後の先/ウサギとカメの定理。
【用語】
『後の先』
:格好いいからじゃありません。
「反応は行動より早い」
ということ。
何処で誰が実験したのはかさておき、理由は簡単。思考して行動するより直接的に行動した方がプロセスを減らせるから。ショートカットキーと同じ。ならば「相手が銃把を握る」を駆動キーとして登録して置けばいい。相手が思考に使っている時間だけ、先に発砲できる。
「早い」は時間。「速い」は行動。短距離走に置いてスピードよりスタートが重要なのは言うまでもない。三歩先がゴールなら、先にスタートしたカメが勝つ。山の麓がゴールなら脚が速いウサギが勝つ。ガンファイトに置けるウサギとカメの関係は証明終了。
であれば決闘に置ける連勝記録も必然的に説明可能。
反応は訓練なのだから、経験値がそのまま早さになる。銃口を人に向けることを忌避する環境で、人間に向き合わずに徒手訓練しても意味がない。それは速さを鍛えるだけにしかならないからだ。イメージトレーニングをすればマシではあろうが、マシでしかない。よって実践以上の訓練はありえず、勝ち残ればそれだけ練度があがる。同じ過程を踏まない限り、ショートカットは造れない。速度は肉体に依存する。早さは精神により決まる。肉体は外部環境に依存しやすい。精神は肉体からも切り離し得る。つまり先駆者の優位性が極めて高い。
だから西部劇中の英雄が現れるのは、理屈に合っている。
話を最初に戻す。
身もふたもない言い方をすれば「先に抜かせた方が勝てる」ということ。
でも、格好いいですよね。
民法877条1項。
直系血族及び兄弟姉妹は、互いに扶養をする義務がある。
ここ。
社会は大別して二つに分けられます。
血族社会と地域社会です。
親族、親子、夫婦を規定する家族法、いや「義務としての家族」は現代西欧社会でしか成立しません。
かつての地球人類で言えば五分の一ですかね。
もちろん宗教が無い異世界には存在しません。
自然発生しませんよそりゃ。
血縁を中心とした氏族が一割弱。
地縁を中心とした仲間がほぼ全て。
それぞれ共同体ですが「成員を守る義務」ではなく「成員が守る義務」から成り立っています。
一例で言いましょう。
「義務的な親子」関係がありません。
個々人の好き嫌いや共同体としての序列は合っても義務じゃない。
親は子を育てる責任などないし、子は親を敬う理由もありません。
江戸時代以前の日本だって同じですよ。
母系社会と言っても血統を管理するだけで母子の間に繋がりなど生じません。
合理的な理由が無いから、ですよ。
女は子を産みます。
子どもは氏族が育てます。
地縁社会であれば村が育てます。
共同体の一員としてね。
「お腹を痛めて産んだ」なんて発想が無い。
出産は命がけ?
中世準拠、あるいは人類史の例外としての先進工業社会以外では、「死は日常」です。
狩り。
農作業。
外部環境は危険でいっぱい。
破傷風一つで死にます。
病人と違って妊婦は保護されますからね。
出産時のリスクを考えても、普段よりよほど生きやすいでしょうよ。
妊婦に負担がかかる中絶もしません。
飢饉などの時は子どもを殺すか売ります。
それは例外ではありますけれど。
余剰生産力が乏しくなれば、そもそも受胎率が下がりますしね。
ここまで全く意味が違う言葉を、魔法翻訳は同じ言葉として訳している。
興味深いと思いませんか?
魔法翻訳が間違っているのか。
建て前が間違っているのか。
言わずもがなでしょうから、言わないでおきましょう。
《参議院法務委員会「異世界法制度に関する公聴会」議事録》
【国際連合統治軍第13集積地/聖都市内/中央暫定中立地帯/大神殿(改め建築楽器)内/突撃(?)発起点/青龍の貴族】
俺は今更ながら先人の言葉を反芻。
軽く声に出さずに嗤ってから発声。
・・・・・・・・・・しないように注意。
先に抜きな。
――――――――――カッコ良かった。
クリント・イーストウッド。
ゲーリー・クーパー。
ボブ・マンデン。
※ググろう。
そりゃ貴女、練習しましたよ!
キミの瞳に乾杯!くらいには。
子どもで遊ぶついでにね。
女相手に練習しても意味をなさない。
実戦演習が出来ない言葉。
いや、今ここでは言わんけど。
その極意は刻まれている。
――――――――――珍しく不言実行。
それはプレイにも役に立つ。
女相手であれ、子ども相手であれ、友軍相手であれ。
いや、今は倣うだけだけど。
だから事実からは多くを学べる。
フィクションよりノンフィクション。
史実準拠だから強い
――――――――――そして楽。
俺が貴女以外に向けて奨んで動くわけがない。
先に銃へ触れさせることで正当防衛に持ち込む。
裁判を見据えたアリバイ作り
・・・・・・・・・・カッコ良かった?
