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完全侵略マニュアル/あなたの為の侵略戦争  作者: C
第十七章「海のほうから」

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732/1003

戦争犯罪の一般教養/Reverberation.

【用語】

『戦争犯罪』

:言うまでもなく裁判権は被告の所属国/勢力(交戦団体)にある。統治権(含む裁判権)が混淆しているのが戦場なのだから当たり前。「同じ国の人間に公平な裁きが出来るのか?」などと言ったら平時だって同じだろーに。他国の裁判権、っていうか国家そのものを否定しない限り原則は崩せない。崩したかったら世界を征服してどうぞ。戦場がどちらの領土であるかという話は関係ない。どちらかが武力行使に至った時点で係争地であり該当地域での統治権は消滅する。復活するのは簡単です勝てば良いんだ勝てば。だから捕虜が戦争犯罪者だとしたら当然裁けない当たり前。捕虜の身分は国際法で保証されている。一般法に特別法は優先し、条約は国内法に優越する。いやなら条約を結ばないとか国際慣習法を無視する旨宣言すればいい。すると相手側の如何なる行為も違法ではなくなる当たり前。国際法は互恵主義から成り立つので国際法を無視する国同士で国際法は互いに適用されない。例えば捕虜を戦争犯罪で訴追しようとすれば、事実関係以前に訴追自体が国際法違反となるので復仇の原理により訴追の効力が失われる。よって戦争犯罪はそもそも自国民にしか成立しない、という結論に回帰する。


もっとも「法律違反だからダメ」と言う奴に限って「法律」という概念を理解する能力にかけること「ウィルス学者にとってのウィルスの定義(意味を理解できない)」「官僚にとっての()()()()()の定義」に等しい。




「今ならば全く犠牲を出さずに滅ぼせるのですが」


「ならば正しく犠牲に為れる命を讃えられますね」








【国際連合統治軍第13集積地/駐屯地東外縁/海岸砂浜射撃場プライベートビーチ/砂浜/水際から10m/青龍の貴族】


俺は余韻を楽しむ。

「うぎゃっふぁぶ」

ブクブクブクブクブクブクブクブク

「ばひぁ」

げへがほ

――――――――――こっちじゃなく。


代わりに鳴らしたビターン!って音。

一瞬で響き頭の中でリフレイン。

鳴ったんじゃなくて、鳴らしました。


人の肢体からは実に好い音がするんだよこれ。


頬を叩いた時に鳴ることがあるらしい。

知らんけど。

掌を突きいれると鈍い音しかいたしません。

肘膝もソレ。

人間を威嚇する音は悲鳴でも十分過ぎ。


動物は同種の危険信号を受けると、必ず身を竦める。

・・・・・・・・・・()()ってのは、そーいうこと。


逃げない。

戦わない。

抗わない。


俺たちが護るから黙って視ていろ聴いていろ。

――――――――――生きる以外()()()()()()


いやいやいやいや、そんな機会はないですけれど。

職業柄必要なのは黙らせてから従える手順だけで。

訓練だって無音(殴打)で威嚇しダメージがない顔出血だ。


ストリートファイトとは違うんだから

――――――――――鼻血打撲は外に響かない。


だから業務上の暴力(民間人誘導)には自信があります。

いえ業務上の殺人(戦争一般)には自信が無い分はね。

だから業務上以外の暴力(私的対立解消)は自信を言わん(黙秘権)


もっとも本番(異世界侵略)では皆様(被侵略者)が協力的なので、無言で額割りから鼻血散華へ繋げる妙技の機会はなかったけど。



――――――――――今の処――――――――――



俺が好きな音は、そんなビジュアル重視な技能音じゃないから。

水中から溢れる呼気や飛沫が気道に入って咳き込む時の異音でもなく。

抗議苦情恨み言おねだり開き直りに自己主張のような環境音なら聴き流す。


水面を平面で打つと聴こえます。


手で水を叩いたり。

掌で御湯を叩いたり。

肢体で海水を叩いたり。


水が豊富な国なら何処ででも

・・・・・・・・・・ってことは出来る国は少ないな。


地球では少なかった

――――――――――過去形。

異世界でも少なそうだ

――――――――――確認中。

だから異世界を滅ぼすのは簡単

――――――――――計画済(プランA)


世界を滅ぼすために地表を灼き尽くす必要はない。


地球は空地でいっぱい。

空地は無人地帯のこと。


異世界もそうならば?

ほんの僅か、要所々を消せばいい。


灼く。

汚染する。

壊す。


それだけで文明は破綻して脆弱な人類系統(霊長類)は死滅する。

・・・・・・・・・・霊長類って名前負けだよねコレ。


異世界種族は地球人類より優れてる?

