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完全侵略マニュアル/あなたの為の侵略戦争  作者: C
第十四章「在日外国人」

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590/1003

殺る気/灼る気/やる気/ヤる気

【用語】


『90式戦車』

:日本が開発した最後の戦車。

え?10式?知らない子ですね……ともあれ「戦車」と呼ばれるものは今後も、ある程度「開発された」と称されるだろうが既に発展限界を迎えたといっていい。そも戦争が陳腐化しているわけではあるが、戦争を抜きにしても「戦場」を考える時に第三世代以後の戦車は必要が無い。三,五世代などの呼び名もあるが第三世代世代の改良型に過ぎない。通信技術規格と同じように「G4」が「本来目指していたスペックがどうしても実現できなかったから商品名として名付けた」であり、「G5」が「G4みたいな誇大広告、おっと、虚偽広告が許されるならメロンと言う商品名の胡瓜を売ってもいいし技術的に似ても似つかない開発すら諦めた通信機規格用語を商品名にしてもどーせ馬鹿な消費者には解らないよね」とされて売られているのと同じ。

スペックを知りたい人はググろう。本作上で重要なところはM1エイブラムスとサイズがほとんど同じというところ。しかも軽いのでC-17グローブマスターⅢに詰め込めば二台、とか思ったがこれ搭載弾薬が少ないだけですね。まあ戦車は孤立して戦わせるものではないので輸送部隊から離れて活動しようなんて気にならないよう、搭載弾薬を減らして機動力をあげるのは間違っていません。90式がこっそり自慢してる機動力の高さはそれが要因、備蓄弾薬と随伴部隊が充実していればいいんです充実しているとは言わないが。それより不整地(平らで固い場所ならどこでも)離着陸距離世界記録(1000mあれば余裕なのに500mをマーク)したC-17グローブマスターⅢに積めるということ以外に何を考える余地があるだろうか。

C4Iに代表される管制システムを詰めないとか言われているが、積んでどーするって、ものなので気にしなくていいです。防衛省の利権稼ぎの上では重要な用語ですがコストパフォーマンスを無視しているあたり「戦争をしない平和国家」でしか取り入れられないだろうジョークグッズ。


この戦車の素晴らしいところは「限界を極めた陳腐さ」に付きる。いえ、第三世代戦車って各国とも似たようなものなんですけどね。みんな似たような形しています。ここ重要。兵器にとって「陳腐」以上の褒め言葉は無い。90式はギリギリ冷戦に間に合ったがゆえに「戦争ができる」戦車として開発生産された。

冷戦以後の兵器が「それはギャグで言ってるのか(真顔)」なファンタジスタになっているのでなお貴重。ファンタジスタはマニアの玩具、政治家の見栄、官僚の小遣い稼ぎの結晶で、戦場に持ち出されない前提が無いとどーにもならない大人のおもちゃ。


