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完全侵略マニュアル/あなたの為の侵略戦争  作者: C
第十六章「園遊会」

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第三幕(Magic.)

【用語】


『魔法(異世界側)』:異世界の赤い目をした人間が使う奇跡の力。遠距離の破壊、伝達、遠隔視、読心などが使える。魔法使いを帝国では組織的に養成しており、貴族に準ずるものとして扱われる。


『科学技術』:異世界ではすべて魔法として理解されている。ゆえに地球人は全て魔法使いとして見られる。


『魔法(地球側)』

:異世界転移後に確認されてこれから証明を待つ事象。

国際連合の定義は以上終わり。


研究は官民問わず人種国籍思想信条道徳法律倫理も不問。魔法使いの収集(勧誘拉致説得その他)は国際連合軍が最大手。国内新生児の瞳の色を確認するのは日本医師会が主導しているが未だに発見されておらずもしかしたら異世界転移から十月十日後でないとだめかもしれない。むしろ異世界人と地球人の混血ならどうか確かめるのが先ではないかというのは国際連合安全保障理事会ち日本の政府与党で進行中の多世界交配作戦の関係者の一部に根強い魔女っ娘推しの根源。魔法の解明のためなら魔法(魔法使い)が亡びてもいいんじゃないか気にすることもないよねというグループはUNESCO内部で当の魔法使いと一緒に好き勝手。解明できればであって試料を浪費するなど許せん大切に使いなさいという意見がライアン博士の様なUNESCO上層部の判断となっているのでかえって他組織の掣肘を受けにくくなっているとかいないとか。



高度に発達し過ぎなかった科学も魔法と変わらない。


こうしたらそうなると信じているだけ。

こうしたらどうなると知ろうとはしない。


呪い(まじない)に等しく、儀式と変わらない。


技術者は記憶する。

僧侶は覚えている。


判るだけで解りはしない。


信じること無く理解しているのは、()()()()()()科学者と魔法使いだけだ。





【国際連合統治軍第13集積地/聖都市内/中央暫定中立地帯/大神殿(改め建築楽器)/正面入口テラス部分/青龍の貴族】


俺の手が届く範囲が判った

――――――――――届かない範囲は知らん。


こちらの手が届かないところ。

こちらに手が届かないところ。


アウトレンジ?

笑って誤魔化す!

俺はガッツポーズ。


――――――――――もちろんしないよ?

獲物にばれるじゃないか。


よし!

コレだ!!

視っけた!!!


心の中でポージング

・・・・・・・・・・・・・獲物の前で舌なめずりしない人生なんて、人生(楽しい)とは言えないね。


原因が解れば解消する方法も判る。


俺の手の中で揺れる範囲(時間)

