双曲型平衡点:強弱カクテルの黄金比。
【用語】
『柿の種』
:比率は6:4こそが至高。7:3など邪道です。なぜか変更されてインド人もびっくり!インドの柿の種は、ほぼ7:3だというのに!!常識を疑うのは良いが投票にかけたのはマズかった。市場調査と違ってイベントなので受益者が投票したのか微妙。そもそも食べ比べられないから全く意味がない。選挙情勢調査や世論調査など人間の意見収集は無作為にやってはいけない。日本では永久に普及しないだろうけど選挙制が機能している国では有料モニター調査が主流。調査主体を隠した状態で調査したい対象を絞り応募ではなく勧誘して十分な報酬でプレッシャーをかけて本音を言わせる。無作為無報酬調査だと暇人による聞こえがいい意見やウケ狙いの極論だけ集まって役に立たない。「みんなが言っているから正しい」と自分や自企業の都合がいい数字を意味ありげに提示するときは無作為無料調査が一番誘導できるのですが。設問操作で回答操作、有効回答基準なんかないから不適切なら無効処理。もちろん数値操作をしても現実が変るわけではないので何をやっても潰れない実質的国営企業じゃないとやってられない。そんな「鏡に向かってつぶやく」ような調査(笑)を戦略に据えてのが原因で選挙に大負けしたしたり選挙予測を真逆にしてしまったりが多発したのはむしろ日本以外。どんなに予測が外れても大本営発表でなかったことにすることができる国は日本以外にはジンバブエくらいしかないので。だから廃れた世論調査。無作為調査を参考にする企業や政治家は日本以外ではいないだろうな……あ、55年体制下の万年与党は全国の支部で支持者を圧迫して選挙情勢を調査していたので勝ち続けていました。支部の閉鎖兼任統廃合が20年以上続いているので今は昔の物語。
女の前だと冷静になるのよね。
スペックは上がらないけど。
子供の前だと度胸がつくんですね。
スペックは変わらないにしても。
・・・・・・・・・・・・・・・・・女の子の前なら最強になるのでは?
あ。
察し。
【国際連合統治軍第13集積地/聖都市内/中央/大神殿(改め建築楽器)内/中央/青龍の貴族】
俺はできる子、大丈夫。
三佐以外に殺される気がしない。
今、それに視られてるような気がする。
むっちゃ熱の入ったワクワク目線。
赤い瞳。
青い瞳。
緑の瞳。
白、朱、翠、碧、橙、ってゆーかサイズ順じゃないし、白の瞳は銀色っぽくて橙の瞳は金色っぽいけどサイズ順じゃないし。
色とりどりな瞳。
綺麗な色だから可愛いのか。
可愛いから綺麗な色なのか。
異世界人/種族の瞳を覗きこんだこと、あんまりないからな。
うちの娘たちは見上げるというか覗き上がてくるのだけれど。
そーろそーろ人畜無害な俺に気が付いてきたのか、沿道に異世界住民の皆さんも集まるようになったし。
そのわりに、みんな斜め下90度を凝視しているから瞳が見える訳じゃないけれどね。
うちの娘たち以外で言えば、瞳を直視できるのは盗賊ギルドの頭目母子や港街の花束贈呈童幼女たちか。
全員が全員、容姿に秀でた人ばかり。
可愛さや美しさが瞳の色を飾っているのか。
瞳の色が可愛さや美しさを強調しているのか。
今後の研究がはかどる。
んで、黒い瞳の女たち。
なんだかんだでとても良い色だと思います。
肌に馴染むし色々馴染ませたいし馴染ませる。
――――――――――インターバル空けて、押し倒すのは秋ぐらい。
そして忠良なる我が隊の部下たちが寄せる期待。
・・・・・・・・・・うむ。
俺を見ない部下たち、曹長はさすがだな。
防御装備無しの曹長の視線を感じて、周辺警戒に怠りなし。
俺の無教育の賜物をカバーする曹長の薫陶。
寂しくありません。
瞳の数で三佐に勝ってる。
――――――――――だいじょ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~う、ぶ!
賭けは得意だ。
大好きだ。
女の次。
子ども?
――――――――――好き嫌い以前だろ。
一番好きなのは自分だけどな。
期待されるのは嫌いだが、目立つのは好きだ。
目立たないまま活躍して陰でドヤ顔したい人生です。
柿の種とピーナッツの配合比率なみの微妙さ。
――――――――――6対4こそ至高。
世間は常に間違っている。
――――――――――だから俺には好都合。
なお、3分ほど前の自己評価は謹んでおわびの上で訂正いたします。
※第594話<協調の発生:掴まれた藁の気持ち>より
申し訳ありませんでした。
はんせいしてまーす。
【聖都/聖都市内/中央/大神宮内/巫女の胡坐/青龍の騎士団陣形中央/青龍の貴族の腕の中/エルフっ娘】
あたしの耳は、青龍を上回る
・・・・・・・・・・場合によっては。
麓を囲む青龍の騎士たちが身動ぎし始めた。
あたしたちを護ってくれている、青龍の騎士団。
青龍の力を操る彼女たちが、まだ、気が付いてない。
あたしより遥かに広く細かく見えるはず
――――――――――見えても視えない、か。
あたしたちを麓で囲む、青龍の兵団。
なぜだか、青龍の道化を思わせる気色を持つ。
礼を逸してしまうから絶対言わないようにしないとね。
あからさまに全体を覆った風向。
勝ち負けが決まる。
敗走が潰走に変わる。
敗北が勝利に転じる。
戦場では必ずおこること
――――――――――その直前に、充ちる風。
それは兵団周りの、雑多な動きをしている連中をも黙らせる。
黒髪黒瞳の青龍も、それ以外もいる連中。
兵ではなく、虜囚でもなく、商人職人でもない
――――――――――変なやつら。
近付きたくないわね。
・・・・・・・・・・こっちくんな。
いままで麓の青龍騎士たちが抑え付けていたけど。
連中も、騎士たちの動きに気圧されて静かになる。
ん?
