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完全侵略マニュアル/あなたの為の侵略戦争  作者: C
第十三章「未来予定図」

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That's not Your job!

【用語】


『陸上自衛隊少年工科学校』

:陸上自衛隊下士官養成機関。防衛大学校学生とは異なり入学と採用はイコールで、階級と俸給が与えられる。「俸給」という言葉の通り、国務大臣や国会職員と同じく特別職国家公務員なので入学した時点で任官拒否は手遅れ。職業なので日本国憲法第22条第1項で保障された権利に基づき辞職できる。「下士官養成」とは「選抜」も含むので「君はもっとふさわしい道があるから判ったね」と自主退学しない場合は解雇されることも出来ます。

作品世界でも現実と同じく「18歳未満の少年少女の従軍を禁止する」国際条約に抵触する可能性ありと議論されているが、その結論が出る前に異世界転移したため「戦場に出さなけりゃいいんだろ」と先送りされた。

なお女子生徒はいない完全男子校ですが、自衛隊は最前線前提の下士官に女を放り込むほど落ちぶれていないのである(当時は)。

現実の世界と異なり戦争を前提とした国策が決まると現代戦では邪魔でしかない素人徴兵なんて論外なので考慮すらされないから「戦場に出さない前提」でなお人員確保に邁進中です。

第一次世界大戦じゃあるまいし人間でさえあれば誰でもいいとはいかず、それでも志願して採用の上で蹴りだされたリデル・ハートさんというミリオタのことは忘れてあげてください。


なお日本国憲法前文で無駄に長い文章をもって「国際法や条約を守る」と宣言して、作品世界でも「国際連合の要請に基づき」武力制裁活動に「地球人類への義務として」自衛隊を「可能な限り責任を果たすために」ありったけ提供している日本国。

※先述の文章で「日本国の国策で戦争している」かのような表現がありましたが「国際連合への協力を国策としている平和国家日本が遍くすべての地球人類の平和を守るために地球人類の代表である国際連合が決めた武力制裁活動へ協力している」の間違いでした御詫びの上で謹んで訂正いたします。


なので日本が守るべき国際条約「武力紛争における児童の関与ならびに児童の権利に関する条約選択的議定書」によると「国家が管理する軍隊は志願に因る限り18歳未満の従軍を認める」としている。ただし同条約において、それは正規の「軍隊」に限り「軍隊以外の武装集団」には許されないと断言。


少年兵を使う権利があるのは「軍隊」だけなんですね!

―――――――――――――――――――――――自衛隊はどう見てもアウトですありがとうございました。




盗めぬ戦車で走り出す~!

行く先は~決められないから~!

明るい戦火の中へ~!

覚えたての銃を放ち索敵表示を見詰めながら~!

自由になれた気がした戦場の昼~!



※戦車を奪えるのは映画の中だけです。

※進撃先は軍事参謀委員会の決定事項。

※火砲の着弾先は真昼でも大変明るい。

※戦争を始める前に兵装転換って……。

※暗視装置が発達しても夜戦は避ける。



「なんの歌ですか?」

「戦前の歌だろう?」

「知らないんですか?」

「知っているから歌う」

「だから何」

「陸少の歌」

「陸上自衛隊少年工科学校の校歌とはとても思えません」

「陸上自衛隊少年工科学校から第七師団に伝わった歌だ」

※ググればわかる

「まじめにやってください牟田口二尉」

「行く先を知っているカメイツジ参謀」

「仮名・ツジです」

「カメイツジだな」

「ご不満ですか」

「何の任務かな」

「最恐と最狂を仲裁すること」

「最前の任務を放置してか?」

「今日中に終わります」

「今すぐ終わらせよう」

「何時から任務に精励するようになりましたか?」

「カメイスコルツェニーはもう潜り込んだろう?」

「戦車は明日朝で十分です」

「バックアップは十分と?」

「CWCTでは不足でしょうか?」

「冬戦教なら相手取って不足なし」

陸上自衛隊(JGSDF)(Cold)(Weather)戦技(Combat )教育(Training )(Unit)

