週末時計/Dead or Alive.
【用語】
『世界終末時計』
:Doomsday clock/Minutes to Midnightとも呼ばれる。実際の建造物ではなく合衆国「原子力科学者会報」の表紙に掲げられた時計。真夜中零時が「人類の終末」という態にしてあり、人類社会の状況に応じて残りの分数が変わる。なお最大17分であり、時間単位のロスタイムがとられたことはない。年一回更新されているが、その基準は人類社会最高峰の科学者たちの合議による。かなり細かいところをみており、2020年には久しぶりに20秒進んだが、全部トランプ(人類種)が原因。以後変化はない……もちろん「しんがたころなうぃるす(笑)」は関係ない。だが関係あることにしているアレは少なくない。っていうか「コロナのせいでもっとも時間が短くなった」とか書いてる阿呆は「コロナ騒ぎの前から(アメリカの核政策が理由)その時間で、コロナ騒ぎが拡大しても一秒も進まなかった」点はスルー(笑)。いや猿に科学を理解させるなんてむりですけどね。シェークスピアを打ったとしても、書いてる訳じゃないから。雨垂れの音に音楽を感じるのは、美しい。雨が奏でていると言い出して目がマジだったら……ご両親に相談。コロナについて聞かれた原子力科学者会報広報担当のコメントはアメリカンジョークの真髄を体験させてくれる。さすがマンハッタン計画でやらかしてしまった方々が造った組織は違う。
『あの娘たちを一生幸せにできるんですか?』
「あの子たちの一生を幸せにできないとでも?」
『なんか、ちがう?』
「高々その程度が出来なくては被選挙権を使えんな」
『そーもそーも身銭切ったことないですよね?』
「ない」
『それなりに奢ってあげてるでしょう!』
「やり方さえ馴染めば誰にでもやれる手口をってナニを調べたオマエ」
『日本では近所の小金貯めた末期高齢者や近隣福祉の抜け道を利用。異世界では国際連合に丸投げする気マンマンなくせになにを言ってんですかねぇ?』
「拾った石で殴り殺しても、石の責じゃないだろう」
『?』
「拾った国を使った結果は、俺の自慢に決まっている」
『・・・・・・・・・・・・・・・・・・一歩間違えれば処刑されますよ』
「――――――――――後は任せた」
『ざっけんな!!!!!!!!!!』
【国際連合統治軍第13集積地/聖都市内/中央/大神殿(改め建築楽器)内/中央/青龍の貴族】
座るのは、俺だけ。
話の間、子どもたちを休ませるって手も
・・・・・・・・・・ない。
弛緩した筋肉が収縮に転じるのは難しい。
即時全力疾走の可能性、もなくもないからな。
もちろん疲労による反応速度低下と兼ね合い。
ワン・アクション出遅れさせる訳にはいかん。
ワンボックスくらうにゃそれだけで余る。
中世と現代の差。
――――――――――速さが違う。
威力は大きく手数が多く。
行き着く先は、押しボタン戦争。
今年いっぱいかかるかな
――――――――――異世界に終末時計が建てられるまで。
いつものこころに終末時計。
佐官の制服がよく似合う、絶対に汗と泥が似合わない、他人の血が滴っている終末時計。
確実に救われる子たちが、脚がつって怪我をした
・・・・・・・・・・・・・俺が殺されるわ!
個人的終末時計はストップウォッチだから。
もちろん、対処方は知ってる。
陸上自衛隊の基本として、民間人取扱い基本知識。
実践するのは、限られたPKF選抜要員くらいだが。
俺はマニュアルを意訳して繋げて誤魔化しまとめる方。
よーく、確認。
全員の脚腰チェック
――――――――――皆スカートだから簡単。
傍に集まって協力的。
脚、腿、関節を揉めば解る。
おっきい娘たちは、大丈夫、だよな。
まだそんなに時間経ってないからね。
異世界人/種族、身体の強さは異常。
全員、解すまでも無し。
だか、解決まで15分上乗せると。
今の時点で
―――――――――――――ランドクルーザーを降りて、30分、か。
子どもたちには、きついかな?