殴る蹴る怒鳴るで連中を留めていた、青龍の騎士たち。
拳を脚を掻い潜り、振りではなく聴いてなかった連中。
互いを障害物扱いしてたのに。
騎士たちは連中を無視して無言。
連中は騎士たちを興味深く窺う。
じゃなく
――――――――――至近直視。
戦意に満ちた戦場の騎士を、まあ、無遠慮に、殺されないのは無視されてるから、なんて気にもせず。
・・・・・・・・・・関心がそっちに向いただけか。
風向きなんか、気付けない、奴ら。
素描してるし、魔法具を向けたり、聴耳を当てたり、
――――――――――絶対、こっちくんな。
青龍の騎士たち、麓の風、その中心は独り。
装具は他の騎士と変わらない。
あたしたちを護ってくれる、青龍の騎士。
麓の騎士にも有意な差はない。
・・・・・・・・・・あたしに解らないだけかな?
ただ、あの振る舞いは判る
・・・・・・・・・・長の在り様。
将軍じゃない。
将なれば、命が飛ぶ。
威儀を示す為。
とっくに皆が、威に服していても、繰り返される必要な儀式。
軍営、王宮、参事会ですら虚礼を廃せば成り立たない。
帳場や市場、戦場では無視されるけどね。
ならあれは青龍の老騎士。
騎士長、くらいかしら。
そう言えば
・・・・・・・・・・青龍貴族、その騎士長に、物腰が似てる。
道化を担いだり掴まえたり巻いたりするところなんか、特に。
青龍の道化に似た風がある兵団で、青龍の騎士長のような騎士。
!
音の無い笛が、あたしの耳にも響く。
この差を覚えておきましょう。
皆、気が付いたわね。
青龍の女騎士団。
青龍の騎士、その臣下。
青龍の騎士たちが一斉に。
一呼吸おいてから、青龍の女騎士たちが、静止したまま動き出した。
『テキ/2/ツヅカズ』
『ナシ』
『ナシ』
『ナシ』
『ナシ』
【国際連合統治軍第13集積地/聖都市内/中央/大神殿(改め建築楽器)内/中央/青龍の貴族】
俺の耳朶を打つカウンターテナー、いやアルト。
親切な女性が聴かせてくれる、戦場音楽。
喉を硝煙で灼かれたかな?
おねいさんずの声が、女声低め。
高い声は頭に響く。
ちょっと低めで、ちょうど良い。
病的で無ければ不愉快ではないし、病的なら高低問わず不愉快だが。
重要なのは声に含まれる内容。
状況への不安。
俺への信頼。
開き直りが一つまみ。
カクテルベース。
たいへん佳い素材が揃ってる。
その意味が判るわけがない。
声以外も楽しみたいんですよ。
その先は?
