マメシバ・ハナコは如く語りき。
【用語】
地球側呼称《三尉/マメシバ/ハナコ》
現地側呼称《マメシバ卿》
?歳/女性
:陸上自衛隊医官/三尉。国際連合軍独立教導旅団副官。
ほとんど死傷者がいない国際連合武力制裁活動における実戦緊急医療の最多経験者。治癒魔法と現代医学複合施術のパイオニアにして、異世界人への治療を目的とした医療行為のスペシャリスト。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・というところはあまり自覚していない。
「ぶぁか親(本人談)」が付けたキラキラネームの本名をかたくなに拒み「ハナコ」を自称。上官の元カノが勝手に「マメシバ」とあだ名をつけて呼んでいる。キラキラネームを付けらるという児童虐待の犠牲者共通の真理として、実親を心から軽蔑し憎みすでに無視している、が、時々思い出して激昂する。法的に有効な改名の手順を考えてくれた主人公を師と仰いでいる、が、それより大切なものがある模様。恋愛至上主義者で、倫理や道徳はおろか「恋愛は地球(人類)より重い」と即答できるタイプ。
陸上自衛隊の正服第2種礼装(緑色)を自分で仕立て直したように見せかけた完全新作を着用。裁縫というよりデザインを含む服作りが得意なために、今日もせっせと経費を流用させて新作にいそしみ、異世界に流出中。
デザインの基本は「ギャップ萌え」です!
スク水やミニスカを幼女童女に着せてもホッコリするだけ!
JKに映えるのは「大人の肢体」に「幼児服」だから「成熟」がアピれる訳です。
スイカに塩と同じ!
だから二十歳以上が着ると「老化」をアピールしちゃうから止めてお願い気持ち悪い。
ギャップを測る基本。
成長期の10歳前後までは性別を意識しても意味がありません。
最盛期の15歳前後は一番最も女を意識させるべきです。
老衰期の20歳以降は個性を使い衰えを上書き。
個体差が一番でてくるのは、その辺り、でもオーダーメイドは基本ですよ?
装飾でアピる。
素材でアピる。
珍味でアピる。
そーいうこと。
ギャップは服と肢体だけじゃ在りませんからね?
女たち。
女。
女の子。
互いが互いを惹き起てます。
女を視れば女たちが意識される。
女たちを観れば女が眼に留まる。
女の子が女の成熟を意識させる。
女が女の子の可能性を灼付ける。
恋する乙女、全員が互いを高め合うんですよ!
舞台。
キャスト。
観客。
三位一体の総合芸術。
――――――――――それが~~~~~~
ファッションです!!!!!!!!!!
【国際連合統治軍第13集積地/駐屯地東外縁/海岸砂浜射撃場/青龍の貴族】
俺の目の前。
白い雲。
白い砂。
白い肌。
コントラストが素晴らしい!
白。
――――――――――陽灼してない色白。
白。
――――――――――人種的な肌色。
白。
――――――――――幻想的な種族の肌。
これだけ色々な白が一言になる。
このあたり言葉は不自由、行動あるのみ。
この艶やかさと麗しさは観るもんじゃないから。
味わうモノ。
子どもは撫で転がす。
――――――――――皆さんスタンバってます。
女は押し倒す。
――――――――――俺だけがスタンバってます。
両方同時進行中。
ちびっ娘たちは俺の両サイド定位置。
掌に肢体をグイグイ押し付ける猫の陣形。
白い肌に白い水着。
普段と違って珍しい配色。
肢体とのコントラストを意識したドレスが多いのに。
白肌に映える黒とか。
金髪に映える赤とか。
―――――――――――――白と白のコントラストとは予想外。
一見するとパーカーしか着てないように感じる。
パーカーが大きいからだが。
ちびっ娘たちが小さいから。
んが、俺の位置からはパーカーの内側が視える。
パーカーの広いネックラインから覗く肢体。
肌が九割
生地が一割。
白と白。
――――――――――同じ白が完全に識別可能。
見分ける、と言うより、眼に入る。
自然と人工。
肌と布。
似て非なる白のコントラスト。
――――――――――白から白が差異を強調。
白く細いから目立つはずがないのに、極細ビキニラインが白い肌に浮き上がる。
抱き上げて見下ろすと耀く白い砂浜。
白いパーカーは縁取りが淡いピンク。
内側に露な白い肌を彩る白いライン。
でも、手触りの方が、良く判るな。
撫でるわ、こりゃ。
転がすわ、こりゃ。
おなかは肌だけ。
肌と生地のコントラストを楽しむなら、胸や腰周り。
触感であれ、見た目であれ。
健康そのものの肌は艶やか。
化学繊維な布地は、滑らか。
・・・・・・・・・・それをアッピールしてるのか。
互いが互いを強調している。
マメシバ・ブランド、恐るべし!
