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完全侵略マニュアル/あなたの為の侵略戦争  作者: C
第十五章「三竦み+」

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641/1003

眼。

登場人物&設定

※必要のない方は読み飛ばしてください

※すでに描写されている範囲で簡単に記述します

※少しでも読みやすくなれば、という試みですのでご意見募集いたします



本作では一人称で描写される登場人物の固有名詞を使いません。

他の登場人物も複数ある役職名やアダナ等で呼ばれます。


文節の大半は一人称となりそれが次々と入れ替わります。

よって、以下の特徴で誰視点であるのか、ご確認ください。


・一人称部分の視点変更時には一行目を【】で区切ります。

・【語る人間の居場所/誰視点】とします。

・「誰視点か」の部分は「青龍の貴族」「魔女っ娘」など代表的な呼称(役職名やアダナ)を入れます。

・次の行、もしくは数行以内に「俺」「私」などの特徴となる一人称を入れます。


以下設定を参考に誰視点か確認いただければ幸いです。

(書き分けろ!と言われたら返す言葉もございません)


【登場人物/一人称】


『僕』

地球側呼称/現地側呼称《若い参事、船主代表》

?歳/男性

:太守府参事会有力参事。貿易商人、船主の代表。年若く野心的。妹がいて妻の代わりに補佐役となっている。昔は相当な札付きであったようだが、今は特定の相手以外には紳士的。



【登場人物/三人称】


地球側呼称《元カノ/団長/だんちょー/一尉/一尉殿》

現地側呼称《青龍の女将軍/団長/主》

?歳/女性

:『俺』の元カノ。国際連合軍大尉/陸上自衛隊一尉。国際連合軍独立教導旅団団長。異世界帝国の最強魔法騎士「黒騎士」を一騎打ちで倒した多世界有名人。(第24話「黒騎士」参照)


地球側呼称《三佐》

《青龍の公女/碧の魔女》》

?歳/女性

:だいたいこいつのせい。

陸上自衛隊三佐、国際連合軍事参謀委員会参謀、WHO防疫部隊班長、他いろいろな肩書を持つ。日本の政権与党を支配する幹事長の娘で、父親と連携して戦争指導に暗躍している。

異世界では泣く子も逃げる《碧の魔女》と呼ばれているが、制服の緑と国連旗の青が印象として混ざったらしい。

つまり意外に異世界住民の前に出ているし、殺しつくしていない。

※第75話<幕間:善悪の彼岸>など

父親譲りで、私利私欲と公益を「完全に一致」させることが出来るタイプ。


【用語】


『太守府』:帝国の行政区分をそのまま国連軍が引き継いだ呼び名。領地全体の呼び名と中枢が置かれる首府の呼び名を兼ねる。帝国ではおおむね直径120km程度を目安に社会的経済的につながりが深い地域で構成する。南北が森林、西は山脈、東は大海で大陸のほかの地域からは孤立している。ただし、穀倉地帯であり海路につながっているために領地としての価値は高い。10年前までは古い王国があり帝国に滅ぼされた。



青龍がすべて同じ、ということはない。

だが「おなじ」と考えて、問題はない。


―――――――邦では、誰もが感じていることです。


他の邦々ではなかなか判らないでしょうが。

多くの青龍を間近に観る機会が多いもので。


間近?

間近は間近ですよ。


目と鼻の先に、その背中が在る。

――――――――――殺せるでしょうな。

そんな気にもなりませんけれど。


黒い瞳はよく見ます。

覗き込んで来ますから。


()()()から見えなくとも、()()()から覗かれます。

よくよく上から覗きこんでくるのは、そう。


青龍の貴族、ご領主様。

・・・・・・・・・一番、青龍()()()方で。


青龍の公女

――――――――碧の魔女――――――――――


待たれよ待たれよ、逃げる場所など在りますまい?

聴かれて観られて読まれるならば、いっそ隠さぬがよろしい。


罵倒に悪態恨み言、追従おべっか世辞祈り。

なにが幸い(災い)するか判りませぬし。


青龍の女将軍などは、興じておられますぞ?

