第４コーナー／こうしよう。
【用語】
『無条件降伏』
：国際法的には存在しない。というか、禁止されている。交戦主体、例えば国家が消滅した場合に成立するかのような主張がWikipediaなどには紹介されているが、嘘である。主体が消滅しているのに降伏という意思表示は成立しない。法人個人問わないのだが、まあ、あれだし。ポツダム宣言にも条件は明示されている。が、何故か日本ローカルな用語として定着。アメリカ人困惑……いつものことである。元々が緒戦の大敗によって失脚寸前まで追い込まれたルーズベルトのパフォーマンスが出典なのだが、アメリカ市民だってルーズベルトの責任までは負えない。なお正当な選挙で選出された政治家であっても全権委任されているわけではない。全権委任法を造っても法の原理に反すれば自動的に無効なので徒労でしかない。だから大統領が与えられた権限をはみ出せば無効であり、アメリカの有権者は知らんのである。そのあたりは民主主義国家の常識なのでスルー……日本以外では。何故か教科書検定制度に基づく欽定教科書を通じて日本全国に定着した。挙げ句の果てに「国際法的に無効ではないか」とアメリカ人に抗議されても知らんがな。大日本帝国政府が受諾した最後通告には条件が明記されているのだから、誰に言っているのかと言う話。日本の教科書に何が書いてあるかなんかしらんのである。
単純な話。
マッカーサーに『大日本帝国政府抜きの統治は降伏条件に反する』と抗議しながら、何十年も「日本は無条件降伏しました」と教科書検定で決めている同一集団がいる。
大日本帝国政府抜きの統治はＧＨＱの名前で『無条件』に実行される。
責任はＧＨＱ。
実務は全て大日本帝国政府。
解りやすい。
それは大日本帝国の議会制度を検察に潰させ、大日本帝国の報道機関を自由に操り、大日本帝国軍の跡から占領地で『法匪』と呼ばれる大活躍をした方々とたまたま同じ。
「どんな形であれ大日本帝国が存続したら、国を食い物にした恨みで日本臣民にリンチにかけられる」
となれば
「今までの失敗を打ち消す」
しかない。
大勝利でも大敗北でも同じこと。
どちらでもよかった。
8月15日は最高のタイミングだった。
大日本帝国がまだ戦えるからこそ、買い手が着いたのだ。
さて問題。
二匹目のドジョウは誰に売られるのだろうか？
敗戦が確定的、故に最高の敗け方を考えねばならない。
国体を維持したまま講和を結ぶ。
――――――――――考え得る最悪だ。
国体を放棄して条件付で降伏する。
――――――――――臣民は怒り狂う。
国家を維持する為に開戦を避ける。
――――――――――拡張政策の責任問題。
帝国が存在すれば、皆が我々を吊るす。
最適解は？
「無条件降伏」
【国際連合統治軍第１３集積地/聖都市内/中央暫定中立地帯/大神殿（改め建築楽器）内/中央/青龍の貴族】
俺がやらかしたことにされそうな歴史的暴挙。
俺は嫌だって 言ったんですけどね？
三佐がやれって 言ったんですけど。
壊したくは無かったんですけどね？
・・・・・・・・・・弱いな。
これじゃエルサレムのアイヒマン。
命令に従っただけです＝じゃあ絞首刑になれって命令する。
――――――――――投了――――――――――
貝になってもバター焼きにされるだけ。
最適解は？
・・・・・・・・・・誰か教えて。
先送り不可？
今日の責任は今日の俺。
――――――――――解せない。
断じて解してなるものか！
なっとくいかーん！
追認せず！
・・・・・・・・・・そろそろ良いかな？
異義申し立てアピール。
当事者ではなく第三者。
過失を否認し故意否定。
誰かに疑念を抱かせればよし
――――――――――軍法会議にも情状酌量ってあるのかねぇ。
俺が知ってるのは、刑事事件。
在るか無いかわからない。
なら、やっておく。
