第1コーナー/Odds.
【用語】
『ウィリアム・テル』
:中世スイスのテロリストにして国家的英雄。馬鹿が与えられた合法的な権限により馬鹿な命令を出したときに公然と無視したために投獄される。で、誰に言われたわけでもないが脱出して馬鹿を射殺している。
各国で「マスク付けろ」っていったら射殺された事件と同じ構図
――――――――――――ささ同情してあげてください(どっちにとは言わない/笑)。
なぜか「ボウガンの名手」扱いされているが伝承を読む限りボウガンじゃない。具体的な逸話は一つ。失敗を前提に息子の頭上のリンゴを射落とすことを求められている。那須与一的な余興じゃないので注意。普通に会話が成り立つ距離なので余り離れているわけではない。周囲に気取られないように矢を二本手中にして連射を考えている。器械仕掛けのボウガンは長射程兵器であり目と鼻の先であれば成功率は高いので罰にならない。当時のボウガンの性能から連射性は低い。しかも軍隊ではなく騎士でもないが「親子」の概念がある氏族、武装農民階級であることを考えると「槍より長い間合いでの近接戦闘を前提とした短弓」だったのではないか。兵器の一歩手前に成立した短弓の乱戦集団戦能力の凄まじさは「ロード・オブ・ザ・リング」に置けるエルフの戦闘を観れば納得。そりゃ弓の両端に刃を付けるわけだよ。
なお「ウィリアム・テル」は国を救ったりなどはしていない。
指導者でもないし、戦争にも関係なし、革命も起こしていない。
ただ
「馬鹿が馬鹿なことを命じたときに従わされている皆を尻目に、馬鹿が見ているのを確かめて目の前で独り馬鹿を無視して魅せた」
だけ。
彼が残した「人」としての規範はスイスに受け継がれている。
政府がコロナ対策を発表すると「コロナ対策をしない」無言のデモ隊が集まって、馬鹿を撤回させる程度には。
2+2=5
信じる/肯定。
信じない/否定。
信じながら信じない。
逆もまた、然り。
合理性と思考を完全に排除し状況に反応して四択をスイッチ出来る「自由」な精神状態。
自覚的狂気。
生成された愚鈍。
主体的白痴。
学習指導要領の申し子
―――――――二重思考―――――――
例1
「侵略でない」
とは言うが
「屈辱だ」
とは思わない。
例2
「正しい目的が在った」
と口にしても
「またやろう」
とは思いつかない。
例3
「自衛戦争だった」
と言葉にはするが
「勝てる訳がない」
としか思わない。
侵略でないなら負けて悔しいだろう?
正しいのなら続けるべきだ。
破滅確定でなにが自衛なんだろうか?
「侵略のための悪しき戦いに勝って当たり前だったのに、負けたのが悔しくて仕方がない」
【国際連合統治軍第13集積地/聖都市内/中央暫定中立地帯/大神殿(改め建築楽器)内/中央/青龍の貴族】
俺は常に誰かを信じている。
信じるということは、とても簡単なことだ。
だから皆がそうしてる、とはさすがに思わんが。
信じるということは一方的なことだから、押し付けない。
俺の都合でしかない。
相手に関係がない。
失望すら筋違い。
出目が悪いから、と言ってサイコロに腹を立てる人間はいないだろう?
・・・・・・・・・・・いたら、それは人間じゃなくて、ヒト型の動物。
信じてた?
裏切られた?
失望した?
おいおい。
オマエの勝手だ。
自分の味方は己のみ。
他に何か言いたいことは。
誰かを信じて、誰かに任せる。
どんな結果になっても構わない。
相手を恨んだりはしないんだ。
感謝することはある。
過去は存在せず、今と未来は希望でいっぱい!
感謝してれば次がある。
残念なら代わりがいる。
次と代わりに期待する。
意外にも三佐が誰かを信じてるってのが、あれだが。
まあそれは例外。
そも俺と意味が違うし。
自覚は無い様子。
信じる=割りきる/諦める、だからな。
自分でやるのが一番。
量をこなす為、人に命じる。
誰かが成功すれば損にはならない。
俺の真逆。
誰かに任せれば、俺より上手い。
皆に任せるなら鉄板だ。
って言ってるのに三佐と来たら。
世界には化学で解明出来ない神秘に満ちている、って言ってた。
俺は今も信じている。
さすがに驚かれるかもしれないな。
50mの移動で1分オーバーを決めた女。
トリックショットを決めようとしたらキューが折れた時を思い出すな~。
頑張れ帝国女騎士!
