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完全侵略マニュアル/あなたの為の侵略戦争  作者: C
第十三章「未来予定図」

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俺に構わず先に逝け!

【用語】

『連邦』

:「連合」とイコール。

国家の集合体。ある目的のために国家単位で統一行動を約した恒久的(であると期待された)同盟。「国際連合」や「アメリカ合衆国(れんぽう)」が代表格。こうして並べると「合衆国」が誤訳、ないし「翻訳放棄されている」とわかりやすいですね。


だからこそ「連邦(がっしゅうこく)大統領」も「国際連合安全保障理事国」も、加盟国国民一人一人とは全く関係なく選出される。

連邦(がっしゅうこく)大統領」は選挙人制度で各州(各国)単位で投票し、単位ごとの投票結果で選挙人を総取りする……United(連邦構成)States(各国)が一国ごとに分裂しないことを狙った制度。

例えば国際連合安全保障理事国の選出で一都二府一道43県が直接投票出来た場合、京都府民と北海道民が分裂したら内戦になりかねない。日本国を守るために、そうした制度はとり得ない。

アメリカ連邦の選挙人制度も同じ理屈……リンカーン以前はね。


だからこそ「連邦離脱派諸国VS連邦維持派諸国」の国家間戦争(なんぼくせんそう)では、敵国に対する戦略的焦土作戦が多用された。感覚としては北米大陸を二分した戦争。

ゆえに統一を至上とする連邦主義者は「内戦」と呼ぶし、反連邦主義者は「戦争」と呼ぶ。

で、戦争に負けた反連邦主義者は今に至るも連邦ビルを吹き飛ばし、戦争に勝った連邦主義者は全加盟国国民に「連邦への忠誠」を強制的に誓わせる。


ワイマール共和国崩壊以降の某国で「総統への忠誠」が義務化(強制)されたようなもの。あそこも連邦国家から始まり一国化に無理を重ねたから……第一次世界大戦で捕虜になったザクセン兵がプロイセン人を罵る記録があるくらい。プロイセンに侵略された末に世界大戦じゃジョンブルよりそっちを殺すよね?

「背後からの一突き」とやらの人種陰謀論は「ドイツ」という幻想を守るための仕掛け。なぜ全欧州に存在する反ユダヤ主義がドイツでだけああした形を取らざるを得なかったのか。


「民族を持たない」から。

……ドイツ人(架空民族)に拘らなければ必要ないが。


ユダヤ民族の有無以前に、「ドイツ民族ってなに?」というお話。



なお日本のソレ系は勘違いして「国家への忠誠を誓う素晴らしい教育」と太平洋対岸某国の教育を賞揚したりするが、日本が「内戦前夜」だと思われるからやめてください。


問。

例文を踏まえて「」の質問に答えよ。


例文。

反差別法があるのは差別が深刻だから。


質問。

「民族や国家を賞揚するのはなぜか?」


解答。

民族や国家が「ない」から。




暢気なことだ

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・いったい何を信仰しているのかね?


選択肢がある。

選択できる。

選べる。


なぜ?

そんなことを信じられたのかな?


