神様の御弾き/The Hustler．
【用語】
『ビリヤード』
：玉突き。これスポーツのカテゴリーらしいですよ？ボールを棒で突いて決まったルールで他のボールに当てて弾いていく遊び。ビー玉のバリエーションで成る「西洋おはじき」じゃダメですかって言ったらギリシャ・ヘレニズム由来かも知れないのでイスラムからシルクロード一帯が元祖。その分どこでも遊びやすいのでボールは友達世界の共通語。ハンデを付けて行う遊びっていうのは汎用性が広いゲームの特徴ではないでしょうか。ガチの実力勝負ほど競技者が限られ見世物となり、偶然性やハンデ制で非実力勝負にすると大衆娯楽になる。これは何でも変わらないようで……。
これを「活人剣」と言う。
剣は人を殺すために在るのではない。
剣術は人を殺すための技術ではない。
剣は人を生かすためにある。
剣術は人を殺さないための技。
――――――――――その完成形が軍隊だ。
敵を。
あらゆる敵を。
人を。
不可逆的に体と心を解体し分解し破壊し想定可能な最も不健康な状態で寿命をまっとう出来るように加工する。
誤って殺してはならない。
一人では生きていけないように。
一人以上なら生きていけるように。
科学技術の粋を尽くして戦争遂行を不可能至らしめる。
【国際連合統治軍第１３集積地/聖都市内/中央/大神殿（改め建築楽器）内/中央/青龍の貴族】
二人を軸に一人目を弾く。
ビリヤードかな？
キャロムなら白球２つと赤球１つ。
その一。
エルフっ娘。
当方最強肉弾戦力。
使わず終わる秘密兵器。
――――――――――御守りです。
でも強い。
だから隠す。
でも強い。
佐藤や芝だってドワーフには勝てないのに。
多対一で勝つから凄い。
関節や動脈をキメて墜とす。
同時に一呼吸でかます。
ヒット・アンド・アウェイ！
※第６３＜休日の過ごし方＞
しかも、殺さない。
一撃で仕留めて全員無事。
後遺症すら、ただの一人もなし。
普通じゃない。
一撃で倒すなら、殺す。
それが一番、楽だ。
殺そうとする必要はなく、単純に最短最小で無力化すると、対象は死ぬ。
軍隊の目的はソレだからね？
軍人とは人殺し？
――――――――――そんなキレイな訳あるかい。
別に殺すことが目的じゃない。
出来れば生かして置く。
可能なら軍人全員がそうする。
再起不能な怪我人の方が、敵の犠牲を増やせるからだ。
戦力にならない一人を助ける為に、三倍の戦力を敵前線から抜ける。
その間に、追加で三人戦力外に出来れば、更に十倍が欠ける。
助けずに殺した方が、本人も楽で味方を救える、訳がない。
懲罰以外の味方殺しは、士気崩壊を招くからな。
だからこその、正解。
・・・・・・・・・・永続的要介護者生産技術者。
常に生かせる訳でもないが。
敵は出来るだけ重症を負わせて、殺さない。
死傷者の収容を勧め、負傷者を狙わない。
味方の死体は敵地に残し、負傷者は投降させ、叶わなければ
・・・・・・・・・・苦しみ死ぬまで放置をし敵愾心に繋げて士気を高める、なんだが。
異世界でも、同じだそうな。
――――――――――エルフっ娘調べ。
もっとも経験的に、であって、地球人類ほど体系化されていない。
それを地球人類並みに体得している、エルフっ娘。
一撃で熨したドワーフが全員生きてるなら、ワザと。
動きを関節で留める。
神経節や血脈を仕止める。
人間相手でも出来る。
エルフの速さ故に可能な対多人数戦技術。
基本前提が多数相手に独りってどうよ？
超近接戦に経験値積むほど熟練するの必要？
ある意味で銃より使える長短弓矢を使えるってのに！
お父さん許しません。
なんで出来るか訊いたらば、教えてくれた。