頑張るなライアン!
この場でオッズを計れないのが残念です。
【聖都/聖都市内/中央/大神宮内/巫女の胡坐/青龍の騎士団陣形中央/青龍の貴族右側/魔女っ娘】
わたしは一安心。
――――――――――最初から?
わたしはなにを心配しているのでしょうか?
ご主人様がおられますものね。
だからこそ、心配は尽きないのですけど。
ご主人様のものとして。
だからこそ、心配するべきかもしれません。
悪いことにはならなくても。
わたしに何も出来なくても。
だから良かった。
ご主人様の勘に、誰かが障る
――――――――――悪いことです。
ご主人様が誰かを殺すこと。
・・・・・・・・・・よくないです。
その心配は、無くなりました。
ご主人様に誰かが殺されれない。
ご主人様の勘に誰も触らない。
ご主人様が不愉快に感じてない。
なら何も心配しなくていい。
わたしが最初に気になること。
――――――――――ご主人様の快不快。
わたしが次に気にすること。
――――――――――ご主人様の視線。
わたしが気に病むこと。
――――――――――ご主人様が殺すひと。
やっぱり、ご主人様は人好きです。
だから殺す。
だから従える。
だから、わたしたちを視てくださいます。
殺さないようにしている。
そう視えるのは、わたしだけ?
おねいさんたちと戦
――――――――――になる前に、ご主人様が従える。
おじさまたちと戦
――――――――――になる前に、ご主人様が友誼を結ぶ。
悪気がない女の人を殺す
――――――――――ことになる前に、おじさまが嗜める。
最後は青龍の眷属が揃い踏み
・・・・・・・・・・・・・・・・・神殿で爪とぐって、柱を抉っちゃいました。
竜って凄い。
帝国の竜、わたしが観たことがある、先の太守さんの竜。
・・・・・・・・・・だいたい、お休み。
竜は体が大きいから、あまり動かない、みたいな話です。
対称的。
――――――――――よく動く、青い竜。
青龍の皆さんは、躾とか興味ないですよね。
好きに過ごさせ、突然に捩じ伏せて、離す。
細々と叱責注意する姿なんか有り得ません。
だから爪を研いでしまう。
やっぱり悪気はかんじません。
好きにやれ、って言われてる、かも。
放置と強制、行ったり来たり。
犬でも馬でも龍でも
――――――――――女、も。
【国際連合統治軍第13集積地/聖都市内/中央暫定中立地帯/大神殿(改め建築楽器)内/中央/青龍の貴族】
俺とも誰ともいえるけれど
――――――――――まだ撃つ前だからセーフ。
マジ。
本当。
ガチ。
俺は嘘を吐いたことがない。
それは誤解だ本当にそれとは何かと聞いてはいけないキミの心に訊いてくれれば必ず理解を獲られる保障する。
大人の嗜み。
男の嗜み。
将校の嗜み。
――――――――――信じていれば退路は開く!
だから信じる曹長の統制力を!
おねいさんずNo1の騙されやすさ!
帝国女騎士のエスコート能力!
なによりエルフっ娘の 眼力の怖さ!