・・・・・・・・・・鼻腔を抜ける揮発したアルコールが心地好い。


一口の酒は頭を明瞭にさせる


薫り。

刺激。

吸収。


切子(カットグラス)に注がれているのは、透明度が高い酒。


ガラス。

カット。

酒。


屈折率の差が生むコントラスト。

それが鏡のような効果を生じ、緑の瞳(エルフっ娘)を映し出す。


女の魅力とは背中に当たるふくよかな弾力だけではなく、瞳にある

・・・・・・・・・・・・弾力も大変に魅力的ですけど、背中ですからね。


両掌鷲掴みの場合、五分五分、いや、背後からではなく真っ正面から見据えれば

・・・・・・・・・・グラスに映る瞳も風情があるけど、直接視線を合わせるのが一番。


だから酒に映る瞳は二番な訳。

それを実践したのは、目立たずに輝く匠の技。

最上最高を味わう刻じゃない。


ドワーフ酒と言っても一つには非ず。


趣味というか生態というが、ドワーフは鉱山が好き。

鉱石を掘り出し。

鉱石を溶かして。

鉱石を精錬する。

その副産物なのか目的なのか一つのサイクルなのか。


鍛冶全般が得意。


異世界種族中もっとも熱の扱いに長けた連中。

故に融点から沸点までの概念や分離純化も判る。

ドワーフも蒸留という概念を酒に取り入れた。


ゆっくり味わうことも出来るだろう

一息にしてもむしろ自然と言える。


西の山に御住まいの地元ドワーフ族。

いくつか全部を纏めたのか従えたのか。

王様だか御頭だか統領からの挨拶品。


一杯を干す前に知識(手札)を確認。


判ることを解ること

――――――――――これ最重要。




【聖都/聖都市内/中央/大神宮前/巫女の賢所かしこどころ/青龍の騎士団陣形中央/彼の背中/エルフっ娘】


あたしは背筋が震えるような感覚を味わう。


あの娘や妹分には味わえないでしょうね。

あの娘たちは、彼を疑うことがないから

――――――――――あたしは違う。


自分だけが、彼を解っている。

他とは違う、という思い込み。

それがこんなに、心地が良い。


杯の硝子細工に映る彼の瞳

・・・・・・・・・・黒って、素敵。


なんて想うのが、あたしだけになればいいのに。

あたしは頬が緩まないように、出来るだけ、努力。

彼は硝子越しに自分の女(あたし)の努力を微笑ってる。


いつもと同じ。

いつもとは違う。


勝負師の眼差し。

賭け終えた自信。


あたし以外なら、彼の勝利を疑わない。

あたしなら、彼の勝敗に関心がない。


彼は勝敗が在ること(敗ける可能性)を楽しんでいる。


普段の、あの、退屈な様子じゃない。

あたしたちにくれる眼差し、とは真逆。


普段の彼。


許可。

確認。

承認。


彼の立場にしか担えない雑事は無心でこなすし

・・・・・・・・・・王の常ではあるわよね。


彼の手を煩わせる(いくさ)は滅多に起きないし

・・・・・・・・・・その場で殺して跡に曳かない。


彼の興を殺がぬように女以外は近付かないし

・・・・・・・・・・周りが勝手に気を回してるだけ。


だけど今は、彼が、楽しんでる。


もしかしたら、大好きな(いくさ)の刻よりも

――――――――――勝つに決まっているソレより。


自分の女(あたし)たちを相手する刻ほどであるわけない

――――――――――結果が決まってはいるけれど。


自分の女(あたし)、たちの次に楽しい机上の(いくさ)

・・・・・・・・・・・・例によって、自分の女(あたし)たちには傷一つ付かないように仕掛けてるんでしょうね。


皆が貴男の勝利を疑わない。

あたしは貴男の勝敗を問わない。


貴男が賭けた結果もし、あたしが殺されたら、それも素敵じゃない?

――――――――――賭けに負けたら机を蹴り上げて、全員の頚を跳ねるくらいは、させてよね。




【国際連合統治軍第13集積地/聖都市内/中央暫定中立地帯/大神殿(改め建築楽器)/正面入口テラス部分/青龍の貴族】


俺が返すべきは言葉じゃない。

――――――――――お手伝いの返礼は、絶対に言葉であってはならない。


魔女っ娘が話を切り出し。

お嬢が場を整え。

エルフっ娘が視つめてる。


俺が納めれば完璧(カッコいい)

―――――――――――子どもの夢(在るべき大人)を守り抜いて()()(大人)だよ。


その点、同志エルフっ娘(オカン)

子どもと大人のハイブリット。

彼女の気持ちはわかる。


他の娘たちとは同じく違う。


無邪気な期待100%。

――――――――――これ同じ。

無限定な依存100%。

――――――――――これもな。

無制限の信頼???%。

――――――――――――――安心と不安が十割ずつの200%。


訳が判らないけど馴染み(わかりみ)があるんだよな。

・・・・・・・・・・・・なんだったかな?


そんな俺を改めて視返す彼女(エルフっ娘)

グラス越しのアイコンタクト。

俺に視えてない物がそこに映える。


俺はさりげなく二度見の一回目。


今、現在。

エルフっ娘の耳に聴こえる(視える)範囲。

聖都全域。


エルフっ娘の瞳は

・・・・・・・・・・ぽ~としてる

意味するところは

――――――――――うちの娘たちへの驚異はない。

エルフっ娘だけは

・・・・・・・・・・ミサイル以外の兵器を理解してる。


エルフっ娘が理解の仕方は実践的、あるいは実戦的。


歴戦の戦士に戦い方を仕込むおこがましさ。

子どもに生きる術を教える晴れがましさ

一粒で二度おいしいエルフっ娘です。


おおきくな~れ!


魔法と同質な理解だが、十分だ。

俺だって兵器の原理なんか知らん。

使い方と威力を教えられただけ。


高度に発達しなくても、科学と魔法は呼び名の違い。


現代人(俺たち)科学(魔法)

異世界人と魔法(科学)

魔法と現代人(俺たち)


どう違う?


十年後、五十年後に訊いてみよう、エルフっ娘たちに。

今ココでカナリア(索敵兵器)代わりにするより、コレが正しい遊び方。

代わりにする方は遊びじゃすまない、真面目にしよう。


俺はさりげなく二度見の二回目。


少し濡れた瞳だがドライアイよりいい。

全体に紅潮していても表面だけ。

耳の後ろは平熱だ。


触る機会が多いからエルフはともかく、エルフっ娘の平熱は把握。


うちの娘たち全員にそれは言えるが。

バイタルの把握は優秀な子守りの必須スキル。

優秀な自衛隊将校、には関係ないが。


将校なんですよ、一応。

・・・・・・・・・・チッ!


