れれば馴れる程、実銃を使った時の違和感戸惑いミスが向上いたします。昔は貧しさ故に木銃(銃型の木片)を使って訓練と称した時代もありましたが。これを訓練に使う軍事組織は実在する。現代だよ?先進国だよ?民兵じゃないよ?むしろ合衆国のミリシア(反連邦主義民兵)の方が練度は高い。世界ランキング入りする潤沢な予算を見せびらかせないし使えば無くなる銃弾に使うより見映えだけしかしない性能がある意味でヤバイが素人やマニア(同一カテゴリ)受けする最新兵器(F35とか)に費やして利権にならないから備蓄弾薬(交戦能力)すら無かったりすると実銃が組立分解キットになるのも仕方がない。実銃や弾薬を利用すること自体が手続きの山を乗り越えないと出来ないとか色々あり訓練開始までが1万ピース無地ジグソーパズル。結果、玩具を使った訓練ゴッコが大流行。「合衆国の民間人の方が撃ちなれてるよね」って、それ一番言われてるから。でも合衆国陸軍最底辺の勧誘兵(失業救済措置)ならVRゲームで訓練予算を浮かしているから互角かも。




『確信犯』

:禁じられている正義を実行する人。


『故意犯』

:禁じられている悪事を断行する人。


『愉快犯』

:禁じられている愉悦を決行する人。




【国際連合統治軍第13集積地/駐屯地東外縁/海岸砂浜射撃場(プライベートビーチ)/水際から10m海上/青龍の貴族】


俺にとってのナンパ(生命線)

うちの娘たちの海水浴。

俺の関係者が邪魔をする。


いや、してる。

真っ只中。


直接的には俺の周りに居る女の一人と一人と後たくさん。

間接的には俺の周りに監視を設えた一人と取巻きの皆様。


直接的には故意犯だから、敢えて邪魔しに来やがった。

文字通り、飛び込んで。

間接的には確信犯だから、邪魔かどうか考慮しません。

文字通り、跳ばしてくる。


まずは手が届く範囲から片付けよう。



顔と肢体は良いんだけどね。

ソコが好くなきゃ近付かん。


近づく側だからこその選択権。


心が美しいと姿も麗しい。

肢体が豊満なら心優しい。


俺だってそうだよ?


カッコ良い御兄さんを演じてる間とか。

マジで役柄に入り込んでるくらいだし。


大変残念に観える人間は本当に残念だから。


爪先からアホ毛まで。

揺り篭から墓場まで。


女じゃなくても楽しみかたはあるけどさぁ。


人は見た目じゃない!

見た目が人なのだ!


肉体は魂の映し身である

――――――――――ルネッサンス期はイタリア半島の言葉。


どちらがどちらを映しているやら。

判らないならば解りそうなものだ。


好い女がいない?

好い男がいない?


それは探してないだけだから。


求めよ!

さらば与えられん!


結果で生じるに決まっている女関係。


じゃあ今、コイツらは?

観たまんまの女ですよ?


道理を引っ込め無理を通した二人が正座。


周りを視ない元カノ。

前線将校の鏡

・・・・・・・・・・ある意味で。


周りを無視するマメシバ。

参謀将校の鏡

――――――――――いやマジで。


周りを窺いフリを装うのが、俺。

政治将校の鏡

・・・・・・・・・・って良い意味じゃないよね、三佐?


問題児(殺されそうな)二人。


剥き出し紐ビキニ。

隠せよスクール水着。


二人とも非武装。

ある意味でテロ(自爆)


素手で殺る数は限度あり。

殺られる理由が天井なし。


こんなの初めて類例がない刻々更新最高記録。

――――――――――レア物です。


女とは歩いて来ない。

だからダッシュで飛んでくる。


時々。

・・・・・・・・・希少だから値が上がるとは限らない。


すぐ周りは?


ピッタリ水着(紐ビキニ)にパーカーという、うちの娘たち。

大胆だか安全牌だかわからんマメシバ・ブランド。


誰も殺す心配は無い。

誰にも殺される心配は無い。


今は。

余り。


その周りは?


肢体に自信がある女が纏う、色取り採り形様々な水着姿の57人の刺客。


M14が51丁。

ガバメント(M1911A2)が6丁。


17名は弾倉ベルトを肩にかけてる。


各自手持ち銃の装着済だけ一弾倉のみ。

弾倉ベルト班(17名)は自他のバックアップ。


胸の隆起に食い込む武骨な金属弾倉。


7.62×51(ワン)mm弾を20発(ボックス)

撃ちきった上(2秒)でお代わり上等。


此処に竜は居ないんですが。


音速の2,5倍で1140発。

それで逃げるだけの竜は凄い。


女体二つ(元カノ&マメシバ)がミンチになっちゃう!


