表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
完全侵略マニュアル/あなたの為の侵略戦争  作者: C
第十五章「三竦み+」

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

629/1003

心の声

【用語】


『国際連合安全保障理事会平和構築委員会』

:平和構築委員会は実在する(2005年設立)。

「イラク平和構築委員会」だってに()()()()()()()あるんだから多少はね?


戦争を前提としている国際連合。「戦後どうする?」が「その都度きめよう」となっていた。んが、国際連合設立時の想定通りに「戦争のアウトソーシング」が進展(第二次世界大戦後の傾向)。常任理事国すら国際連合経由でシブシブ戦争をする時代(20世紀末)から、国際連合に丸投げするようになる(21世紀からこっち)。その場しのぎで戦後処理をすると「負担の押し付け合い」「無計画リスク」「コスト極大化」になることが判明。国際連合決議を使ってまで始めた戦争処理に一つ残らず失敗している合衆国が一番ヒドイ目に(()()()()()()()「イラク平和構築委員会」は何処?)……さておき。国際連合にも「戦後処理のアウトソーシング」を目的とした組織ができました。

安全保障理事会と国際連合総会により、安全保障理事会直下に「軍事参謀委員会」と「平和構築委員会」セット配置。軍事参謀委員会が人類の敵を滅ぼして、平和構築委員会が滅亡後の地域を「人類の一員」として創り直す。「自らの意志で何を犠牲にしても積極的に平和を守り続ける以外のことを考えられない」ようになったら「正常」とみなされる。

なお「平和」の定義と「構造」は国際連合が安全保障理事会の賛同と総会の承認を得て決めるから大丈夫。


……異世界にも()()()()もちこまれました。




「三佐、発言よろしいですか」

「部下の発言は歓迎するわよ」



事件発生(友軍相撃)から会話が無いような気がしませんか」

「交渉中ですもの」

「当事者で言葉もほとんど交わされてませんよね」

「交渉中ですもの」

「交渉中に付き当事者の発声はお控えください、ってことですか?」

「戦闘中ですもの」



ギャラリー(安全保障理事会)が、納得しますか?」

「政治家と文化人類学者は悦ぶわ」

※自称を除く




【聖都沖合25km/第七艦隊第11揚陸隊所属アメリカ級強襲揚陸艦「アメリカ」(USS America, LHA-6)/国際連合安全保障理事会平和構築委員会による国際連合教育科学文化機関(UNESCO)ヒアリング】


完全理解と完全記録こそ多世界征服!


技術的に可能なことを、感覚的に実現する種族がいます。

普遍性を旨とする技術の考え方からすれば、無意味です。

しかし普遍化が必然である科学には、比類なき最高です。


――――――――――検証――――――――――


比較対象は異質であればある程、貴重です。

同じ道を同じ手段で踏破するなら、いつもの。

とは言え異質過ぎれば検証以前の問題です。


同じ目的地に別な手段で同じ道を進めばどうなるでしょうか?


最高の塩梅

・・・・・・・・・・これは、ほんの一例。

これを踏まえていきましょう。




人間の感覚で認識出来る範囲。


速度で言えば「音速」まで。

光/電磁波(電波)の速度について人間は認識出来ない。

感じられるとすれば伝達速度ではなく、認知速度。


観たものを意識の中で分類確定する処理速度には差があり得る。

これを「気のせい(誤差の範囲)」とも言う。


機械的な情報伝達において生じるタイムラグは全て「処理速度」の問題に集約される。つまり物量を揃えれば解決可能。


産業用に全地球社会との連携を前提として24時間稼働していた日本列島の通信回線を、その保守典型維持機能まで全て動員すれば容易い。

余談ながら「国際連合平和維持活動等に対する協力に関する法律」改正に伴い、地球人類の総意(国際連合決議)により全ての遊休社会資本は「地球人類の平和」の為に接収済。


では、何ができるでしょうか?

感覚と計測にご注目♪




「例1」

:2700m離れた場所(A/B)を電波で結べば、何が出来るか。


A地点で鳴った銃声と同時にB地点で砲声を鳴らすことが出来る。


音は音速を超えないが、情報はデジタル化して電波に変換可能。


電波は情報を光の速さ(ゼロタイム)で伝えられる。

情報を音に再生する時間だけが必要。

物質は情報化不可能なので、非光速。


弾芯は超音速と言えどAB両地点間の移動時間が人にもわかる。

もちろん情報化しない砲声は音速でしかないので弾芯より後に着く。


つまり情報だけであれは何であれ光速化(ゼロタイム)可能。



「例2」

直線上にある三ケ所A/B/Cが陽光()の下、大気圏(音の伝達物質)で、レーダー(電波)照射を受けている。


光も音も電波も「波動」でしかない。

ならば波にはあらゆる存在が干渉する。

大気密度により光の屈折率は変わるし、光や電磁波自体の干渉が多少はあっても必ず大気温度や大気密度はおろか風(風向風速他)まで変えるので大気中の(振動周波数)も変わる。


光。

音。

電波。

互いに干渉する。


ならば?