なので三,五世代戦車は本作には出てきません。

あ、いえ、日本本土で廃棄方法検討中の物もありますが。



「征くぞ、諸君」

「ダメです」

「なんでだ」

「タイミングを誤ると双方皆殺しにしないといけなくなります」

「なるほど判った」

「それは良かった」

「別部隊を北へ」

「何の話ですか」

「海兵隊を皆殺しにするには三日ほどかかる」

「だから当初予定の作戦に間に合わない。相手は合衆国海兵隊で一個中隊相当。軽装歩兵だけに対戦車戦闘訓練は慣れている。実戦となればまた別で、まともな対戦車戦闘経験がある軍隊など半世紀以上は存在しない。だが、むしろ手癖が付かずに教本通りにされたほうが手強い。ここは彼らが長期駐留中の見慣れ動き慣れた市街地。こちらはデータをさっき確認したばかり初見の場所で慣れ以前。しかも戦車が動きにくい市街地。地の利は100%海兵隊にある。この戦場である以上スペック通りの強敵。しかも私たちみたいな随伴歩兵なしの戦車小隊など鴨が定石。しかし、こちらには奇襲の利がある。私の権限、IFF検索選択除外機能は、友軍殺し専門装備。仰角を最大限とって撃てば、射線を確保できる。索敵システムは互角とはいえ、120mm滑腔砲の間接砲撃は信じていい。無論、包囲戦など望む術なし。逃げに徹されたら追い付くことはできない。ただ海兵隊は逃げない。だから退いても必ず逆襲してくる。包囲しなくても待ち伏せと追い討ちでこと足りる。一人残らず殺すために手持ちの全戦力を消耗してなおキルレシオ(敵味方戦力交換比)は悪くない。初戦で一割以上喰らうことができれば、最後まで主導権を握れる。対歩兵用キャニスター弾が足りない分は、徹甲弾を浅く当てて跳ね回らせ石造建造物煉瓦舗装路を爆散し弾片効果を榴弾代わりに使う。手始めに街一番高く大きな巨石建造物(大神殿)を崩して退路を限定させる。貴重なキャニスター砲弾の威力範囲に追い込むための初弾は弾種徹甲装填そのまま

・・・・・・・・・・ですか」

「うむ」

「私と居ると話す手間が省けるな

――――――――――って思ってますね」

「うむ」

「だからなんで皆殺し前提で考えているのかという話なんですけれど。皆殺しにしないようにしますから私の指示に従って、私が許可したこと以外の余計なことは考えるだけにしてください。だいたいお互いアイコン表示の索敵情報だけ観てるしUNESCO調査団としか解りませんのに、海兵隊がいるんですか?」

「標的皆殺しの相手は海兵隊、と軍属が同数だ」

「前提皆殺しは置くとして何故判るんですか?」

あの(ミッキー○ウス)(・○ーチ)は海兵隊のテーマソングだろうが」

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

「カメイツジ、秘蔵の鳥飯(戦闘糧食I型)はまだ加温中で人肌だから乾パンからいけ」

「お腹は減ってませんから水筒って喉渇いてませんから、あと仮名ツジです」

「あとで起こしてやる」

「眠くありませんから

―――――――――――――――――――いつもより嫌な気配がしただけです」


《異世界大陸東北部/国際連合統治軍第13集積地/聖都外周/聖都大門前》




【国際連合統治軍第13集積地/聖都市内/中央/大神殿(改め建築楽器)内/中央/青龍の貴族】


銃声が停まり、俺たちを包む歌声が続く。

――――――――――いや、歌声もとまった。

互いに相手へ合わせている。


No1も気が付いた。

俺はジェスチャーで皆にアピール。


おねいさんず。

外周を固めている四方、各一人。


四人フェイスカバーを外した。

最小限度のリスクで、情報共有。


銃声が止まると同時に歌が聴こえ、歌も止まった。

外部マイクの音だけでは、こころもとなかったか。




【聖都/聖都市内/中央/大神宮内/巫女の胡坐/青龍の騎士団陣形中央/青龍の貴族の背後/エルフっ娘】


まあ、いつもの、ことよね。

あたしは、あの娘の髪を撫でて気を鎮める、ように努力。

彼が、女を抱いているだけ。


耳を澄まして聴きつづける


場を支配している、彼、青龍の貴族。

青龍の女騎士長(No1)を抱、制して。

青龍の女騎士たちも、彼を意識する。


麓への警戒が疎かになってない?


背を向けていても、肢体は正直ね。

彼の一挙手一投足に筋が反応してる。

息づかいと合わせて聴こえるもの。


女として、ではなくて、あくまでも戦士として、戦場(いくさば)を取り仕切る男に合わせてる

・・・・・・・・・・だけなんでしょうけれど。


なによ?

肩を竦める帝国女騎士

――――――――――ふん。


彼と居ると、嫉妬する余裕があるのよ。

常に!