逆に、教える前になんで判るの、と訊かれたが。
ドワーフの解剖学的構造を把握しているからね。
どうやって把握しているのかは知らないようにしている。
歴史的事実は健康に悪いから医者に止められてまして。
エルフっ娘の技、技術は経験値らしい。
闘ったことがある種族なら判る、とか。
なら俺が相手だと瞬殺、異世界人同様。
カテゴリー人類種の組織組成はともかく骨格や循環系が多世界共通、ってね。
つまり、ドワーフに対して出来ることは、俺にも出来る。
――――――――機嫌を損ねました、エルフっ娘の。
そーいうことを絶対に他人に言わないで！
って、おこられましたけどね。
ならエルフっ娘にだけ言う、と約束済み。
大人の強要に納得すまい
・・・・・・・・・・その時、黙っちゃったしね。
エルフっ娘は一日二回は拗ねます。
起き抜けに機嫌が悪い。
低血圧かも知れない。
それでも言うことは効かせる。
――――――――――嫌われないから平気です。
エルフっ娘の戦闘技術に約束済み。
最善と判断した時以外は殺らないこと。
判断は一任。
――――――――――今がその時らしい。
エルフっ娘の超近接戦闘スタイル。
ゆったり薄いスプリングスタイル。
抜かない刀、力強い抜刀スタイル。
いえ、素人から文句なんか無いですけどね。
ただいま俺の正面で屈みこんでおります。
肢体はこちら、視線は見返り、耳が俺を睨んでる。
新たな脅威と馴染みの脅威両面作戦。
まあ、俺は判り合えるのだけれど。
いや、ほんとに、マジで
――――――――――誤魔化してみせますよ？
過ぎて終えば良い想い出。
実際、正面の俺より背後の彼らを斬り上げる構え。
俺からは良く見える。
遮る物がないからね。
ゼロ距離だから、
彼らからは、ほどよく見える。
作業用折り畳み机は、全身を隠せはしない。
だからこそ、相手に警戒されまい。
可愛いから、だけではない。
素早く身を屈め敵に見えない影でドワーフ刀を握る。
隠しきれない、は、隠せないより隠しやすい。
隠してバレたら、相手に警戒されるからな。
隠しにくいなら隠さない、それはそうだろう。
いかにも怪しいところで怪しいことをしない
――――――――――って、思うじゃん。
逆だ逆。
三分隠して七分晒すのが、詐欺、いやマジックのコツ。
エルフっ娘の抜刀術とドワーフ刀なら間に何があっても斬り抜けるだろう。
ましてや単なる戦闘服なぞ薄紙一枚にも値しない。
うむ。
頼りになるな。
伊達に２５６生きてない。
年長者に頼る俺の賢明さをアピール。
戦闘に限らず２４時間依存中
――――――――――エルフっ娘だけじゃない？
なにか舐めるか吮るもの
・・・・・・・・・・・ロリポップかチュッパチャプスを調達しよう。
兵站将校はそーいうの得意。
物を造るのと壊すのは苦手だけどな。
造るといえば何故か異世界に持ち込まれた利用法不明な国宝刀。
見た目真似して玉鋼まで再現しやがったドワーフは異常。なんか、斬れ味の極限が必要でったとかで、元カノの黒旗団に国宝を持ち込んだ壊す代表な三佐はいうまでもなく。
結果的にエルフっ娘の腰が寂しくなくなった。
鎌倉後期的な太刀を挿したり背負ったり。
長身とはいえ女の子ボディ。
鞘は抜くのではなく外す形。
外れる、が正しいか。
ドワーフメイドでバネじゃないから、耐久力は持続的。
柄を握ると同時に仕掛けが動き、鞘が刀身から落ちる。
握った時の力加減、強弱に応じた掌と指の位置で動く。
――――――――――って、拳銃の安全装置かな？
【聖都/聖都市内/中央/大神宮内/巫女の胡坐/青龍の騎士団陣形中央/青龍の貴族前/跪くエルフっ娘】
あたしたちが役にたつのを知っている。
