落ち穂拾い
【用語】
『ねずみ講』
:アルバニア内戦を引き起こした独特の経済システム。本来「可能性」を担保として「多数人口」を前提に「有価資源」の垂直移動による拡大縮小を繰り返す……これって産業革命後の市場経済そのまんまじゃないですかねぇ?無限の人口と資源、言い換えれば需要と供給があれば成立するけど地球は有限なので拡大はいつか行き詰る。すると縮小に転じて、って言えば聞こえがいいですが「債権債務が放棄される」んですけど多大な人命ごと。それが終わると空きができた市場にまた拡大を……これ景気循環だよね?誰か止めなかったから続く「存在しない無限を前提にするからこそ破綻を約束されている詐欺商売」ってつまり「消費しきれない生産力をフル稼働させるために破壊と需要を読み替える」ケインズ理論や景気刺激策とどう違う?という訳で市場経済とは単なるねずみ講でした。だからユーゴスラビア内戦に伴う爆発的な兵器需要を基にしたねずみ講で兵器輸出という無限の需要を当て込んだねずみ講で大儲けした挙句に内戦終結で運営会社破綻による債権者への現物支給で内戦が起きるまでの過程を嗤える人は挙手願います。
当たり前に感謝できる奴は不幸なままで殺される。
拾った百円。
当たった百万円。
――――――――どっちがいい?――――――――
百円だよ百円。
正確には拾った方。
別に一円でも構わんけど。
何しろ利益率が無限大。
俺が物を拾っても一円にもならない。
元手がかかってない、ということ。
ゼロで数を割れば∞。
クジを買うなんてバカバカしい。
金がかかるじゃないか。
ましてや努力するなんて論外だ。
疲れるじゃないか。
働いて何かを手に入れる?
これほどつまらんことはない。
レジで金を払う。
品物を受けとる。
その度に喜べる奴がどんな人生を送ったか、誰でも解る。
判りたくないが。
・・・・・・・・・・不幸な奴は嫌いだ。
働いて、何かは知らんが、何かを受けとる。
そんなことは普通と言う。
努力して、何かは知らんが、何かを得られる。
そりゃそうだろうよ。
何が楽しい?
受け取れて当たり前。
得られて当たり前。
受け取れない?
得られない?
有り得ない。
何の成果もえられませんでした~~~~?
・・・・・・・・・・騙されてるカモられてる。
トモダチになりたい!
健康な日本人なら必ず金には出来る。
金くらい手に出来ないなら、判るな?
誰かがアンタを換金してんだよ。
【国際連合統治軍第13集積地/駐屯地東外縁/海岸砂浜射撃場プライベートビーチ/青龍の貴族】
俺は誰かに尋ねたりはしない。
――――――――――尋ねられるのは日常だけど。
俺が道を知ってると、なぜ思う?
俺が事態を把握してると、なぜ思う?
俺が動きを決めてると、以下同文。
それが正解とは限らないのに
・・・・・・・・・・知ったかぶりと賭けは得意。
俺は後退、正しく転進。
後は若い七人にお任せして。
主戦場は彼女が主力だ。
ちびっ娘ふたり、Colorful五人。
十歳。
十二歳。
十五歳。
おねいさんず18人を遊ばせてくれるに間違いない。
女を子どもに。
子どもを女に。
分けてあげる。
俺のじゃないけど。
――――――――――――他人の財布で奢ってやるのが大人の嗜み。
経費とか。
職権とか。
税金とかとか。
俺はい~んだよ俺は!
・・・・・・・・他人がやったら許さんので知人までならOKです。
捕まらなければ前科にはならない。
盗むときは広く薄く匿名の相手から。
ルールを守って清く正く搾取する。
彼女たちが味をしめる頃合いで俺がパクっとね
――――――――――いけたらいいな♪︎
【聖都南方/青龍の城郭/縄張り東側/海岸線砂浜/青龍の女騎士団半円陣中央/彼の正面/海水面/エルフっ娘】
あたしは慣れちゃっているし、我慢がまんガマン
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・その方が綺麗でいられるし、巻き返して魅せるもん。
ダメだめ。
かれが好きな女。
あたしを保つ為に、恋仇を観なきゃ!
青龍の女騎士団長
――――――――――体面が崩れかけてる欠けてる、壊れてる。
肩を抱かれ。
抱擁され。
見詰め合う、のが、注目されてるんだけれど、よくないわよね。
羨む八人。
気付かぬ三割。
チラ見三割。
生暖かさ四割
・・・・・・・・・・全員の気持ちが聴こえて、はらだたしい。
彼が率先して誘い潰してるんだから、彼に命じられた役目は放り出すわよね、そりゃ。
彼の女たちの護衛
・・・・・・・・・・まだ、頑張ってるほうかしら。
それでどうなるモノでなく。
あの娘たちに他の女を翻弄させて切り離し、女たちから独りずつ連れ出す。
――――――――――その一人目。
役目を剥かれて。
地位を忘れて。
臣を遠ざけ。
されてるのかしら
――――――――――してるのかしら。
青龍の 貴族。
逆らえない。
逆らわない。
逆らいたくない?
