女は男を勇者にする。
【用語】
『前虎後狼』
:みんなお馴染みモンゴル帝国時代の歴史物語「評史」より。「前門で虎と戦っていたら、後ろ門から狼に回り込まれ詰んだ」という下りから。……救いはない。現実は非情である。意味合いとしては「四面楚歌」と同じ。項羽がどうなったかといえば、現実は非情である。なお、なぜか、いつものごとく誤訳されて日本では「一難去ってまた一難」的な使い方をされている。なぜだ?エピソードにも文字の表意にも、100%そんな意味は無いと言いきれる。まだ中国、「何処の中国?」、の誤訳の方が判りやすい。それは「表向き虎のように堂々とした人物を装い、背後では狼のようだ」というもの。原文との無関係度は100%だが、漢字の表意からみればアリ。
三人選れば姦しい。
「前に女、後に女の子」
『たち、よ!たち!』
相変わらずの臆病者。
「女と子どもと女の子の前でだけは伝説の剣を抜いた転生チート勇者です」
『同時ってどーよ!』
「同時進行はいつものことでは?」
『ちがうしー!3(peeee)なんか誘われたことないし!』
二股以上とそれは違う扱いなのね。
「だんちょーの趣味じゃないとわかってたんですね♪」
他でシテた、と、まあ、それはともかく。
『ないないないないない全部ぜんぶしってるもんなにもかもアタシはなんでもぜんぶオッケーだったしだし!』
「あ、はい」
3(peeee)も?
「ちょぉぉぉぉぉぉぉぉ!」
『――――――――――ぅ』
「だんちょーにはまだ早いです!考えなくていいですから!」
本題。
「異世界に行って新しい扉を開いた件」
ちがう。
『子どもだし女の子だし』
毎晩っていうより24時間3人以上の女と同衾してるのに、今更?
「開いた扉をくぐったことに気が付くだけですから、時間の問題かと」
急ぎなさい。
『殺す!!!!!!』
「刺激しないでください!ヘリ乗っ盗って特攻しちゃう!」
破壊音がしなかった?
『まぁ~むぇ~~すぃ~~~ぶぁ!!!!!!!!!!』
「なんで可愛い腹心の部下を殺しに来るかな???」
『誰が愛する男を殺すかぁぁぁ!!!!!!!!!!』
「裏切られた~~~~~~」
『このロリペド製造機!』
「愛があれば歳の差なんか関係ありませんあたりまえじゃないですか!」
浮気相手を殺すタイプね。
「だんちょーの殺る気が突破するから不穏な例えやめてくれません??」
『いない?どこだ!』
「バリケードもう破った?」
直しておきなさい。
『ドワ!やっとけ!』
「うちのドワーフたちに工学スキルが付きました」
うちの子たちを殺ったらダメよ。
「たいちょーとだんちょーは好みが同じだから、ギリギリ我慢できますよ」
好・・・・・・・・・・価値観ね。
『マメシバ殺らせろ!』
大人になるまでは殺さない。
「大人にならないと大人にしてもらえないとゆー」
パラドックス。
『十年早い!』
「だんちょーが大人の階段コンプしたのは、もっと速かったくせに」
17才よね。
「・・・・・・・・・・物心ついてから一日三回以上プロポーズして、ノーガード戦法で襲いかかって17才まで無風・・・・・・・・・・」
憐れんであげる。
『焦らされたぶん悦びもおーきかったのよ!!!!!!!!!!!!!別に7歳から始めてくれたらよかったなんていったことないから!!!!!!!!!』
正直ね。
「他人事ですか?」
うちの子たちが同じ仕打ちを受けてるわけか。
「そーはさせません」
『ずるいずるいずるいずるいずるいずるい』
さっさとしなさい。
「子ども扱いですからねー」
異世界では女でしょう。
『世界差別はんたーい!!!!!!!』
「異世界の都合をガン無視する貴女が言いますか」
私が誰かの都合を考えたことがあるとでも。
「あ、はい」
『10歳児に追い付かれてたまるか~~~~~~~~~!』
256歳ならいいの?
『ヤダ』
「愛は速いもん勝ちじゃありません!生涯常に勝負です」
勝てばいいじゃない。
『負けたらどーする!!!!!!!』
正直ね。
「敗北主義者が」
『んだと~~!!!!』
本題。
「たいちょーが殺されかけてる件?」
そうね。
「女と子どもと女の子の前でだけは代々吸血鬼と謎能力で戦っている一族の立ポーズが似合います」
ポーズだけなら死ぬでしょう。
「戦場で他になんか要りますか?」
『WREEEEEEEE!!!!!!!!!!!』
「一番必要で一番少ないものはなーんだ?」
平常心。
「だから死なないとか殺されないって訳じゃないですけど」
生きるために戦うわけじゃない。
「良く似た主従ですね」
ならいいわ。
「平気なんです?」
貴女は。
「たいちょーは見栄で死ねる人です」
『死なせはせん死なせはせんけど殺してやる!』
「女と子供の前で、ぜっ~たい恥はさらしませんよ」
死ぬけど。
「女の為に死ぬなんて男の本望じゃないですか」
あの子たちは。
「男の為に死ぬなんて女の本懐じゃないですか」
なるほど。
「自分は、あの娘たちの味方です」
喜んで死ぬでしょうね。
「たいちょーは女の助けが必要な男じゃないです」
否定する理由がない、か。
『うぅ!!!!!!!』
助けに行くの?