ハンバーグなんて邪道です。

良い(肢体)はママでかぶり付くべし。


今すぐなら一番です。

今後も併せてのこと。


ただ素早い標的複数(元カノ&マメシバ)を撃てるかな。


物量弾幕も一案ではあるけどね。

取り回しを軽くするのが、お奨め。


予備弾倉のベルト持ちは、動きが遅くなる。


予備戦力ってより遊兵。

逆襲されるかできるか。


うちの娘たちが巻き込まれかねない。


ああ

――――――――――だから、か。

うちの娘たちが前のめり。


俺の脚から剥がれない人魚をフォローしてる、だけじゃない。


人魚を抑えながら身を乗り出す。

おねいさんず一人一人を、視る。

ちびっ娘たちが手分けしてまで。

牽制のやり方を自得したらしい。


それもこれも、おねいさんずが魅力(余裕)ある女だから。


俺みたいに気配りが出来る。


兵士には向かないな

――――――――――女って好いよね。


視て快し(たのし)

触って悦し(たのし)


弄り倒して尚、愉しい。

――――――――――って想いをアッピール。


隠すより露るるはなし。

昔の人は正確だったな。


俺もそうだが、おねいさんず。


肌も露。

銃も露。


一丁一丁から硝煙の香り。


試射済。

装填済。


安全装置って何処か判る。

――――――――――外してる何処まで解る。


女の肢体の匂い。

銃身の鉄の匂い。


薬莢や銃身で肌を焼いたら大変だ。


汗と海水の匂い。

(やけ)た銃口の匂い。


想定状況(水着姿)で試射してるんだろうか。


出動前にワンボックス(弾倉一つ試射)

国際連合軍兵士の常識。


統治軍はもちろん、UNESCO(強制接収部隊)WHO(防疫部隊)も。


あ、軍政部隊(うち)はやりませんけどね。

試射の代わりにはならないが、動作確認を丁寧にやります。


異世界種族に押し掛け同居の侵略者。

銃の威力を観せて尚も生かして置くわけにはいかない。


実戦まで隠しきる訳にはいかないが。

うちの娘たちみたいに銃撃戦に慣れなきゃ平気、多分。


普通の国際連合軍兵士にはけっして解らん気遣い。

目の前の相手を殺さないであげられるか、判らん。


今のところ軍法会議(銃殺)戦死(粛清)されてない(されずに生きてる)


それが正解だってこと。

おねいさんずには内緒。

それは知る必要がない。


普通の国際連合軍兵士は、駐屯地や陣地から出ないからね。


ここも第13集積地の内側。

異世界種族の目はない。

ゲストだって観たりはせん。


おねいさんずの試射を、うちの娘たちにわざわざ観せたりはしなかったし。


俺にゼロ距離な、うちの娘たち(異世界種族)

彼女たちが観ないモノは俺も同じ。


だから水着の危険性をアドバイスしなかった。

しっかりと視て助言した方が良かったかな?


海水浴を決めたのは昨日夕方。

おねいさんずの警備作戦は夜。


幸いにして夏向けの水着は用意してあったらしい。


春だからね。

夏物の準備期間。


昨夜のブリーフィングでNo1が言ってた。


マメシバみたいに一晩で仕立て上げたりしない。

うちの娘たちの水着は太守領出立前に準備済み。


聴いてはいたけどな。


第13集積地で海水浴できる可能性があった、だけ。

マメシバが執拗にファッションショーを迫った訳だ。

まんまと俺はノーチェックで今日を迎えたんだから。


事前却下を防ぐ為。


作戦準備の打ち合わせが忙しかった。

国際連合内部の話なら根回しで済む。


地元、ってか太守領海運業者との話し合いは、命令になるからね。


自主性は期待すべきじゃない。

だから指示を微に入り細に入り。


そー言えば、その時も世話になりましたが。


お嬢には商人たちに口利き。

魔女っ娘には現地代表として頷き。

エルフっ娘が旧知の盗賊ギルド頭目の斡旋。


その隙に、うちの娘たちのマメシバ(素肌)率がアップ!