【国際連合統治軍第13集積地/聖都市内/中央/大神殿(改め建築楽器)内/中央/青龍の貴族】


おねいさんず。

海兵隊。

No1。

俺。


撃てば響くとよく言った。

撃たなきゃ響かぬ。

実証済み。


発信と受信。

包囲と銃撃。

合図に受領。


上等々、非言語コミュニケーション成立。


あちらさんが包囲。

こちらが撃つ。

あちらさんが歌う。

こちら側が撃たない。

意味は伝わる。

ここにいる全員に。

――――――――――殺し合いたくはない。


ただし、おねいさんずの銃口は外周を向いたまま。

・・・・・・・・・・殺さないとは、言っていない。


もちろんUNESCO側に、おねいさんずの射撃停止命令は届いてない。

おねいさんずは相変わらず大神殿外に向いて、射撃再開に備えている。

具体的には射撃停止に釣られて遮蔽物から顔を出すバカを探す感じ。


No1の命令が届いたのはローカルチャンネル、まあ、おねいさんずと軍政部隊の間だけ。


おねいさんずは射撃停止。

軍政部隊(うちの部下)は追認。


だからこそUNESCOの誘引が出来る、からしてる。

連射が続いた後で突然、射撃が止まれば確認するのは人情だ。


変化の理由が確認出来無いのだから、身を乗り出すかもしれない。

身を乗り出せたら、油断して身体をさらすかもしれない。


身体をさらして撃たれなければ、遮蔽物の近くから離れるかもしれない。

一人が殺されなければ、後に何人か続くかもしれない。


だから彼女たちは、遮蔽物からはみ出す標的を狙って照準を合わせておく。

おねいさんずは、銃口を隠していない。


射撃再開に予備動作はいらない。


より射殺しやすい位置へ。

より殺し続けやすい位置へ。


未だに敵、を導いた。


射撃再開即全員射殺

――――――――――射撃戦では良くある手口。


一気呵成に戦果を上げる。

停戦が不本意でも、再戦の仕込みにすれば構わない。

指示なしでそこまでやる。


おねいさんず、ホントに実戦経験ないんかね?

停戦は受け入れるが、停戦破りの準備もする。

あちらさん(海兵隊)だって、似たようなもんだろうが。


偵察ユニットの映像。

索敵システムの海兵隊配置表示。

なにしてんねかねぇ

――――――――――素人()には判らない。。


おねいさんず。


下士官以上が中心なだけに、作戦動作は隙がない。

No1は当然、って顔で、俺を視ている。

しくじったら、一気にUNESCOを狩り採るぞ。


偶発戦闘の危険がいっぱい。


練度は高いが実戦経験皆無な自衛隊。

――――――――――おねいさんず。

実戦経験で戦闘神経症気味な海兵隊。

――――――――――UNESCO調査団。


ヤバすぎるね、どーも。


あちら(UNESCO)(未来の彼氏)の知り合いがいる、と思わせたのに

・・・・・・・・・・殺る気マンマン。




【聖都/聖都市内/中央/大神宮内/巫女の胡坐/青龍の騎士団陣形聖都/聖都市内/中央/大神宮内中央/青龍の貴族の右前/魔女っ娘】


わたしはきっと、物欲しそうな視線をしているのでしょう。

でも、魅せ付けなくてもいいと思います。


(プロテクター)越しとは言え、青龍の女騎士様の腰を抱き唇を見てらっしゃる。

わたしの方が肢体は小さいのですけど、赤い瞳は好きだとおっしゃっていただけますし。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・黒髪、でしょうか?


いけませんいけません。


わたしは嫉妬の心を

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・なんとかしました。


全然お役に立てないことを当たり前として、可愛がっていただいておりますが。

無力無能、それで良いと言われても、それで善いとは思えません。

わたしが青龍の女騎士さまに及べるとは、とても思いませんが。


何も出来ない時には、目を見開いて耳を澄ませなさい。

――――――――――ねえ様の教え。




【国際連合統治軍第13集積地/聖都市内/中央/大神殿(改め建築楽器)内/中央/青龍の貴族】


いやー俺って、信用あるな~。

女子どもは、こうじゃないと。

100%の信頼より、気楽でよろしい。


うちの娘たちみたいな完全な信頼は、心が痛むんだよね、コレが。


いやまあ子どもって、そんなもんですけどね。

だからホラを吹いたり引っかけたりしか出来ない。

ほんとーに本気にされて、止める羽目になる。


俺みたいなナイスガイばかりじゃないんだから、疑い深く育てないとな。


安心して遊べない。

俺を疑わない相手は騙せない。

あまねく全人類、特に女、に疑われたい。


そんな俺は好みにピッタリなNo1と、アイコンタクト。

子どもから寄せられる信頼と同じくらい、女からの信用には自信があります。


そんな男だと思わなかった!