まあ、こじつけだけどな。
そもそも衆人の目に見えなけりや証拠にならない。
それなら衆目の目に映る程度なら速撃ちじゃない。
誰がそんな馬鹿なことを考えるもんか。
自力救済の世界じゃなけりゃ、決闘は成り立たない。
みんなが観ている前で勝って観せれば、強者の証だ。
当事者の善悪問わず、どんな証言が集まるかは、判る。
速撃ちしなくていいなら、背中に銃口を当てて捕まえればいいだけ。
間違いなく合意が在ったか無いかなど、議論が生じる関係の何が愉しい。
ヤる時は間違いなく互いのヤル気を相手に自覚させてから殺るのである。
判り合う自信。
なら何故、先に抜きな?
――――――――――カッコ良いからだ。
だから互いに譲りあってエンドレスにはならない。
ともあれそれは生きてこそ?
・・・・・・・・・・勝ってこそ。
それだな!
生きるも殺すもカッコ悪い。
勝つや負けるはカッコ良い。
殺ったことを言い繕うのは悪趣味だ。
殺したことを誇るのは、もっと下種。
これまでもこれからも変わらない。
日常は異世界転移でも変わらない。
殺したのか、殺させたのか。
殺す側になる自覚だけ必要。
誰も奈落に墜ちたりしない。
人類史が証明し続けている。
正義は誰でも端から持っている。
正義の誇示は殺した側の特権だ。
それはなかなか魅力的だし、俺はなぜだか生きていたい。
もちろん俺の知り合いが死ぬのも困る、理由は要らない。
さらに良いのは、俺と俺の責任範囲外で勝手に殺されることなのは、間違いない。
殺させる側だとて選択肢はある。
殺さないなら、先手は要らない。
俺は動かない。
俺が動いて堪るか。
俺は動けない。
じゃあ、誰が動いてくれるのかな?
【聖都/聖都市内/中央/大神宮内/巫女の胡坐/青龍の騎士団陣形中央/ライアンの真ん前/魔女っ娘】
わたしを見るのは
――――――――――ご主人様――――――――――
じゃない、ですか?
?
??
???
わ、わたしですか?
え?
え??
えぇ???
・・・・・・・・・・じ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~っと、わたしを観てる、ちい姉さま。
チラっチラっと見えそうで見えない、でも、わたしが敢えて見えないようにしている、けど脳裏に浮かぶ青い瞳
・・・・・・・・・・怖い眼ですうぅ。
想像の瞳でわかっちゃう!
ま、まぇ、マエに出ろ。
って、わたし既に前におりますけれど。
五人様を脇に避け、ライアンさんと一緒しております。
ご主人様の師匠筋、青龍の老騎士さまも気をつかってくださり、近くにいらっしゃいますから。
危なくないですよ?
ちい姉さま。
見える唇、仄かに色づいた果実を思わせるソレ、が笑ってます
――――――――――――――――――――怒ってるぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!
でもほら、ご主人様は、お楽しみの最中ですし。
誰も殺さない戦い、に限らないですが、わたしが割り込むのは無粋ではないかと。
いえ、わたしが割り込んで良い時は、これまでもこれからも無いです知ってます。
でもでも出過ぎてしまう時はある訳で、幾度も赦しを請うてしまってますから、任されたこと以外は、お許しを請うてからがいいのではないかと、でも手隙の時にお願いすべきですよね、お縋りするなら。
ぃえぃえ一言三言五言で済みます!
でも、ご主人様は忙しそうですから、お城に帰ってからでは?
明日か明後日か何日か、いつか
・・・・・・・・・・あの時、出過ぎてもよかったでしょうか、とか、夕食の後とか。
いぇいぇ逃げてますけどでもでも!
【国際連合統治軍第13集積地/聖都市内/中央暫定中立地帯/大神殿(改め建築楽器)内/突撃(?)発起点/青龍の貴族】
俺に構わず先に行け!
さささ。
御遠慮なく。
お譲り致しますとも。
一番槍、先陣、名誉、勲功、選り取り見取り。
あれ。
あれれ?
あれ?
