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完全侵略マニュアル/あなたの為の侵略戦争  作者: C
第十三章「未来予定図」

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善き人の為に/天不知神不知子不知、我知。

【用語】


『最高裁判所判例』

:「判例」とは法の実体(こうか)であり「条文」は法の形式(きごう)となる。1946年以降に成立した日本国に置いて、あらゆる事物の定義は判例により規定される。故にこそ「社会的/国際的な合意が成立しない」であろうことは「判断を回避」するように運用されている。日本国裁判所判例は西欧基準の無難な内容、現代地球人類社会の支配的勢力の普遍的合意の中にある。


「毒にも薬にもならない」と言うべきか?


故にこそ、西欧基準の常識が判例によって持ち込まれたりもするのだが。判決を出した日本人も判決を受けた日本人も判決を傍聴した日本人も誰も理解できていないから大丈夫(なにが?)。

「良心」の定義など、その代表例。憲法判断を含む為に大法廷で決定した。

「人間の良心は法を超克している」ということを、判決で言い切り判例として定着させた。西欧基準なら、当たり前に過ぎて話題にもならないだろうが、明治以降の日本人には異端思想。論理付ければ誰にも否定出来ない。法秩序を否定するなら別だが。故にこそ法秩序を全否定するレトリック……理解出来てる解説は、未発見。


明治以降の日本ではよくあること。



良心とは

「法律を含む有形無形の外部の脅迫、誘惑に屈することなく自己内心の良識と道徳感によって行動する」

こと。


―――――――日本国最高裁判所判決―――――――

※昭和23年11月17日、最高裁判所大法廷より




【国際連合統治軍第13集積地/聖都市内/中央/大神殿(改め建築楽器)内/中央/青龍の貴族】


俺の情報端末へ遥か彼方からのデータが届く。

俺の肉体を伝送路にしてバイザー(ぐらさん)へ。

俺の網膜に投影されて認識するのが正規手順。


不慣れな作業(戦況把握)をしつつ、慣れた作業(味方を欺く)


なにゆえ見にくいのかと言えば?

俺の行動が味方にばれるとまずいから?

指揮系統への介入が混乱を生む?


バレない限り、混乱は生じない。

人妻と付き合うようなものだ。


正規の手順をするなんて、後ろめたい。

なのでこっそりひっそりばれないよう。

みんなにも誰にも視にくく見えにくく。


そもそもそれが第一義

――――――――――それはある。


だが、それだけじゃなくて

・・・・・・・・・・なにより、後ろめたいから。

人妻と付き合うのは大違い。


曹長の指揮権、誰かの領分への干渉。

本来なら越権行為は大好きだが。


自分の権限を越えた先。

ソコにこそ旨味があって、責任はない。

責任があっても、俺が取らなければいいじゃない。


正確には俺たち。


食うのは俺で、払うのはみんな。

みんな、とは?

俺にとって、どーでもいい奴のこと一般。


誰も傷つかなければ、何でもあり。

誰とは?

俺にとって大切な者や物のことを指す。


みんなは俺の管轄外。

誰かは俺の管轄内。


知らん相手ならどーでもいい。

嫌いな相手なら是非とも大きな迷惑をかけたい。

バレたらバレたでどうにでも。


バレても怒られないが、バレないようにするのが礼儀。

・・・・・・・・・・とばかりもいかない。


みんなだけなら楽なんだがな。

あえて誰かを巻き込む時がある。

誰かの中にもある、優先順位。


誰か(おとなたち)より重い誰か(こどもたち)

それは明瞭、だがしかし、気は重い。


いえいえ、迷惑はかけませんよ?

その程度の段取りは組める。

――――――――――今回は。


迷惑さえかけなければ、なにもなかったに等しい。

それでも後ろめたいのは、リスクを背負わせているからだ

――――――――――曹長に。


もし俺がしくじれば?

部隊の混乱を収めるのは曹長だ。

俺からなにも聞かされていないのに。


コレを貧乏籤という。


曹長は形式的指揮権(おれ)を尊重しつつ、自分の隷下にない(おれのせきにをはんい)隊員たちを指揮する(せきにんをおう)ことになる。

俺が必要と判断して、俺が行動した結果は、俺が背負える範囲に収まらない。

その波及範囲は間違いなく俺の部隊すら越えて、作戦域全体に及ぶだろうな。


しかも、曹長が責任を、心情的なものを含めて背負い込むであろう、と判るんだよ、俺。


あまりにも判りやすくて、半月で把握。

なんでかまでは解らんが、そーいう人です。

判った上でリスクを負っ被せるのが俺。


損害を与えなくても、リスクを背負わせるのは気まずい。

だから最終的には何とかなるのだが、俺の気持ちの問題。


誰かを利用するのは、気がすすまないよね。

――――――――――やってるけど。


まるで町内会長のハーレーダビッドソンFXSTソフテイルスタンダードを走らせた時のような感じ。


無断で。

許しを得るより、赦しを請う方が簡単。

バレないことは起きてないこと。


被害者と被害はイコールで、糾弾する者がいなくなれば悪い奴もいない

――――――――――といい放つ程には悟ってないが。


三佐です。

だから俺は誠意を見せるこっそりと。

簡単だよ?