女として、ではなく。
ううん、女としても、って解っているわよね絶対に出ないと困る。
毎日何度も困らされてるけど。
そりゃ、彼の本気を受け止めきれずに途中、序盤ではないはずだけど肝心要にいく前に力尽きてる、あたし、たちのせいも、主にあるけれど。
湯浴み中、夜閨の中
―――――――――気が付くと、何刻も経って。
寝台に寝かされていたり、既に朝だったり。
あたし、たちのだれもがまだ産めないのは
・・・・・・・・・・・・・午後こそ頑張る。
それが正しい扱い方よ。
絶対。
それ以外が間違っているとは言わないけれど、あたしから言わないだけ。
彼だって、あたしにそう望んでいる。
動くな。
前衛を避けて斬り処で斬れ。
判断は任せる。
―――――――――って。
でも、今は、半分、三割、できれば二割くらいうを占める、別な用途。
・・・・・・・・・・・・・出先だから仕方がないのであって、きっと彼、青龍の貴族の本意ではないし、絶対に違うから敢えて訊いたり確かめたり絶対にしない。
今、あたしが役立つのは青龍の貴族の戦い。
でも、あたしたちを使ってる気はないのよ。
・・・・・・・・・使ってくれないのが腹立たしい！
彼の女たちが勝手に足掻いて走るのを、観てるだけ。
―――――――――愉しそうにしてるのがもっと腹立たしい！！
悔しくも、あたしたちだけじゃないのがもっともっともっと！！！！！
【国際連合統治軍第１３集積地/聖都市内/中央/大神殿（改め建築楽器）内/中央/青龍の貴族】
俺の側に居る女。
いえ、居るだけですけどね。
今は。
その二。
自然に一歩下がったＮｏ１。
来客に向き直った唯一の銃手。
俺の右側。
肢体の開きの逆位置。
右肩を重心にした場合、
おねいさんずは外周警戒。
うちの部下達は突撃待機。
ちょっと距離がある。
小銃にとって十数から数十ｍってのは、指呼の間だが。
――――――――――それは標的との距離。
男女間の距離は１ｍ以内でないと意味がない。
・・・・・・・・・・どんな意味かは、俺次第。
彼女。
ゼロ距離になれない。
――――――――――これからである。
５ｃｍだった。
・・・・・・・・・・過去形なのが大変遺憾で慚愧に耐えない。
で、今の間は、６０ｃｍか。
銃身長が５５ｃｍだからね。
銃剣もいつの間にか付けてるし。
７０ｃｍ有れば割り込める。
撃つにせよ、刺すにせよ。
Ｍ１４を取り回せる間を空けた訳だ。
その銃身を上に向けている。
前、斜め上。
構えたままじゃ腕が疲れて、刺突と打撃が弱くなる。
腕や肩の負担を軽くし続けて
――――――――――銃口を、一番早く、向けられる。
わたしを囲う檻が崩れていくのはとても気分が良いことです。
それに縋りついている首相や知事や議員や大統領やあれやこれやが辿る末路も大変楽しい見世物ですね。
いえ、作品を書く方が楽しいのですけれど。
……義務を優先せざるを得ません。
ま、いいんですが、そのせいで執筆速度がえらいことです。
そんなこんなは以下略ですが、興味が無い方はスルーで。
マスク装着をめぐる暴力事件がニュース種になってました。
いえニュースなんか見ると馬鹿になるかもしれませんが(笑)。
マスク装着を強要された人が強要した側に暴力を振るったとかなんとか。
わたしはもちろん、マスクをつけないほう。
「良識ある人」であるならばこう書くべきでしょうか？
『コロナ対策が訓練された痴呆患者による非科学的妄想であり原因は責任逃れしかできない官僚機構におぶさってる政治家モドキによるシベリア送りであっても、暴力を振るって反対してはいけません』
……おっと、吐き気が(笑)。
これじゃパリに住みながら
