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完全侵略マニュアル/あなたの為の侵略戦争  作者: C
第十六章「園遊会」

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第三幕(final image.)

【用語】

『10式戦車』

:誰も止めなかったんだな……の一文表せるアレ。詳細はWikipedia参照。戦争を想定しなければ高性能。使い道がない高スペック。翼がある宇宙船を考えれば解りやすい。技術者の夢を体現したようなゴミ。まあ冷戦後の兵器開発の典型ってこと。そんな遊びが出来る国はゆたかだな~のどかだな~。これが最後の第四世代戦車とは限らない。第五第六のかんべんしてください。




善行で満たせば天国になる。

善意で満たせば地獄になる。


(Heaven is full of good works,

but Hell is full of good meanings.)






【聖都/聖都市内/中央/大神宮前/巫女の賢所(かしこどころ)/青龍の騎士団陣形中央/彼の背中/エルフっ娘】


あたしは知っている。


青龍は、許すけれど、赦さない。


許す?

それは、好きにしろ、ということ。


自由を許された。

だからといって、誤解は出来ない。


世界は青龍の物。

許された相手も青龍の者。


青龍の持ち物の中で、青龍の持ち者を遊ばせる(自由にさせる)


ちょうど、あたし(彼の女)、たちと同じこと。

ワガママを命じられても彼の女(あたし)であることは揺るがない。

・・・・・・・・それはまあ良いわ。


今、問題なのは、()()()()、ということ。


――――――――――赦し――――――――――


罰を与えない。

罰を中途で止める。

罪を責めない。

罪を忘れてあげる。


・・・・・・・・・・青龍には、ない。


悪意であれ。

過失であれ。

巻添えであれ。


責任をとる、とらせることについて、青龍は限度がない。


償いはいらない。

詫びも入れない。

忘れたりしない。


何事も取り返しがつくことなんかない。


責任を自らとる。

責任をとらせる。

責任を解らせる。


それは、死、だけを意味する。


勝利か死か。

成功か死か。

生かすか殺すか。


だからこそ、なんでしょうね。


誰かを憐れむ刻。

相手を惜しむ刻。

何かを企む、刻。


敢えて殺さないで()()()、そのための仕掛けがある。


あたしたちには、体験済。

太守府の連中も。

参事会は思い知っている。


()()()()()()()()ための作法。


※第10話〈冬の日。春の日。〉より。


青龍の習慣?

―――――――――あたしが知る青龍は、少なすぎる。


此処に連れて来てもらって解ったこと。

――――――――あたしに判るのは、彼だけってこと。


あたしたち、って言えるようになりたいけれど、まだまだ、よね。


彼の嗜好?

・・・・・・・・・・では、あるわ。


それはもちろん、あたしには(彼の女だから)判る。

そしてもちろん、あたし(領民)には解らないこと。


彼の嗜好が青龍のそれと一致しているのか。

――――――――――なら、危険はない。


彼が嗜好を青龍に圧し通す力があるのか。

――――――――――なら、危険よね。


彼も青龍も互いに気にかけることじゃないのかも。

・・・・・・・・・・なら、理解しなくちゃ。


あたし(自分の女)に理解させる、と想ってもらうのが先かも。


彼が自分の女(あたし)に求めるように。

あたし(青龍の貴族の女)に青龍が求めるように。


あたしが

――――――――――そうしないと、そうはならない。


女のことだけじゃない、のかしら。

あたしを奪う彼は日常だけど、あたしを求める彼は

・・・・・・・・・・想像がつかない。


彼も青龍も、互いに何も求めてない、とか?


なら青龍は青龍の貴族を観てるだけ

――――――――――ありそうね。


なら、なにもしないでいられたら、それで綺麗にまとまる。


「戦争はおわりですね?」

・・・・・・・・・・アンタがだまってればね!!!!!!!!!!!!!!!!!!




【国際連合統治軍第13集積地/聖都市内/中央暫定中立地帯/大神殿(改め建築楽器)/正面入口テラス部分/青龍の貴族】


ホスト(会合の主人)たる俺は大人の態度(聞こえませんでした)を崩さない。

合衆国海兵隊大尉も困り顔(どうしましょう)を表さない。

ツジ参謀は管轄外(知ったことか)と俺たちにアピール。


・・・・・・・・動作を伴わない仕草で意思を伝えてる。

同一方向平行線は決して離れず交わらない。


この辺り、ボディランゲージ巧すぎ!!!!


心情ではなく。

空気でもなく。

察しでもない。


明確な意思をさりげなく解らせる貴女何者?


だが、皆の心がこれ程一致した瞬間があるだろうか。

――――――――――紛争当事者が完全合意。


見ざる。

聞かざる。

言わざる。


――――――――――決定された未来に向けて一直線。


天気晴朗、神、天にいまし世は全てこともなし。

三者三様、テーブルで御茶と酒を囲んだまま。


俺の後ろはエルフっ娘。

海兵隊大尉の後ろは軍曹。

ツジ参謀の後ろは牟田口二尉。


空気を読めない二人目。


読んで無視する、これ最適。

読んで従う、自殺行為。

読めずに行動、これ幸せ?