――――――――――うちの娘たちが自分で用意するドレスは、異世界自然素材しかつかってないからね。
紅潮した唇と頬がアクセント。
紅い瞳。
蒼い瞳。
お嬢はドヤ顔、魔女っ娘は甘え顔。
おっきい娘たちは遠慮がち。
モノ欲しそうに、おねだりの構え。
エルフっ娘の不満顔が良い対比だな。
もっとエルフっ娘で遊びたいから遊ぶんですが
――――――――――それも兼ねてColorfulに集中して見せる。
そんな姿勢は当然、Colorfulに伝わる
・・・・・・・・・・・関心を分けられた不満を我慢する姿勢は宜しからず。
髪のセットを崩さぬように、頬や顎を撫で誘う。
――――――――――――おいでおいで、好きに甘えて無制限でよし!
我を忘れて跳び付きそうになる。
・・・・・・・・・・中身が子どもなんだよね。
我に帰ってストップ。
・・・・・・・・・・子どものままで良いのに。
異世界でも日本でも、この位の女の子はパターンが同じ。
バランスを崩して俺に抱き締められる。
――――――――――落ち着け落ち着け。
跳びつかれるくらい、構わんと言うに。
肢体は大人なんだよ、肢体はね。
だからパーカーだけでは隠せない。
だからパレオを巻いているんだが。
だけど抱けば、隠せるわけがない。
一緒に暮らす俺に今さら隠す部分も無いけど。
いやまあ、触らず視えるか。
いつのまにかパーカーを羽織るだけにしてる。
パレオも、背後を隠すだけ。
そして基本的に皆、こっちを向くから良く視える。
パーカーは、こちらを向く時だけ前開き。
・・・・・・・・・・ジッパーの上げ下げに拘り有。
パレオもウォーキング一つで脚が見える。
――――――――――――モデルを越えた巧みの技が、冴え渡る。
観られることを前提に、産まれたときから訓練された
・・・・・・・・・・愛玩奴隷。
水着自体は肌と肢体を魅せる為のデザイン。
それを完全に覆い隠す防御力。
しかして内輪ではアピール出来るギミック。
人目を忍ぶことでこそ命永らえると知る被差別種族。
・・・・・・・・・・殺されるまでの時間稼ぎ。
奴隷も歳をくって死ぬ奴が一番多いそうな。
流行り病や怪我で安楽死されるのは家畜と同じ。
能力や人徳次第で解放奴隷になることも珍しくない。
だが、ハーフエルフは違う。
被差別種族を愛玩していると、異世界的には体面が悪い。
外見上老化こそしないが、病や怪我はするし動きも鈍る。
家畜や奴隷、同じ意味、を安楽死させる義務はない。
だが、安楽死させなければ外聞がわるい。
だから大抵、最期は持ち主に看取られることになる。
慈悲深さは奴隷の労働効率を上げるし、極めれば世評も良くなるくらいだ。
ハーフエルフを愛玩してるだけでスキャンダル。
安楽死なんかさせたら人格を疑われる。
転売出来ないハーフエルフは公開リンチが基本。
元気なうちですら、何か判らぬ何かの弾みで吊るされる。
可愛いんだぞ。
綺麗なんだぞ。
魅力的なんだぞ。
・・・・・・・・・・・・・・・・・だから、どーした、って感覚にもなるわな。
異世界の美的感覚は、地球とまったく変わらない。
稀少な魅力を認められながら虐待されてきたんたから。
Colorfulは奴隷牧場から出たばかり。
いきなり俺たちに出会して国際連合に雇われた。
異世界の差別を体験していない。
だが徹底的に教えられたろう。
その感覚は、もう要らない。
彼女たちの語学力を地球人類が必要としたから。
ある意味で地球人類の奴隷。
自由なんか、生きてる間には、与えられない。
Colorfulの生涯を保証するのが、国際連合。
――――――――――日本の価値観だ。
少数派であることを自覚するのは良い。
弱者であることを忘れないのは正しい。
故にこそ、多数派強者とも渡り合える。
これまでの奴隷教育は無駄じゃない。
魅せることを常に意識するのは良いことです。
せっかく可愛く綺麗な容姿を使わぬ手はない。
Colorfulが幸せになるなら最適だな。
この娘たちが自分ひとりの幸せの為だけにソレを使うことができれば、だ。
だから、俺に向かって努力しなくて良いのに。
だらけて寝ながらゲームしても良いんだぞ?