・・・・・・・・新たな黒騎士、なら皆様ご存知ですか。


腰を据えているのは、そんな御歴々。

邦は未だ在りましたな、船出の時は。


手が届くところを往き来されておりますよ。


青龍の騎士たちを従えている、

――――――――――青龍()()()()


この通り、僕は、まだ殺されていません。

・・・・・・・・・・()()


他の者?


殺されたのか。

死んだのか。

生きられずか。

――――――――万人を越えたか、程なく越えるのか。


はは。

邦に住まう内、百人に一人は青龍に殺された見当かと。

・・・・・・・・・・なにぶん、跡形もありませんが。


大地と目には焼き付けられておりますね。


殺す刻の眼。

殺さない刻の眼。

殺す気にもならない溜め息。


いずれにせよ殺されますが、まあ、「死んでた」とか「気にされなかった」という刻も、それなりに。


・・・・・・・・・・ご存知でしたか。

ならば?

――――――――――青龍同士も、同じですよ。


命に意味がない。

我ら民草だけではなく、方々(青龍)ですら、ね。


皆を観る眼

――――――――――等しく同様。

民草と青龍、己と他人

・・・・・・・・・・青龍は、まったく等しい。


興味関心好き嫌い。

そこは方々各々まるで違う。

方々に損得など在りませんからな。


全く判りません。

解らせられます。


処方。

解方。

来し方。

行き方。


生死を決するのは感覚です。

・・・・・・・・・・皆様よく、ご存知だ。


まさに決する生殺与奪

――――――――――生きることを許されたのか?

・・・・・・・・・・殺さないでいただけたのか?


問うは許され答えは赦さず。


故に観えたママに受け入れるだけでしょう。

――――――――――誰の命も等しく無意味なら?


僕らは生を諦める。

・・・・・・・・・・選ぶ余地など在りませぬ。

青龍は生を諦めない。

――――――――――最初から自分が生きていることに関心が無いんです。




《異世界大陸東部沿岸港街/聖都から400km南/五大家が一つ、船主筆頭による商談中の雑談(駆け引き)





【国際連合統治軍第13集積地/聖都市内/中央暫定中立地帯/大神殿(改め建築楽器)内/中央/青龍の貴族】


俺がすべきこと、殴らず殺さずどうしよう。

エルフっ娘学の開祖になる前に、研究者ライアンを観察。

そんな俺を視ていたNo1が、軽く指さし。


俺に何かを知らせたいらしい

―――――――――――――自分のガバメントを抜き、サイレンサーを嵌め始める。


なんで友軍を殺す準備が万端なのか君たちは

・・・・・・・・・・・・・・・(友軍)を殺す予定でしたね、そういえば。


女児性愛者と()()()()いたんだった。

控えめに言っても既遂犯扱いから観れば出世したな。

これほど彼女たちと解り合えると、誰が思うか、そりゃ。


仲良きことは美しきかな

・・・・・・・・殺人の共謀共同正犯を任されるくらい。


つまりこういうことですね。


俺が頷く。

No1が撃つ。

No2が留める。


俺に決めさせるの止めてくんない

――――――――――責任問題。


No1。

海兵隊軍曹やライアンの記録装置に見えない位置。

No2。

海兵隊軍曹を射線に捉えて自然な位置取り。

俺。

そのNo1/2が両方視界の端に入っている。


なんて自然な配置でしょうか。


誰が撃ったか判らない。

誰を撃ったか解らない。

誰が撃たれた任意決定。


正体不明の銃声(No1)がして、不用意に動いた軍曹が撃たれるかも知れず、どちらにせよ指揮官には見えたか見えないのかきめられる。


殺るか。

殺るのか。

殺ろう。


互いに信じ合わなくては成り立たたない。


共に謀る。

共に同じく。

正に犯す。


もっとも親しい人間関係とは共犯者だってぐらい、深い仲になれました。




【聖都/聖都市内/中央/大神宮内/巫女の胡坐/青龍の騎士団陣形中央/青龍の貴族前/跪くエルフっ娘】


あたしを含む女たちを視線で操る彼。

・・・・・・・・・あたしは、あたしがやるべきことを。


この女(ライアン)を、どう視ればいいのかしら。


女としてなら、何をしたっていい。

・・・・・・・・・・・・・あたし(彼の女)たちに遠慮しろ、とは言えない。


いつか、それを言うまでもない当たり前にしなきゃ!