大神殿までの階段登ったし。
段差が低く歩きやすかった。
その分、距離は長いんだが。
参拝だか礼拝だか観光客だかは、老若男女いたらしいからな。
・・・・・・・・・・帝国の世界征服開始前。
百年以上続いた、聖地。
宗教がないから、具体的な力である奇跡を発動させる施設、らしいが。
ちびっ娘たちに合わせ、ゆっくり歩いた。
だかそのぶん、一気に上まで来てしまった。
中途の景色は、歩きながら観えたからな。
大人なら、平気。
エルフっ娘、Colorful。
成長期が最高峰で終わってる娘たち。
お嬢、魔女っ娘。
むしろコレから成長期な子たち。
失敗
・・・・・・・・・・ひとまとめにしちまった。
俺は椅子に座り、二人を膝に載せる。
椅子を使わせる訳にはいかないから。
五分ばかり座るだけで、かなり違う。
負荷を減らして無くさない
――――――――――疲れを減らして緊張を維持。
まだそんなに時間経ってないからね。
本格的に休ませなくてもいい。
異世界人/種族、脚腰の強さは異常。
固まらないように肢体をほぐしておけば、即時ダッシュ可能。
ちびっ娘たち。
俺の膝に噛り着いて、もぞもぞしてる。
実年齢以外、心と肢体が17歳。
俺の膝の間で、付かず離れずじたばたしてる。
実年齢から老化しない永遠の15歳。
俺の背中に交代しながら、のの字を書いてる。
うちの娘たちは適度に動く、アイドリング状態。
部下たちは?
設営後に配置に着いた、佐藤と芝。
二人に合わせて隊形を組み直した皆。
一人一人を見回す曹長、影からアピる神父。
むしろ、傍らのNo1の方が緊張気味。
優秀な同僚。
有能な部下。
無能な自覚。
~~~~~~~~素晴らしい!!!!!
全部揃ってやがる。
資源の無駄遣い乾杯!
面倒ごとは丸投げ。
もちろん副業も怠りなく。
一石二鳥は基本。
棚からぼた餅は当然。
将を射ながら馬を捕る。
45日振りのナンパ。
――――――――――――――――――本日の主標的、はNo1からNo2を。
作戦時間72時間以内。
作戦期間三ヶ月以内。
作戦目標おねいさんず。
彼女たちの関係中心たる二人から好かれれば、その周辺にアピール出来るので起点として固め、おねいさんず+αと異世界駐留が終わるまでは付き合える。
日本列島に今までの蓄積を全部置いてきたから。
・・・・・・・・・・予定は未定ではあるが、毎日誰かと遊ぶ為には三年前から準備が必要。
【聖都/聖都市内/中央/大神宮内/巫女の胡坐/青龍の騎士団陣形中央/青龍の貴族の腕の中/エルフっ娘】
あたしは彼に抱かれたまま、彼を窺う。
――――――――――――――――もちろん、周りの音は聴いているけれど。
ついでに、ね。
今夜にでも寝物語したら、楽しんでくれそうだし。
めんどくさいと思ってる、そんな態度を隠さない。
だから、あの娘のほっぺを余計に抓んでる。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・あたしも胸の中に要るんだけどな。
「撃つときの合図を決めてください」
ん?
「俺が撃たれたら撃て」
「了解しました!」
「????????」
((((((((ん゛?)))))))))
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――ちがうちがうちがう。
問うた青龍の女騎士団長。
答えた青龍の貴族、彼。
固まったあたしたち。
各々の応え。
最初は即答。
彼、青龍の貴族、臣下。
――――――――――お馴染みの騎士長。
次に反応。
青龍の女騎士団長。
・・・・・・・・・・はぁ?って顔よね。
最後。
あたし、たち、彼の女、たち。
――――――――――理解を拒否。
した後で判り、激昂して声も出なかった。
【国際連合統治軍第13集積地/聖都市内/中央/大神殿(改め建築楽器)内/中央/青龍の貴族】
それな。
俺が忘れていた交戦規定。
もちろん、今だけのそれ。
即席連合部隊で以心伝心
・・・・・・・・・・・・・・ねーよ。
もちろん公式の交戦規定は常にある。
国際連合軍。
国際連合統治軍。
――――――――――見敵必滅。
UNESCO調査団。
――――――――――検敵捕獲。
WHOなら除染手順か。
・・・・・・・・・・防疫規定は国際連語とNGO、異世界で活動するすべての地球人が規定されてるので無関係です除染には。
友軍を相手にした敵対行動について規定してるのはWHOぐらいだろーな。
――――――――――おねいさんずも俺も知らない知りたくない知った時には身をもって。
当然即興で決めなくちゃいけない範囲の話。
何事もなく終わらせるにしても、いや、何事もなく終わらせるため。
交戦規定ってのは、むしろ戦わないためにあるんだから。
言われるまで全く全然思いつかなかったけど。
――――――――――人の情けが身に染みる。
口説くんじゃない純粋な御礼は苦手です。
が、No1には誠意と感謝を形にしよう。
後日なるべく早急に今夜いや御昼までに。
あてはある。
―――――――――絶対に悦ばれる、いや、歓ばれる上に俺の好感度と全く無縁。
愉しみ楽しみたのしみだ。
という訳で、問題が一つ解消した。
――――――――――俺という問題は残っているが。
俺の不得手は、まあよろし。
幸いにして自衛隊は、準軍隊。
俺の代わりは幾らでもいる。
曹長とかNo1とか海兵隊軍曹とか。
もうすぐ会えそう。
接近中の御二?方。
まあ軍使にたった軍曹たちだろう。
正規教育を受けた将校が大神殿に接近中、と判断。
射界の外、麓から出たところから階段に脚をかけるタイミング。
そこが引き返し不能地点。
UNESCO調査団、その民間人は統制がない。
それを抑える海兵隊も、不規則動作が避けられない。
ある程度まとまった動きがないと、意図的な接近だかたまたま近づいたのか、判らんからな。
まとまった、とはなんぞや?
