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完全侵略マニュアル/あなたの為の侵略戦争  作者: C
第十五章「三竦み+」

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Fight!

【用語】

『国際軍事裁判所条約』

:「戦争犯罪」を裁く権限を持つ非常設国際機関「国際軍事裁判所」を造る制度。国際連合体制下では戦争のアウトソーシングが前提。つまり「戦争」という国家/準国家固有の権利を国際連合が代行する。よって従来は各国内国内法で裁かれていた戦争犯罪も外部化しないと辻褄が合わない。「平和に対する罪」「人道に対する罪」も「戦争のアウトソーシング」の文脈でしか成立しない。つまり「戦争」は国際連合の役割であり特権であり義務であり、他の何人も干渉してはならない。個人(含む交戦団体)法人(含む国家)なんであれ「国際連合()()に委託された」業務に干渉すれば縄張り侵害。そりゃ殺される。文部科学省の連綿たる宣伝(お前ら馬鹿(納税者)は原文なんか読めないんだから言われた通りに暗記しなHAHAHA!外務省ホームページに誤訳だらけの和訳があるから引用(切り張り)してろよ虫ケラ……だって)に騙されてる可哀想なアレにはわるいが、国際連合は「平和の為にある」のではない。戦争(平和に対する罪と人道に対する罪)の為だけに国際連合は造られたのだ。


なので国際軍事裁判所は異世界転移後、開戦前に造られている。何人たりとも戦争をさせないため……国際連合が独占するために。




殺されるまで殺せ。


――――――――合衆国軍最高司令官―――――――



殺さるること、誉れなり。


――――インドネシア国家戦略予備軍下士官――――



死んじゃダメだからね?

ちゃんと殺されてきなさいな♪


―――――――陸上自衛隊佐官―――――――



大丈夫。

後のことは全部、任せてあるからね。


―――――――陸上自衛隊尉官―――――――





【国際連合統治軍第13集積地/聖都市内/中央暫定中立地帯/大神殿(改め建築楽器)内/突撃(?)発起点/青龍の貴族】


俺一人。

大神殿籠城代表。

独りじゃないからお間違え無く。


海兵隊大尉。

大神殿攻囲側代表。

学者とカメラマン、民間人セット。


亀井さんと辻さん。

乱入勢力共同代表。

階級不詳の辻さんが前に押し出されて諦め顔。


三者三様、手が届く範囲

――――――――――揃い踏み。


有って(撃って)無い(撃たない)ような選択肢(宣戦布告)

・・・・・・・・・・最初から無かったな。


ライアン追い出しに失敗した時点で確定。

子どもたちの前から(死体)を消せない訳だし。


人殺しは大人になってから。


もちろん子どもたちは知っている。

俺の前だけのルールだと。


人殺しは大人が殺るべきこと。


もちろん理由なんか無い方がいい。

理屈は必ず繰り抜けられる。


子どもを説得納得させようとすれば、詐欺に引っ掛かるカモが出来るだけ。


今は大人()の好悪を強制する。

いずれ(大人)に強制出来るから。


大人()を躊躇わずに殴れ(殺れ)るようになれば、(大人)役割(趣味)は終わり。


生死じゃなくて殺活が日常茶飯事非先進国(異世界)

