蝋燭の輝き♪︎Jaws main theme.BGM♪︎
【用語】
『ノースカロライナ』:バージニア級攻撃型原子力潜水艦4番艦。合衆国海軍は主力艦に連邦構成国の名前を付けたがるので推して知るべし。ただし開発経緯やスペックからすれば全面戦争は想定されていないポスト冷戦型兵器。戦争を想定しないのであれば制海覇権を狙う必要が無く、陸軍の輸送と上陸を支援する補助組織しか要らない。よってバージニア級にも上陸支援装備が後付けされたあたり、太平洋戦争で航空戦艦航空巡洋艦等々が出現したパターンだこれ。なお時代遅れの空母を造りたがっているのは頭が1945年で停止している後進国とミリタリーマニアな辺り仲が良いですね。
ようは海軍が無くな……だから70年代に主力の座を滑り落ちた空母が延命してるんですけど。実際には空母も余り役にたたない。合衆国の海外派兵時には同盟国の陸上航空基地を借ります。だからまあ空母を造る必要も……公共事業として建造をつづけてるのは合衆国くらい。最新型空母は敵を想定してないので対空防御力を落として動作不安定な新技術を山盛りにしてコストと建造期間が倍プッシュ納品時点で稼働率70%未満という新記録を達成しました……笑わせようとしてるのかな?
幸い合衆国最新鋭空母は本作品に登場しません。
ネタとして出るかどうかオスプレイやF35並み(笑)。
なお作中バージニア級はノースカロライナが太平洋に配備された段階で異世界転移。それ以外の潜水艦は全面核戦争想定のシーウルフとかロサンゼルスとかソウリュウとかオヤシオのような冷戦型艦ばかりなのでバージニア級のような侵略戦争専用兵器は重宝されてます。
そしてノースカロライナは最新鋭でかつ戦争想定外兵器なので広報に力をいれていました……過去形。だから万が一が無いようにベテラン乗員が多く指揮官クラスには女性将校が多い。
お役所の宣伝素材は「容姿端麗な既婚女性」が鉄則。容姿だけで男の好意ゲット!既婚の一言で女の反発をリセット!女性の一言で女の共感をキープ。容姿端麗な男性では男の関心を惹けないから仕方がない。競争相手にならない容姿端麗な女性なら憧れとして女の関心を惹けます。女は経産婦に限ると断言した初代将軍や凱旋式典に妻を出してはならないとされた初代皇帝は一般的ではないので既婚者は競争に参加してないと思い込める……人間って、敵にならない限り絶対に自分が手に出来ないモノを持ってる相手にあこがれます。
が、それは一般論。
原子力潜水艦クルーの場合、既婚率は低い。なにしろ無帰港長々距離長々々期間作戦行動が前提なので、既婚でも離婚率が高くなります。動物の情緒共有は期間限定な上に距離頻度に比例するから当たり前。
……と言うわけで年齢が比較的若いノースカロライナ将校に既婚者はいないのも仕方がなく、家族を置いて異世界転移に伴う心理的ダメージが一番低いのは原子力潜水艦クルーなのも当然至極。
かくしてガールズトークが華ひらきましたとさ。
なおラフレシアは最初「人食い花ではないか」と怖れられましたが発見者が自分で触って「食われなかったから人食いではない」と結論付けたんだそーな。
……もっとまともな確認方法はなかったのかと。
夜明け前が一番暗く、沈む刹那に夕陽は輝く。
【国際連合統治軍第13集積地/駐屯地東外縁/海岸砂浜射撃場/砂浜/水際から30m/青龍の貴族】
俺
――――――――――死んでないだろーな?
必要な者は全て揃っている。
極楽、極楽とは良く言ったもんだ。
俺の場合、風呂では忙しいからな。
なお天国は激しい運動の中にある。
幸せを噛み締めよう。
白い雲。
青い海。
温い砂浜。
アウトドアは最高だ!
女の肌色。
日焼け肌。
子どもの白肌。
日焼けは避けよう。
健康な肢体は素晴らしい!