実は子守りじゃなかった気がする俺。

不都合な真実には蓋を開け閉め。

そんな俺でも知ってる指揮官の基本。


いつもより余計にくっついてくるエルフっ娘。


俺がホールインワン狙いで素振り中。

・・・・・・・・・・あ、そりゃ割り込むか。

ドミノを並べりゃネコが来る、必然。


子ども扱いの鉄則その一、甘えと心配は紙一重。


おねいさんずや部下たち(軍政部隊)を背景に。

お嬢や魔女っ娘の仕掛けに便乗して。

御客さん(海兵隊と第七師団)お邪魔虫(UNESCO調査員)の組み合わせ。


俺たち地球人類の都合なんて知らせてないが、俺の緊張感は伝わるわな。


配牌だけで国士無双の十三面待ち。

・・・・・・・・・・いつもより余計にマイナス距離。

そこにG×Gの双球倍プッシュ!


それを使い熟して(つかいこなして)みせるのは、アリ。


俺の耳元に添えられた唇。

巧い具合に囮になってる。

目立つ桜色が人目を惹く。


いや、惹いている。


エルフっていう種族もいいんだろうな。

人並み外れているからこそ、美しさだけに集中できる。

俺たち地球人類に(エルフ知らず)とっては、特にそう。


非現実性に引きずり込んで現実感覚を失わせた

・・・・・・・・・・・・すでに過去形今最中。


緑の瞳に何を見ているのか俺にしかわからんと思うが俺が子どもを見誤ることは無いから安心だ俺は。


――――――― (今回は)任せておけ!―――――――


って、異世界文化で卑猥な意味が無ければサムズアップしながら力強く微笑み返すべきなんですよねわかります。

・・・・・・・・・・いつもすまないねぇ、って言いたくなる。


心配されると甘えたくなるのはなぜでしょうか。

――――――――――エルフっ娘、胸囲(驚異)母性力(オカンオーラ)


保護者()が甘えてど~する?


お兄さんカッコいい、から、ジョブチェンジ。

――――――――――してたまるかやらせはせん!


おとっつぁん(俺を含む大人)をちゃんと見捨てられる立派な大人()にしてみせる!



近頃巷に流行るもの。

馬鹿と阿保の潰し合い。

高みの見物呆れるばかり。


―――――――「両方死ね!」―――――――


霞ヶ関が無人地帯になりますが。

あと日本の人口が500万人減ります。


さて、以下いつもの。

知ってる人はスルー推奨。


頭が悪い奴の観察日記など、ニュースを観るくらい不愉快ですし。









馬鹿を利用した阿保が馬鹿の始末に悪戦苦闘。

ま、頑張ってますよ。


いえ、わたしではなく。

皆さんは、もちろん違います。

人間には関係ないこと。


………被害者ではありますが。


コロナ対策維持派(馬鹿)。

:自分たちが騙された馬鹿と認めたくない。

コロナ対策緩和派(阿保)。

:自分たちが騙した詐欺師と認めたくない。

共通点は自己保身。

()()()という言い訳が大好きで、信じる信じないが判断基準で、感情だけで動く虫けら。


わたしは阿保の味方です(笑)。


だから

「オなんとかコロナは重症化しにくいからコロナ対策を緩和しても良い」

とのネタに

「最初から全コロナは発症率計測不可能、検査精度測定用不可能なのに何を比較すると何の結論がでるのか?」

なんて言いません。


「医療崩壊が悪化したら人が死ぬ」

とやらに

「ただの風邪を疫病扱いするからリソースが無くなり本当の病人に医療が提供できないんだが」

なんて言いません。


科学的に言ってしまえば

・特有の症状がない。

・感染者と発症者が一致しない。

以上二点で

「新型コロナは病気ではない」

証明完了。


頭が極端に悪い奴は、難しい団体の実験/調査を持ち出すんですけどね。

実験の前提とプロセスを把握説明出来るようになってから出直してこい(嗤)。


……何故か出直して来てくれませんが(笑)。


敢えて言うまでもなく、風邪は様々な要因で発症します。

たまたま風邪をひいた人がたまたまコロナ感染してただけ。


たまたま御札を買った直後に宝くじを外したからといって関連付けるのはエビデンス(evidence)を統計と勘違いする馬鹿/勘違いさせたがる詐欺師のやり口。


詐欺師(阿保)は誰からも責任を問われない場所(霞ヶ関)に隠れてますが。

預言者(偉い人(笑))が否定してなお終末論(コロナ怖い)にしがみつく信徒(コロナ馬鹿)くらいは片付けて欲しいです。


テメエらのデマにひっかかった救いようがない馬鹿くらいなんとかしろよテメエのケツにも火が付いてるんだろうが……と謹んで罵倒します。


国家予算で飼われている曲学阿世の徒にはTV新聞(政府広報)視聴者読者(精神年齢十二歳)を相手してもらいましょう。


そんなわけでその場しのぎしか出来ない霞ヶ関の売国奴に声援を送るべく、コツコツつづけるコロナ対策破り。


人間の義務ですね。

という訳で大変残念ながら作品投稿スケジュールが乱れます。


御承知おきください。


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