我々に選択など、存在しない。

必要もない。


解は唯一。


勝つか負けるか。

負けるが勝ち。

勝利か死か。

――――――――――寝言は寝て言え。


答えは、常に、一つ。


戦争の解

――――――――――「滅ぼす」こと。



《元合衆国大統領選挙有力候補者にして現大統領で国際連合軍事指導者の言葉》





【国際連合統治軍第13集積地/聖都市内/中央/大神殿(改め建築楽器)内/中央/青龍の貴族】


俺が必要としている三桁の防壁、その調達先。


大神殿周辺には友軍しかいない。

大神殿内部に限れば捕虜がいる。

俺たちは部外者ですが帰れない。


友軍。


俺たち自衛隊。

在日米軍。

他、国連加盟国軍が少々。


それだけ。



なお現国際連合は戦闘軍属、民間戦争企業を認めていない。

異世界転移後の人類指導者たちは責任も権力も一元化している。

戦争はアウトソーシングできるほどの雑務では無い、として。


そもそも国際連合そのものが、戦争を含む国家の対外機能を外部化する、その為に造られているんだけどな。


現国際連合軍事部門最高指導者が合衆国軍人だからね。

元軍人っていうか、予備役だからね。

大統領候補になっていれば退役してたんだろうけれど。


軍の指揮権を民間に委託するという発想が、軍人に在る訳がない。

それが一番盛んだったのは合衆国ですがそれは

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・不愉快なんてもんじゃなかっただろーな。


だから軋轢が起こるなんてもんじゃねーぞ


民間軍事会社を擁護するペンタゴン、含む統合参謀事務局。

――――――――――天下り先としてね。

全体の反発を喰らうのは統合参謀本部、議長・副議長に四軍と州兵代表の役目。


民間軍事会社を排撃する統合軍の将官将校下士官他。

――――――――――――――戦場に立つものからしたら、邪魔でしかない。

まあペンタゴンが嫌いだから関わる全てが大っ嫌い、って面もある。


民間軍事会社と癒着する前線将校や利用する議員に諜報機関。

――――――――――小遣い稼ぎに独自外交不正規工作他いろいろ。


実際のところ、退役後にそっちへ転職する元軍人は多くない。

在郷軍人会からハブられて蛇蝎のごとく嫌われる。

軍人とはみなされなくなるから。


傭兵より嫌われます。

なぜか

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・心の逆鱗を刺激するらしい。


異世界転移後の国際連合軍は合衆国太平洋軍主導。

そしてなによりサラリーマンな自衛隊主体で出来てる

だから、民間軍事会社って発想はない。


まあ、いいんですが。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・´・・・・・・・・・・・・・・・厚生労働省が人材派遣大手を糾合して植民地軍を造ろうとしているけれど。


断固拒否。




【聖都/聖都市内/中央/大神宮内/巫女の胡坐/青龍の騎士団陣形中央/青龍の貴族の胸の中/エルフっ娘】


ポカーンと、してる場合じゃないから。

あたしは気合を入れて、耳を澄ませる。

彼の視線が心地よく緊張感が堪らない。


触られ過ぎなければ、なんとか

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・あたしが選べることじゃな (えらべたらこまる)


あたしに伝わる彼の昂ぶり。


彼だから、女を可愛がるだけで済ませる訳ないわよね。

それはまあ、あたしを構いたかったんだとは思うけれど。

なにごとであれ、たった一つのことだけ、を狙わない。


攻めながら守り、戦いながら愛して、壊しながら造る。


彼の嗜好は、知ってるし

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・単に弄られたと想って、悦んじゃったけれど。


あたしの力に向けられた、眼。

誇らしくも、面白くない

――――――――――――――――――容姿や肢体にも、もっと惹かれて欲しい。



それも、あとで、訊いてみよう。

――――――――――どうやって?




【国際連合統治軍第13集積地/聖都市内/中央/大神殿(改め建築楽器)内/中央/青龍の貴族】


俺に注目するエルフっ娘。

俺が注意するエルフっ娘。


うちの娘たちは、みんな好奇心旺盛だ。


覗き込む。

拡大縮小。

飽きて目剃らし。


エルフっ娘以外は、バイザーに注目。

俺が何を視ているのか?

猫みたいに注視して、時に手を出す。


・・・・・・・・・・猫みたいに。


ただ一人、

エルフっ娘だけが、いつのまにか、バイザーを視なくなった。


俺を視て。

俺に触れて。


俺ではない物に反応する。


人に聴こえない、見えない何かに反応する。

人間以外と過ごしていれば、良くあるよくある。


俺の生活が、今、それ。


王城でも、あったな。

神父が抜け駆けしてアムネスティ・ガールズにアプローチ

――――――――――値段表を差し出され、価格交渉し、決裂から再チャレンジ、しつこすぎて出禁。


値引きの余地を確かめつつ、通報に備えていた俺。


俺が正門前にいて、神父は城内の店舗。

城の外からでも、監視機器で確認可能。

俺が呆れ、チビッ子たちが不思議がる。


エルフっ娘は、いつも通りに俺の傍。


ことの直前から、いつも神父に向ける目付き、そして最後はフンッっと鼻を鳴らした。

目には映らない城内の方向

・・・・・・・・・・アムネスティの風俗店に向かって。


俺はその方向をたまたま知っていただけですよ?

