もうなにもこわくない/Not Afraid.
【用語】
『フルメタル・ジャケット』
:スタンリー・キューブリックの最高傑作。ベトナム戦争をテーマに同じ視点をもちながらフランシス・フォード・コッポラと真逆の極みにたどり着いた。前半の「ハートマン軍曹劇場」が一番有名ですが、肝はやっぱり後半ですよお客さん?コッポラの「地獄の黙示録」では「キルゴア中佐劇場」だけが取り上げられている風がありますが、フルメタル・ジャケットのラストシーンはやたらとパロディにされてます。
嫌解説してる場合じゃないからぜひ試聴を!
「Not Afraid.」
(もうなにもこわくない。)
映画「フルメタル・ジャケット(1987年)」ラストシーンより。
BGM
「Paint it black」
ローリング・ストーンズ版を聴きながらお楽しみください。
【国際連合統治軍第13集積地/聖都市内/中央/大神殿(改め建築楽器)内/中央/青龍の貴族】
ヤバくない!
俺は慌てて確認。
おねいさんずNo1!
よし居た俺たちの陣形、すぐ外で戦闘即応体勢
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・動かないことが得意そう。
良い兵士、って言い換えてもいいかな?
全身を野戦用プロテクターで覆ったまま。
フェイスガードで顔を覆ったまま。
銃を両手で支えて立ったまま。
M14は弾倉抜きで4.5Kgもある。
大変まじめな性格が視て取れます
――――――肢体が固まりそうですが。
バイザー内の情報を見てるな。
いざという時に指示を出す。
それだけなら座ればいいのに。
突入時の様子を見るに肢体は柔らかい。
将校が砲煙弾雨の中で伏せるのは最悪。
だが常に屹立してる、と周りが疲れる。
大神殿中央の俺たちとNo1。
大神殿外周に展開する、おねいさんず。
俺たちの傍らで、おねいさんずNo1が指揮を執る。
No1は独りでいる。
予備戦力を置くという発想は無いらしい。
手持ちの兵力を一人残らず大神殿外周に張り付け。
宵越しの金は持たないタイプとみた。
博打で一番こわいタイプ。
ALL or Nothing!
遊ぶんなら、かくそうあれかし。
普段がそれで貧乏籖引くタイプ。
肢体のや~らかさとは逆に大変固そう魅力的。
大変に仲良くしなければと禁断の誘惑を感じる
――――――――――特定目標は負けフラグ。
この女を口説きたい、と考えてはいけませんよ。
この女も口説きたい、と考えるのが正しい思考。
この女は口説けないか、と諦めていたのだけど。
口説けるから口説き落とせるかと言えば、それは違いますけどね?
しかし芽を絶たずにすむかもしれない。
いやいや、欲は出すまい今夜まで。
限度を区切り我慢できます昼前までは。
三時間以上の戦闘は不可。
タイムリミットはその辺だから。
他人の意図と被らぬように、リミット前に仕掛けよう。
最後の一手は打てる瞬間早めに打つ。
レポートは締め切り後に書き始める。
必ず、みんなに、合わせるべからず。
被我の戦力省みず、奇襲こそ至高
――――――――――仕事はやらずに惚けましょう。
俺がやらなきゃ誰かやる、マジで。
おねいさんずNo1は完全に、戦闘指揮に没頭している。
実戦経験はともかく練度が高い増強小隊指揮官で持久戦状態。
常に指示を飛ばし続けなければいけないことは無いのに。
俺には視線も投げないですが、うちの娘たちまで見てないのは如何なものかと。
――――――――――愛らしいですよ?
ふむ。
灯台もと暗し。
声かけはナンパの基本。
【聖都/聖都市内/中央/大神宮内/巫女の胡坐/青龍の騎士団陣形中央/青龍の貴族の腕の中/エルフっ娘】
あたしたちは彼に続く。
ついでに、あの女も。
あたしたちが奪われて数日で侵されたこと。
あの女も、いま、侵されている
――――――――――面白くない。
でもまあ、良い気味、でもあるかしら?
青龍を赤龍の亜種くらいにみていたあの女。
だからこそ彼の女を前に自信満々だった、あの女。
一軍が殺し尽くされるほどの魔法が飛び交う、青龍のじゃれ合い
・・・・・・・・・・・・・・・一呼吸で、あたしたちも死ぬかしら♪
あの女も頬を染めて、眼を輝かせている。
死を間近に感じて、楽しんでるのね。
・・・・・・・・・・なんで、アンタが!