「エルフ相手は実戦にしませんよ」

「さっさと終わらせたいのだがな」

「第七師団は開店休業ですからね」

「盗んだ戦車で走り回ってる気分がするのは気のせいか」

「防疫令を破り敵の獣人をその手で埋葬しているくせに」

※第125話<幕間:殺人考察/西部戦線異状なし>より

「120mm徹甲弾を肉球で受けた勇者だぞ!」

「空砲が無いからって徹甲弾で礼砲を撃った!」

「敵への敬意は陸自、国際連合軍の原則」

「葬礼は異世界文化不干渉原則への背反」

「異世界種族はみんな殺した後だから問題ない」

「手をまわしてあげてるから死刑になってない」

「カメイツジなら納得できると解っていたぞ」

「二尉に共感できないことは判ってますけど」

「上官は判ってくれない解らせよう!」

「昼間の街で戦車砲撃ってクーデタ?」

「8月15日?」

「担当ちがい!」


《戦場点景11》




【国際連合統治軍第13集積地/聖都市内/中央/大神殿(改め建築楽器)内/中央/青龍の貴族】


戦争を知られてたまるか。

いや、戦争を知らない(ろうごの)子どもたち(おもちゃ)が減ってはイカン、ってだけではなくてね?


俺だって知りたくない。

俺が知りたくないことは君たちも知らなくてよろしい。


人間の幸せは嘘と偽装と捏造の上に築かれる。


異世界侵略戦争で十分すぎる。

異世界転移前に知る気概がなくてよかったな、と。

――――――――――訓練軍曹の話を聞いたから。


もちろんあれだ軍曹ってのは自衛隊にはいない。

軍じゃないしね。


異世界侵略開始前から続く異世界戦闘訓練。


それは、合衆国海兵軍曹のお仕事。

詳細はフルメタルジャケット参照。


うそですそこまでやらされたらしんでしまうまえにだっそうしてしまいます。


そんな軍隊という異世界(ふぁんたじー)と接近遭遇ご遠慮します。

呼んでないのに勝手にやってくるのが異世界(ふぁんたじー)だが。


本当にあった戦争のはなし。


普段付き合いがある在日米軍の将校の話と一味違う。

在日米軍基地、つまり世界最大の補給廠。

自衛隊が付き合う相手は、基本的に兵站将校ばっか。


数字で判らないことなどないが、数字で解ることなどひとつもない。


しかも同盟ではあれ、他国の将校同士。

連帯感もあるが、遠慮もある。

結論は正直に、過程は簡潔に。

同盟関係にひびを入れたら、俺が死ぬ。


だから、異世界侵略戦争が決まって、始めて本音を聞けるようになる。

――――――――――前線兵士から。


不正規戦混じりの正規戦という、国際法非対応なカオス。


敵に味方に民兵正規軍自衛民間人に武装非武装非政府組織は友好非友好敵対的に中立だったり日替わり場所替わりに身分が複数武装非武装きまぐれメニュー(非友好的反応)買う(よせる)前に撃ってみないと判らない解った頃には軍事法廷。


いや~~~~~~海外派兵なんぞに巻き込まれなくて良かった良かった助かった

・・・・・・・・・・一等軍曹に同情するまえに、実感したのはソレ。


派兵を決断したのは馬鹿なんだろうなぁ~~~~と。

ホワイトハウスかキャピトル・ヒル(合衆国議会)か。


日本にも、居たけどね。


戦場らしきなにかに俺たち(自衛官)を放り込みたがるチンパンジー以下のバカども。


有事ゆうじと喧しく兵器の種類を考える阿保。

真っ先に死体袋と医療グッズを数えるのが俺。

――――――――――たんないどころじゃねーが。


殺られる前に殺れ

・・・・・・・・・・戦場に行かされる前に殺れってことだからな?


