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完全侵略マニュアル/あなたの為の侵略戦争  作者: C
第十四章「在日外国人」

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幕間:Marines,Report.


プロイセン軍人。


そう聴けば誰もが嘲笑を浮かべる。

軍人と分類される者ならば当然。


とりわけ実戦経験者であれば、侮蔑に余り嗤いすら浮かばぬかもしれない。


それが何故かと言うならば、負けたからではない。


プロイセン軍人は命令に従うからだ

――――――――――それは嗤われる。


つまるところプロイセン軍の伝統はフリードリヒ自称大王由来。

ナポレオンの大陸軍に瞬殺されたころのまま、と言えば解りやすいか。


鞭で嚇し知識を禁じ、意志を奪いて酬いはしない。

中世が長引いた後進地域(東ヨーロッパ)でさえボロがでた。


彼ら自身は「我々は中部ヨーロッパであり東ではない」とかなんとか。


そんなものが戦場にあり、友軍であれば?

正常な軍隊なら殺しているだろう。


わざわざ真似をした国もあるというが

・・・・・・・・・・末路は皆さん知っての通り。


余りの使え無さに、第三帝国は私兵軍まで造らざるを得なかった

・・・・・・・・第三帝国滅亡まで、プロイセンの伝統は残ってしまったが。


合衆国海兵隊は違う。

命令頼りの案山子ではない。

上官が馬鹿なら撃つ。

新兵が虫けらなら潰す。


もちろん戦場(人生)では何もかも上手くはいかないだろう。

殺しても殺しても変わらないようにも思える。


馬鹿な新兵器に間抜けな戦争。

有能な敵は次々と増え続ける。

無能な味方は補充され続ける。


911を海兵に任せないから、ペンタゴンは残ってる。

だからこそ海兵は最善をつくす。


募兵事務所のコスプレイヤー(釜野郎)が連れてくる端から新人を蹴り出す。

陸軍が着払い返品したオモチャ(オスプレイ)を水増し予算と一緒に受け取り、機会を逃さず海洋投棄(自己墜落)

豆鉄砲(M4)を箱にいれたまま受け取り積んどく場所代にMk11を増やす。

モデルガン(ベレッタ)を文鎮にしてガバメントを増やす。

ジョークグッズ(F-35B)の予算に紛らせ日本の弾薬庫増設。


お財布(日本官僚)の利権になるように施設計画を提出して、思いやり予算(合衆国太平洋軍維持費)ゲット。


海兵隊ほど臨機応変(現場の判断)が得意な組織はない。

艦艇予算の余りを誰も分けてはくれない。

掠めて飢えを凌いだ日々は、もはや日常。


海兵隊に入るのは簡単だ。

だから反逆者(軍規違反者)が絶えない。

海兵になるのは大変だ。

だから海洋投棄(反逆者狩り)が追い付かない。


全部ホワイトハウスとキャピタルヒルとペンタゴンのせい

――――――――海兵隊を汚されたままにしてたまるか。


ゆえに罵倒されようが馬鹿にされようが海兵は、ただただ本分を尽くすのみ。


いずれ海兵隊は海兵だけのモノになる。

だから海兵は簡単な道を選ばない。

ゆえに海兵は命令に従わない

――――――――――義務を果たすのだ。


正義は生得。

義務は受容。

忠誠は選択。


海兵隊は地獄。

海兵は亡者。

軍曹は獄卒。


正義の為に地獄在り。

海兵は成すべきを為すべく殺すべし。

ただそれだけのこと。


命令など必要あり得るわけもなし。


だからこそ、二人の会話は確認でしかなかった。

聖都周り、海兵隊将校と下士官。


合衆国軍人は慣れている。

盗聴盗撮記録されることに。

軍にプライバシーはない。


盗撮盗聴しているのは?


平和主義者ではない。

ジャーナリストでもない。

仮想敵国など無関係。


愛国者法により公然化したNSAの監視装置。


自国と友好国にのみ有効。

対敵監視には、まったく役にたったことがない。

収集データが莫大すぎて、国内監視すらままならない。


例えば?