整備してガソリン足して返したけど。

整備は専門家にやってもらったけど。

最初から最後までタダだったけれど。


全部、ツテで済んだから。

用意した言い訳は不要だった。


ノーコストなら、リターンは無限?

・・・・・・・・・・な訳がなく。


乗ってるときは気にせんかったが。

実害実損は無くても後ろめたいよね。

誰にもばれなくても俺が知ってる。


事程左様に、誰かに背負わせるのは、体にわるい、俺の。

人からの糾弾なら逃げれば済むのに自分からは逃げらん。


しかもそれが、世話になってる曹長の、キャリアが傷つくリスクとなれば!


大恩ある偉大な先人(そうちょう)

家族ぐるみでお付き合いさせていただいております。

メール越しですけど。


今回に限らんが、限らんことも問題だが、もしも曹長に何かが生じたとしよう。


戦場ではなんでも有り得る。

始末書から二階級特進まで。

俺のせいに決まってるしな。


曹長の娘さんになんといったらいいのか?


俺は神父を見た。

聖職者だったな、一応。

単なる海兵隊野戦服に十字架。


差別化の為に、正服は俺、軍政司令官だけ。

どこからどうみてもマッチョな海兵隊将校。


神父のせいにできれば八方丸く収まるのだが。

別に責任を擦り付けなくても、戦死させよう間違いなく。


なんか使い道がないかな?


宗教は人が死んだときに呼ぶ

・・・・・・・・・・現代日本だけの常識です。

とはいえ人が死んだときにも呼ぶ。


それは間違ってない。


固く固く地面を踏みしめ屹立した聖職者、っぽいナニか

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・いつの間にか復活してやがった。


いや、ずっと立たせておいたけど。

AA-12を支えにあてておいたのに。

まだ死んでないライオットシールド。


やっぱりエルフっ娘は優しい。


神父を打ったエルフっ娘の指弾、手加減してたんだなって。

※第565話<有り金ぜんぶ?ちょっと跳ねてみようか!>より


盾が逃げないようにも、もう一度配慮が必要かな?


俺には勝ててもエルフっ娘にはかなうまいよ。

お、振り向きやがった、悪い意味で当意即妙。

――――――――――俺が後で後ろから撃てばいいか。


それより、俺の顔色一つで何を悟った?


ドヤ顔じゃない。

笑い顔じゃない。

偉そうじゃない。


まるで聖職者のようなような真面目な表情をしてる。


地球人類の範囲内なら、宗教の出番だ。

本来の宗教、その在り方とはちがう。

んが、遺族対応となれば、な。


むしろ米軍、常に最前線の海兵隊将校なら、見聞する範囲だけでも体験経験は豊富だろう。

神父なら、遺された子どもになんと言うのだろうか?


「おNEWのパパですよ~~♪♪♪♪」


・・・・・・・・・・坊さんに一任すればいいというものではない、が。




【聖都/聖都市内/中央/大神宮内/巫女の胡坐/青龍の騎士団陣形中央/青龍の貴族の腕の中/エルフっ娘】


斬りたい

・・・・・・・・・・・・・・・雑念を。


あたしが集中しようって、時に!

遠くの敵より近くの味方?


あたしの視線に反応しないようにしてる。

――――――――――青龍の道化。


殺意に気が付いてるみたい。


道化を殺しそうになった、のは反省したばかり。

彼と言葉を交わさずに、なにかを悟るのが、気にかかる。

殺してやりたいほど腹立たしいけど我慢できる。


道化っていうのは、そういうモノだしね。


宮廷や城館、館や宴席、何処でもそう。

道化は笑わせるためにいるんじゃない。


権力者を笑い、揶揄い、怒らせる。

力に溺れさせない為の、鏡の役目。


だからこそ、王であれ貴族であれ騎士であれ、道化をきづ即けるのは恥とされる。

・・・・・・・・・・・・・青龍の貴族、その女である、あたしたちならなおのこと。


これ(道化)を嗤って受け流さなくちゃいけないって、どんな苦行!