――――――――――今は、違うけど。


男も女も、後から加えられた方が有利、ってことはある。

・・・・・・・・青龍の女将軍(元カノ)を出し抜いた身だものね、あたし、たち。


だから、女同士、取分け彼が少しでも絡むことなら、文句を言うには工夫が必要。

だから、しばしば見えてるものが見えなくなるのも、女と女の常だから。


なら?

これは?

なに?


青龍は、違う。

あたしたちとは、全く。

唯一つ、同じ。


男である。

女である。


欲しいのは、不思議なくらいに、おなじ。

――――――――女の愉しみ方がすっごく変わりすぎてイジワルでヒドイ彼もいるけれど。


ならこれ(ライアン)

・・・・・・・・・・・・・・女としての仕草じゃない、やっぱり。


緊張感が無いのは、(青龍の貴族)が死に向き合う時と同じ。


自分の生死に無関心なのは、すごく困るから止めさせてみせるけど

――――――――――青龍らしい、とは言いたくない。


掛かり龍。

・・・・・・・・・・青龍の騎士、女騎士たち。

ライアンへの殺意が溢れている。

・・・・・・・・・・何故かは、解らないけど。


青龍の殺意なんて、稀。

すぐに殺して霧散するし。


殺すのを我慢する龍。

()()()()()


敵意にも悪意にも気が付かない。

殺意をすら、気にかけない。

利害得失より好悪感覚。


癇に触ったら攻撃。

された方が死ぬけどした方は潰しただけ。


そんな青龍が、不快感を感じたまま。

堪えてる?


――――――――――龍頭()が青龍に、無理強いしてるんだけど。


でも、ライアンがそれなら、認識するハズ。

死を、自分を殺す、此処にいる青龍の(軍政部隊+)騎士たち(おねいさんず)を。


どうして誰がどうやって?

―――――――――それが解らなければ確信出来ない。

死の可能性じゃなくて

――――――――――青龍は死に至る道を笑って歩む。

ライアンに周り(殺意)が観えて、

――――――――――見ていないことが、視てとれる。


敢えて意識的に、観たい物だけ観る理由。


状況を気に停めずに集中したいの?

あたしたちは殺したりしないけど。

殺したがっている相手が多い中で!


呆れたことにライアンは、自分の眼に映る範囲に、ほぼ、関心がない。


二人以外は無視。

二人を観てるのも、目的なんか、ないみたい。

・・・・・・・・・・嗜好(好奇心)


一人は自分(ライアン)を担いで来た青龍の老騎士。

もう一人はライアン(自分)を愉しむ青龍の貴族。


自分(ライアン)護り手(青龍の老騎士)には警戒

――――――――――捕まらないように、か。


ただの女には無駄なこと。

熟練の戦士、その手を逃れる算段をするくらいなら、意識は別に使った方がいい。

・・・・・・・・・・・・・・ワザワザ教えてあげない。


(ライアン)を狙う(青龍の貴族)には興味

・・・・・・・・・・・・・・女が男に目を向けるのは、当たり前ではあるけど!