何を世迷いごとを狙ってやがるのかと言う話。


たぶん、出来る。


エルフっ娘の直接殺した人数に叶う地球人類はいまい。

エルフっ娘の家族(うちの娘たち)は、殺すどころか観たことも無い。


これ、確認済み。


つまり異世界における異端児の集まり。

だから俺と気が合うのかもしれないが。


俺の価値観を押し付けるのは簡単。


異文化不干渉原則はあるけどね。

見せれば真似るは子どものサガ。


俺みたいに子どもから立派に()()()大人が居るんだから。


いずれは幻滅させるところまで保証。

斯くして連綿と続く下剋上(バトン)を繋げる。


国際軍事裁判所条約も訴追できまい。


ま、無視されるために敬老精神を吹聴する準備完了。

で、そのためには、この場を無血で誤魔化さにゃね。


だからこそ、俺が殺意を隠さにゃならん。




【聖都/聖都市内/中央/大神宮内/巫女の胡坐/青龍の騎士団陣形中央/青龍の貴族前/跪くエルフっ娘】


こんなの初めて

・・・・・・・・・・あたし、ダメじゃない。


()()()が剣になってる。


()()身体の一部になる者。

――――――――――それなら、有り得た。


そんな剣士は、誰より早く剣ふるうことが出来る。

速さは身体に頼るけれど、早さは感覚に寄るからだ。


刃先を。

平を。

柄を。


誰でも手足を動かすときに考えたり思ったりはしない。


薙いで。

突いて。

抉って。

返す。


手足と同じように剣を振るえてしまう。


素人が考えて行うこと。

玄人が思って行うこと。

それが感じたままに現れる。


まるで刃が指先となり手の平が剣の平であり柄が肘であるかのように。


そうなれば誰よりも早く動き出せる。

各々の違いを凌駕する極意。


・・・・・・・・・・誰にでもある限界。


体格以上に強くは成れない。

経験以上に巧くは慣れない。

天性以上に速くは生れない。


――――――――――それらをすべて凌駕出来る。


相手の方が強くても先に動けば、それを躱せる。

相手の方が巧くても先周りして、これを封じる。

相手の方が速くても先に出れば追い付かれない。


―――――――誰にでも出来るが誰かにしか至れない。


剣。

槍。

弓。

馬。


それが活きるのが闘争には限らないけれど。


達人、その領域

・・・・・・・・・・だから、駄目。

あたしが200年前に迷い混んだ処。


戦士に為れない、生き残れない、致命的な欠陥。

手足を、道具を棄てることが、出来なくなるからだ。


気心が知れた仲間同士で組むのなら良い。

それで終われる方が多いだろう。

あたしはエルフだから、終われなかった。


だからこそ気が付く機会があったし、殺される前に気が付けた。


極めることの欠陥。

剣。

槍。

弓。

馬。

なんなら笛でも絃楽でも歌でもいい。


当たり前のこと

――――――――――万能じゃない。


何にだって弱点(死角)がある。

それを塞ぐことは出来るだろう。

そして塞ぎ続けられはしない。


独りならもちろん、誰かと組んでいてさえ隙だらけ。


一日中絶え間なく。

どんな手段にも全て。

それが出来るなら、達人は最強、その一角になれる。


あり得ないから唯の人。

戦に限れば雑兵と同じ。


何てことはない

・・・・・・・・・楽団劇団が常に悩まされていること。


帝国のように全大陸から、何処かに必ず居るであろう、ありとあらゆる技能が達人を、自由に組み合わせるために問答無用で集められたら別だけど

――――――――――すべての座長が夢に観るわね。


帝国以前は、達人が

・・・・・・・・・・知られることすら出来なかった。


人も物も噂すら、河や山、関所や国境を越えられなかったから。

必需品や貴重品ならまだしも、今、価値が無い者なんか噂になれば奇跡に近い。


好事家の間で熱狂されても、居ないのと同じ。


だからこそ史書に上がるような達人が、単なる芸人として終わった。


その姿を観て来た。


歴史(過去形)の与太話

・・・・・・・・・・帝国以前は。




【国際連合統治軍第13集積地/聖都市内/中央暫定中立地帯/大神殿(改め建築楽器)内/突撃(?)発起点/青龍の貴族】


俺がいつも目指す立ち位置。

・・・・・・・・・・自分で、だけど。


既に近すぎまるで友軍

・・・・・・・・・・・・友軍か。


パーソナル(押し倒せる)スペース(距離)

