だるまさんがころんだ。
【用語】
『安全保障理事会』
:国際連合安全保障理事会常任理事国の合衆国、連合王国、第五共和国、ロシア共和国、中華連邦、日本の6ヵ国……非常任理事国は会合に参加することもなくはないという説があります。総会の承認を必要としない決議が可能で国際連合の全軍事力を統括する軍事参謀委員会を隷下に持つ。
常任理事国理事は以下の通り。
合衆国大統領(国家元首)。
・元統合参謀本部議長(女性では初)。
・駐日合衆国大使を兼任。
・国際連合の軍事制裁をほぼ独断で決める。
連合王国首相(国王第一の臣下)
・元駐日大使。
・顔がチャーチル。
・態度もチャーチル。
第五共和国大統領(国家元首)。
・元大統領の愛人で元と付いているのは情夫と音信不通だから。
・元共和国首相が愛人なのはフランスでは常識以前。
・大統領が議会選挙で敗けて首相ポストを野党にとられたため駐日大使になったのであって痴話ゲンカの結果ではない、いいね?
ロシア共和国大統(国家元首)。
・元駐日ロシア大使館広報担当。
・駐在外交官の急死が相次いで繰り上がり就任。
・現ロシア大統領の長女ですがお父さんが死んでいても親子関係は変わりませんから娘が父の跡を継ぐ宇宙開闢以来の真理に疑問が生じた場合は南クリル諸島へ無料で旅行長期滞在できます。
中華連邦国連大使(外交官)。
・中華人民共和国太子党。
・前国家主席と同様に日本留学中。
・ホームステイ先で常任理事会が開かれるので楽に学業と両立できます。
日本。
・日本国衆議院議員。
・与党連合選挙対策委員長。
・国際連合の政治行動を独りで決めている。
・ファザコンの娘が大陸で暗躍しているとか言う噂があるが北方領土で24時間潜水してアワビを数える仕事がしたいのかな?
ロシア大統領:何が目的なんですかね。
合衆国大統領:あの現象(※)を奪うこと。
第五共和国大統領:我々の目的ではなく。
連合王国首相:正体不明の目的でもない。
中華連邦国連大使:最前線の兵隊さんたち?
日本国衆議院議員:・・・・・・・・・・。
合衆国大統領:あの現象に対処することだ。
第五共和国大統領:少女たちのバイタル・アラート。
連合王国首相:マーリンの死守体制。
ロシア大統領:UNESCO調査員の暴走。
合衆国大統領:陸上自衛隊の反撃。
中華連邦国連大使:陸上自衛隊の介入。
日本国衆議院議員:――――――――――。
連合王国首相:陸上自衛隊は脱出させる気だろう。
中華連邦国連大使:陸上自衛隊は奪還狙い?
ロシア大統領:海兵隊は干渉を防ぐつもりですか。
合衆国大統領:UNESCOに弄らせる気はない。
第五共和国大統領:彼らの分際では不相応よ。
日本国衆議院議員:皆が子どもを護っている。
ロシア大統領:・・・・・・・・・義務ですか。
合衆国大統領:小娘、憶えておけ。
護られる義務と護る権利。
―――――――これが権力だ―――――――
※「あの現象」は第527話〈観察者。〉と第535話〈安全係数/fail safe.〉 参照。
《国際連合安全保障理事会/理事国国家元首3名・国家元首代理2名・実質的国家指導者1名》
【国際連合統治軍第13集積地/聖都市内/中央暫定中立地帯/大神殿(改め建築楽器)内/突撃(?)発起点/青龍の貴族】
俺が主導権を奪い返す前に攻守乱入友軍相擊未遂事件予定者のアタマが揃ったら戦場では最後に乱入し事態をひっくり返した挙げ句にこの場でもデカイ態度の亀井が勝手に持っていったボールが電車ごっこの運転手扱いされた辻参謀にキラーパスしたされたので責任転嫁できたと思って憐れみの目を生け贄に向けながら気配りして心のニヤニヤを抑えていたかったがそうはいかなかった。
今ココ。
・・・・・・・・・・辻参謀の視線が痛い。
哀れんでくれないんだ。
不思議な物を観る視線。
主導権と責任と断罪がイコールと知っている。
さては彼女、軍人や自衛官じゃない、か。
この知識が活かせる時が来ると良いがな。
つまり皆さん絶賛憐れみ中、俺を。
身を守る代表的な方法。
頭を低く。
顔を伏せ。
動かない。
あるあるある。
教室。
職場。
戦場。
経験者も多いんじゃないかな。
身を守ってまで教室に居るか、普通。
職場が無くなるまでは残れるかもね。
人型土嚢になってくれてありがたや。
みんなで死ぬより皆だけ脱出。
これが人生の基本です。
だけに注目、いまされてる。
逃がして堪るか生贄を。
そんな眼で視られてるんだよ、みんなから。
だから亀井&辻の不協和音に付け込む予定が、未定で終了。
不定期にくる俺のターンが多すぎる。
チェック出来ないってどんなルールなんだ。
だから現実はクソゲーって言われるんです。
改善が必要だから誰かに任せないといけないな。
払わない自由がない税金じゃ取引にならない。
投じない自由がある一票なら取引になるだろ。
議員は使えるが官僚は使えない、合理的帰結。
クーデターは誰かに任せるとして。
金曜日の午後一時に霞が関から生存者を無くせばいい。
226という教訓を生かせば、作業は3時間で終わる。
俺じゃなくてもいいよね。
パブリックエネミーが消えれば誰かが新体制を造る。。
それは後日にメモ書きメモ書き。
今日も俺じゃなくて良かったのに。
だが、俺たちが動かない選択肢があっただろうか?