軍用通信だけに会話が無い。
発信者の位置役割状況で意味が通じる。
単語のみ。
二言三言が上限。
傍受を恐れているわけじゃなくて、通信波を最短時間にする工夫。
異世界での戦闘には、今のところ無用なんだが。
電子戦なら位置が特定されるからね。
特定されたらピンポイント攻撃されるし。
こと戦場、最前線に限れば暗号化など無意味。
とにもかくにも、自分の射程圏外の敵に見つからないこと。
だから報告役は同じ部隊の同僚から距離を置くくらい。
接近戦じゃなけれはレーザー通信や、怒鳴り声の方が安全な場合も多い。
銃撃戦は基本的にうるさいし、敵味方の距離があるからね。
通信に符丁は、むしろ使わない。
誤認誤解が増えるだけだから危険。
情報伝達に長文が必要な場合は、圧縮し一瞬で発信する。
テンプレート文の組み合わせと、必要ならば画像動画付。
このやり方なら一言三言も博士号論文も、電波発信時間は全く同じ。
コミュニケーション手段としては、SNSと変わらない感覚。
もちろん文章作成は、最初から何もかも訓練し直しだけれども。
口述結果を文章化して、さらにテンプレート変換した後で、暗号化まで自動で行う機器もある。
いわゆる音声翻訳ソフトの延長上にある技術。
ただそれでも訓練はするけどね。
機器の故障を想定している、わけではなくて。
仕組みを頭に入れておかないと、使い勝手が悪くなる。
普通のSNS感覚でメッセージを作成された日には、大混乱。
意味がある情報をやりとりするためには、遊び心が邪魔だから。
そのあたりは業務でSNSを使ってみれば、だいたいわかる。
だから、おねいさんずも単語と合図で意志疎通が可能。
異世界での戦闘には、今のところ無用なんだが。
平文で話しても敵には傍受されないからね。
染み付いた現代戦の感覚を、訂正するのも手間。
だから放置されているし、それを改める予定もない。
友軍相手の戦闘には役立つから、良かった好かった助かった。
【聖都/聖都市内/中央/大神宮内/巫女の胡坐/青龍の騎士団陣形中央/青龍の貴族の腕の中/エルフっ娘】
あたしだから、か。
青龍より狭い世界しか判らない。
青龍と出くわして、それがよく解る。
青龍を見上げるから、分を知った。
人では龍は窺えない。
エルフだから、人より見える。
エルフだから、人より知ってる。
あたしだから、青龍より解る。
追い付けないから、よく視えた。
見えるのに視えない。
多分、世界を割り砕く青龍には、不要だから。
あたしだけの視線だ。
彼の傍に居る女たちのなかで一人、だけ。
魔法に依らない兵の連なり。
肌で伝わる感情の波紋。
声にならないなさない問答。
青龍が、たぶん、大昔に忘れた戦士の感覚。
絶対的な弱者が。
絶対的な強者を。
たった一つだけ。
ほんの僅かに、上回る。
あたしが領民だから意味をなす。
帝国なら?
青龍が先に気付き、先手を打たれる。
あたしだから気にされない。
青龍は強い敵だらけ、あたしに構う暇もなし。
あたしを視ているのは、彼だけ。
これは自慢していい。
留められているけど。
きっと彼の役に立つ。
死角を得たところで、あたしには役立たない。
だからこそ、青龍には気付かれない。
あたしの力は、青龍一人を討つくらい。
僅かな芸なんか、誤差の範囲にすぎない。
それはこれからも、千年経っても変わらないでしょう
――――――――――あたしが一人なら。
青龍同士のつばぜり合い。
あたしが青龍の貴族、傍にいれば。
僅かな差で彼に勝利をもたらせる、かも。
そうなれば初めて、あたしは役に立てる。
花粉が辛いですね。
花粉を外敵と誤認した免疫系が大興奮。
熱が出ても花粉は死なないんですが。
下痢クシャミ鼻水咳で花粉を追い出してもきりがないのでやめてください。
外気に触れると痒み(痛覚の弱い反応)がありますけど花粉が付いてるって知ってますからいいです。
もちろん外気に触れて花粉が付く部分の粘膜が刺激をカットし始めて味も匂いも解らなくなります。
まったくもって免疫反応全部載せの平凡な症状ばかり……コロナかよ(笑)!
病死って99%免疫系の暴走によって生じますからね。
「勝負に勝って試合に負けた」状態。
ことほど左様に免疫反応は敏感で、容赦なく異物を排除します。
あからさまに無害でない限り、免疫系が破壊されない限り。
無害でも部外者ならとりあえず排除するくらいに敏感。
無症状ってことは
「しばしば殺りすぎるくらいに異常に警戒的」
な免疫系が
「事実として身体に無害で、これから害がある可能性は無い」
と判断しているということ。
ウイルスは体細胞を消耗させないと増加できない。
体細胞を消耗されて無害と判断する免疫系は無い。
免疫反応が起こらないならウィルスは増えてない。
……増えないウィルスが高い感染力を持つなら、生物学の常識が変わりますね(笑)。
学者(笑)のいうことだと「まだまだ謎が多い」そうで。
在りえない結論をこじつけようとしたら、そりゃ謎だらけになりますわ。
「雨乞いと降雨の因果関係を証明せよ」
って言ってるのと同じですから。
このあたりは漫画アニメの「働く細胞」や理科で習うレベルの話です。
……義務教育って、落第が無いのが問題ですよね。
フランスみたいに義務教育で落第する制度がある国ですらデマに乗っています。
ましてや日本で馬鹿が厚生労働省で跳ねまわるのも無理からぬこと。
フランスみたいに義務教育で落第する制度がある国だからデモが起るんでしょう。
大統領や議会が頭がおかしいことを始めれば他国基準で暴動を起こすお国柄。
「みんなが右向きゃオレ左」な国民性が制度を造ったのでしょうし、制度が国民性を維持してるんでしょう。
いえ義務教育で落第するのは西欧では普通の制度ですけれど。
むしろ英米では実質的にないも同然にしているので、日本はそっち寄り。
あれ?
これ「コロナ対策反対デモ」が盛んな国と低調な国の差と一致。
初等教育って、重要なんですね。
もちろん「死体からコロナウィルスが発見された数」は義務教育と関係ありません。
それぞれの国の医療制度のボロさと連動しています。
花粉症で外出することが、コロナ対策反対のアピールになるかどうか?
これからの季節は考え所です。
馬鹿が無意味な植林をしでかすからこんなことに。
霞が関なんだから当たり前ですけれど。
では20時以降に外出しながらゆっくり考えましょう。