・・・・・・・・・・にしても近すぎ。


膝詰め談義が出来る距離に三勢力代表が結集、結すぎる。


亀井が辻さんを圧しながら前進を止めなかったからだが。

背後から両肩を掴んで前に進むのは電車ごっこかと。


付き合いがいい海兵隊大尉も合わせて前進、するに従って戸惑いが深まっていった。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・近い近いと言いたそう。


アメリカン・ボディランゲージ(なれなれしさ)だって、銃撃戦直後にやらんわな

―――――――――――――――戦車砲撃してきたのにやらかし続けてる奴が目の前で偉そうですが。


陸自の隊員(亀井)が巻き込んですみません。


一緒にしないでくださいね。

俺は()()()じゃありません。


だがしかし、決してこれは日本人の習慣ではないと言って置こう。


後で

・・・・・・・・・・後があれば。


確認しないと忘れそう

―――――――――――俺たちは実弾砲弾で撃ち合った仲じゃないか!


忘れるときは皆さん、ご一緒に。

抜け駆けはスルー。

信じれば願い(隠蔽)は叶うと信じたい。




【聖都/聖都市内/中央/大神宮内/巫女の胡坐/青龍の騎士団陣形中央/青龍の貴族前/跪くエルフっ娘】


あたしはそうならないようにした。

必要だったからじや無い。

あの娘を託される前から見限った。


負けてしまえば、どれほどの極みも恥でしかない。


馬鹿にされるのに耐える気がないから。

秀でた力を持てばこそ、敗北が際立つ。


多芸無才(器用貧乏)


極める詰めるは、趣味のうち。

それを突き放して観るように。


必ず幾つかの技芸を取り換えて使う。


感じるのではなく考えること

・・・・・・・・・・だからか。

そこが、駄目なのよね


今の状況を考えればいい。


恋に墜ちた

――――――――――――――考えられるわけもなく、感じてしまう。


だから彼の一部として斬りそうになった。


あの娘たちに無遠慮な様に愉快な訳がない。

でも、それに耐えられなければ、あの娘を護れない。


だからこそ太守府で暮らせた訳で

・・・・・・・・・・十年前に今と同じ感覚だったら、一晩で100人くらい斬って全て台無しにしてるわ。


今の感覚は

――――――――――彼、青龍の貴族、その一部。


あたしの欲するままにすると、こうなる訳か。


すごく、すっごく、凄く

――――――――――不味い。


あの娘、皆に危険はない。


あたし(自分の女)たちを自分以外に触れさせる男じゃない。


たぶん彼、青龍の貴族は

・・・・・・・・・・青龍すら利用してるだけ。


誰かに、何かに、忠誠を誓ったり(依存したり)はしない。


あたし(彼の女)たちは逃げないけど逃がさない

――――――――――そこは安心できるのよね。


あたしが居なくても彼の手の平。

世界最強の青龍、その幕下に彼が組み込んだ。

だから、あたしの箍が弾けてる。


いつから?

最初から。あの森で所有された時から。

それに気が付くのに何日もかかったけど

・・・・・・・・・・おかげでどれほど、って

――――――――――思い出さない!!!!!!!


問題は、あたし、たちのことじゃないから。


あたしに全てを委ねる、彼。

賭ける、じゃない。


あたしが視てるモノを判る気はない。

あたしが感じた結果を解ってるだけ。


彼なりの成算が在るかと言えば

・・・・・・・・・・ほんと、無いわ。


あたしがしくじったら、どうするの?

――――――――――訊くまでもないか。


彼の力。

青龍の力。

世界を従える力。


それで何とかする?

――――――――――ならば、あたしは、安心できる。


だから、あたしは、安心出来ない。

彼には、そんな気がない。


あたしがしくじったら、それでいい。

死ぬも殺されるも、なるようになる

・・・・・・・・・・そう感じてる。


あたしにも解るくらいに。

あたしには訳が判らない。

あたしにとっての、貴男。


それがなんで判らないのよ貴男って奴には!!!!!!