なら真っ先に、銃持った部下を外遊させたがる、将官たちを爆殺必須。

21世紀からこっち、自衛隊将官はヤバイ奴らばかりだからな。

それ以前がどーだったのかはしらんが。


先祖帰りして政治にクチバシを入れ、愛国ごっこに部下の命を潰やす。


有事には大切にしまっておかないといけない、ヤバイ奴ら

・・・・・・・・・・空気穴くらいは開けてあげよう。


実際、国際連合の軍事を仕切る軍事参謀委員会に自衛隊将官はいない

――――――――――1人も。


軍事参謀委員会にいる自衛官は佐官ばかり。

自衛隊将官の大半、まともな奴、は実戦部隊を率いる師団長や基地司令官なので異世界へ。

それ以外の将官は無き者として、昔からの有事計画通りに、無視

・・・・・・・・・・自衛隊内部ではね。


異世界侵略なんて想定外だが、治安出動に防衛出動は想定済。

平時すら余計な言動で自衛隊の脚を引っかける奴ら。

有事に相手をするわけもない。


今とかね。


まあだから自衛隊上層部の将官様は、霞ヶ関やマスメディアには呼び出されてるみたい

・・・・・・・・・・ポータルサイトのニュース見出しで見えた。


中身は確認してないけれど。

まあお陰さまで俺たち普通の将校が異世界派兵されたんですが。

おかげで海兵隊初級兵教育。


もちろん、フルセットじゃなくて簡易版だけれども。

一等軍曹殿の特殊技能その大半、対等な銃撃戦用のソレ、は使えない。

それもよりによって、異世界人と戦場以外で直接接する部隊だけです。

それはつまり俺たち軍政部隊が代表的なんですけど。


俺たちは、自分達だけ銃を持って銃の概念すらない相手を一方的に銃殺する

・・・・・・・・・・たいへんな、御仕事。


いえ、合衆国海兵隊の皆さん相手に愚痴ろうとはおもいませんけどね?

お国の頭を爆殺しなかった自業自得とか言いませんでしたけどね?


軍隊に戦争を命じる奴はド阿呆

――――――――――対等の相手と戦わせるんじゃねえ。


軍隊に虐殺を命じる奴は常識人

・・・・・・・・・・勝利とはそーいうこと。


外交すら出来ない虫けらの代わりに、異世界には政治家がついてきてくれたわけ。


だから俺たち自衛隊は、虐殺に勤しめる

・・・・・・・・・・俺たちがしくじらない限り。


政治家がやるべきことをやった。

なら、俺たちが殺るべき者を殺らないと。


戦争責任を押し付けることができる、天皇も軍部も国民もいやしない。

全部8月15日に霞ヶ関が、帝国ごと使い捨て済。


次の便所紙は日本国?

地球人類かな?

霞ヶ関だけは永遠に不滅です!

大国家公務員万歳!


だが俺たちはハブだ。


特別職では、国家公務員とは見なされない。

国家公務員採用総合職試験か外務省専門職員採用試験を通過しないとアウト。


以後、財政均衡教に帰依し霞ヶ関氏族と結婚し三代経ると官僚になれるって拷問だよね。


死ぬわー。

マジ死ぬわー。

即時割腹縊死不可避。


いや、俺ならその前に全力で逃げるけど。


生きることが大切?

全然そうは思わないが。

生きてる方が楽だ。


死んだことはないが、死にそうになるのが苦痛なのはわかる

――――――――――乗り越えるのムリ。


耐えるなんて、身体に悪い。

我慢は嫌いです。

何にだって言い訳は造れる。


生きる方が辛い

――――――――――完成度高いと思わない?


待たされる君。

待たせる僕。

どちらが辛かっただろうか?


とかなんとか、メロスがセリヌンティウスに言ったとしたらどうだろう?