信じるものが多ければ、どれか一つは当たって安心。
それはあたかも二人と二人と二人と二人
・・・・・・・・・・中略・・・・・・・・・・
の出会いのように。
ただ一人の相手と相手と相手を
・・・・・・・・・・中略の省略・・・・・・・・・・
求め合う想いを信じ続けた結果、出会い続けるのである。
これを男女関係の新陳代謝というがさておいて。
信じれば射爆理論だって平和利用も可能な弾道学に置ける散布界のようにリトライできるから信じるって大切だな、と。
だからと言ってそれは困る。
ただ一つが当たって心配。
外れても安心出来ない。
第二第三の斉射が控えている。
三台あるもんな~~。
きゅうまるなんか持ち込みやがって。
敵に回すと恐ろしい。
自然休戦とはいえ、最前線専用の機甲科。
平坦広大な大陸に最適戦力。
わざわざ前線を引き抜いてもってくるか。
今朝まで聖都にいなかったのに。
――――――――――まだ9時ですか、朝のうち。
起き抜けの、一発、文字通り。
一撃で刻みつけた戦車砲の爪痕。
聖都全体から見える大神殿。
その一番目立つ正面入口三本柱。
大神殿の内側から見れば唯一の出口。
大神殿の外側から見れば唯一の攻口。
攻囲側と籠城側が決して眼を離さない、唯一の場所。
そのど真ん中の柱を、壊さずに壊せると観せた。
壊せば皆が別口を探して眼が逸れる。
壊さないからこそ眼を釘づける。
後だし出遅れ部外者崩れが、高らかに挙げる名乗りあげ。
遠くに聞かせて近くに見せる、やあやあ我こそ、ってやつ。
自衛隊を知ってさえいれば誰にでもわかる。
陸上自衛隊と在日米軍海兵隊しかいないからな。
富士教導団ならこうはいかない。
――――――――――――――――120mm滑腔砲でウィリアムテルごっこはヤメろ。
俺たちが頭ならリンゴが大神殿。
第七師団め
――――――――――傷物じゃねーか。
【聖都/聖都市内/中央/大神宮内/巫女の胡坐/青龍の騎士団陣形中央/青龍の貴族右側/魔女っ娘】
わたし、羨ましい、です。
青龍に従えられた土竜。
ご主人様に仕える、わたし。
比べるまでもないのですけど。
同じ立場として、学ぶべきことは多そうです。
街の真ん中一番高い神殿の真っ正面。
誰がどう見ても、聖都が誰の物か判ります。
羨ましい
・・・・・・・・・・消せない跡を付けて欲しいのは、わたしなのに。
肌に刻みつけるのはダメですけど
――――――――――わたしの肌は、気にいってくれてます、よね。
だからだめ。
・・・・・・・・・・ほんとうは誰にでも見えるところに印が欲しい。
目立たないところ。
二度と治らないところ。
皆に伝わるところ。
早く速くはやく、傷付けてほしい。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・なんて、欲しがってばかっり。
今も。
女二人を踊らせながら、敢えて殺さないように。
ご主人様の殺意を体現された、青龍の皆さん。
ご主人様が、闘いを楽しみながら、殺さない理由。
人が死ぬのを嫌がるから
・・・・・・・・・・わたしだけが。
理由なんかない。
理屈もなにもない。
わたしのワガママなんですけれど。
でも、また、ご主人様がかなえてくれました
・・・・・・・・・・反省してます。
またまた
――――――――――(中略)――――――――――
またまた与えられてしまいました
・・・・・・・・・・わたしはどーしてこうなっちゃうんでしょう。
教えてくれませんか?
ご主人様におねだりするのは苦しいのです。
与えられすぎて壊れちゃう。
お空の果て、星の上。
わたしたちと同じ高さから視られている。
貴女は答えを知ってますよね。
やっぱり、笑ってますか?
――――――――――愉しそうで何よりです。
マスク御見舞い申し上げます。
我慢大会かな?
拷問かな?
コスプレ仕事?
およそ知性体にとってこれほどの苦痛は無いでしょう。
砂浜は波打ち際で穴を掘る。
……古典的な拷問です。
知性が無い相手には効果がないんですが。
自分で自分たちのクビを絞め、人を殺すだけでなんの役にも立たない。
……頭が悪いって、哀れなことですよね。
そんな玄関マットの巻き添えにされた人類の多数派へ人類の少数派より。
深くふかくフカク御見舞い申し上げます。
さて、挨拶の後は、いつもの。
「知ってる」方にはスルー。
「教育的配慮」って大切。
わたしは歩行者用信号を無視します。
安全確認が出来るので無意味だから。
ただし幼子の前ではやりません。
視界が低く認知機能が未発達。
模倣されると危ないから。
わたしはマスクをしません。
ただ仕方なくやむを得ず嫌々する時も無いではありません。
ただし幼子の前ではやりません。
頭が悪いことを真似しますからね。
模倣させないと未来が危ない。
教育的配慮。
という訳で見本を魅せる為に外出し次なる社会を啓蒙いたします。
ので更新時間がずれたりしますが仕方がないです。