この娘たちの幸せくらいなら、俺が用意する。
って常日頃、小まめに言い聞かせてるが、まだまだ。
作為の無さを一概には否定出来ないけど。
首尾一貫していることにも感心する。
だから判るように、注視。
早めに教育しないと、おちおち本土に帰れやしない。
被差別民の感覚が在るのは良いが、囚われたら戦えない。
――――――――――まだまだ服に、振り回されてる
パーカー、パレオの内側。
・・・・・・・・・・周りの眼を気にしながら。
攻撃的なデザインの水着。
―――――――――むしろコレ、見せ付ける為に在る。
Colorful全員の気性と真逆
・・・・・・・・・・ワザとかな?
それに背中を押されている。
――――――――――だから俺には魅せようと、努力。
形から入るってあるよね。
・・・・・・・・・・称えられたいんだろうな。
デザイン全体に現れるのは、強い強い自己主張。
――――――――――マメシバの。
魅せ付ける為の水着を着せられて、物陰に隠れたら。
コレを仕立てたマメシバの意思に、逆らうことになる。
マメシバのことを師匠扱いしてるからな。
Colorfulを含む、うちの娘たち。
雄弁なる師匠の命令
――――――――――見せ付けてやれ!
逆らえんわな。
・・・・・・・・・・俺一人に魅せれば、言い訳は効く。
多分。
文句が出たら、俺が相手だ。
デザイナーとしては正解なのか、な、まあいいか。
Colorfulの希望も汲んでるだろうし。
被差別根性を塗り潰す意図は賛成だし。
・・・・・・・・・・失敗はしていない。
服を着せるのではなく。
服に着られるのでもなく。
肢体と心を服に引き摺らせる。
・・・・・・・・・・マメシバ・ドクトリン。
マメシバの服は好きなんだけどね。
ギミックを入れ過ぎなければ。
自己主張が強すぎるが。
世界をマメシバ化させるつもりかよ。
・・・・・・・・・なんだかんだでマメシバも、ワガママお嬢様だからな。
調べる気が在る方ならご存じのことなので、スルー。
肝心なのは文末のお知らせのみ。
コロナで死亡認定された人が二年もかけてやっとたったの二万人を越えたらしいですね。
もちろんこれは「季節の変わり目、入浴中に逝去された90歳の高齢者」も含まれます。
いえコロナ感染者だから当然「無症状」だったんですが、死後感染が確認されたから「死因コロナ」っと。
ちなみに「毎年恒例」季節性インフルエンザの感染者は一千万人、全員が苦しい発症者です。
直接的な死者が2千人弱。
間接的な死者が毎年1万人以上。
アメリカみたいに死亡診断書に「コロナ」って書くと補助金が出る国よりマシ……なんですかね?
もちろんアメリカは偽装しなくても毎年直接的に何の変哲もないインフルエンザで数万人が死ぬ国ですが。
「コロナは風邪?」
おいおい。
風邪ってのはもっと深刻なモノですよ?
たださすがに日本は民度が高い(笑)。
ワクチンの三回目接種率が先進国最下位だそうで。
「何の効果もありません」
って公式発表されてる濃縮還元コロナを体内に取り込まされる方々にはお気の毒ですが。
「何の効果もない」ってことは「毒にも薬にもならない」ってことだから、害もめったにないでしょうけど。
風邪をひくだけでもやですけどね、わたしは。
頭が悪い奴には「ググレカスって知らないよね?」。
気が弱い人には「馬鹿を真似しなくても損はないよ」。
そんな事実をアピールする為に、マンボを嗤いに外出中。
そんなこんなで更新タイミングがわちゃくちゃになりますので。