そこそこ。
全員の膝詰め談義の必要、いや、必須距離を仕組んだ亀井と辻
――――――――――辻さん、諦めて。
いくら他人のフリをしても、背後にいるのは残念のがら電車ごっこ亀井。
・・・・・・・・・・戦車兵の癖にデカイな。
人体を兵器のパーツにしないと機能し得なかった一昔。
最後の戦争までは兵士=筋肉だったけどね。
砲身を、昇降舵を、諸々を人体と根性で動かしたんだから。
電動伝導自動化された現代兵器。
求められるのは力より技能。
でも亀井二尉なら105mm砲弾を一人で装填出来そう。
20Kg弱の金属塊を狭い車内でブン回す簡単なお仕事。
俺ならやれてもやらんが、自動装填の90式には無用。
そんなポテンシャルを秘めたままで終わる太い腕。
辻さん貴女を両腕とガタイで、がっちりホールド。
皆を巻き込んでチキンレースばりに接近させた挙げ句、これである。
場を主導した挙げ句、亀井に発言する気はない
・・・・・・・・・・目を観ればつたわっちゃったよ。
つまりは辻さんにお任せ。
俺も便乗。
【聖都/聖都市内/中央/大神宮内/巫女の胡坐/青龍の騎士団陣形中央/ライアンの真ん前/魔女っ娘】
身の程知らずな。わたし。
お料理の配分だけで、ご主人様の身の回りを、その一部なりと任せていただければ、いいな、と。
わたし、嘘つきました
――――――――――絶対、譲りたくない、です。
歓んでいただける幸せ。
日々時々折々出来るだけ可愛がっていただけたら、今日明日明後日くらいから始めて、赤ちゃんだって産めると想います。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・わたしの楽しいことしか、考えていません。
スッゴく欲張ってる自覚はあります!
いまさらだけど!
欲を言っていい、との御命令ですし!
ただただ頂くだけで何も捧げることができない、って、恥じ入ってます。
救い上げられ護られて。
傍らに置いていただけ褒められて。
可愛がられて悦ばされ。
わたしが欲しいのは今この刻、ご主人様の女であること。
だから。
だから。
それ以上にだいそれたことは、考えてなくて。
いまでさえも大概ですけれども。
女主人
――――――――――憧れはありますけどぉぉ!
わたしを、ご主人様の閨、日々の戯れ、常々の悦びに使っていただく。
何もかも委ねて預けて奪われて
・・・・・・・・・・から踏み出し、ご主人様の役目、その一部となる。
それが氏族の女、在るべき姿とは、知ってはいるんです。
凄いな、と思います。
偉いな、と思います。
格好いいと思います。
一人の女であるより、上なんでしょうけど
・・・・・・・・・・ヤダ。
ご主人様だけの手が届くところ。
ご主人様だけの目に入るところ。
ご主人様だけの物と判るところ。
唯お独りに跪いて生涯を終えないかな、って、うぅ
・・・・・・・・・・ダメですかぁ~~~~~~~~~!
街で見かけたコロナネタ。
「ワクチン接種してもマスクを外さないでください。会話もしないでください。消毒もしてください。外出も避けてください」
射つ前と射った後で何か変わったんですか
……濃縮還元コロナを射つ意味とはいったい(笑)。
厚生労働省が断言している通り。
……なんて正直な商売だ
使用前と使用後を取り繕わなくても売れるパチモンが在ったとは!
いやまあ、ウィルスの定義すらググらない馬鹿がやらかしてるんですから、当たり前ですが。
ああ、めったに発症しないウイルスで重症化率が落ちるとワクチンメーカーが言ってますね。
「当社比」ですけど。
どうやってその数字だしたか言ってくれ(笑)
さてここからはいつもの。
「知ってるよ」って方はスルー推奨。
頭が悪い奴が馬鹿に対して呼びかける方法は定型化されています。
カット&ペーストです。
何処とも知れぬ「専門家/専門機関/公の組織」の発表をまんまもってくる
……じゃないんですよ。
そうした機関は言葉を尽くして逃げ道を造る余り、文章全体で見ると「何も言ってない」形にしてあるんですが。
頭が悪いから「数字」だけ持ってくるんですね。
理屈は理解できないですから。
「○○%減少!」
「○○%向上!」
「○割の結果」
「延べ○万人」
絶対数が無くて相対値ばかりなのも特徴です。
言い訳しやすいですから。
「という見方ができる(嘘は言ってない)」
……とりあえず母数をどうやってどこから持ってきたのか言ってみろ(嗤)
もちろん、その数字が当てになる物なら「因果関係を論証」しないとまったく無意味ですけれど。
で、行き着くところは「なんで信じちゃいけないんですか」です。
「何を信じてるのか言ってごらん」という話ではあります。
もちろんチンパンジーにキーボード渡して「シェークスピアを打ってみて」っていうくらい無茶ぶりですけれど。
頭が悪いと「なに」の部分が読めないんですから。
いや数字をところどころ取り上げるのを「読む」というべきではないのでしょうが。
不愉快で腹立たしく許しがたいことではあります。
しかし普段日の目を見ない馬鹿が跳ねまわっているのは見物です。
それを見逃すことはできないと思うのですよ。
それを畔けるために必要なことでもあります。
という訳でコロナ対策妨害と一緒に人型の珍獣&馬鹿に振り回されてる阿保を見学にいそしみます。
まだまだ半年くらい更新スケジュールが乱れる見通し。
ご承知おきください。