「だんちょーは自分の男に恥をかかせたりしません!」
良く完成た主従だこと。
『わぁぁあぁぁあぁぁああぁぁぁぁん!』
「だんちょー!ステイ!ステイ!飼いぬ、たいちょーは元気!なんとかしますよ?八つ当たりしながら船内捜索しないでくれませんか!!!!!ドラゴンはダメ!!!!誰だ持ってきたの??????」
ドラゴン
・・・・・・・・・・貴女どこにいるの?
「だんちょーに見つからないとこ」
団長を信じて自室を要塞化、突破される前提で囮にして時間を稼ぎ、自分は安全な場所に最初から隠れてたのね。
【国際連合統治軍第13集積地/聖都市内/中央/大神殿(改め建築楽器)内/中央/青龍の貴族】
俺の周りで屈んだ子どもたち。
今後のことは後回し。
とりあえずって良い言葉だよね、うん。
今は今。
俺がやらかす間だけ、総て従いなさい。
撃たれるなら俺の頭だろ。
腹から下に固まってれば、跳弾をくらうまい。
ならよし。
今は今。
十分十分。
たぶん。
あんまり離すと不安にさせる。
万が一。
安心と安全はセット販売。
ならこの程度の安全措置で仕方ない。
隊員諸君?
大人は黙って二階級特進。
生きた盾だからこそ、外せない。
そこが問題点。
そこが解決法。
【聖都/聖都市内/中央/大神宮内/巫女の胡坐/青龍の騎士団陣形中央/青龍の貴族の右前/魔女っ娘】
わたしは向かい合っている、青龍の女騎士団を、見てみます。
ちょっとだけ。
そ~~~~~~~~~~~っと。
ちょっとだけ。
皆さん、同じ様な甲冑すがたですが。
お一人、お一人、少しずつ、チラチラと、間を壊さぬように。
あら?
あ、あ、もしかしたら、今朝、厨房で教えきださった、かた、かな?
わたしは思わず手を振ってしまいました。
ちょっとだけ。
ささやかに、です。
だめでしょうか。
あ、あ、視線が合いました♪
やっぱりきっと、あの方ですね。
他にも見知ったような気がする方が、あちらこちら。
みなさん、怖い目を解いていただけます。
やっぱり優しい方々ですね。
青龍の女騎士様方。
ご主人様がいつもお世話になっております。
――――――――――――――ダメダメ。
わたしは慌てて顔を引き締めます。
ご挨拶しているのに、あられもない顔を見せられません。
ご主人様の女として、体面があるのです。
いつもふだんは、こんなことないんですよ?
ちい姉さまみたいに、人をのむ表情はつくれませんけど。
ねえ様みたいに、人に合せた表情も造れませんが。
わたしその、取り澄ましたような顔になるみたい、です。
って、ちい姉さまに聞いてます。
ホントです信じてください!
青龍の女騎士団の皆さん!
全然、自慢になりませんが!
それならなんとか髪一重で、主人様の側に侍っていてもいい、ですよね?
緊張すると固まっちゃうのです。
でも、畏まった表情というのは、けっして悪いものじゃないですよね?
それで怒り出す方はおられません。
なのになのに、いまは気を付けないと、頬が緩んで口元が開いて目じりが下がってわちゃくちゃに!
いえ、ご主人様がみてくださったので。
見ていただいたからこそ、最初から引き締めないとダメ。
でも、ついつい頬が緩んでしまいます。
【国際連合統治軍第13集積地/聖都市内/中央/大神殿(改め建築楽器)内/中央/青龍の貴族】
俺が俺以外の他人事を尽くすため、準備完了。
俺以外、って言っても、あくまでも他人じゃないと尽くさせられない。
そのうちに身内になるかもしれないが、昨日と明日はどーでもよろしい。
大切な身内は減らないように保存。
うちの娘たちは、抑え込んだ。
うちの部下は、皆が忙しい。
大変結構。
犠牲精神あふれる良い娘たち。
責任感にあふれる公務員諸君。
とりあえずいるだけなのに、事の発端な感じがする俺。
まかり間違っても、君たちが俺のツケを払ってはいけない。
・・・・・・・・・これ以上、この場では、今回分はね。
不幸にして忙しく抑え込まれたために、余計な負債を引き受ける余裕がない、から安心!
借りの多い人生を生きてきました。
既に支払い済みの借りの山、返したいけど、また今度。
これからも立て替えてもらうけれど、また後で精算な。
借りて、返して、借りて、返して、借りて、借りて、これからもお世話になります。
部下に世話になってる分は、勲功勲章手当に休暇他色々で割り増しできる。
もちろん規定の受け取るべき当たり前のどーどもいい給料じゃないほう。
国庫からちょろまかすから遠慮なくいけ。
税金じゃなくて、国庫ってところがミソ。
異世界転移からこっち、産業と一緒に徴税は止まってるのだよ。
誰も困らんが?