黒髪。
金髪。
銀髪。
海風、海から陸に踊る髪。
――――――――――走り回ってるからね。
元気で宜しい。
子どもも大人も転がってるな。
ちびっ娘たちは馴染んだようだ。
むしろ大人を手玉にとる構え。
素質を感じる。
白髪。
朱髪。
翠髪。
碧髪。
橙髪。
潮風、海から陸に靡く髪。
・・・・・・・・・・まだ気後れしてるな?
Colorfulは人目を避けるのがデフォルト。
しかも正体判明の侵略者相手じゃ無理があるよね。
もっともっと無理をさせよう。
女子どもに無理を強いるのは大好きです。
おねいさんずが付いてる大丈夫。
――――――――――俺も居ますよ、お忘れなく。
陽射しに暖められた陸。
陽射しを弾き輝く海原。
大きく息を吸って~♪︎
陸地の空気は暖められて浮き上がる。
海上の空気が空いた陸側に吸い込まれる。
吐いて~♪︎
素直に従う心配な子ども。
Colorfulだけじゃない。
ちびっ娘たちもか!
・・・・・・・・・・おねいさんずも?
俺が手を振る。
No1が続く。
意図は伝わるだろうか?
――――――――――よし、遊びに戻ったな!
やっぱり部隊というより義勇兵なんだな、おねいさんず。
俺と子どもたち。
おねいさんずとNo1。
従うというより慕う、だ。
仲良くなって良かった良かった。
・・・・・・・・・・・軍令を超えた協力を期待できる。
いざとならなきゃ良いけれど。
もちろん日常的に楽しめそう。
どちらに転んでも素敵な関係。
手が届く範囲に女子ども。
口説いてよい女たち
良いと出来るは違うけど。
おねいさんずとの関係
――――――――――程よい警戒不信感。
目を背けられないほどに目を惹いている理想的状態。
役者俳優セールスマンなら勝利を確信、謡い踊るね。
舞台と客席。
高所と低所。
攻勢と守勢。
主導権をとりやすいのはこちら。
貴女 には是非とも自信を持って売り込めるモノがあるんだ。
玩べる子どもたち
――――――――――拗ねてる拗ねてる。
不意打ちを避けられるほどにガン見出来ない隙だらけ。
子どもをキレさせるのは大人の嗜み。
保護して自立。
強要して反発。
隷属から独立。
支配下に置いているのは俺たちだ。
君たちには自信をもって走れるコースを用意してあるんだかかってこい。
俺に不可欠な存在。
うちの娘たちに不可欠な俺。
まさにパーフェクト!
Win―Win?
等価交換?
取引?
何かを得て何かを失うって感覚が卑しいよね
・・・・・・・・・・貧乏は辛いんだろうな。
一方的に与えられている瞬間ってのは、素晴らしい。
俺が皆から。
俺が子どもたちへ。
助けられる。
助ける。
助け合ったりは絶対せん!
巡り巡らん一方通行。
ニートの本懐此処に在り!
刻は今、天ヶ下、知る五月かな。
こんなに都合が良いと生存を疑いたくなるよね。
うちの娘たちの毛色以外、半年振りの日常生活。
貴女は信じてくれるだろうか?
これが戦時下であると言うことを。
他人の不幸は蜜の味、と言う。
いやいやまさか。
観えない不幸は無いのと同じ。
不幸は外、幸福は内
――――――――――目に入らなきゃ他人だろう?
だから幸せってのが、成り立つとも言える。
だが比較しないと面白くも可笑しくもない。
だから愉しく拝見させていただきましょう。
知人の不幸は塩気くらいにはなるんだ。
義務と責任なんぞを最優先してしまう同僚同輩諸氏!
おねいさんずは、まだまだ観ている羨んでる。
そんなのを放り出したら最高気持ち良くなりますよ?