彼のためなら何でもやってみせるけれどもがんばるけれども!!

人が見ていないところでならころ、殴りつけてもいいわよね!

・・・・・・・・・・・・・・・しないけど。


あたしが彼の女である以上、殴り合いにはならない。

あたしがあたしのために拳を振るえば、彼が恥をかく。

あたしが彼の威を借るようにしか、見えないから。


嫉妬。

八つ当たり。

喧嘩。

全部できない、彼の為。


彼との喧嘩なら、できるんでしょうけれど。

――――――――――無理。


嫌われるかも、って感じただけで、縋りついちゃう。

縋りついてから、それで呆れられるかも、って感じちゃう。


青龍(けんりょく)と不可分、青龍の貴族。

彼に惚れたのだから、当然のこと。

女の為に道を違える男なんか、男じゃない

・・・・・・・・・・・・・・彼が、戦争に飽きるまで、がまん。




【国際連合統治軍第13集積地/聖都市内/中央/大神殿(改め建築楽器)内/中央/青龍の貴族】


軍政部隊指揮官は曹長。

実質的にはね。

形式的には俺。

皆さん、ご存じの通り。


だから俺は態度で示す、わかりやすく、ほっとけと示し続けてきたし、これからもそう。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・めんどくさい。


それでも何故だか構われる、って、何故って程のこともないけれど。


人間は、形式に影響される。

みんな、大抵はね。


みんな皆さん、階級章が気になる年ごろ。


上司なんぞ、無視すりゃいいのに、まったくよ。

上司も無視されたがってますよ!


マジでマジで俺が言うんだから間違いない!

なにもしないのに部隊、係、部署が廻ってたら最高!

無断欠勤に気がつかないでほしいくらい!


俺んちは誰かが毎日出入りしてるから心配無用?

チェックされなくても孤独死したりはイタシマセン!


あえて出勤させられても目立たない自信はある。

屋上まで探しに来るのやめてくれませんか。


働くみんなを笑顔で応援こころのなかで。


いや、コーヒーが一番、旨いのは誰かが一生懸命自発的に苦し、働いている姿を眺めているときなんだよ?


だが君たちが望むなら、敢えて姿を隠す慈悲はある。

目立たないように遊ぶの得意だから。

なんなら俺だけ仕切りで囲われても大歓迎。

声を上げさせないのは大好きです!

だがなぜか、女でも友達でもない奴が、俺にかまう、見る、確認する

――――――――――判子は置いてあるのに。

決済用の役職名付きで戸籍上の手続きに悪用されないやつ。

俺は要らない子だと何度も言ってるのに!


それが本土の日常だった

・・・・・・・・・・過去形。


そしてコレが戦場の日常

――――――――――現在進行形。



将校(おれ)が皆に知られないように行動する。

事程左様にたいへんだ。

ミッションにかかる前の、ミッション。


失敗したら?


よほど練度が低くても、隊員たちは俺のカバーに入る。

うちの部隊は幸い、さらに練度が低いのだけれど。

だから余計に、俺が部下の注意を惹いてはいけないが。


それができれば誤魔化せる。




マスクが無いと過ごしやすいですね♪


暖かい晩秋って?

……コーヒーもラーメンも、お預けです。

冷気に引き締まる空気も好きですが。


マスクが無いと過ごしやすいですね♪


最近コロナ馬鹿の与太話が減りましたが。

いえ、以前はやたらと耳障りだったので。

それでも、まだまだ続いてますけれども。


「第三波?に備えてオンライン初詣」

とかなんとか。


ハロウィンの二の舞(笑)。


一と二は何を指して、何百万人死んだやら?

いえ、そんな事実はありませんが。


別に用もないけれど今年は二年参りしないといけません。

なにしろコロナ馬鹿が「初詣を避けろ」っていうんですから!

なんとか時間をこしらえて、不要無急の外出を続けます。


「人間として当たり前のこと」


と言うわけで、三連休。

コロナにでもかかってきますか(笑)。

いえ、もう何度かかかってるかも知れませんが。


「無症状」ってことは、コロナにかかっている。

風邪の症状がぜんぜん無いですからね。

まさに、常識、当たり前(笑)。


そんなわけで、更新が遅れるかもしれません。

症状が無いんだから、やむ無し。

一生懸命外出してきます。


では皆様、インフルエンザにご注意を。

コロナとは逆の確率で発症しますし、普通に死にます。



……まあ、コロナで隔離されたせいで、病院に行けずに持病で死ぬ人も少なくないですが。



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