帝国騎士として、死は操るモノだったでしょう?
自分が殺されるのも、他人を殺すのも、自由自在。
生殺与奪を産まれた時から握っていた帝国騎士。
今は?
――――――――――まるでままならない。
殺されもしない。
救われもしない。
死ぬか生きるか。
自分の命が無視されている感覚
――――――――――青龍の傍らへ、ようこそ!
【国際連合統治軍第13集積地/聖都市内/中央/大神殿(改め建築楽器)内/中央/青龍の貴族】
俺が来たからには、もう大丈夫!
何にも知らないし、知らせない。
頭が悪くないんだから、知らなくても対応可能。
頭が悪ければ、知ってなおな解らず対応不可能。
巧く行けば、一生何も知らずに過ごせるかもしれないじゃないか?
現に今も、撃たせている。
ちょっと前まで正解だった。
俺たちにとって。
今は縁遠いUNESCO調査団が相手。
それでも気遣いは忘れない、No1と、おねいさんず。
同じ旗を仰ぐ相手はなるべく殺さない、ように務める。
No1はUNESCO調査団が少数でも、威嚇で済ませようとしただろう。
もともと悪評ばかりな組織だけに、殺しにかかっても自然だ。
嫌悪感を抱くのは人としての感性が俺と同じくらいに正しいから。
それでも、相手が多いと判っていて尚、相手を殺さないように務めていた。
事態が進み、やむを得ないと判断してさえ、出来る限り相手に時間を与える。
一気に打撃を与えようとはせずに撤退を考える時間を与える為に、何人か殺す。
見せしめ、とは考えていない。
殺意をアピールした、威嚇の第二弾。
掃射音に混ぜたピンポイントな狙撃。
殺せ始めたとしても、数人が上限だ。
一人二人やられればUNESCO調査団も対処する。
No1の見込みが見通せる。
犠牲を避けて当たり前。
犠牲を少なくして当たり前。
みんな、がそう考える、と。
俺たちや彼等は、みんな、じゃないだけ。
だから包囲側のUNESCO調査団が距離をとりなおし射程外に下がる、だろう、と。
そうなれば時間を稼げるから、上層部が乗り出してくるかもしれない。
そもそも敢えて指揮を放棄している上層部が乗り出してくるかは疑問だが。
それでも射程外なら撃つ必要がなく自部隊の弾薬消耗を抑えることができる。
俺たち補給補充が途切れた包囲側にとっては、最後のところが重要、に見えるよね。
そして包囲線を下げ広がせることで包囲網の目を粗くさせることができる。
最悪の場合突破戦闘を仕掛けても、互いの犠牲を減らせるかもしれない。
互い、おねいさんず、俺たち軍政部隊、UNESCO調査団も。
決して目論まない。
・・・・・・・・・・最終的解決。
相手が敵対する前に誘き寄せて奇襲すれば、半分は殺れる。
既に戦闘開始後の今からなら、弾切れのふりをして突撃を誘う手もある。
混乱させたところに突撃させれば、味方の半分を犠牲にして作戦目的を達成。
軍法会議を政治問題にすればギリギリ自分が助かる目もあり得る。
とは考えていまい。
一生そのままの君でいて
――――――――――大好物です。
いろんな世界を真っ正面から包み隠さず見せてあげたくなるのはなぜだろう?
いかんイカン。
がまんガマン。
そもそも俺が、その恩恵を受けてるしね。
今だ判らぬ理由で銃口を向けられたのが、ついさっき。
未だに事情は聞いても聞かされてもない。
俺が国際連合統治軍所属の自衛官で日本人。
――――――――――――――――ってことが無ければ、問答無用で撃たれたかも。
包囲しているUNESCO調査団に死傷者が出た場合。
現状上手くいっている、こちらを消耗させる作戦を転換する場合。
上層部の介入を防ぎ確実に目的を達成するために、短期決戦を選んだら。
全周に煙幕をばらまきながら、どこか一方、まあ正面階段から突撃してくるだろうな。
おねいさんずとNo1は当然、正面に移動して迎え撃つだろうが。
元々の数が違う上に、外周壁上の簡易銃座からラぺリングで移動。
相手の手口が解っていてさえ、対処するのは不可能だろうな多分。
な~んて、批評できるのは、俺が傍観者だからだけどさ。
無知の檻?
揺り籠と言って欲しい。
積極的に閉じ込める、いとおかし
――――――――――No1の手腕。
そこに痺れて以下略だ!