貧弱な肢体と溢れる愚かさが、彼の興を誘っているのはよく判る。

貴女(ライアン)が何もする必要はないから

・・・・・・・・・・わざわざ教えてあげない。


()()()()()にとっていつものこと。

―――――――――だから、ライアンも、ソコ留まり。


この場にいる、二人以外を相手にしない。

・・・・・・・・あたし(彼の女)たちには、やっぱり興味が無い。


強者(青龍の老騎士)を視る。

――――――――――睨まれてるから。

(青龍の貴族)を観る。

・・・・・・・・・・眺められるから。


そしてなによりライアンは、大半の知覚を外、大神殿の外側に向けている。


人の、青龍であっても、耳眼が捉えられる範囲じゃない。

青龍の魔法(索敵装置)で換えてもいない。

麓の変化に何も反応していない。


ただ、気にしている、っということは?


それが計画されたようなら、それだけ。

違うから、偶然の変化を予測していたんだ、と思う。


それはすごい。

それは気になる。

それはわかる。


だけど。





リアルディストピア観察報告!


暑い中マスクって大変ですね。

「頑張ってる俺カッコいいい」ってのがマゾヒズムへの入り口です。


馬鹿よせ止めろその扉は開いちゃいけない退き返せ!

……間に合わなかったよ。


TVや新聞で垂れ流されてる特殊プレイなんか読みたくない、って人はスルー。





「正直者が馬鹿を見る」


はい、嘘です。


正しくはこう。


「馬鹿は正直者を装う」



馬鹿って悪党と違って、上手くやれないですからね。

悪党は成否合い半ば、馬鹿は失敗作ですから。

成否を問えずに満たされない恨みを言い訳で満たす。


だから馬鹿なんです。


実例で行きましょう。

一番身近な馬鹿から。


虫けら(コロナ馬鹿)が言いました。


「自分は『みんな』のために『言われた通り』に我慢して破産した」

「それなのにコロナ対策を無視した連中は、自由に商売をして儲けて、好きに遊んで楽しんでいる」

「自分は『みんな』のために我慢してワクチンを射って苦しんだ」

「それなのにコロナ対策を嘲笑した連中はコロナを広めて元気でいる」


……だから正直者(自分)は馬鹿をみる、と。



はい、馬鹿です。


目的語が不明。

みんなって誰?


目的が不明。

何の為?


パンデミックを解消だか防止したいんだろ(笑)。


「危険を感じずに遊んで商売できる」世界が実現してるよ、良かったね♪

「元気で明るく快適に過ごしている人」が居るんだから笑えよホラ(笑)。

「コロナを広めてる連中」とやらは感染しても何も困ってないんですが?


パンデミックが起きてないってことだから大歓喜すべき(嗤)。


「我慢し苦しんで大損をした」のは自己判断ですよね?

「頑張って尽くして努力した」のが何の役に立ったと?

「言われた通りにする」と「正直」の間に何の関係が?


クソ役人や自称専門家の「言うとおり」にするのが正直者なら、エルサレムのアイヒマンほど正直な者は居ませんね。


国際刑事裁判所の訴追リストを読み上げた方がいいのかな?

東ドイツ国境警備隊元隊員の人と御話してみる?

文化大革命の元紅衛兵でもいい?



内閣官房の広報動画。

そのワンフレーズ。


「頑張っている人たちがいる」

……馬鹿は頑張らないでどうぞ。


馬鹿なんだから、何もしちゃいけません、馬鹿なんだから。


鳴かない。

食べない。

息しない。


頭が悪いんだから。


今日今この瞬間も、コロナ対策の最前線で苦労して自己犠牲に励んでいる人たちがいるんでしょうね。

……禁酒法時代の取締官並みの献身(笑)。


おっと、笑えない。

人殺しどもが。


自分が失ったことを誇るのって、頭が悪い奴の特徴ですからね。


「こんなに頑張ったんだ」

「こんなに苦労したんだ」

「こんなに(以下略)」


小学生以下なら褒めてあげたんですけどね。

精神年齢12歳(笑)。


マッカーサー元帥なら斯く言ったでしょうか?


「ドイツ人は大人なんだから言い訳できん」

「日本人はまだ子供なんだから大目にみるべき」

(議会公聴会証言の意訳)


ならコロナ馬鹿は言い訳できないですね。

ニュルンベルクに送らないと!


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