――――――――――自分より優れた相手を滅ぼすのが得意な地球人類。


要所々に要所を加えて消せばいい

・・・・・・・・・・・・・・・破壊の規模を上げるのは簡単なんだから。


むしろ破壊と殺戮と汚染は抑える方が難しい。


なお惑星(地球)一つ破壊する核兵器は造れます。

造り方は普通の核兵器と全く同じなんですけどね。

惑星(地球)一つ分までの材料調達と作業は惑星(地球)内で可能です。


俺たちが求めて病んでる文化的戦争。


壊しすぎない。

殺しすぎない。

汚しすぎない。


まあレシピは在るんですけどね。


もちろん地球では出来ない。

ある種の部分を破壊した場合、生態系への波及効果が計算しきれないからだ。


もちろん異世界では問題ない。

地球人類は異世界生態系に含まれないからだ。

だから異世界を壊しても平気。


日本列島という孤立した生態系を完全に独立させるために異世界を滅ぼした方が安全だったらしい。


とはいえ完全な安定、異世界を日本に適応させる、は長期的には危険。

多少の人命(地球人類)を遣ってでも異世界を生かして置くことにしたけど成否は半々らしい。


滅ぼすか滅ぼされるか、じゃない。

うっかり滅ぼすか、上手く滅ぼさずに済むか。


二択。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・だから半々ってコイントスじゃねーし。


それが通るならなんだって、成功失敗の半々に出来るし。

急造1週間くらいで拵えて順次改定し続ける侵略計画。

異世界転移から第一回選挙までにソコまで考えてたんか。


巧くいけるといいですね

・・・・・・・・・・考え続けてゴールが移動してなきゃいいけどな。


誰が考えて実行したのかしてるのか知ってる人か、誰にも選ばれず任されず多世界人類種族の行方をなんとなくきめて、そもそもアレは人なのか

――――――――――考えるのはやめよう。


無難に(安全な)雑念。

・・・・・・・・・・つまり日本列島という部分を失った地球の生態系は激変しただろう。


その地表を灼き尽くせるが、その必要はない。

異世界転移から半年余り。

地球の生態系(地球人類)が生き残った可能性は低い(無い)しな。


だから国際連合は異世界転移をやらかした主体を人類の敵と認定して転移方法を確認したら丁寧に滅ぼして異世界を確保しながら地球の生態系を造りなおす為の予備研究を進めてる。


まあそのプラン(将来設計)異世界を侵略(日々日常)するのにも使ってるんだけどね。


失われた方と失った方。

生き残る方と生き残れない方。


その仕組みは今さら判ったことじゃない。

前世紀半ばには解っていた程度のこと。


滅ぼし方と護り方。


その計画はある。

準備もしてあるし。

後は実行しないだけ。


うっかりやらかしませんように

――――――――――やってもやらなくてもいい、って考えてやがるから。


そんな無粋な奴ら(安全保障理事会)は放置。


正しい水の使い方。

女子どもを放り込む。

そのマニュアル。


(たらい)

プール。

温泉。


肢体で鳴らすときは、ある程度の水深が必要です。


大人は1mくらい。

子どもは50cmくらい。

使う肢体のサイズに依るな。


まあ相手の腰くらいの高さが目安。

女子どもで鳴らすなら、俺の腰丈なら安全だね。


安全係数多めすぎ?


今回は敢えて膝丈だから、うっかりじゃない。

素人がやると怪我をさせてしまうからやらない。


ただ俺がやれば痛いだけですむ。

人体水上投擲の上級者ですから。


経験が違う。

――――――――――広く相伝マニュアル。


肢体を、思いっきり開かせる。

四肢腕脚を大の字にね。

穏やかな波間はちょうど平面。


ヤられる側の素質も大切。


関節が柔軟。

筋肉が引き締まり。

脂肪でコーティング。


しかもダメージコントロールに慣れて得意。


いや、懐かしいな。

関節の稼働限界に挑んだ日々。

ヨガなんか要らん


ヤる側の素質は一番、大切。


リフトアップから逆手ブレーンバスターの要領で叩き着けること。


一気に頭からではなく腹から行きましょ逝かせましょう!

―――――――――潰れた蛙のように浮かんで来ます。


むちゃくちゃ不本意そうな涙目が海面上下をアップダウンしてる。


いつもど~~~~~り反省してない自覚なしだこのバカ。

・・・・・・・・・・泣き顔可愛いと思わないよう注意。


動物はヤらかした直後に躾せねばな。


肺から空気が抜けても口が水中。

直ぐに呼気を得られず抵抗不能。

反射的に暴れる力は水中で拡散。


胸に大きな浮き袋が着いてるから安心。


ボニテを掴んで気道を確保。

「ひだぃやぅ」

素早く曳航し飛沫で黙らせますがノイズは無視って、まあ、いつも。


趣味じゃないからお間違えなく。


他人には優しく。

知人にはもっと優しく。

自分は最大限に甘やかす。


合言葉

――――――――――俺はいいんだ俺は!


