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完全侵略マニュアル/あなたの為の侵略戦争  作者: C
第十七章「海のほうから」

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731/1003

銃剣刺突系ヒロイン/Face Hugger.

【用語】


『黒旗団』:国際連合軍独立教導旅団。ドワーフやエルフや獣人に人獣などの異世界人と、地球人類(ASEAN諸国兵大隊)が同じ戦列を組む、初の多世界複合部隊。元々は帝国軍最強の魔法騎士「黒騎士」(魔法使いと竜騎士を兼任できる異世界最強の戦士)が個人的に率いていた傭兵軍。決闘(?)で「黒騎士」を殺した(第24話<黒騎士>参照)元カノ個人が団員たちの個人的忠誠心を継承した。それに目を付けた三佐、おっと国際連合安全保障理、ではなく軍事参謀委員会が「実戦経験豊富で各級指揮官もそろっているが絶対数が少ないので部隊編成に難がある」ので「とりあえずまとめておいた」ASEAN諸国連合部隊を組み合わせて再編成した。「帝国最強」と異世界で知られている騎士団。「異世界人と地球人が一緒に戦う」姿を見せやすい。という訳で異世界と日本双方への宣伝素材としても活用されている。しかも元カノの私兵に近い(そのもの?)ことがかえって政治的に使いやすいと思われており、あえて所属があいまいなことになっている。捕虜救出などの活躍、軍規違反者の殲滅見せしめ、魔法の医学複合転用から科学的な魔法強化に人体実験まで勲章と戦争犯罪の宝庫。「三佐」がちょくちょく姿を見せることでお察し。




ポイントは、ふた~つ。


大切な処だけを視せるか。

大切な処以外を観せるか。


どちらかなんて言ってないですからね♪︎




【SSN―777/バージニア級四番艦ノースカロライナ(SSN-777USS North Carolina)】


『うっひゃゃゃゃひぁはぁ♪︎♪︎♪︎♪︎♪︎♪︎♪︎♪︎♪︎♪︎♪︎♪︎♪︎♪︎♪︎♪︎♪︎♪︎♪︎』

「通信途絶?」

「ノイズではないのではないかと思われます」




【第七艦隊旗艦ブルー・リッジ(USS Blue Ridge, LCC-19)】


「「「「「「「「「「さて置こう」」」」」」」」」」


「ディフェンダーはカバーに入っている」

「オーソドックスな要人警護体制」

「特筆すべき処はなし」

「護られ慣れている子たち」

「護ることしか知らない兵士」

「問題と言えば其処か」

子どもたちの(最優先生存対象)盾になりながら退却させるべきね」

「友軍の支援を前提にすれば現状維持には意味がない」

「いや彼女たちが前線に立つことはありません」

「政治的対応優先ならば刺激しないことに意義がある」

プランA(異世界知的生物根絶)ではないからな」

プランB(異世界知的生物同化)には選別過程が必要だ」

「ならば最適化済み」

「切り替え不能なら過剰適応では」

「専門性と汎用性か」

「万能兵器で成功したものがあるかね?」

「あらゆる戦場で使えるが専用機器に及ばない」

「オスプレイか」

「アレはゴミだ」

X―35(F―35)か」

「あらゆる戦場で負けられる究極マルチロール(虻蜂取らず)