性地、いや、聖地の方向が勘で判る信徒じゃないですから。

まあそれは一例であって、少数例ですので誤解無きように願います。


んが。


そんなことが続けば判る。

普段から、戦闘に随伴した時も。

直接見えない何かに反応。


それが何か、俺には判ってしまうんだよな。


俺たち、国際連合軍将校は偵察情報を眺めていられる。

下士官は指揮をしながら必要な情報だけを、ピックアップ。

だから、俺、エルフっ娘の傍では、俺だけがみていた。


作戦中に暇な将校がおれだけ、って、ことじゃなくって、エルフっ娘を見詰めていられる将校が俺だけ

・・・・・・・・・・誤解無きよう。


理解と把握。

意識と無意識。

眺める情報、全体像。


視界の外。

エルフっ娘と同じ範囲を、だ。

――――――――――統合された索敵情報。


隊員たちの身に付けた監視機器。

空を飛び交う偵察ユニット。

滞空している哨戒気球。


俺が視てるのは

―――――――――――日本本土で分析生成されたうち、戦場全景。


それは第一階層。

範囲が広すぎ表示が大まか。

将校すら見ない。


普通の将校はその下の下階層。

下士官なら一番下の階層。

兵士が確認できるのは一番下。


仮想化された現実の戦場。


誰も見ずとも記録され、自動生成アーカイブ配信。

・・・・・・・・・・だから、誰も、気がつかない。

エルフっ娘をゼロ距離で見て、触り、聴けないと。


要は俺だけか。


グラサン型のバイザー。

そこに現れる、人の五感を越えた動き。

俺を眺めて、反応する。


エルフっ娘の耳だけが


俺しか見ていないもの。

隸下部隊、関連部隊、監視部隊が認識しない動き。

エルフっ娘は視ている。


エルフ全般から比べても、耳の機能がハード的に優れているのか。

200年以上、異種族の世界を旅して歩いたエルフっ娘の経験値か。

聴きとった音を分析するソフトウェア的な要素が抜きんでているのか。


どれも有り得ることではあるな。

・・・・・・・・・・だから、秘密。

敢えて隠さない方がボロがでまい。


作為なき作為。

気がつかないふり。

知らないふり。


この娘が知り得る情報は、多い方がいい。

俺たちが制御できるってことは、俺以外が干渉できるということ。

何を仕掛けられるか判ったものじゃない。


エルフっ娘の聴力について、俺は報告していない。

当然、エルフっ娘には、俺にも言わせていない。

なんでもいう通りにしてくれる娘は有難い。


しかも先読みで、俺の願いに応えてくれる!

・・・・・・・・・・エルフっ娘さん、パネェ。


能力。


この娘だけの。

俺だけの秘密。

活かして隠す。


公開したくてたまらない。

――――――――――しないが。


自慢できることなのにすまんこってす。

そこはコストということで御勘弁願う。

願うっても、無理やり強制しますけど。


素直で良い娘に育ってしまって、反抗期が楽しみです。


今だけ今だけ?

暗黙の了解か?

無言で脅迫か?


自慢できない、秘匿事項。


この娘は察しが良いので、たいてい俺の眼を見て口を噤む。

まれに噤まない時は、エルフっ娘の唇を指で塞ぐ。

これなら俺がエルフっ娘を構ってるくらいにしか見えないだろう

―――――――――――――監視映像をチェックしている連中から。


俺たちは特に、リアルタイムで盗聴されてるくさい。

聴けば国際連合が知ることになる。


そうなってしまえば、エルフっ娘が地球人類を出し抜くチャンスが無くなるだろう。


それは大変良くない。

大きくなったら、いや、256歳ってか、ちびっこ二人以外成長期終ってるか。

仕切り直し。


国際連合、地球人は今後ずっと異世界に居座るだろう。

それが安全保障理事会の決定。


地球人類の総意、って衆議院と参議院で決めてる。

俺にしても誰にしても、それを否定しようとは思わない。


異世界に転移しなかった地球が地球人類にとって住みやすくない、と予測されているからだ。


ということは?