そもそも明確に別けられるもんか。
主犯と従犯。
主体と客体。
首謀と受身。
忖度空気惰性に勢い、誰だか判らんみんなが言った気がする。
者は言いよう考えよう、なら自由自在。
もちろん声や態度に出したりはしない。
自分に嘘を吐かないのは詐欺師の基本。
私は確かにそう認識しておりました。
証言するときは、絶対に嘘を吐かない。
嘘発見器や自白剤も対策の基本はコレ。
本来これは対尋問含む拷問マニュアル。
嘘は吐いてない。
・・・・・・・・・・誤解を放置しただけ。
事実しか言わない。
・・・・・・・・・・理解されないレベルで。
賛成出来ません。
・・・・・・・・・・反対もしなかったけれど。
皆さまにお馴染み、見本はたくさん。
戦争犯罪から企業犯罪。
公聴会から証人喚問。
取調室から被告席。
新聞ＴＶを観れば判るだろう
――――――――解らなければそのままのキミでいて。
見ざる。
聴かざる。
言わざる。
得意だよ？
【聖都/聖都市内/中央/大神宮内/巫女の胡坐/青龍の騎士団陣形中央/青龍の貴族前/跪くエルフっ娘】
あたしが最初、よね。
エルフのことは、持ち主が一番、よく知っている。
――――――――――ためしつくして、る、とか。
急に耳を責められたとき驚いたけど。
※第４７４話〈present for you♪〉～第４７５ 「「「「「「「「C'est que je t'appartiens 」」」」」」」」より
あたしの肢体に、こんな使い方があるなんて！
聴いているだけの予定外。
聞いたことのない予想外。
戦場で耳を吹き飛ばされたことはある。
魔法で治すために、ずっと擦られたことも。
あの娘に甘えられて、噛まれたことだって、ある。
でも、感触があっただけ。
エルフにとって、特別な場所？
肌や指と変わらない
・・・・・・・・・・って思ってた。
だいたい彼も、今日の今日まで弄くらなかったし
――――――――湯殿や閨では、耳どころじゃないし。
だから不意打ちを許した訳で、今日。
いつもの愛撫、いたずら、そう思った。
――――――――――彼以外に赦す訳ないけど。
それは本来、人前でするようなことじゃない
・・・・・・・・・・だから、他の女の前でされるのが、嬉しかった訳で。
―――――――恥ずかしいのは、我慢―――――――
彼の動きを聴き逃すわけない。
人前で、自分の女だ、って示すだけかと。
彼自身、昂ってはいなかった。
いつもの、そう、
――――――――――いつもの！！！！
なんで油断したのかしら？
やり過ぎ追い討ち徹底以上は、彼の常。
あたしを喜ばせる。
・・・・・・・・・・一気に悦ばせる。
あたしを楽しませる
――――――――――じっくりと支配する。
予測通り。
あたしは周りにどう魅せるか考えていたくらい。
彼を観るとき、映えるように。
新たな脅威を威嚇するように。
帝国に断念はない。
ただ戦況は照らし合わせる。
帝国捕虜、おそらくは見掛けを重視した女騎士、たちに伝わるように。
――――――――――戦意を一気に狩り取るように。
仇敵は少ない方が良い
・・・・・・・・・・当然、妹たちにも魅せつける覚悟。
余裕だった。
余裕綽々だった。
――――――――――掴まれるまでは。
跳び上がって、自分が驚いた。
耳が敏感って、それどころか。
触る相手次第が全て
・・・・・・・・・・好きな男に触られたのが、初めて。好きになった男が初めてなんだけど。
――――――――――それはそれだけのこと。
それだけですまなかった～～～～～～～～～！
馬鹿～～～～～～～～～！！
耳からあたしの感覚を揉みとるってなによ？
肢体は肢体としてまずたのしみなさいゃ！
いろんなことができるって戦場で試すにゃ！
日々攻められてばかりの女にとって、弱点が増えたからどうって訳がない。
ただ、それだけ、だと思ってたのに～～～～～～～～～～～～～～～～！