GOOGLEから自発的に提出されたGメールの全ユーザーデータ。


ユーザーすら記憶してない、やり取りの記録。

解析するのに全国民を投入しなければ追い付かない。

全知であっても全能でなければ使い道がない。


内憂外患を完全にスルーする完全監視機構。


莫大な予算と役に立たないギーク(おたく)を雇い続けるため。

なにより連邦政府の趣味嗜好(神様ゴッコ)にマッチしたシステムを護るため。

そしてなによりも連邦政府官僚の責任問題を回避し続けるため。


なんの役にもたたないシステムは、稼働率を稼ぐために機能する。

唯一確実に出来る、出来るだけでしかない、作業の為の作業。


無限範囲の監視機器の限られた監視要員は、合衆国軍人、極少数派、戦闘中の兵士を、そればかりを注視していた。


だからこそ実戦になれば真っ先に使われる合衆国海兵隊

・・・・・・・監視を前提とした行動様式が身に付いた。


そのレポートは回覧された、いや、誰も読まないから回された。


海軍の鬼っ子いらない子。

陥れられてるのは慣れたもの。

秘密結社以上の、団結力。


その新たな(味方以外)


NSAの約束された大失敗。

嗤っていた合衆国太平洋軍。

それを踏まえて、造られた。


記録や身元特定が最も容易な電子データ。

ゆえに犯罪組織や大企業に諜報組織で廃れた。

盗まれれば判る手紙やメッセンジャーへ切り替わり。


それが前世紀末。


新世紀異世界でも重要な情報は通信など使わない。

だが直接会話も油断していられない。

国際連合の監視体制。


全兵士要員の全生活24時間完全記録。

必要なときに必要なだけ記録を解析する現実的運用。

特別な局面のみ決定権がある高官がリアルタイム視聴。


だからこそ海兵二人は了解し合う。

今、この瞬間(大神殿包囲中)に、招かれざる客。

即時介入可能な、国際連合の高官。


あとで責められるのは手慣れたもの。

今邪魔されるのは許されない。

許さないのは海兵隊。


正規のルートを通した、ありとあらゆる確認や上申が無回答という回答。

無介入という介入をされている時に、本音で話す軍人などいない。

ましてや義務が求めるところを、邪魔される可能性が在るのだから。


姿を見せないが、居ることを隠さない上官の前。


会話を聴かせる大尉と軍曹。

同じ戦闘単位の上官と部下。


共通の目的は、確認するまでもない。


互いの状況認識を再度確認。

階級と指揮権により表示が変わるからだ。

互いの注目点も擦り合わせ。


大尉は指揮車を前進させ、軍曹を呼び込んだ。

移動指揮所内部に表示される索敵情報が見えるように。


軍曹は敬礼、答礼を受け止める

――――――――――間に一瞥確認。



大神殿、内宮と呼ばれる中心。

陣を張るのは国際連合統治軍と、よりによって、WHO!

友軍相手こそ、喜んで殺しにかかる連中。


だがWHOより統治軍が主力。


他組織(国際連合統治軍)の編成は判らない。

隣接共同行動は想定されても、協同行動作戦は想定外。

互いの位置がわかれば、装備編成戦闘力は不問。


だがアタリはつけられる。


国際連合軍ほど異世界不干渉ではない。

UNESCOほど異世界過干渉ではない。

WHOほど高度な専門性はいらない。


国際連合統治軍は戦闘(殲滅)を避け平和的に統治する(生かしておく)