「政府への抗議は法律の範囲で行うべきで、決して暴力を振るってはいけません」
などと、
「フランス革命って知ってる？」
なギャグをマジ顔でカマしたアナウンサーモドキですね（嗤）。
ほんっと、馬鹿ってキモイです。
日本史の奇形、プロイセン流な明治が拵えた「理想的ニホンジン」なら、この手の痴呆がスタンダートであるべきでしょうが。
わたしがソレ系なわけがなく。
中学校の教科書を読んだことがあるからでしょうか。
日本語が読めるからかもしれません。
幸い、わたしが知ってる日本人の９５％はふつーです。
コロナ馬鹿を嗤いながら、馬鹿に絡まれるコストとパンデミックごっこのコストを比較してる人たちですね。
マスク拒否と強要の闘争に置いて、阿呆は「法律で強制すべき」と吹いているとか。
馬鹿は馬鹿です。
何度でも同じことを書きましょう。
「ニュルンベルク法をググってなお『法律だから従え』って言えんのか馬鹿」
「文化大革命をググってなお『政府の要請に従うべき』って言えんのか阿保」
「歴史の教科書を読んでなお『暴力はいけません』って言うならなんで生きてる」
スターリニストはいつも言います。
「死んでしまった」
「殺した」って言え人殺し。
ならば内紛を招くのは当たり前。
「マスクを強要した結果、相手がマスクを拒否した」
ということは？
「マスクをしないと死ぬような病気が存在しているなら、拒否した人が死ぬ」
はい、みんな拍手！
だからほっといてください（嗤）。
マスクで防げるんでしょう（嗤）？
感染症が「マスクなんか」で防げるんでしょう（笑）？
なら、わたしがマスクをつけなくても関係ないですよね（爆）？
……科学的には巷のマスクで防げる感染症なんて存在しませんが。
有ったら教えて！
「拒否した人が生きているなら、マスクをしないと死ぬような病気は存在しない」
ということになりますね？
「他人に、妄想を押し付けた奴が制裁を受けるのは社会的に素晴らしい！」
ということになりませんか？
まあ、答えはとっくに出ておりますが。
わたしは今日も元気です。
目につくところに居るコロナ馬鹿はまだ生きてるのが困ったもの。
「産まれてきてすみません」って言うべきところなのに。
そうすれば「謝るべきことを最初からするな」と罵倒してあげます。
人間の責任として、手間暇かけて、教えてあげないといけませんから。
「お前は馬鹿なんだぞ」
とか
「お前は産まれて来ちゃいけないんだぞ」
とか
「早くしろよ」
とかとかとか。
コロナ馬鹿に腹が立つわけでもないですけれど。
気持ち悪いだけで、それは困りものですが。
でも虫けらに対して怒る人間は、いませんよね。
ついつい相手を人間扱いしてしまった人たちを非難する訳でもありません。
一つのギロチンは一つの頸を跳ばすためにあらず。
一つの頸で千人の愚行を止める為に跳ばすのです。
これがテルールの方法論ですね。
これだけ無意味な「ごっこ遊び」が続けば衝突が起こるのは当たり前。
業務上止むを得ず「コロナごっこ」に付き合う皆さんは、常識を弁えましょう。
「協力をお願いします」って掲示しとけばいいんですよ。
放送しとく手もあります。
普通の相手ならそれで済みますから。
常識があれば解りますよ。
「アクリル板」なんかで飛沫感染が防げるわけないじゃないですか(笑)。
それが「対策」だってんなら、そんな病気は存在しないってことです。
その程度のことが判らない阿呆に絡まれたら？
相手の財布を見て判断しましょう。
お金様は神様です（笑）。
皆様お仕事頑張ってください。
わたしは今日も明日も明後日も、大きく息を吸って「花粉だ～」と悶絶いたしまふ。