【国際連合統治軍第１３集積地/聖都市内/中央暫定中立地帯/大神殿（改め建築楽器）内/中央/青龍の貴
族】
俺。
教官。
ライアン。
三者三様。
自衛官である前に俺。
ＵＮＥＳＣＯ調査団である前に海兵隊隊員。
国際連合の命令ってなに？
それぞれが無視すべき立場というのがある。
俺の準備は完了。
査問会軍法会議事情聴取に別邸招待。
後十年は戦える。
なお順番は生残率の高い順。
合衆国海兵隊ＶＳ陸上自衛隊。
開戦前に間に合ったぜ。
戦後処理が。
殺る時は裁判を見据えてやる。
凶器は現地調達。
自白は絶対にしない。
共犯は造らない。
やってもやらなくても、裁きからは逃げきれない？
なら別に殺ってもいい
・・・・・・・・・・・・・責任問題だけならな。
気分の問題ともなれば、別。
嫌いじゃない人が殺される、殺す。
嫌いな奴が人間かって話は置くが。
身内殺しは出来るだけ避けるべき。
御二方の準備は完了かな？
ライアン。
――――――――――ゴール寸前。
完全に要らない子。
ここまで連れてきた引率役もライアンを留めないし。
留めたらＮｏ２が海兵隊軍曹を撃ちそう止めて。
あと数歩で境界線を越えて外に出る。
すぐ脇に伏せれば前後の銃撃を浴びずに済む。
砲撃に巻き込まれるかどうかは、管轄外。
なにしに来たのか判らなかったが、はよ帰れ。
いや、ワザワザ来て喧嘩を売って帰る？
何しに来たんだ、連れられて
・・・・・・・・・・わけ判らないって、解ってる？
出口の向こうを観て楽しそう
――――――――――わけ判らんが、解ってくれる。
色々と思惑が狂うのはフツーフツーと納得推奨。
仕切り直しがフイになっても、一人で追い撃ちする軍曹じゃない。
俺たちは後ろを気にすることなく、まっすぐ前方に斉射できる。
護るべき民間人、ではなく、対処すべき問題点。
だからといって民間人を摘まみ出す蹴りだす縛り上げる、訳にはいかんわな。
・・・・・・・・・・・・・・・だからといって俺たちに期待されても困る。
対峙している俺たちだって殺すと角がたつし。
――――――――――全面戦闘だし。
だからこその御見送り。
軍使としては、ライアンを捨てて仕切り直し。
邪魔だったオブザーバーＵＮＥＳＣＯ文官を追い払うだけ、のつもりだろう。
そうはいかない。
交渉打ち切り遺憾の意。
喧嘩になるから海兵隊軍曹も居ない方がいい。
全隊突撃ついでに
―――――――いやいやいやいやいや、手遅れだから。
おねいさんずＮｏ２が海兵隊軍曹に常時照準。
アメリカンな肩竦めで応える、海兵隊軍曹。
バレてるバレてる口封じ。
・・・・・・・・・・殺さなくても、封じる方法はあるってば。
利害関係者の証言は、日本以外では棄却される。
国際連合軍事参謀委員会の軍法会議は欧米風だ。
人間同士、皆さん考えることは、同じ。
棄てるべきカード。
守るべきカード。
俺たちはカードを捨てる仲間だよね！
―――――――わかるわかる。
ＵＮＥＳＣＯ調査団は調査員、学者研究者が主体。
それに付き添うのは出向の軍人たち。
自然休戦状態から、そろそろ３ヶ月。
軍隊は数が少ない、地球人類。
本土に戻す余裕はない。
だが後方への休暇配置はある。
まあ大虐殺はなさそうな、小虐殺で済みそうな場所。
ＷＨＯはあり得ないが、軍政地域や調査地域。
民間人の護衛や警備は希望者も多い。
基幹戦力を編成する時に配慮もある。
自国軍から出向した先が国際連合軍や統治軍。
更に命令されたり志願したりでＵＮＥＳＣＯへ。
合衆国海兵隊は、後者。
貴重な実戦兵力。
戦争の母体が自衛隊なら、戦闘の柱は在日米軍。
部隊規模を保つ為に個人志願の運用はない。
ＵＮＥＳＣＯ出向は軍令。
国際連合軍事参謀委員会。
黒髪黒瞳よりマシ、異世界住民に恐がられ過ぎない。
・・・・・・・・・・という期待でＵＮＥＳＣＯ送り。