シスターズ&Colorfulへの迷惑料は、国際連合特権乱用公私混同で。
金銀財宝空爆砲撃後色々、帝国のおごりだ!持ち主不在で遠慮なくいけ。
砲弾爆弾銃弾は全部デッドストックだから遠慮しなくていいからね。
国際連合分担金じゃなくて、略奪資産からってとこがミソ。
国際連合分担金は日本国の予算で、略奪資産は国際連合のもの。
どっちがどっちだ?
で、今。
この場の払い、俺の奢り。
支払うのは、俺たち以外。
俺たちは皆でハッピーに。
出来るよ?
物理的に不可能でなければ、それは可能に決まっている。
俺、個人でね。
善意の第三者は、責任を取らなくていい。
公園で遊んでる人が増えると、夏の終わりを感じます。
木陰じゃなくて、陽当たりて走り回ってますから。
もちろんマスクなんぞ付けずに、談笑してますけど。
え~本稿は「新型コロナウイルス」を侮辱したり否定する意図はありません。
罪もないウイルスをなんで否定できましょう!
否定しなくてもウイルス一般は、人体の外で生きられるわけもなし。
飛沫が乾けば死ぬ程度の存在……普通。
ウイルスなんだから当たり前ですが。
阿呆のようにウイルス対策として、うがい手洗い消毒なんて致しません、阿呆じゃないから。
この瞬間にも発生変異消滅を繰り返す「人類が出会ったことがない新型」ウイルス。
数が多すぎて誰も気にしないし、気にする意味もなく。
……昨年までは。
その一つに拘りはないので。
数が多すぎて、どーでもいい。
まあ変異が早いから、あらゆるウイルス疾患には治療薬がないんですけどね。
正確には「治療薬やワクチンが追い付かない」ですが。
治療方法はいくらでもつくれるけど、方法が出来る頃には変異済みで違うウイルスに……やりなおーし!
毎年準備してるインフルエンザくらいですね。
間に合うことがあるのは。
ま、普通は「対症療法」で人体を支えて、自然治癒を待つのですが。
対象療法ってのは、人体の持つ免疫抗体を「弱くする」こと。
ウイルス駆逐は遅くなりますが、死ぬよりマシですから。
人間を殺すのは「自分自身の免疫」です。
発熱、咳、鼻水下痢嘔吐などなと、全部「免疫反応」ですし。
疫病で一番おおぜいを殺すのは「自己免疫の暴走」だったり。
かといって免疫を止めたら、ウイルスの増殖が止まらない。
それで死ぬとはかぎりませんが。
免疫を暴走させたら必ず死ぬし。
だから対症療法で熱を「ほどほど」に下げるなど、「危険なウイルス」を殺して「人体が死なない」程度に調整するのが医者の腕。
と、ここまでが前フリ。
「新型コロナウイルス」にはワクチンをつくるとかなんとか。
楽しみですね?
「ワクチン」という単語を知らない馬鹿が発注したようですが(笑)。
さすがに「一儲け」を企む医薬品メーカーが知らないはずはなく。
「ワクチン」だから「新型コロナウイルス」に対して免疫を活性化させるんでしょう。
「無症状」がデフォルトの「新型コロナウイルス」です。
それは「体に害がない」から人体の免疫系が無視。
「症状」=「免疫反応」がない。
「免疫を活性化」させるってことは?
「症状を起こす」こと。
人為的に起こされた自己免疫の暴走。
……対症療法すら効かない(笑)。
効いたら効いたで「何したかったの?」ですが。
インフルエンザワクチンでも似たような自爆はありましたが。
その比じゃねー(笑)。
素晴らしい!
もしワクチンが、出来たら最高です!
コロナ馬鹿を接種に追い込めば、世の中が綺麗になりますよ。
ガチのキチガイほど自主的に旅立ってくれるでしょう。
夢が膨らむばかりでございます。
……ま、おおかた「生理食塩水」か「ブドウ糖」でこしらえた「プラセボ」でしょうけどね。
開発情報を垂れ流して株価操作で一儲け。
うまくいけば「パニックを鎮静化」させるための言い訳にできる。
インフォデミックを煽った馬鹿どもが吊るされないように。
責任を回避しつつ社会を正常化するために。
主要国には「コロナウイルスの実態」を認めたら人生が終わる官僚や政治家が溢れてますし。
自分が医薬品メーカーなら、絶対に売り込みます(笑)。
合衆国には似非科学ビジネスが定着してますし、もう走り出してるでしょうけどね。
「ワクチン(水)のお陰で新型コロナウイルスは恐れる必要がなくなった」
という物語。
綺麗にまとまりますが、不愉快です。
さてさて。
ワクチンは水でしょうか?
ワクチンはワクチンでしょうか?
わたしがどちらを願うか。
いうまでもありませんが。
貴方はどちらが善いですか?