俺が愉しむと癖になって、またやらかす。

美人美女優秀なのに、一つだけ欠けてやがる。

あまりそうは見えないようにしましょう。


だからなかなか放り出せない

――――――――――で、波打ち際に放り出し。


すぐに膝が立つ浅さ。


手を突くだだけでは水面に届かない。

そこから軽く身を起こせば気道確保。

程よくおぼれさせて怪我をさせない。


拷問に広く使われる技術。


水ってよく使われますよ?

打撲や刺傷創傷と違って後に曳かないし。

わざわざ水飲まないよね?


だから水面に引き摺りだせばすぐに御(尋問)できます。


痛みを感じさせるより死を感じさせること。

痛覚はすぐに麻痺するけれど恐怖は決して馴染まない。

大勢から話をきくときは代わりがいるからいいんだけれど。


一人一人とじっくりお話しするときは水責めに限ります。


哀願させる

血を流させる。

悲鳴を上げさせる。


これ、全て多人数を対象とした技術。


一番どうでもいい相手の使い方。

何か知ってそうな人に決意を促す。

裏切りたくない相手に言い訳を用意。


ああ()()()目に遭うんじゃしかたがないね。


みえやすく。

聴こえやすく。

判りやすく。


どんな馬鹿に()()伝わるように工夫をします。


戦争犯罪で一番よく観えるヤツ。

捕虜虐待ってね。

観せて伝えさせてるからばれる。


いわゆる一つの拡散希望。


それが広まることで、いろいろとメリットが多い。

そんな目に合うと判っていてくれれば、尋問無しで話してくれる。

そんなことへの非難があれば、こちらの捕虜への効果的尋問(ごうもん)が難くなる。


これが戦争犯罪に問われることなんか無いし。


お互い様ってこともあるが。

勝ってりゃ済む話ではある

負けりゃ身の処し方次第だ。


何もしなくても犯罪者になり得る状況なら?

・・・・・・・・・・・・・・・生きるも死ぬも戦後の駆け引き。


我が国には実例が溢れてる。


戦中なら報復での虐殺なんか誤差の範囲でしかない。

――――――――――戦ってりゃ必ず起こるからね。


第二次世界大戦(正義の戦い)以後はそんな感じ。


利益で戦っている(第一次世界大戦以前)時代は理性的だったのに!

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・捕虜を殺しても金にならんし。


いやはや恋愛と戦争は理性的にしたいよね?


「なんか怒ってます?」





二年前と何が変わったんですかね(笑)。


渡航制限緩和(解除じゃない/嗤)。

マスク推奨緩和(推奨の緩和って/嗤)。

発症者には普通の風邪薬配布(風邪との違いは名前だけ/嗤)。


検査精度?

相変わらず「精度測定()()」。

ワクチン?

相変わらず「効果()()保証」。

大半の無症状感染者が近傍者の発症で見つかると自宅に閉じ込めて一定期間が過ぎれば療養完了。


……陰性かどうか検査すらしない「療養ごっこ」。

そも症状(免疫反応)が無ければ治るわけないんですが。


新型コロナに感染していようがいまいが本人を含む誰の健康にも影響がないなら、どうでもいいとは言い得ますね。


マスクをしていない相手の悪口をSNSに書き込むしかないのと同じ。

そもそもが()()として対応していない「ごっこ遊び」ということ。


「不確かな情報に惑わされないように」

と触れ回る国家機関の公開情報は

「おそらく/思われる/可能性がある/ようである/と発表された/と言われている」

三年たってコレって、

「コロナ対策を肯定する結論が見つからない」

ってだけ(笑)。


まったくもってゴッコ遊び。

……笑えません、か。


コロナパニックからこっち事実関係は変わりませんね。

起きてることは変わらないが、対策だけ変わった、と。

閉店の数、広告の数、自殺者の数は連動してますが。


コロナ対策?


厳重にしても。

緩和しても。

同じこと。


因果関係のない「空気」の停滞、腐った息。


頑張れ。

がんばれ。

負け犬ども(霞ヶ関)


わたしもせいぜい協力しましょう。

と言うわけで、わたしはアホども(霞ヶ関)を応援しなければなりません。

そのために、ここ二年以上変わらぬコロナ対策(笑)の邪魔。

忙しいので更新が遅れるのはいつものこと。


異常な日常が終わるに、今年いっぱいかけるのかな?

では、また。

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