ライアンにぶつけたら対消滅するかもしれない。

――――――――――考える余地は有りそうだ。


牟田口機甲科二尉。


陸上自衛隊第七師団は陸の要。

異世界大陸内陸部に侵略している現状。

実質休戦状態とはいえ、なんでこんな処に。


クリスマスまでに戦争を終わらせる。


ならば秋口には山場を作るだろう。

まだまた四ヶ月、もあるのか、しかないのか。

海の要の第七艦隊が内海に入る為に海図造り中。


90式は重くて丈夫な第三次世界大戦(先進国総力戦)仕様、最後の最高兵器だ。


冒険が無いオーソドックスな造り。

第三世代戦車で一番後から登場。

いわゆる最新の型落ちってことで。


つまり最適の逸品。


最強ではないだろう。

最高でもないだろう。

最良ですらないかもな。


だからこそ、命がかかっている場所に、一番ふさわしい。

―――――――――この原理は機械一般の話ではある。


旧式は低スペックだが信頼性は高い。

最新式はスペックだけで信頼性がない。

最新一歩前の一番パフォーマンスが良い。


運用上の問題点が全て洗い出されて、対処済だから、だ。


パソコンなんかと同じ同じ。

使う側だって習熟してるしね。

最新機器はバグだらけってやつ。


ユーザー=デバッガー

・・・・・・・・・・そんな巫山戯(ふざけ)た話が一般的(あたりまえ)


開発者は自分が造りたい物を造る。

責任者は自分が造らせてる物を理解出来ない。

利用者は自分で問題を洗い出す破目になってしまう。


民生品、命がかかっていない物だけじゃないぞ。


命に関わる民生品も同じこと。

役所の御墨付きは形式に過ぎない。

役人はそれが何かもわからないからだ。


特に兵器に置いて、最新鋭と書いて他爆(widow )装置(maker)と呼んでいる。


オスプレイ。

――――――――――()()()は絶対に乗せないが大統領の()()()が押し籠められる、空の棺桶。


使い方を見れば、お察し。


ライトニング(F35)

――――――――――配備開始後システムが未だに完成せず可動率は論外な、平時の兵器。


使われなさを見れば、お察し。


C4Iシステム。

・・・・・・・・・・戦争に不可欠だそうですがまだ完成したことがない哲学命題。


使いようがないのに関連装備は山ほど販売中。


試作が終わった十式戦車とか、ミリタリーマニア(戦争を知る気がない人)大歓喜。

戦争を想定しない仕様を読むと頭痛が止まらない。

異世界侵略戦争が始まったから調達中止が決定済みです。


戦争に使うならば重くて大きな戦車。


だから移動させにくい。

だから使えば減って行く。

なんで現れ持ってきた。


主戦線の遥か脇後方に

――――――――――助かってはいるが。


保護者(ツジ参謀)に訊いてみたい。


どう観ても所属不明な軍事参謀委員会崩れ(三佐の同類)

どう観ても所属明確態度で街宣戦車将校。


軍服を着てなお戦闘員に見えないカメイツジ。

誰より偉そうにつき従がってる牟田口二尉。


ミスマッチ過ぎる


・・・・・・・・・・牟田口二尉は誰がどう観ても軍人扱いされそう。


に真っ直ぐ伸びた背筋は、軍人じゃないけど陸上自衛隊自衛官の必須条件。


・・・・・・・・・・がコップ片手に頬張ってる。


そーいうとこは、軍人らしくないか。


ブランデー(ワインの蒸留酒)、焼き茄子、ビスコピスコ(葡萄果汁だけの蒸留酒)、ゆで卵の香料焼き、グラッパ(葡萄の搾滓の蒸留酒)、キャベツ丸かじり、マール(ワイン用葡萄の以下略)、ごはん

・・・・・・・・・・食べるか飲むかどっちもしてる。


直立不動って歩き回らないだけ、な牟田口二尉。

Colorfulが、どんどんどんどんどんどん

・・・・・・・・・・ガチョウ(フォアグラ)かな?


視線を読んでるんだろうか。


結果、魔女っ娘がツマミの造り方を説明している、ツジ参謀へ。

後でツジ参謀に造ってもらう気マンマンなのは態度で解る。

牟田口二尉の笑顔をどう読み取ったらそうなるのかしらんが。


魔女っ娘はツジ参謀の方向に話している。


間違ってない。

間違ってはいない。

間違ってはいないが。


空気読みすぎ!!!!!!!!!!