あたしに彼が委ねる時は、あたし(自分の女)たちが傷つかないようにした後で。

自分の命は委せるのに、あたし(自分の女)たちの命は握ったまま。




【国際連合統治軍第13集積地/聖都市内/中央暫定中立地帯/大神殿(改め建築楽器)内/突撃(?)発起点/青龍の貴族】


俺とオマエの1m。

それ以上の距離が詰まらなかったのは、亀井が留まったからだ。

ならオマエ(亀井)が仕切るのかと言えば、そうだと言わんばかりに胸を張るだけ。


え?

・・・・・・・・・・だけかよ!


こうなると三者三様。

互いの共通点は立位置。

メンチを切る位置にいる。


そーいうの苦手なんで止めてくれます?


脅される前、脅す前に打ったことしかない。

間合いに入って来てくれる親切な()は居ます。

その上で、お喋り(恫喝)を始める例もありました。


舌ごと顎を抜けということでしかない。


しかし

――――――――――流石に誰も口を開かない。


死なない程度に流血して良く通る濁り声で鳴きたくないから、な訳がなく。

もちろん今は子どもたちに手本を見せるタイミングじゃないからヤら無い。


三つ巴って手を出しにくいんだな。


多人数対独りなら2~3人を潰せば片付くのに。

敵が素人である限り、全員相手にする必要はない。

当然、プロフェッショナルな集まりでは別の話。


三竦みとは昔の人は良く言ったもの。


プロフェッショナルな非戦闘員。

プロフェッショナルな作戦指揮官。

プロフェッショナルな関東軍もどき。


つまり人生で初めての領域

――――――――――非友好的非暴力コミュニケーション。


先に抜いた方が負ける?




更新タイミングがグダグダになっている説明。

あ、もうご存知でしたか。


そういう方はスルーで。






つまりは馬鹿と間抜けのせいですけれど。


「コロナウィルスはバイオテロである」

コロナ対策肯定派の陰謀論。

「○○が我々を滅ぼすために仕掛けたのだ!」

※○○には嫌いな国とか勢力の名前を入れてください


「コロナ対策は政治テロである」

コロナ対策反対派の陰謀論。

「○○が我々を支配するために仕掛けたのだ!」

※○○には嫌いな政治家とか団体の名前を以下略。


で「コロナ対策に賛成/反対する者は○○の走狗である」と続くわけ(笑)。

……ま、同じ構図ですね。


陰謀があればどんなに素晴らしいことでしょう!

悪人がいれば世界は救われます!


……そうはならないですけどね。


難しく考えすぎ。


世に悪い人などおりません。

居るのは馬鹿な奴です。

悪人は改心できます。

馬鹿は死んでも治りません。


これが陰謀なら、どんなに救いがあることか!


偶然。

2019年が世界的反政府運動の当たり年だった。

弾み。

毎年繰り返されるパンデミック警告該当地域で大規模弾圧。

勢い。

数十年来の医療崩壊国家でいつもと変わらぬ有り様が注目された。

惰性。

……これが一番厄介。


意味があれば「いつまで」と目途が付きます。

「いつまで」を誰も言えないのは無意味だから。

意味があれば「責任問題」が生じませんから。


陰謀論の基本は「人間への希望」でしょう。


「万物の霊長たる人間が行うことには善悪を問わず『考え』があるはずだ」


……ねーよ(笑)。

前回前々回とそうであったように、今回も。

みんなのせい(共同責任は無責任)」といい繕って、元凶たちは逃げ延びるでしょう。


わたしは罵倒し続けますけどね。


責任逃れの為だけに引き金を引いた間抜け(官僚共)

頭が悪い(馬鹿だ)から事態を悪化させた人殺しども。


切腹要員の総理大臣ごとき、たかが人形。

批判するに値せず。


次の切腹要員。

次の次の切腹要員。

次の次の次……いやはや。


何処まで行くのか見当はついても、今回までの話。


次の次……。

この社会が持ちこたえられるのでしょうか?

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