幸せは噛めば噛むほど味が深まる。
カメラの向こうの連中にもカンパ~イ♪︎
【SSN―777/バージニア級四番艦ノースカロライナ(SSN-777USS North Carolina)】
『殺らなきゃ』
「何が見えてるんですか」
「他の女たちと戯れる男でしょう?」
『だけじゃありません!』
「他に何が起きてるんですか」
「それもあるとはみとめてるんですね?」
『美幼女美童女美少女は致し方ないとしてですね』
「一般的にはそこが一番の問題点です」
「職業的にはもっと怒るべきところがあるのでは?」
『概ね十人並みの女たちにも色目をかさねてるんです!』
「怒るポイントは判りませんが怒る理由は解ります」
「見た目が貴女以下の女を優先している訳ではないのでは?」
『事実が全てです!』
「私達は海岸から観えません」
「それが全てでは?」
『眼を視れば魅せてやってる意志がつたわるでしょーが!』
「――――――――――」
「・・・・・・・・・・」
『貴女にもみせびらかしてますからね!』
「大変に不愉快ではあります」
「自分も含まれておりますか?」
『トマホーク、スタンバイ』
「お待ちください」
「待つで良いんですか?」
『撃てって言ってないじゃないですかまだ』
「射てるようにするだけです今すぐ」
「機雷源を突破しましたから待てますよね?」
【国際連合統治軍第13集積地/駐屯地東外縁/海岸砂浜射撃場/砂浜/水際から30m/青龍の貴族】
俺の視線に気が付かれた。
「安心しても良いですよ」
No1は出来る女。
「隠せませんね」
どれのことかな?
俺の9割は隠し事。
「子どもたちをチラチラ視てますから」
まず、そこか。
「皆のことを眺めながら♪︎」
微笑み可愛いNo1。
やられっぱなしの俺ではない。
「特に貴女の肢体を」
後の先。
「・・・・・・・・・・手慣れてますね」
貴女は手慣れてませんね。
「貴女だけを、と言うべきでしたか?」
キチンと口説かれたことはないな。
「馬鹿にされたかと思います」
そりゃそうですね。
貴女だけ、なんて貴女への侮辱。
敬意を示すのはナンパの基本。
人間は選ばれることに喜びを感じる。
例えば世界で唯独りの男になったとしよう。
そして世界が美女に溢れているとしたら。
――――――――――地獄だ――――――――――
ほんの僅かでも男としての自負があれば。
それが無けりゃ男じゃなくて比喩的なブタ。
罵倒されない世界で褒められるって感じ。
・・・・・・・・・・気持ち悪いからあっちいけ。
それは人間一般の性癖なので古今東西何処でも通じる。
貴女しかいないなんて、侮辱しちゃいけない。
Only OneよりNumber One!
他と比べて選らんで魅せる。
一般的なマナーの範囲です。
いやいや実際に一番ですが。
「なら成功ですね」
皆の中では貴女が一番、に口説き落とせる。
「口説けると思いますか?」
「もう口説いていますが?」
互いに楽しい鍔迫り合い。
「――――――――――彼女たちが観てますよ」
No1が半歩退く。
打ち返す溜めを造る為。
手慣れておらずとも、これだけ魅力的なら経験値は自然に貯まる。
間合い稼ぎに子どもを使う。
とっさの狡さが心地好い。
「女を子どもより優先すると思いますか」
エルフっ娘を抱き寄せながら。
「・・・・・・・・・・思いません」
ちゃんと聴こえるように言えれば、主導権を握れますよ?
女が女の子との距離感に戸惑う。
あるある。
よくある。
日常茶飯事。
「可愛いな」
「――――――――――!」
子どもを自慢する分にはイヤミにならない。
だから傍に立って観せる。
子どもを愛でる大人同士。
お嬢さん、一緒に子守をしませんか?
俺は慣れてる日常動作。
見知らぬ人に話しかけること。
・・・・・・・・・・答えが無くても応えで十分。
初見の貴女へ恋人として話す。
・・・・・・・・・・無視から嫌いへ一歩前進。
初見の貴男と親友として話す。
・・・・・・・・・・これは何故だか成功します。
ま、営業職なら誰でも出来ることだよな
――――――――――俺は事務職ですよ?