俺と俺たちと子どもたちの付き合いはずっと続く。


ます国際連合は地球人類のことしか考えない。

それは今後も変わらない。

当たり前だが。


それを出し抜けないなら?


俺たちと子どもたちにとってロクでもない。

リスクが高くなりメリットが減る。


地球人を利用する程度の力が無ければ、地球人だって利用できない。


この娘たちが無視されて踏みつぶされるかもしれない。

この娘たちによって得られた機会がみすみす失われる。


俺が困る。

俺がいなくなっても大丈夫になっていないと、俺が安心して帰れない。

俺との付き合いは一生続く。

俺が生涯愉しむためにも、俺を利用するくらいになってもらわないと。

俺が困る。


エルフっ娘は、うちの娘たちの見本にするのだから。


視てろよ観てろよエルフっ娘。

地球人類の索敵能力。

それに合わせて周りを聴きな。


多世界最強の力。

知って身に付け勝ち誇れ。


エルフっ娘は俺が育てた!






というわけでエルフっ娘には普通の異世界人種から見てさえ短い付き合いでも恩師である異世界から来たナイスガイについてチビッ娘ふたりの子々孫々と一緒に末永く永遠に好意的に欠点には決して触れない気遣いを忘れないようにして語り継いでいってもらいたい

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・うちの娘たちの気遣いスキルを勘案すればものすごく生暖かく語り継がれるだろうな。

世の中というのは「理屈通り」にしかならないものですね。


2月くらいでしょうか?

米国で医療崩壊が起り、短期間に1万人以上がインフルエンザで死亡しました。

最終的には、いったい何万人になっているやら。


ま、コロナで隠れましたけど。


その頃は、数字をよく見ていました。

「新型コロナ」の(笑)。


いや、数字を見て「ショボ」って友人知人一同でネタにして笑っていましたが。


いやだって、今もそうですが、感染者も死者も、あれっぽっち。

症状と数字を見れば、何が起きていないか丸わかり。


今は嗤っていますよ?


「本当に、何も起きないんだもんなあ」

医学的には(笑)。


当時と今と、累積以外の数字が変ってますかね?

いえ、わざわざ聞くことじゃないですけど。



予想外だったのは「コロナ対策ごっこ」ですね。


いやいや、これは、わたしの考えが足りなかっただけ。

なにしろ2019年は反政府運動の当たり年。


ずっと観ていたんですが、気が付かんかった。


香港、フランス全土(南仏が激しい)、スペインはカタルーニャ、フランスが飛び火したイタリアとトランプ祭りのアメリカは選挙の前年。


「戦争を起こしてしまえばこちらのものだ」

と言ったのはリンカーンかルーズベルトか?


どう考えても危機が必要ですありがとうございました。


ミサイルを撃つ理由を造ったり大量破壊兵器を捏造するより、インフォデミックを選んだのは人道的?

……戦争の方が被害が少なかった気が(笑)。


じゃあこれからは?


「なかったことに」するだけですね。

馬鹿と阿呆がせめぎ合い。


最終的には阿呆が押し切るでしょう。

なにも変ってないのに、なにも起こらなかったことになり、ツケを払わされるのは皆さんです。


明日も明後日も、馬鹿と阿呆のせめぎ合いを見物に参ります。

どっちも死ね。

でも、まあ、阿保の方が利己的な悪党である分、扱いやすい。


応援して馬鹿を追い込まないと、息苦しいでしょう?

皆さんが。


いえ、わたしはマスクなんかしないので。

というわけで更新がずれるかもしれませんのでよろしくお願いいたします。


まったく、理屈通りにしかならないものすねぇ。



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