あたし、彼女を連れた彼。
・・・・・・・・・・従いたい。
青龍の女騎士団長を、その配下が待つ砂浜へ。
あの娘たちに誘い込まれたのは三分一。
外周を固める三分一はチラチラ観てる。
備えの三分一が集まる砂浜その前に、敢えて。
青龍の貴族。
青龍の女騎士団長。
従える者と従う者
・・・・・・・・・・じゃ済まないのが不愉快なことに。
青龍の女騎士団長は威儀を正してみせた。
けど、肩を抱かれたまま、女のまま。
じまんしてるようにしかみえないんだけど。
あたしは敢えて、二人から離れて前へ
・・・・・・・・・・邪魔はしない。
――――――――――眼を伏せる。
選ばせるなんて、彼に恥をかかせるもの。
あたしが選んだ男。
あたしは選ばれた。
あたしが選ばれる。
これまでもこれからも永遠に選ばれ続けてみせるんだから!!!!!!!!!
【国際連合統治軍第13集積地/駐屯地東外縁/海岸砂浜射撃場プライベートビーチ/青龍の貴族】
うちのエルフっ娘の耳が荒ぶっておられる
――――――――――気持はよーく解ります。
娘に等しい、ちびっ娘二人。
妹に近い、Colorful五名。
引き離して俺やNo1と待機を強いてる。
皆は見知ったばかりのおねいさんずと遊んであげてりゃオカン魂がうずくよな
・・・・・・・・・・大丈夫だ問題ない。
素晴らしい天気。
これぞ小春日和。
世界平和も近い。
こんな日は命以外、何もかもどうでもよし
――――――――――生きてるっ素晴らしい。
俺が好きな相手。
俺が好きそうな相手。
俺が好きになるであろう相手。
なあ?
・・・・・・・・・・ツッこんでくれていいのよ?
頷いてくれる良い娘、エルフっ娘。
否定はしない良い女こそ、No1。
ちょっと心配になるんですがねえ。
ケッ!
――――――――――これが普通の反応なんですが?
あとカタコトの大いに賛美、とか。
他に困った顔で微笑んでくれる、とか。
でも財布を出すのはヤメろ、とか。
まあ間違っても、俺が視てるから良いんだけどさ。
だから視界に居るように。
俺の視界とは限らない。
視てる誰かの視界の範囲。
俺が視てる誰かが見ていれば俺に知らせてくれる。
ほっとくとヤバい二人。
俺が視てるから大丈夫。
二人が見てるからOK。
これぞまさしくPay it Forward♪︎
芋づる式。
ドミノ効果。
無限連鎖講。
Pyramid Schemeと語感が似てる?
システムおんなじだけどな。
内戦を起こせるくらいだから世界平和もイケる?
俺が親なら、娘ネズミ二人。
俺は二人をエスコートするために産まれて来たと言い切れる。
波打ち際から砂浜へ。
エルフっ娘の手を牽いて。
保護者に休日はないが半休はアリ。
お母さん化しているおねいさんず。
微笑ましくてすぐに子作りしてあげたい。
――――――――――それは今ではない。
子どもが観てるし。
子ども遊びをする女はエロく観えます。
・・・・・・・・・・お触り禁止。
踊り娘は触るんじゃなく口説くもんだ。
三編成一組19人目の、おねいさんず。
No1は子どもたちのところに残してあげよう
・・・・・・・・・・としたが、俺たちに付いて来た。
――――――――――お察し――――――――――
No1の肩を叩く
・・・・・・・・・・判る!
将校の辛いところ
・・・・・・・・・・兵士下士官に混ざっては行けない。
子ども遊びの真っ最中。
抱きたかろう。
撫でたかろう。
愛でたかろう。
飴玉をしゃぶらせたりサイダーを飲ませたりたこ焼きをフーフーしたりしたいよね。
肉じゃがのジャガを口に放り込むのも好きですがホロリと崩れるから火傷も窒素もしません。
うちの娘たちにはまだやってないな醤油の麹を持ち込んだら異世界パンデミックになりかねんから禁止。
――――――――ポトフならいけるか――――――――
などと子ども遊びの上級者に導かれしNo1。
さあ、素直になりなさい。
ヤりたかろ。
我慢は肢体に悪いんだな。
せっかく色っぽい肢体なんだから欲に溺れて。
――――――――――ほんの手の先、脚の先。
そこに乗り込めばカワイイうちの娘、しかもたち複数を、独りで独占出来る
・・・・・・・・・・部下一同を追い払って、だ。
クーデター不可避。
――――――――――戦死確定バックショット!