ファンタジーってすげーな。




【聖都/聖都市内/中央/大神宮内/巫女の胡坐/青龍の騎士団陣形聖都/聖都市内/中央/大神宮内中央/青龍の貴族の右前/魔女っ娘】


――――――――――ご主人様の命令。


わたしには、何もおっしゃられなくても判ります。

周りの音が、良く聴こえるようになりましたもの。

声が良く通り息遣いや衣擦れの音が無くなります。


声。


ご主人様の声。

ねえ様の声。

騎士長様の声。


わたしたちを護る声だけを聴くように。

――――――――――ご主人様の意思。

わたしの感覚が、自由に弄られてるの。


ご主人様に与えられた枷。

たくさんたくさんいただいた、その一つ。

知らない魔法がたくさん。


わたし、たちが、ご主人様から与えられた耳当てが、必要のない音を消してしまいました。

ご主人様が望まれた事だけが、わたしが聴くべきことなのです。

わたしに、ご主人様が、普段あまり命じてくださらないのに、わたしを、従えてくださる

――――――――――嬉しい♪


いけませんいけませんいけません。

頬を調えるまで、わたしはご主人様のお腹に顔を埋めます。

早く整えて、許されること、それを聴いて視てを感じないと。

――――――――――それが、わたしの役目。


ねえ様のように、いま抱かれるのも羨ましいです。

・・・・・・・・・・耳を弄られてるけど、耳当てをずらせるついで、みたいだし。


愉しそう。


でも、閨や湯殿では負けていませんし。

今だって、肢体も掴まれていますし。

きっと、ねえ様は聴けてますし。


わたしには、聴くなと、ご命令。


ちょっとだけ。

ちょっとだけ、自慢してもいいですか。


ご主人様に心を抱きつぶされています


――――――――――って。




【国際連合統治軍第13集積地/聖都市内/中央/大神殿(改め建築楽器)内/中央/青龍の貴族】


だから俺たちは、全力侵略戦争中。

――――――――――銃声聴き分けは、そのためだ。


銃声一種類だけ覚えりゃ良いんだから、いいじゃん?

でもないんだよ厄介なことに。


佐藤や芝に言わせると、爆薬と爆発の聴き分け嗅ぎ分けも大切だとか。

爆音って、広く色んな現象で鳴り響くからね。


風邪の症状だって、ウイルス/細菌/花粉、季節の変わり目で免疫が過剰反応しただけで出る。


それと同じ。


熱にクシャミに咳に鼻水。

ひとつ残らず免疫反応。

病理解析しないと原因なんかわからない。


爆発音、それはすなわち破裂音。

爆発爆縮膨爆倒壊崩落雷

――――――――――――魔法にドラコン。


火器が無い世界だから大丈夫。

爆発音の元には味方がいるに違いない。

うっかり近いて、お互いにびっくり。


魔法と火器の遭遇戦

・・・・・・・・・・あるある。


なにしろ帝国軍も、爆音イコール自分たち、と考えがちたから。

幸いにして、こちらの方が先に撃つ。


トリガーガードからトリガーへ、指を移して引き絞る。

魔法使いの盾になり、呪文を唱えて魔法を発動。


どちらが早い?





みんな、安心してくれ。

異世界大陸には、味方以外もたくさんいるが。

国際法的に正しい世界。


味方以外は撃ってよし!

※国際連合武力制裁活動における交戦規則





馬鹿の真似をしている人間は、虫けらである馬鹿と違うのか?

……違うのですが。


人と虫けらは違いますね。

馬鹿には虫けらの自覚が無いですが。

当たり前です馬鹿だから。


私が日常的に会話するのは当然、人間です。

ただ、虫けらが3~4匹飛び回っています。


普段は無視しているのですが。


虫けらが不意に声をかけてきて、反射的に返事をしてしまう時があります。

それはとってもたいへんに、不愉快です。

外部からの刺激に対して自動処理が為されただけなのですが、侮辱ですね。


虫けらと会話してるみたいに見えるじゃないですか!


自律神経とはままならないものです。

正しい態度は無視。

親切にしてあげるなら怒鳴りつける。


まったく。


コロナ対策を信望している「虫けら」のくせに、公然とコロナ対策を罵倒嘲笑侮蔑している「人間」に声をかけるなんて、一体自分を何様だと思っているのか。


とはいえ、飛び交う虫けらに人間への配慮を求めるのは能力的に無理。

こちらがもっと気を使ってあげるしかないのでしょうね。

忙しさにかまけずに、もっと繰り返し、罵倒して傷つけたあげないと。


問題の根源は環境の悪さかも知れません。

虫けらの鳴き声が飛び交っていれば、虫けらが自覚を失うというもの。


あたらしいせきいつようしきがどーのこーの。

ますくのちゃくようがどーたらこーたら。


当然無視していますが。


ビニールやプラスチックの仕切りをみると「医学は無力だな」とつくづく思ってしまいますね。


「何を防げるつもりなんだ」などと馬鹿の気持ちになってはいけない。

何を防げるなんて気もなく「形式を整えている」だけの人間的な反応。


目くじら立てるほどのことでもないのでしょうが。

報復は別の形ですればいいのでしょう。


あと半年ばかりで「エライ人たち」が責任をうやむやにして「なかったこと」にするまでのお付き合い。

……と思っていたのですが。

考えが甘かったぜ。


人の尊厳を否定されるとは思ってもみなかった。


油断することなく、自律神経で罵倒できるようにならないといけません。

機会を逃さず我慢して関わっあげて、最低限近寄られない程度には痛めつけないと。


そして多くの人たちに

「馬鹿を生存させている環境は、馬鹿のふりをする貴方たちですよ」

と伝えることで絞めといたします。


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