俺じゃ無理だな。
やれてもやらない。
やらせられない。
曹長、佐藤、芝、以外には無理。
異世界の民間人相手じゃない。
――――――――――まだ戦死戦傷者が出てないだけ。
初の実戦銃撃戦
――――――――――我が部下たちは文字通りの初陣。
実戦経験者三人でカバー出来るわけがない。
指揮統制の問題じゃないからね。
肉体的物理的な問題だからね。
精神は肉体を超越しない。
冬の八甲田山経験者は語る。
・・・・・・・・俺、第5普通科連隊所属じゃないのに。
弾倉込5kg近いM14。
儀仗銃とは大違い。
それを抱えて歩く無茶。
しにかけました。
・・・・・・・・・雪中行軍では実銃持たなかったけど。
真面目に死にかけましたからお世話になった第5普通科連隊雪中行軍隊の大竹曹長には御歳暮をかかさない。
また送られる可能性もすくなくないしな。
しぬ。
・・・・・・・・しかも今は常にガチの実銃弾倉予備付。
儀仗銃ならともかく。
とりわけ国産はオモチャ。
装填空砲込み4kgを越えない。
値段ではなく製造コストは、訓練用モデルガンより安い。
実銃を使わずに訓練させるのは自衛隊だけじゃないけどね。
初めて持った実銃が装備品じゃないM14ってのは普通じゃないが。
・・・・・・・・・・自衛官全員じゃないよ?
俺だって正式装備に触ったことはあるし。
だけど安心して欲しい、と胸をはれる。
正式装備に習熟した自衛官はゼロに等しい。
金がかかるから。
整備するだけで磨耗するし。
手間がかかるから。
保管庫から取り出すのに平均三ヶ月かかる。
億が一の防衛出動。
千が一の不祥事。
どちらを警戒するか?
官僚なら誰にでも解る。
防衛出動に失敗しても糾弾はされない。
それをする日本が滅びてるからな。
むしろ占領軍に誉められます
・・・・・・・・・・成功例豊富。
宣戦布告とか。
インパールとか。
八月十五日とか。
紛失盗難誤射破損等々が起きたら経歴が終わる。
官僚にとってそれは死ぬより辛いこと。
官僚一族に蔑まれ賤民へ落とされる
・・・・・・・・・・実例豊富。
だから国民の血税を湯水のように費やして開発生産させた正式装備は大切にしまって置く
・・・・・・・・・・装備更新の日まで。
だから自衛官の前には事故防止の高級文鎮。
もちろん自衛官を信じてくれていい
――――――――――おかしな手癖がついてないから。
これ重要。
使い慣れていない装備。
使い慣れている物と別装備。
実戦でトラブルが少ないのは、前者。
装備の更新。
装備の配布。
銃の基本概念が判っていれば十分だ。
24時間いつでも在日米軍施設で作業可能な担当がいる。
俺は吾妻倉庫、鶴見タンク、多摩サービス補助施設に出入り可能。
合衆国施政権を合衆国太平洋軍が執行する範囲。
合衆国施政権の中に霞ヶ関は立ち入れない。
合衆国太平洋軍の執行範囲に立ち入ったペンタゴン関係者はグアンタナモ湾収容キャンプから発見されない。
合衆国大統領ですら廃止したい、と明言するしかない場所からなにかが見つかるわけもなく。
日米官僚から隔離されたセーフティエリア、数あるいくつか。
主に練馬の連中が毎年恒例、稲城フェスティバルの応援をついでにしている。
有事とは違って装備を持ち出したりはしないから安心。
有事には、いつも通りに武装して出動できるから安心。
・・・・・・・・・・異世界転移後はもぬけの殻。
レクリエーション施政の意味合いが変わってしまったものの、レクリエーションはいつでも可能、まってるわ
―――――――――――って、知り合いの米軍下士官が言ってる。
待たれている以上、やっぱり生還を期そうじゃないか。
キミが待っていてくれたから帰ってこれた
・・・・・・・・・・これだな。
帰る途中で子どもを怪我させちゃったよ
――――――――――ないわ~~~。
つまり、ここまで最適解、ここまでサイコロに恵まれた、ここまで。
隊員の負担は無視できん。
だから解除させねばならない。
その為に動くと主導権が戻ってくる。
進行形ではなくて、過去形だろ?