そのために伝わりやすく異世界を威圧する。

限度はあるにせよ、ある程度の数を揃えられる。

殺さず壊さず、戦力を隠して戦わないため。


だから統治軍は国際連合最多の自衛隊主体。


友軍イコール味方、と考えがちな彼ら。

味方を撃ちたがってはいるまい。

連合軍での戦闘経験がないからだが。


前線に立ってはいる。

おそらく、中心部のWHOに強要されたのだろう。


初撃を牽制に留めたのはそのためか。

最初から伏せ撃ちされていたら、とっくに血の雨。

だが統治軍は一般部隊より、他組織の行状を知っている。


UNESCOに好意的になる理由は、ない。


元々、今日一杯は大神殿に近づかないように要請を出したのは統治軍。

それを受諾しながら、それを破ったのは、こちらのギーク(研究者に調査員)たち。


それを防止できなかったのが、自分たちだか。

――――――――あちらはこちらに加減する理由はない。


しかもこちら(UNESCO)は、まだ懲りずに訳の判らん機器機材を集めて集まり続けていやがる。


聖都中のギーク(研究者に調査員)が集まり終わるのすぐ。

他地域からも移動し始めてるかもしれん。

聖都内の動きは互いにIFFでわかってしまう。


相手を無駄に挑発してる。

しかもギーク(研究者に調査員)ども。

大神殿内部の記録装置に干渉しようとする始末。


銃を撃ってる相手を刺激する、のは寧ろ興味深い、と考えてやがるのだ。


殴って蹴って縛って怒鳴り、押さえつけている――――――――――長くは持たない。


比較的冷静な奴らも、うしろで眺めてるだけ。

大神殿や興味深い現象が台無しになるのは危惧している。

だから干渉には反対だが不干渉も干渉の一種。


成り行きに任せる方が良いデータがとれる

・・・・・・・・・・と言いやがった。


事態沈静化には興味がない

――――――友軍相撃の意味なんかどうでもいいのだ。


聖都はUNESCO常駐。

だが国際連合統治軍の統治地域。

指揮権は別でも管轄権はあちらにある。


その司令部がある第13集積地からは、もう中隊規模の混成部隊が着いている

・・・・・・・・・・聖都市街地外周に。


穏便に納めるんじゃなく、一気呵成に潰しにかかる構え。

第13集積地には重火砲も化学砲弾も装備在り。


上空にはレーガン(第七艦隊空母)海軍野郎(航空隊)が飛び交っている

――――――――――F/A18(戦闘爆撃機)じゃなくて良かった。


いけすかない海軍野郎なら、普段からいがみ合っている海兵隊を爆撃するのに躊躇はない。


味方は増えない。

敵は増えかねない。

いや、増やしかねない。


一瞥で理解した範囲

――――――――――大尉の答礼が終わる。


「昼前には片付ける」

本来の順番を無視して大尉から。

「歌いながら出迎えられます」

いきなりの雑談に、軍曹は応えた。

「いつも通りツケておけ」

大尉は肩を竦めた。

「各班の士気はどうだ?」

電子データで判らない範疇。

軍曹が行動する理由付け。

「動揺がみられましたが、気合いを入れて回りましたので問題ありません」

・・・・・・・・・・軍曹は、わざわざ外周を一周した成果を、当たり障りなく報告。


許可を得て退出した。

――――――――――成すためになにを為すか。


不自然な会話に注目を集めたのはやむなし。

でなければ、軍曹にも合図が伝わらない。


タイムリミットは昼前、と聴こえたはず

――――――――――つまり作戦開始は、今すぐ。


られる、ということで伝わる

――――――――――準備完了。


何がと知らなくとも、いつと判ればいい。

大尉には十分だ。


各班に問題なし、残念ながら

――――――――――軍曹の他に案が出なかった。


たいした意味がない部分、責任(ツケ)は大尉が負う

・・・・・・・・・・いつも通りに。


成功しなければ、すぐ大尉が動き出す。


公式に呼び掛けて、相撃を避ける。

それは容易く成功するたまろう。

だがそれは、深刻な政治問題。


圧倒的多数派、日本。

圧倒的武闘派、米軍。

国際連合という虚像で覆い隠した地球人類の矛盾。


その一番先鋭的な

――――――――――だから、顕在化しない。

だが、一度生じれば、消えることはない。



今代の指導者たちなら、巧く片付けるだろう。


だからこそ、事態を玩んでいる奴は、気付いていないのではないか。

最初の一度目は基準になり、何十年何百年と残響を響かせる。

まったく無意味であっても、凡人は前例を疑わないから否定出来ない。


前例など嗤って踏み潰せる奴は、想像も出来ないだろう。

半世紀後の指導者が、指導できないかもしれない、と。


凡人ゆえに解ること。

偉い奴がわかって判って解らないこと。


だからこそ、今ここにいる各軍の将校は、必死に問題から眼を背けているのだ。

無かったことにするために、起こらなかったことにする。


つまりはUNESCO調査員たちが奇行に走らなければすんだのだが

・・・・・・・・・・ギーク(研究者に調査員)どもが何故か今回に限って限界突破。


だが、その責任は軍曹、海兵隊が負うべきこと。

もとより大尉一人が負うべき責めではないが

・・・・・・・・・・将校に下士官が異見すべきことではなかった。


あとがき。

別名、なぜ更新が遅れるほど「コロナに備えろ」という声を嗤って街をうろつかないといけないのかということへの言い訳。

なのでまあ「コロナ祭が終わるまで更新スケジュールが狂うんだろ?知ってる知ってる」な人はスルーでもOK!