それが判れば、No1に近づける。
能力的に。
――――――――――要らんがな。
分担々、役割分担。
分担したくない人生でした
・・・・・・・・・・・・もういいですか、そうですか。
【聖都/聖都市内/中央/大神宮内/巫女の胡坐/青龍の騎士団陣形中央/青龍の貴族の腕の中/エルフっ娘】
簡単に撃たれないでよ、討たれなくても!
・・・・・・・・・・・・・・・あたしは、あの娘たちに仕草で合図。
いつものことよいつものこと。
赦さないけど。
許さなけけど。
あたしの肢体で一撃は防げる。
これでも何度か見ているんだから。
龍に載せてる物以外は大丈夫。
鎧なしでも、そこそこ防げるから。
失敗したかな。
やっぱり鎧は必要ね。
でも、見目で愉しんでももらいたいし。
防げるんだからいいか。
革鎧を着けていても、二撃目以降は防げない。
同じことなら、粧うべき。
――――――――――あとあとあと。
いつもの。
夜間、何故か知らないけど、20時以降が外出しない方がお勧めという「政府の要請(笑)」があるので家に帰るに帰れない。
……猿山で猿に合わせていたら「人間だ!」って言うのが無理なんで。
ので、無用無急の外出で手間と時間がとらて、更新がおくれます。
以下、付け足し。
世界的なパンデミックの中、皆様お元気そう(笑)でなによりです。
わたしの周りでは、相変わらず何も起きていません。
常日頃と変わらない元気なコロナ患者はちらほら確認しています。
……パンデミックとはいったい。
そんな疑問にはコレ!
アルベール・カミュの「ペスト」を参考に御薦めします。
モキュメンタリー風で是非見習いたいです。
……無理ですかそうですか。
ま、こんな名作がありガチパンデミックの歴史(最近でばスペイン風邪:インフルエンザ)があるヨーロッパはフランスで、コロナ対策無視が横行して強制すると火炎瓶な理由もよく解ります。
まあ、それでも強制したから暴動なんですが、別にパリではいつものことでしたね。
「民主主義」の基本に忠実なだけなので、スターリニズム国家に産まれ育つと「政府の要請なので(従属すべし)」という爆笑トークが生まれるわけで。
「おいおいそこは『死ぬ気か!』『殺す気か!』じゃないのかい(笑)」
と馬鹿を煽るのも飽きがきます。
まあ「痴漢は犯罪です」という頭がおかしいトークと同じ。
「犯罪じゃなければ痴漢してもかまわない」
「政府の要請がなければ防疫措置は必要ない」
っていう、ね。
馬鹿の頭では、
「痴漢された人が苦痛を感じるんだよ」
とはならないし
「パンデミックかどうかは政府が決める」
訳(笑)。
政府か要請すればリンゴは木から落ちないし、新型コロナウィルスは政府の要請次第で病性が決まる。
……キチガイですね、これ。
まったく、あんまり呼吸しないで欲しいものです。
社会への義務くらい、政府ごときの命令すら出来ないお願いなんぞなくても、解って当たり前なのに……馬鹿にナニを言ってるんだ、って話ですか。
ああ、もちろん「なにごとも起きてない」のは「パンデミック的な意味では」で、街の壊死が広がっているのは常々お伝えしている通り。
な訳で、マスクを茶化しながら週末は映画やら散歩やら、忙しく緊急事態を嗤いにいかないとなりません。
ではでは「人間の尊厳」を護るために行ってきます!