・・・・・・・・・・認めようじゃないか。
損切りには、成功した。
コストを捨ててリスクに換える。
先送りは素敵ですよね。
俺が居るのは戦場。
永遠に続くべき安寧が一瞬で暗転する場所。
なら、逆もアリだ。
手の平とオセロは何度でもひっくり返せる。
戦闘機が絶対に安定飛行しない理由。
安定したが最期、機動力が無くなる。
不安定なればこそ何処からでも立て直し可能。
おねいさんずを含む全員がM14を抱えたまま。
外壁付近の殿狙撃兵たちまで納得。
何だか判らん、って様子で練度不足が俺の部下。
もちろん全員即応体勢。
兵士隊員の条件反射。
解らなくても判るからOK。
意味を理解しなければ従えない?
それは兵士じゃない。
兵士じゃないし自衛官でもない。
従った後で意味を問わなきゃ兵士ですらないが。
――――――――――従ってから意味を問う。
自分に。
部下に。
上官に。
これセット。
応え次第で即応必須。
自決。
処刑。
事故。
良い兵士の基本は良い自衛官の基本です。
つまり俺みたいに納得するまで誤魔化して納得してから押し付けて退路を断たれてからジタバタしつつつ少しずつ少しずつで最終的に成果を上げないように全力なのは良い自衛官ではないのでクビにしてくださ辞職しないから退職手当と失業給付をマシマシで。
なかったことにならないですかそうですか。
かくして射線が明後日の方向で統一。
よしよし。
巧みに射線を相手に向けない匠の技。
曹長、おねいさんずNo1には一生付いていきます。
――――――――――付いてくるのは勘弁な!
これで次のターンに進めるぞ。
それは俺に託された
・・・・・・・・・・どうしよう。
つまり俺みたいに以下略。
緊急事態宣言って終ったんですよねぇ?
マンボしなかったのかな?
観光地が人でにぎわっているとかなんとか大本営が発表してますが、解除前から人出は変わらないんですが気のせいですかそうですか。
シベリアにも送られないしSNSも炎上しないしポロニウムにも縁が無いから声を大にして言えますね(笑)。
ここで問題。
自由な発言が許されない不自由な国。
自由な発言が許される不自由な国。
両国の差は何でしょうか?
答えは
「未来の有無」
です。
さて、ここから先は言い訳トーク。
知ってる方はスルーで。
いや実際、知ってると最初から知ってることばかり。
昨年の後半から「コロナ後遺症」の宣伝が繰り返されてますね。
最初はコロナ馬鹿が跳びついて吹聴してましたが、今となっては公共広告の中へ。
元々が
「コロナ感染者に症状が出ない」
ことに焦った官僚が作った
「恐怖のイメージ」。
「コロナ感染死者はコロナにかかってなくても死んでいた」
訳ですから。
それこそ
「コロナに感染している人間が死んだらコロナ死者」
ってカウントしないと数が出ないくらい。
因果関係はおろか前後関係まで無視してりゃ、コロナがありふれたウィルスである以上、簡単にひっかかりますわな。
アメリカみたいに「死亡診断書にコロナと書けば補助金支給」とどちらがマシなのやら?
で、後遺症。
「コロナ検査陰性の後遺症患者(笑)」
がいるところでお察し。
検査精度測定不可能(日本疾学会レポート)とはいえ、
「検査の結果コロナ感染してない」
奴に発症する
「コロナ後遺症」
と名付けられたナニカ(笑)。
いやいやいや、診断は間違ってないんですよ?
「コロナ後遺症」ってPTSDのことですから。
倦怠感。
不安感。
動悸息切れ髪が抜ける。
完全に一致(笑)。
……ストレス障害の原因がコロナでも全く不思議はないですね。
正確には「コロナ恐怖症」ですが。
当然
「コロナウイルスがどう作用して後遺症と言われる症状を生むか」
は誰も語りません。
「新型らしいコロナウィルスが発症しない仕組み」
すら語られませんけどね。
因果関係はおろか前後関係まで以下略。
ソビエトの五ヶ年計画や羅生門と同じ。
「藪の中」
ここは正直に「王様の耳/服」というべきでしょうか?
それとも「ミダス王の黄金」と言っても?
かくして
「コロナと戦う医療従事者」
がせっせと拵えている恐怖で
「コロナ馬鹿」
の中でも特に程度の低い連中がめでたく発症。
ああ、自然淘汰ってホントにあるんだな、って。
このあたり本作のテーマである
「人間は事件で傷つくのか?事件後の対応で傷つくのか?」
「彼/彼女を殺したのは誰か?」
に通じます。
タブーを知らない人が作ったビーフカレー。
皆がタブーを知っていると思って食べた信徒が、気が付いて自殺。
そこで問題。
殺したのは誰?
料理人。
信徒。
神様。
さて如何に?