なんて言われたことはない。


こんな男だって判ってたのに、とか言われます。

承知で敢えて騙されて魅せるのが、大人の嗜み。


ここからは俺のターン。


誰にでも出来るくらい簡単で、俺にしか出来ないくらいに特別な

・・・・・・・・・・めんどくさい。


俺は仮想ディスプレイを視線操作。

両手はふさがっているからね。


うちの娘たちをなでまわしつつ、No1へボディ・ランゲージ。

視線を俺の手に誘導し、いつでも反応して貰えるように。


女子どもで手がいっぱい。

ディスプレイと愛想笑いで目もいっぱい。

不慣れな動作で切替確認。


オープンチャンネル。

遠近今未来敵味方不明、傍受記録機能を持つ全員へ聴かせる。

軍法会議の証拠になるので要注意。


あちらさんが、動き、こちら側が返した。


だから相手のターン?

――――――――――な訳がない。


コミュニケーションはキャッチボールに非ず。

譲り合うようでは口説けないし売れないし勝てない。


皆が幸せになれますように

皆で不幸にならないために。

俺たちは幸せになるために。


討つべし!

打つべし!!

撃つべし!!!




知ってる人は知ってる程度のはなし。

興味がある方だけどうぞ。


コロナ馬鹿以外の人類一般なら知らなくても察せられる程度の御話。

ググらなくても理解できることって多いですよね。

人間が人間である条件は「知識」ではなく「知性」だってことで。


……と、わたしの言い訳が少々。






厚生労働省が口を滑らせましたね。

いつものことですか。


「コロナの重症は医学的に定義できない」

はい。

日々報道されている重症者数とはいったい……役人の匙加減です。


いえ

「コロナ感染者を特定することはできない」

と昨年のうちに明言してましたけどね。

じゃあ緊急事態宣言って何?って話ですが。


そんなんことを言ったら

「コロナウィルスに対するPCR検査の精度は検証不可能」

と明言して検査をすべきと書く日本疫学会って何?って話ですが。


いやまあ、知らなくたって考えりゃわかることばかりですけどね。


私の目に付く範囲で一番の馬鹿が鳴き声を上げていました。

「万全の対策をとっても感染する場合があるのですからなお一層の注意が必要です」

頭おかしい。


感染を防ぐ方法方が無くランダムであるならば、対策をしない方が損害が減ります。


仮に万が一あるいは発症したとして、まあそれがコロナとの因果関係を持つか誰も検証していないところは省いて、コロナで死んだとしましょう。


コロナ対策に務めあらゆる不便を耐え抜きコストを払って死ぬ。

コロナ対策を嘲笑い気楽に過ごし発症してからコストを払って死ぬ。


どちらが「得か/損が少ないか」言うまでもありません。

コロナ対策などお札お守り壺と変わりません

……霊感商法の方がましか。


といっても「地雷原の上を歩いている」ような恐怖を感じる必要もなく。

わたしたちが産まれてから死ぬまで過ごす日常にすぎません。

「人はいろんな理由で死ぬ」それだけ。


日々ニュースとやらで流される数字をご覧いただければお分かりいただけましょう。


一昨年とどう違います?

コロナは平凡な季節性インフルエンザが一冬で生じる犠牲に一年以上かけて、やっと追いついた。


だからどーだと?

もっとも感染者はほぼ発症してないので、追いついたとはとても言えません。


いえいえいえいえいえ。

皆さん、よくご存じのことばかり申し上げてしまいました。

失礼を、御詫びします。


ただ、この程度のことを自得できない虫けらが、大勢の人間を殺しています。


わたしは人間なので、許せません。

ので、止むを得ず仕方なく以下のお知らせをいたします。


明日も明後日もその先も、20時以前に帰宅など許されない今日この頃。

寒いよ寒いよといいながら、わたしは征く!


馬鹿に虫けらとしての自覚を施してやるために。

……という訳で、コロナ対策を粉砕する為に更新の乱れが続きます。


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