――――――――――キチンと聴いてるキミもどうなのか参謀うちの娘の可愛い声を無視することはできないだろうけど納得顔ってそーいうのは名に反する火のない所に点火してするしたのが日本語の参謀なんじゃないかな~と牟田口二尉に発破が必要。


普通に酔って楽しそうなのはいいが、何とかしろとツジを見た。


何とかしなさい、とばかりに合衆国海兵隊大尉を見るのはツジ参謀。


何とかしたいと背後の背後を見たくないのが合衆国海兵隊大尉。


なんとかされるべきライアンはしっかり卓を構えてパイプ椅子の上。


しっかり料理を食べた後の御茶と御菓子をパクパク

――――――――――しながら、現状への関心を失っていない。


あの卓を用意したのは、ああ、ライアンだから俺のせいじゃない。

俺たちは勝手に備品を使われただけの被害者であると言い切れる。

うちの娘たちがでしゃばりライアンを饗応したのは、良い娘の証。


なにも出さなきゃ勝手に取りに出てきただろう、こちらの卓へ。


さすが、善い娘たちである。

これ以上の成果を夢に見たら、バチがあたる。

自然に溢れ満ちる善意が厄介者を足留めしたのだから。


大切なのは自然にあふれ出て留まることを知らない()()()()


これ最強だから。

警戒も遠慮もできない。

断るなんてもってのほか。


天国への道が悪意からなるならば、逆もまたしかり。


君たちは悪くない。

俺たちも悪くない。

運だけが悪かった。



そんな感じで異世界の発酵食品(生物兵器)を御馳走するだけでいいとも!

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・これ、使えんじゃね?





()()()()()か(笑)。


世界に悪者が溢れていれば、どれほど希望に満々(みちみち)ているでしょう。


陰謀があるのなら、解決できるということ。

可能なことであるならば、単なる時間の問題です。


悪者や何処?

悪行や来たれ!

悪意や如何?


居るのは隠れ無き馬鹿者と、馬鹿を見守ってあげている善意(憐れみ)ばかり。


なるほど、ここが地獄でしたか。


またまた知ってる人はスルー推奨。

頭が悪い奴が二年間繰り返し繰り返し変わらぬ無知をたれながしているので、対抗してるだけです。


いや、まあ、頭が悪い奴が読んでるわけ無いんですが。

頭が悪いと文章を理解できないですしね、頭が悪いから。

マメ知識の再確認か、備忘録程度にお考えあれ。





ここ二年のパターン。

一月と言えば風邪のピーク。

毎年ですけど(笑)。


そりゃ、増えますわな。


それで風邪引きの幾らかはコロナにも罹ってる、と。

もちろん、発症を証明する方法はありませんが。


当然「証明出来ない=無い」ですね、科学的には。


故に科学的には「新型コロナは病気ではない」ってことになりますが。


もちろん頭が悪いと理解出来ません。

……日本語は。


二月になれば徐々に減るでしょう……風邪引きが、ね。

かくして「対策に効果があった」と胸をはる訳です。


馬鹿と阿保が季節の変わり目ごとに繰り返し。


デマに釣られたと認めたら首を括るしかない馬鹿は

「だから対策をつづけるべき」

と鳴くでしょう。


デマを撒き散らしたと認めたら絞首刑な阿保は

「だから対策は緩和して良い」

と囀ずるでしょう。


一昨年。

去年。


三セット目を避ける一番確実な方法。

最初から最後までコロナ対策を無視すること。


感染したらどうする?

インフルエンザじゃないんだから、害はありませんよ。


クラスターが出来たらどうする?

誰の健康にも影響しないから気にする必要はありません。


っていうか。

各国のワクチン推進策を見れば、馬鹿以外には判る。


コロナが健康に悪いなら

「ワクチン射ってくれたら100万ドル」

「ワクチンを射たないと罰を与える」

「ワクチンを射ったことは秘密に出来る」

なんて、なるわけがない。


ま、無毒性ウィルスを弱毒化して抗体をつくらせるシステムを商品名「ワクチン」ごとき単なる医療廃棄物でしかありませんが。


「絶対に射たない」

と回答してるドイツの若年層はプライドの問題だから譲らないんですね。


「ゴミを食え、と言われて従うなら人間じゃない」

という理屈。


「周りが食べてるから付き合いで食べる」

って人には理解出来ない世界です。



ああ、「ワクチンを射たずに死んだ人の遺族の体験談」も定期的に宣伝されますが。


嗤うべきは「商品名ワクチン(濃縮還元コロナ)」には「感染を防ぐ効果は無い」「発症を防ぐ効能も無い」と製薬企業が名言してること……医薬品としてのワクチンじゃないですけどね。


だから「ワクチンを射たない」ことと「死亡」の間には因果関係が成り立ちません。


ようは「人間はいろんな原因で死ぬ」ってこと。


人間は山のようなウィルス(常在菌)に常時感染しています。

そのうちコロナだけが死因にされる理由は、もちろん有りません。


「コロナ対策による被害」は考えられますが。


その被害は「コロナ馬鹿」の責任なんですから、頭が悪い奴の罪です。


大きな声で責め立てるだけ。


どうせ言い返せやしないんですから。

つまらないですけどね。


わたしも

「周りが馬鹿の真似をしてるから付き合え」

と言われたので

「ばーか」

と罵倒し続けます。


というわけで「パンデミック中(笑)」の街を歩き回らずを得ません。

まあ沢山歩いて飲んで食べてますから、寂しくはないですが。

……いっそ、マスクも取ればいいのに(笑)。

二年以上前からの、わたしを見習って。



では、そんな雑用で作品投稿スケジュールが乱れますが仕方ないですよね。




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