戦場をうろつく素人のエスコート役。
・・・・・・・・・・貧乏クジだが、誰を恨みようもない。
殺させるつもりはないんだろうが
・・・・・・・・・・邪魔ではあるんだろうな。
最前線の遥か先まで連れてくるぐらいには。
―――――――――――――オブザーバーとフラッキングをまとめたか。
どちらでもよかった。
今日は悔しい売国記念日。
皆様いかがお過ごしでしょうか？
街で見かけた嗤いどころ。
「緊急事態宣言中」
いつまででしたっけ。
「ステイホーム」
外出中です。
「この夏を最後に」
わざわざ続けてる元凶が。
とりあえず「欲しがりません勝つまでは」って言ってみて（嗤）。
そんな宣伝車が走り回ってました。
……いつまでだったかな。
まあいいや。
どうせマンボと宣言が交互でしょうから。
さて。
コロナ対策に反対する人間は「陰謀論者」で「極右」で「落伍者」なんだそうです。
このレッテル貼りはコロナ対策が始まってからずっとですけど。
これコピペかな。
根拠？
なにしろ先進国一般のコロナ対策反対デモは、ほぼ全階層が参加しています。
デモを巡回すれば極右から極左、陰謀論者から学者学生、セレブからホームレスまで一そろい。
そら自分の命と生活が懸かってますし。
で、数十万人が全部「陰謀論者」なわけです（笑）。
「○○が参加/支持しているからコロナ対策反対派は○○だ！」
……成人が言っていいことじゃないです。
いえ、禁止じゃなくて、恥ずかし過ぎる（笑）。
「泥棒には皆が泥棒に見える」って言葉、知ってる？
なお逆バージョンもあります、
「○○まで参加/支持しているからコロナ対策は重要だ！」
どっちやねん。
もちろん、そう言っている当事者が
「通気性の良いマスク」でパンデミックごっこ。
本当に命がかかっていたら、そんなことできますか？
化学戦の真っ最中に装備を外して食事できますか？
それが答え。
命の危険なんか誰も感じちゃいない。
※陰謀論者は「コロナで死ぬ！」って怖がりならがら食事してるかもしれません（笑）。
実際。
陰謀を企んでくれるよ―な悪人はいないもんです。
居るのは愚か者であって悪党じゃない。
だから救いようがないんですが。
霞が関だってそうです。
無能で自己顕示欲が強く、生き意地が汚いだけ。
そうした文化を継承しているだけです。
「保身のためにごまかしを続けていたら国家が破たんしたけど何とか生き延びたぜヤッタ」
が習い性になっている人たち。
間違っても悪人なんてレベルじゃありません。
大企業の不祥事によくあるタイプ。
潰れたのが大日本帝国だっただけ。
アイヒマン型の人間ですね。
官僚のような継承型無能を助長し、時に引きずるのが馬鹿。
余りいませんけど、ネットでは声のデカさで目立ちますね。
頭が悪い奴ほど、どーでもいい資料をコピペします。
それに取り合って一々反証するのは不器用なやり方です。
無限にある文章をぶつけあっても千日手ですからね。
迷信を否定するのに事例をあげる必要などありません。
論理を述べれば済むことです。
だからこそ「コロナ馬鹿」は無駄な事例をあげるんですね。
無数にある資料から自分に都合のいいネタだけを切り張りして。
その内容を理解できない。
結論は「○○がそう発表している」から正しい、と。
※○○は政府とか官庁とか団体名を適当に。
で、実験として「その○○はこう発表してますが」と示してみる。
全く無意味なんですけど、反応が見たかったので。
「全部信じてはいけない！」
……笑いましたよ、そりゃ（笑）。
嗤ったんじゃないですよ？
笑ったんです！
まさに抑圧と規制こそが真のジョークを生む、ということ。
スターリニズム社会特有の現象ですね。
……後世から見て居たかった（苦笑）。
では「収容所群島」ならぬ「収容所列島」からのレポートでした。