「ならば戦えない軍隊(自衛隊)にも意義がある」

「作為より真心の方が難易度は低いからな」

「それで殺されるのは素晴らしい成果だよ」

「今やるべきではないでしょう」

「あの娘たちの代わりはいません」

「まだ」

自動機銃/機関砲(味方以外殲滅システム)IFF(味方識別装置)準拠」

「あくまでも準拠ですけれど」

「故に対抗部隊の上陸には照準だけ」

「偽装敵とみなされる瀬戸際だった」

「動作が人間の範囲を超えていれば」

「あの動きは人間の範疇なのか?」

「海中動作の味方識別は機械準拠です」

「既存機器との不一致は危険ですが」

「今回のデータはネットワークで共有しました」

「今後は安心だな」

「海上動作はどうだ」

「水上バイク程度ですが」

「既存の技術の範囲ならIFFで通る」

「陸上動作の方が怪しい」

「人間の境界線でしたよ」

「今後は安心かな」

「今のところです」

「また何かやらかしたら毎秒3~4発の57mm徹甲砲弾がとりあえず四方向から目標消失まで発射される手順ですね」

「味方が周りに多いから榴弾は使えないとはいえ衝撃波だけで近くの子どもたち(最優先生存対象)が怪我をする危険があるが」

「システムの誤差は兵士が埋めなくては」

「それが出来ないと判明して良かったな」

「衝撃波だけなら人体で包めば防げます」

「自動判断を補完できる兵士が必要だな」

「夏までには改修と実践を済ませなさい」




【SSN―777/バージニア級四番艦ノースカロライナ(SSN-777USS North Carolina)】


『計画通りニヤリ』

「NIYARIって何ですか?」

「言ってるだけかと」




【第七艦隊旗艦ブルー・リッジ(USS Blue Ridge, LCC-19)】


「では要検討、次」


「バックアップはカバーに入ってる」

「銃と部下を放すなと言うのに」

「休暇配置の安全圏ですからね」

「だから銃に慣れる機会だろう」

「傍らに集めて立てて置いてありました」

「叉銃を展開し終えるまでに十秒」

「互いに(M14)を手渡しで展開」

「全銃装填試射済み安全装置解除済」

「構えた瞬間に射撃可能」

「撃たなかったが」

「最初の照準は二秒で四人」

「最後の照準は八秒で十人」

「そこまでだ」

「最初の四人で80発は撃てた」

「フルオートで全弾じゃないか」

「全弾何処かには当たるだろう」

「二秒稼げる」

「十秒あれば全員照準出来たな」

「だが()()()()()()

「――――――――――戦争の自覚があるのか」




【SSN―777/バージニア級四番艦ノースカロライナ(SSN-777USS North Carolina)】


『恋愛は戦争ですからなにも間違ってません!』

最新鋭攻撃型(バージニア級)原子力潜水艦(ノースカロライナ)を使う恋愛?」

「・・・・・・・・戦争の自覚はあるんですね」




【第七艦隊旗艦ブルー・リッジ(USS Blue Ridge, LCC-19)】


「次」


「アタッカーは留まりましたね」

「悪くはない」

「攻撃を受けたのではないから」

撃って(攻撃して)いれば、だ」

「その場で膝射立射で動照準」

「あの距離でM14ならワンボックス(一弾倉20発)半分は当たる」

「着弾190発以上なら、銃だけで制圧出来たな」

「治癒魔法を考慮しても十分」

「弾着で肢体を抑えて、液体窒素か薬物で止める」

「不死者用レシピですか」

「拠点内部ですから装備はあります」

「それと知りながらよく吶喊させたな?」

「同じ自衛官だから撃たないと思った、なら銃殺」

「同じ自衛官だから撃たなかった、なら銃殺」

「ではないようです」




【聖都南方/青龍の城郭/縄張り東側/海岸線砂浜/青龍の女騎士団半円陣中央/青龍の貴族左側背/エルフっ娘】


あたし

――――――――――は、彼に答えられた。


放つ(撃つ)な。

斬るな。

放たな(撃たな)かった。

斬らなかった。


主に従った青龍の女騎士団(おねいさんず)

――――――――――は、彼に応えられた。


青龍の女騎士団長(おねいさんずNo1)を含めて。


彼に応えた女、たち

・・・・・・・・・・あたし(彼の女)は当然として。

()()じゃないのはどーいうことなのかしらね!!!!!!

チガウちがう違う

――――――――――気に病む処。


応える女が半分。

残りは皆、応えさせられた。


従う騎士が三分の一。

従えられた騎士が半分。

残りは身分を忘れた。


やれと言うなら何でもするのに。

やるなとしか言ってくれない。


彼の嗜好。

主の志向。

己の思考。

無いのは命令、義務、是非、そして拒絶。


――――――――――殺すな――――――――――


なにんにも()()()()()()()くせに、なにか()()のもゆるしてくれないんだから!




【第七艦隊旗艦ブルー・リッジ(USS Blue Ridge, LCC-19)】


「まだ咀嚼してる」

「スッゴク激しく動いてますよね」

「全く一点から移動していないが」

「三次元上の一点」

「静止?」

「動揺?」

「頭部から胸部をカバー」

「顔の左右を胸に埋没」

「両脚で両脇をホールド」

「小刻みに脈動する肌色の肉塊」

「脈動と評するにはテンポが急」

「頭にかじりついてないかアレ」

「人間を咥えこんだ人間大生物」

「巨大海星かな?」

「やだ怖い!」

「捕食者かな?」

舐り(しゃぶり)ついてますね」

「全身が口腔のようだ」

「・・・・・・・・・・艶やかな肌」

「・・・・・・・・・・豊満な肉付」

「・・・・・・・・・・滑らかな髪」

「露出過剰な美女の肢体ですよ、ね?」

「なぜ恐怖しか感じないのだろう」


「「「「「「「「「「それ」」」」」」」」」」





【聖都南方/青龍の城郭/縄張り東側/海岸線砂浜/青龍の女騎士団半円陣中央/青龍の貴族左側背/エルフっ娘】


あたしのことなんか、解ってるわよねぇ

――――――――――イジワル。


我慢の限界。

その刹那。

直前。


当たり前のようにそれをする

・・・・・・・・・・いじわる。


「♪︎♪︎♪︎♪︎♪︎♪︎♪︎♪︎♪︎♪︎♪︎♪︎♪︎♪︎♪︎♪︎♪︎♪︎♪︎♪︎♪︎♪︎♪︎♪︎♪︎♪︎♪︎♪︎♪︎♪︎♪︎♪︎♪︎」


――――――――――何語よ!!!!!!!!!!!!!!