光を聴ける。

音が見える。

電波を見聞き出来る。


それを実践するには、感じる者が感じた事を理解(スクリーニング)出来る前提知識(データ)感性(ソフトウエア)を持っていれば、だが。


つまり光の到達点で光を聴けば、音速は光速の近似値だ。

A地点から発した光をB/C両地点で聴くことが出来る。

その速度は光速よりは遅いが、誤差の範囲となるだろう。


誤差とは機器が情報の解釈再生にかける時間。

つまり?


「地球人類は光も音も電波も知っている」

異世界エルフ(ハードウェア)電波までは(ソフトウェア)知らない(不足)

教えてあげれば(インストールすれば)どうなるのか」





【国際連合統治軍第13集積地/聖都市内/中央暫定中立地帯/大神殿(改め建築楽器)内/中央/青龍の貴族】


俺目線(素人目)から観て安心出来ます。

内側は。


うちの連中(軍政部隊)、予備戦力が動く場合。

戦況が変わった刻か、変える刻。

そうなれば曹長が指揮を執る。


素人(将校の俺)には事後報告

・・・・・・・・・・最中に出来ることないし。


だからまず、戦況は曹長が知るべきなのだ。

よって次に、戦況は俺に知らされるだろう。

知らされる前に知ろうとするのは二度手間。


これを適材適所と言います。


俺には何もしない権利と義務と責任があります。

――――――――――ニートの本懐ここ(戦場)にあり!


俺に出来そうなのは後始末。


勝ち負けは問わない。

区切りが問われる。

今ではない。


塩胡椒を投入するタイミング並みに難しい、ってことは不可能では無い訳で。


俺を育てたようなドヤ顔をしている神父。

――――――――――オマエには言ってない。

・・・・・・・・・・神父を視て唖然とした教官。


隠れキャラ(海兵隊将校)もバレました。


いやそもそも、何で出てきたオマエ。

いやいやそもそも、撃てたのは神父のおかげ。

いやいやいやそもそもそも、当たり前ではある。


魔女っ娘に命を救われた神父の、人間として当然の行動。

※第323話<一殺多生>~第324話<君勿給死>より


だから御礼は必要ないな!

しかも謝罪も要らない多分!


俺の拳銃は教官に抑えられた。

俺が手を伸ばす時間さえ無く。

元々、撃つ気はなかったしな。

当然、撃つ気になって手遅れ。


HAHAHA!

ナイスアシスト!

――――――――――失敗しました。


海兵隊将校(神父)海兵隊下士官(教官殿)が悪夢の共演。

当然、教官殿が身に付けているドッグ・タグ(監視装置)

神殿麓に展開する海兵隊も、観てるだろうな。


いろいろ手遅れ

・・・・・・・・・・・・・・・・の割に、銃声も砲声も悲鳴もしないな。


いつのまにか、エルフっ娘の耳が留まってるし。

おかしくね?




【聖都/聖都市内/中央/大神宮内/巫女の胡坐/青龍の騎士団陣形中央/青龍の貴族前/跪くエルフっ娘】


始まった。


あたし(エルフ)が集中して、辛うじて判ること。

それを、青龍は、誰も彼もが当たり前。

エルフってだけの奴らに見せ付けたい。


力を誇ることが、どれほど無様で滑稽か!


空以外に見通せない大神殿。

聖都中の音が集まって来る巫女座。

全てが調律された()の神殿。


独りの歌姫が独り聴人の為だけに創らせた桟敷。


柱の向こう。

壁の先。

天井の彼方。


一足跳びに届く指呼の間。


風が伝える音。

街一番の高台に届く光。

その光は全て、聴こえてくる。


その程度のことは、何時でも何処でも誰にでも

――――――――――青龍の魔法(科学技術)なら。


青龍が、一人残らず、一斉に動き始めた。




【国際連合統治軍第13集積地/聖都市内/中央暫定中立地帯/大神殿(改め建築楽器)内/中央/青龍の貴族】


教官(海兵隊軍曹)が俺の銃を返してくれた。

卓上に置いといたら、ライアンを撃つ前にとられた奴。


神の物は神に返せ。

いや、代理人か。

ローマ・カトリック(神父)だし。

俺の物は俺に、どーも。


――――――――――な、訳ないやな。


まさに、くれた、だ。

・・・・・・・・・・戦場で奪われたモノは敵のモノ。


上手いな。

これじゃ二射目は無理だ

・・・・・・・・・・すぐには。


御礼を申し上げるべき。

御礼を押し付けるべき。


親切な相手(強者)に殺さないでいただけたからこそ、生きてます。


これで貸し借りを減らせば、動きやすくなる。


武器を捨てる。

武器を渡す。

殺さない。

殺す。


全部が全て駆引きだ。

やられっぱなしじゃねーか。

やり返さないことで優位にたてるかな?