とっても均整が取れた肢体で胸が残念平均的なそれ以外は魅力溢れた女ですが、マシマシです。
丁寧に丁寧に辣韮のように一枚一枚剥いて、ではなく、一生大切にしてあげたい拒否られない範囲で。
第一歩に、いろんな世界を垣間見せてあげたいけど我慢がまんガマン。
さっさと済ませよう。
味方予定者が無駄に反応するかもしれん。
UNESCO調査団もIFFで味方、いや、友軍の位置が判る。
友軍と味方が別な意味。
いつものことですどーしてか。
外から見れば、みんな同じ。
つまり、みんなと呼ばれるゴミの山。
そこが付け目だったが、惜しくもあった。
良い女が複数って、もったいないじゃないか!
だが幸い、友軍おねいさんずは助かる、可能性が出てきた。
君に後で教えてあげたい。
半年くらい後がいい。
クリスマスプレゼントに。
他の贈り物に混ぜて痛みを軽く。
それで君は大切なモノを護れるようになる。
自分の子どもか、通りすがりの子どもかしらんけど。
その時、今No1と呼ぶ君の名前を呼ぼう。
君が俺を無条件に信じるようになってからだ。
どれほど俺が嬉しかったか
――――――――――――――――――――大切なキミが戦死しなくてよかった。
……と言うわけでコロナ馬鹿は滅ぼさなければならぬ。
Publius Cornelius Scipio Nasica Corculum
(プブリウス・コルネリウス・スキピオ・ナシカ・コルクルム)
さんにあやかりましした。
特殊な文書を読みました。
「太陽は東から昇っており、西から昇った例はない。しかし太陽は西から昇るのだ」
……頭おかしい(笑)。
日本疫学会「PCR検査の有効性を論証する」という文書。
コロナ対策を正当化する為の資料ですよ?念のため。
「PCR検査の精度を計算する方法はない。なぜならコロナ感染者の全体像を把握する方法がないから。母数が判らなければ計算出来ない……からPCR検査は有効です」
お前はナニを言っているんだ(笑)!
「PCR検査時コロナ・ウィルスの数が少なすぎて確認出来ないことがままある。検査結果に依らず感染リスクが否定出来ない……からPCR検査は有効です」
無症状でもウィルスの増殖率が高いから感染力が強い、じゃなかったっけ?
「コロナウィルスは肺深部にて増殖すると言われているので、口や鼻粘膜ではなく痰の採取検査が必要……からPCR検査は有効です」
飛沫感染とはいったい(笑)。
コロナ対策を正当化する為の資料ですよ?念のため。
PCR検査の実態(無意味)を糊塗するための言い訳を書き連ねていると、あら不思議!
新型コロナウィルスの病性が否定されてしまいましたとさ。
新型コロナウィルスは大変危険な病気です。
……っていうと、PCR検査の無意味さに説明がつかない。
PCR検査の無意味なのは技術的に仕方がない。
……っていうと、新型コロナウィルスは病因ではなくなる。
両方並び立てるためには、まったくの虚構を申し立てるほかない。
……ってやると責任問題になる訳で。
いや、開き直ってる人はけっこういますけどね?
PCR検査の有効性を根拠なしに断言する自称学者はいます。
アレも一応、偽装ではない。
言い方を工夫してるだけ。
無意味な前提に基づいて精度90%とか。
ある特定の病院で受診した患者を90%識別できました。
宝くじに当たった人達を基に当選確率を出すようなものです。
馬鹿は本気にするんですけどね。
IMFが60年代にかました
「20世紀のソビエトは経済的に自由世界を上回る」
という予測みたいな物。
前提条件が「ソビエト政府の発表した統計通りに経済成長が続けば」で。
……もちろん、無意味。
博士号を持っていても医師免許を持っていても知識を山ほど諳んじても、思考力が無いとこんなもの。
馬鹿は際限がねーな(笑)。
「Ceterum autem censeo, Carthaginem esse delendam」
(と言うわけでカルタゴを滅ぼさなければならない)
でしょうか(笑)。
わたしが本編に付け足しているのは、その逆ですが。
いえ、正しいことを言いたいのではありません。
それは
「科学者として迷信に加担することはできない」
と発表してスルーされた京都大学他の学者さんにおまかせ。
わたしは間違った存在(馬鹿)を否定したいだけです。
……と言うわけでコロナ馬鹿は滅ぼさなければならぬ。