完全に啼声を上げた獣じゃないの!


四肢胴頭の六点保持。

彼の上半身に全身で喰らい憑いていた。

それはもう、過去形。


手もなく人形の様に操られてるし!

――――――――――不愉快よ!!!!!!!!!!!!!!


思いっきり双球を握り潰されたまま。

肢体の限界を超えたひしゃげ方にされたまま。


引き剥がされるのには抵抗したけど

・・・・・・・・・・・・迷いがあるわね。


されるがまま?

()()に抗う?

どちらが好い?


悦ばせたいんだか。

歓ばせられるんだか。


したいけどされっぱなし。

・・・・・・・・・・解って悔しい。

女は自分を見失ってる

――――――――――いつもより。


そして相手に選択を許すような男じゃない。


「――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――」


胸が千切れないように掴みなおした

・・・・・・・・・・・・・・手慣れてる。


海辺のゴーレム(ボフォース57mm砲)が鎌首を向ける。

人の耳で聴き取れない ()(超音波)に反応。

あたしの殺意に反応した、訳ない。


青龍ではない(味方以外)?と疑ってるわね。


あたしが射線を遮ろうとすれば筒先が逸らすことができた。

青龍に忠実なゴーレム(自動機械)には悪いけれど、(恋敵)を殺すのは(あたし)

あたし(彼の女)を殺さないための命令を利用させてもらいましょう。



正面から鷲掴んでしたのを掴みなおす。

右から左。

女一人を両腕で横抱きではなく縦掴み。

胸から股。


でも抱き上げられてる

・・・・・・・・・・・・・・って言わないわよねぇ。


そして彼は相手の抵抗なんか気にしない。


噛り付いてくるままほったらかし

――――――――――前へ前へ。


あたしたちは面白くない

・・・・・・・・・・・・()()が増えてて腹立たしい。


あたしは必死に鞘に納めるように努力。

青龍の女騎士たち(おねいさんず)は、一斉に銃の先に短剣を嵌め始めた。

青龍の女騎士団長(おねいさんずNo1)が頭上に弾を放つ。


さもなくば吶喊が始まっていたでしょうね。


彼は無視。

彼が運ぶ。

彼の女を。


女、ううん肢体を海へ、膝丈ほどの海中へ

――――――――――放り込んだ。


「やってしまうところだった」

彼の一言。


「「「「「「「「え!」?」!」!」!」!」!」!」

来てたの?


「なんてひどいことをしないんですか!」

来てるの!



さていつもの。



COCOA入れた人ってみたことないけど居るんですかね?

新型コロナウイルス接触確認アプリたらゆう陳腐な発信器のことですが。


なにぶん、私の周りは常識的な人が多いので。

非常識な虫けらはついつい怒鳴り付けちゃいますし。」


で、例のアプリ(ジャンクデータ)ですが。


いやもちろん、わたしは内容を確認しましたよ?

ワクチン(医療廃棄物)だって一応、観るだけ見たくらいで。

……爆笑モノですが(笑)。


どこぞのチンケな街から端金をパクった誰かの話が聞こえてきます。


馬鹿なことをしたみたいですね。

馬鹿な物(TV新聞)観ないから知らんけど。


公金をだまし取るなら個人じゃなくて法人でやると安心なんですよ。

小さな自治体じゃなくて霞が関から国家予算をだまし取るのが簡単。


お役所へのコネだけで出来た特殊法人が目新しさの無いソフトを継ぎ接ぎする簡単なお仕事を下請け企業のなぜか数社に丸投げした挙句に単純動作(発信器)すら実現できないというなかなかできないことをじつげんしてみせました。


どーやったら実現できるんだろう?


ワクチン(医療廃棄物)だって一応は造ったのに。

「注文通りだ文句あっか!」と言い張れるレベルのゴミ(コロナワクチン)を。


COCOAの場合は言い張れないですからね。


パクった国家予算の隠匿しきれなかった分を返金しなくちゃいけなくなったくらいで。

国家予算を騙し取って使い残しを返還するなんて現代日本では奇跡に近い間抜けっぷり。


もちろん誰も罪を問われたりはしませんけど。


霞が関は「騙された」と認めることはありません。

つまりどこにも被害者はいないから犯罪じゃない。


チンケな街とは、そこがちがうんですね。

木っ端な個人とは、そこが違うんですね。


ワイドショーネタを小耳にはさむ都度、

「なんでコイツら生きてられるんだろ?」

と不思議でたまらず

「足を引っ張らなきゃ」

という使命感を隠せません、この通り。


知ってるから、私には関係ないんですけどね。

……国家予算のことは敢えて無視するものとする。


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