――――――――――まあ、いいか。

魔女っ娘の前で二射目は不味い。




【聖都/聖都市内/中央/大神宮内/巫女の胡坐/青龍の騎士団陣形中央/青龍の貴族前/跪くエルフっ娘】


あたしの前で彼に銃を返す、青龍の老騎士(海兵隊軍曹)


わざわざ上側(遊底)を引いて弾を込め直してから!

彼に筒先を向けたまま!

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――彼が、自然に、ことさら、ゆっさりと受け取る。


くっ。


彼が、露骨に受け入れて見せつけている、以上、彼の女(あたし)が何をできる訳もなく

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・斬らないで済ませるのが大変だった。


弾を込めていない銃。

奪われやすい場所に放置。

ソレに釣られて不覚を取った。


ハメられた青龍の老騎士(海兵隊軍曹)の、命を弄ぶ意趣返し。

―――――――斬りたい。


嫌がらせで済むもんだいじゃない!!!!!!!

誰のおかげで生きて居られると思ってるの!!!!!!!!

どーでもいいけどとにかく彼にふざけたことしてなんで生きてるの!!!!!


―――――――斬る。

(……いつか)


だいたなんでそんなあそびを、あたし(自分の女)、たちのまえでするのかしらどーせいじめてやろうとおもってるんでしょうけどいつものことだけど

――――――――――――――今は、青龍の土龍(90式戦車三両)に集中!



(ぜったいにか貴男にも) おとしまえつけさせるん (だから!)


(いつもいつも護られて) (与えられて可愛がられ) (続けてることとは) (別だからね!)


(あやまるわけないけど) (あやまってもぜったい) (いっしょうゆるさない) ()


(ずっとわすれないから) (ことばにもたいどにも) (ださないけどきらわれ) (なくてもきらわれるの) (がこわいからしかたが) (ないんだからね!)


(勘違いしないでよね!)




【国際連合統治軍第13集積地/聖都市内/中央暫定中立地帯/大神殿(改め建築楽器)内/中央/青龍の貴族】


なるほど。

俺は黙って会話(コミュニケーション)を続ける。


つまり、この静けさの理由は、教官(海兵隊軍曹)ではないらしい。


つまり今いる麓の海兵隊大隊は無関係らしい。

普通ならば下士官一人を囮に突撃を疑うところ。

まあ教官と海兵隊指揮官の関係を考えると、ない。


・・・・・・・・・・・・・・・・今此処(目の前)に、交渉相手はいないらしい。


俺たちとUNESCO調査団しかいないもんな。

90式戦車が海兵隊とは別口、とは思ったけど。

完全にまったく一欠片の関係も有りませんって。


ってことは、監視装置ごしの駆引き(コミュニケーション)


信書でチェスしたほーがマシ。

お互いにルール知ってるし。

こっちは、何のゲームだかな。


麻雀してるつもりで相手はポーカーだったら?

※麻雀牌とトランプの起源は同じ




アメリカではついにでました!


「♪ワクチンを射ってくれたら抽選で豪華賞品プレゼント♪」


何処の商店街だオマエは(笑)。


「お願いですから100ドルやるからコロナ・(ワクチンという)ワクチン(名のゴミ)接種して」


……ダメだった。

だからって「賞品」ってワクチン(商品名)がドンだけ「不用品(ゴミ)」とバレてるのか(笑)。

そら「もし仮に」ノーリスクでも体内に入れたがる奴は「キチ○イ」だけですね。


「たいてい気分が悪くなるが危険はない」?

新型コロナに感染した場合「たいてい気が付かないで終る」んですがそれは……。

※日本感染症学会レポートで発症率が測定不能なほど低い



不法入国者相手に廃棄(接種)するのはもっとダメだった。

ゴミ(コロナ・ワクチン)を冷凍保存するだけで経費が掛かるから、誰かの身体に棄てたい気持ち。


よーく解ります(笑)。


ワクチンを射ちたいというキ○ガイな方はメキシコから国境を越えてはいかがでしょう。

ワクチンツアーだってありますからコロナ馬鹿(キチ○イ)にはぜひ医療廃棄物投棄箱という産まれてきた本分を全うしてください。

全うしたら……わかってるな?


なお日本で摂取すると予防接種法で死んだときは補償出してもらえるそーです(笑)。

年間審査件数一桁未満(笑)。

普通のインフルエンザワクチンだってフツーに副作用起こるんですけど

……あ(察し)。


ま、生活保護だって「支給される」ことになってますもんね(笑)。


ほらほら。

自己責任。

はよやれ。


わたしはやですけど(嗤)。

フツーの日本人には関係ないことですね。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