魔法使いと騎士と竜と戦った結果、流れ弾に当てるヤツ。
命の危険だけでも嫌だが、そこに倍増し倍プッシュ。
たのしそうなんだよ、皆。
女子どもの愉しみに水を注せない、俺ならば。
No1なら兵と子どもの楽しみに水を注すまい。
なら此処は観る愉しみを優先するのが上級者。
通以外には我慢でしかあるまい。
よく頑張った。
いっつも我慢してそうなNo1。
女を挙げたな。
ちょっと眼が潤んでるのは黙って見詰める戦友同士。
敢えて我慢して子どもたちや部下たちを見守るポジション!
俺みたいに普段いつでも子どもで遊んでられないってのに!
キミの英雄的自己犠牲は千年に渡って讃えられるだろうさ!
エルフっ娘と三人で一杯やるレベル。
頑張らない俺とカンパ~イ!
【聖都南方/青龍の城郭/縄張り東側/海岸線砂浜/青龍の女騎士団半円陣中央/彼の正面/海水面/エルフっ娘】
あたしの役目は出過ぎないこと。
彼が青龍の 騎士や 貴族を篭絡し終えるまでは。
むしろ、 を誘う隙を造ること。
バレないように深く息を吸い、吐く。
ゆっくり眼を上げて
――――――――――あまり怖がられてない、わね。
星をのむ力にも女の怒りはつうじるんだから、気を付けないと。
彼にはどうせバレてるけれど。
浜辺の皆、その眼を惹いてから適当な一人を選んだ。
「頂けますか?」
「どうぞどうぞ」
あわてて立ち上がり、紙の器に果汁を注いでくれた。
彼の女、ってだけで青龍は、あたしにも丁寧なのよね。
たかだか領民なんて、彼の影には映りはしない、と。
背後で青龍の女騎士団長が動いた。
彼から離れる。
急がず。
ゆっくり。
自然に。
青龍の女騎士たちが駆け寄る。
青龍の貴族。
青龍の女騎士団長。
二人にも飲み物を渡す為に。
彼は一人一人に目配り。
「御茶とは嬉しい」
感謝は無く称賛。
この辺りも青龍、領民、自分の女変わらない扱い。
言葉にしない目配りも、礼や感謝じゃない。
称賛。
賛美。
賞賛。
これが青龍の特徴なのかと思っていたけど、彼の癖。
彼の騎士たちは無口で領民と関わらない。
この城の騎士貴族たちは好奇と敬礼だけ。
青龍の女騎士たちの場合は使命感ばかり
・・・・・・・・・・だった、のに。
その辺り、彼の意図も解る。
あたしたちたちも馴染ませようとしてる
――――――――――ついでに新しい女を口説きながら、ね。
今日は五件でした。
廃業した店舗の数ですね。
目視確認した限り。
一年前に「休業」した店も改装工事の御知らせが風化したままフェンスで覆われてます。
なお新宿です。
典型的なスラム化の手順ですね。
HAHAHA!
そんなわけで今週も更新スケジュールが「いろいろあった」ありました(過去形)。
以下余談。
知ってる人はスルーで。
ドイツでもコロナ対策責任者への攻撃が計画されてましたね。
「でも」に注目。
別にドイツだけのことじゃないので。
なにしろ警察でコロナ対策反対デモを弾圧してますから。
そりゃテロに走るわな。
幕末の対テロ戦争責任者「会津公・京都守護職」松平容保候は言ったそうな。
「言論の自由が無いところにテロが起こる」
道理ですね。
テロ対策と聴いてサイバーパンクな特殊部隊で殺せばいいじゃんっていうのは負け犬の発想です。
テロって起こされたら負けなので。
テロリストを殺したって利益にならない。
逮捕したってテロリストの勝ちです。
テロリズムの恐怖が在る、と知らしめればいい。
恐怖による抑止効果が目的なんですから、これほどコストパフォーマンスが良い手段はめったにありません。
そういう意味でアメリカの反コロナ対策テロは沈静化しそうですね。
まあテロっていうか合衆国憲法はテロの権利を保障してるんですけど。
だからこそテロを防げないけど防ぐために仕掛けは多い訳ですね。
鎮圧じゃないですよ(笑)。
「コロナ対策ええマスク着用要求は違法」
って判決。
まあ起きてる訴訟はマスクだけじゃなくて対策全般への訴訟も二年前から普通に続いてますし。
はよしろ(笑)。
馬鹿みたいな判決(都市伝説のアレじゃなく)もありますが、内戦を前提としてるからこそ「血を流さない戦争」のシステムが整っているのは面白いですね。
日本だと単純に「馬鹿の鳴き声を無視する」しかない。
でも人間様に話しかけてくるんですよね。
言葉で躾けても、すぐに痛みを忘れてしまうから根本的解決にならない。
困ったことです。