とはいえ世の中には知らん奴と話す気がない人も少なくない。
それが許されるなら。
それが赦されるなら。
それで困らなければ。
嫌いな奴を無視したいから、金持ちじゃなくて大金持ちになった
――――――――――とある富豪が言った言葉。
言われた相手に、君が好きだ、って言ってるも同然で、流石ですよ。
そうなるまでに、何回嫌いな奴の顔を観たのやら。
いっそ退き籠りの方が人に会わずに済むかもしれない。
思い通りに生きる為に想いに添わない生き方が必要。
人間、社会的動物は、ただ生きる為だけで人に会う。
うちの娘たちはどうか。
全員特権階級なんだが。
俺とは身分が違います。
お嬢は社交界の花形
――――――――――頼りにしてます。
本来、異世界の女性で社交界デビューは15歳前後だという。
男性の場合は概ね18歳前後から20歳を超えるまであるとか。
元服。
加冠。
裳着。
髪結い。
そーいう概念は異世界の特権階級や地球の先進国にしかないが。
総人口や延べ人口からしたら圧倒的な少数派の特異現象。
女の子の方が心持ち早いってのは身体の成熟期基準かな。
日本だって男女間の婚姻可能年齢が違っていたしね。
お嬢は12歳。
本来ならデビュー準備に励む頃だって
・・・・・・・・・・でも花形。
デビュー済みらしい。
ある意味、完成してる気がする。
歳上の女性たちに愛想を振り撒き、当たり前に御世話させてるな。
俺が御近づきになりたい女の大半が取られてしまっているような。
アレは天性のものなんだろうなぁ。
魔女っ娘10歳。
がんばります!状態です。
――――――――――可愛い。
今回初参戦らしい。
此方は経験や才能を超えてますわ。
・・・・・・・・どんどん女、いや、大人を吸い寄せる。
御世話が必要無くても目が離せん。
自然に距離が縮まる抱きしめたい。
気持ちはよーく解ります。
――――――――――抱き放題な俺って凄いが自慢は、やめとく、殺される。
第13集積地の指揮所。
女性オペレーターが勤務中。
指を咥えて羨ましがる視線を感じる。
さてさて、あと、どれだけの女が釣れてくるやら。
さて。
四人目のコロナ馬鹿を確認。
「頭が悪い奴の生態なんか興味ねーよ」って方は燭台大蒟蒻についてググってみてください。
三年オーバーでやっと四人目のコロナ馬鹿を確認!
わたしは普段ノーマスクです。
夏に限りませんが。
花粉所の季節も
「コロナ対策してる馬鹿と間違われたら一族の恥」
ってことで三年ばかりノーマスク。
という訳で普通に電車に乗っていました。
当たり前ですがノーマスクで。
音楽を聴いていました。
例によって。
わたしに聴こえないと思たんでしょうね(笑)。
もちろんそんな音量の訳ないんですが。
ぶつぶつ文句を言う声が聴こえます。
マスクを付けないことがみんなの迷惑である、という趣旨のつぶやき。
こっち向いてないんです。
何ででしょうね(笑)。
イヤホンを耳から外してあげました。
……沈黙。
おい、おっさん(笑)。
イヤホンをしまってあげたのに、なにも言ってくれません。
虫けらの鳴き声を待ちながら瞑目。
……して眼を開いたらジェスチャーしてました(笑)。
おっさん!
遠慮しなくていいのよ?
言いたいこと言ってごらん?
嗤いましたよ。
すぐに動作停止しましたから(笑)。
目下も目下の相手になんですかいい年して!
頑張ろうよ!
……みんなが同調してくれないと、頭が悪い奴はこうなるんですね。
みんなの応援があれば石を投げられるんでしょうけど。
そもコロナ対策を信じてない。
コロナが死病だと信じているなら?
みんなを護る為に、わたしにマスクをさせる。
自分を護る為に、すぐに電車を降りる。
どちらかですよね?
四駅くらいジタバタして、歳下の嘲笑で逃げていきました。
まあ「コロナ馬鹿」ってこういう奴等です。
何かを信じることも理解することもできない。
みんなの尻馬に乗ることでしか生きられない。
今頃SNSにでもつぶやいてるんでしょう。
靴の底がお似合いの虫けらです。
なんで産まれてきたのでしょうか?
なんで生きてられるんでしょうね?
社会的な義務と責任を理解してね?
頭が悪い奴が呼吸するなんて尊厳を否定する事なのに!
存在自体が不愉快なんですが、踏みつけたやるのも人間の責任。
という訳でまだまだ無用無急の外出に勤しまないといけません。
本作の更新スケジュール混乱はまだ続きます。