小耳にはさんだ井戸端会議。


「○○でクラスターが見つかったて」

「○○でも学校内で」

「「こわいね~」」


……ガチで怖いわ!


いや、本当に有るんですよ。

世界がTVの中で完結している人格。

言葉の意味を理解できない。


コロナ対策を公然と嘲笑してマスクをつけてない人間(わたし)を避けて逃げっていってくれたらわかるんですが。

こわくないんかい!!


こわいこわいというわりに普通に出歩いてるし。

ウィルスと細菌の違いを知らないけど調べようともしない。

今時TVで垂れ流した音を再現するポンコツレコーダーが生きてる。


そんな馬鹿な。


悪党は更生させられます。

馬鹿は死んでも治らない。


日本感染症学会は、さてどちら?


新型(笑)コロナに関する特徴を表にしてくれているのですが、まるでツッコミまちコントの小道具です。


「無症状感染でもウィルス量は多く感染力は強い」

……ウィルスがどうやって増えるか知ってるんですかね?

人体に負担をかけないで増えるってそれ病気じゃないよね?


「味覚障害、嗅覚障害を伴うことがある」

……風邪で舌や鼻が反応しなくなるの普通に有り得るんですが。


「重症になり得る」

……病気というのはみんな重症になり得るんですが。

なお同じ表でインフルエンザについて「多くが軽症中症」といっています。

……言い方換えただけだよね。





と、ここまで読むと

「頭悪いんだな(それをHPに掲げちゃう馬鹿を含めて)」

で済むのですが。


無症状感染の数字がポイント。

「数%から60%」

おい!

それは既に統計じゃない!


とここまで読んで気が付きました。

読了30秒。


つまるところ「患者数の特定ができない」って言ってるんですね。

であればその項目以外にかかれたすべての数字が無意味になる訳です。


母数が解らなければ率は計算できない。

全体が把握できなければ症状も特徴も調べようがない。

……それを病気と表現すべきかという話はありますが。


一文の意味を「考える」ことさえできれば

「一般社団法人日本感染症学会提言 今冬のインフルエンザとCOVID-19に備えて」

の意味も良くわかります。


白紙です。


言葉を尽くして、言葉を連ねて、そのすべてを打ち消す。

何も言ってない。

馬鹿がそこから意味を見出すのはロールシャッハテスト。


精神医学学会の領分ですね。

……とかんがえれば、苦労しているのかな。

文部科学省の下っ端ですもの。


重症化の可能性にしてもこれ「0%以上」って言ってるよね。


現状判明しているコロナの症状は

「ほぼすべてが無症状で重症になる可能性ゼロとはしない」

が正解。


重症化とコロナの因果関係は誰も検証していないので。

普通に「新しい病気」を検証すると何年もかかりますけれど。

「コロナに感染している時に肺炎になった」は因果関係とは呼びません。


それが通るなら「雨乞いをしたら9割がた雨が降った」も認めるかって話。

雨季の熱帯雨林でやれば簡単ですよ?


だから表にかいてある

「コロナは重症になり得る=まだ確認されてない」

は正しい?


信じる奴は自己責任で。

馬鹿にしか見えない服ですが。

曲学阿世も楽じゃない。


専門家にはこの類の「馬鹿にしか見えないパンデミック」を工夫する向きもあるようです。


気やすめなのか。

言い訳なのか。

良心がうずくか。


わたしのように馬鹿を小金に変える時も馬鹿にしている者には解りませんが。

……大金だからかな?


こうした痕跡を見ると考えるところもあります。


悪党は後天的に決まりますが、馬鹿はどうなんでしょうね?

いわゆる勉強(きょういく)学習(くんれん)の効果を考えると、馬鹿は造れるでしょうけれど。


先天的に結びつく要素が無いんですよね。

彼も人なり、我も人なり。


もしかしたら問題は「馬鹿が産まれてきたこと」ではなく「馬鹿が生きていること」なのかもしれませんね。


「あんな馬鹿に囲まれて育たなくてよかった」

と自分の運の良さに感謝することにいたしましょう。


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