そりゃ、おねいさんずも撃ちたくなりますわ。

こりゃ、撃ったら火傷まで考えて無いわけだ。

だって、脚は剥き出しでビーチサンダルだし。


薬莢(灼た金属)が湯水のように流れ落ちるのに。


実銃を撃つ機会がないと判らない。

銃身と銃口の熱さが解らない。


戦場で最初に負う怪我は火傷だからね。


おねいさんずは解っている。

実弾を使い始めると最初に判る。


自衛隊時代(モデルガン)と比べて最大の違和感。


だが防ぎかたを判ってない。

普段着で銃を使いやしないから。


ビーチサンダルではなぁ。


踝で留めるタイプ。

走り安くはあるが。


網掛なので肌が剥き出し。


気が気じゃないが。

焦げるじゃないか。


文字通り。


昨日の遠足では付け慣れたプロテクター。

その感覚で撃ちまくったら焼き印ですよ。


それだけ殺る気になってます。

――――――――――そりゃそうか。


女の子と女と女と男だけ。

そりゃ女同士で殺し合う。


なんて自然な現象なんだろうか。


男は引っ込んでろ!

って言われそうな程に俺とは無関係だ。


断じて否!

存在しない関係を創るのがナンパです。


空気を読む訳無い!

それじゃ男はヤってられない文字通り。


なんて自然な行動なんだろうか。


M72は砂浜に置いているところに理性を感じる。

でっかいバトンパスが、今すぐ出来る構えなとこ。

その場合、うちの娘たちは素早く退避させるのか。


No1なんか、いや、各班指揮役二名はガバメント(M1911A2)を当然ながら両手持ち。

いや22口径以上の拳銃を片手で撃つバカなんかいないけどさ。


つまりは撃つ気なんですね間違いなく。


袈裟懸けベルトが胸の柔らかさを強調してる。

指揮端末は肩に掛けたまま背中に回してる。

射撃動作の邪魔にならないようにしてる。


偽乳じゃなくて良かったが暴く愉しみも捨てがたいが後あとアト。


さて頭と肢体が天然モノども。


俺は元カノに目配せ。

――――――――――うん、撫でないから。

俺はマメシバに合図。

――――――――――なぜ、ずっとドヤ顔。


自分を誇りながら周りも観ようね。

殺意がアップしてるからね。

着剣音させてるよね。


あれは親切に警告してくれてるんだ。

普通は、ソッと着剣ソッと刺殺だから。


元カノ、マメシバの被害者その2。

おねいさんず。

うちの娘たちを警備し続け早2日。


人生初めての戦死覚悟から24時間。

今度も友軍の吶喊を受ける破目になる。


実に自衛官らしい日常だね。


友軍に殺されかかる辺り。

異世界種族を護るために。

戦死理由のホントのとこ。


いまとなっては在日してない米軍海兵隊と撃ち合った翌日。

・・・・・・・・・・へんなの(国際連合軍教導旅団)から吶喊されるという。


そりゃ銃口を逸らしませんよね。

皆で銃剣を装着していますよね。


殺されっぞ、おまえら(元カノ&マメシバ)


殊勝な態度をとればいい

――――――――――訳がない。


俺を視詰めて窺っている

・・・・・・・・・のがダメ!


一番エライ人(国連安全保障理事会)にアピール

――――――――――って思わないですかそうですか。


そりゃそうか。


コイツら(元カノ&マメシバ)の感覚は強者のモノ。

戦う相手の強弱は値踏み。

殺す相手の順番は付ける。

常に相手の位置は確かめ。


自分以外の心情を慮る(おもんぱかる)とすれば、死んだ相手が墓の前。


様子を窺うなら威力偵察。

エライ奴なら優先標的。

戦果を誇示(アピール)し戦意を奪う。


(弱者)の感覚とは違う強い相手を見極める。


エライ人を探り出す。

無の境地で隠れきる。


すると強い相手とエライ人と強い相手同士とエライ人同士の隙間を狙えるが入れたとは言わないが。


だが正解。

俺だからね。

生きてる。


これこそが勝利の結果なんだよ!

だからオマエら(元カノ&マメシバ)も殺す訳にはいかん。


うちの娘たちを殺さないみたいなもの。

おねいさんずだってそうなんですよマジ。


俺が生きてるとはそういうこと。

俺たちが生きてるとはそういうこと。


いつも忘れてはいけない大切な想い

――――――――――殺さないでくれてありがとう!

だから殺さないとはいかないけれど。


俺は殺す側(侵略者)だ。


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