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完全侵略マニュアル/あなたの為の侵略戦争  作者: C
第十三章「未来予定図」

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542/1003

白は黒/Othello Game.

『反戦教育』

:「戦争に反する教育」という名目で行われる「敗北に反する教育」であり「戦争準備」の一貫。亡国PTSDからのリハビリテーション。


次の戦争の為に!

次の次の戦争の為に!

永遠に繰り返し売国の歓喜を味わうために!


論理構成はとても簡単。


「痴漢は犯罪です」

と同じように、受け入れやすい狂気。


「犯罪だから痴漢してはいけません」


なら「犯罪」でなくせばいい。


被害が発生することと法規制の間には全く関係が無い。

ニュルンベルク法やアパルトヘイトを紐解くまでもなく、

「被害を発生させるために」

法規制が為されるなんてフツーフツー。


相手がどれほど傷つき恐れ嫌だろうと、考慮する必要はない。

犯罪でなけれーばいーのだ。


だって「痴漢は犯罪です」っていったじゃないか?



「お巡りさんにつかまるから、人を殺しちゃいけません」

と同じようにキチガイの発想。

「お巡りさんにつかまるから、人を殺さないといけません」

となり実行された史実多数。


まあ事件扱いされるのは政権が不幸にして転覆したときだけですが。

つまり広く多用された、これからも続くよくある手法。



では例題です。


「戦争はなぜやってはいけないのか?」


その回答。


「ひどい目に遭うから」


よって、

「ひどい目に遭わないなら、戦争をしてもよい」

と等しい。


つまり

「ひどい目」

が可否基準なのだから、ゆえに

「よい目に遭えるなら、戦争をすべきだ」

となる。


証明完了。

なお19世紀には一般的な感想。


その結果が欧州大戦ですね!

参加者全員が馬鹿を見ました!!




では実戦です。

「反戦教育」を始めましょう。


ファースト・ステップ。


「敗北」に対する嫌悪と侮蔑を反射神経に仕込む。

印象操作により「戦争」と「敗北」の区別を失わせる。


必ず「他者」の「主観」というカタチをたもち、当事者意識をもたせないこと。



セカンド・ステップ。


「戦争」に「勝利」の印象を付加する。

それが事実であれ虚偽であれ「証明」出来なければ問題はない。

始まりが虚構なのだから、差し替えは容易い。

印象操作により、ファンタジーと幻想を入れ換える。


絶対に理論化させず、当事者意識をもたせないこと。



ファイナル・ステップ。


実戦、いや、実践。

満州事変から太平洋戦争の最期の一年まで、戦争は常に

「海の向こうの他人事」

だった。


確立された手順をくりかえすだけのこと。


敗けたら?

責任をとらされるのは「誰か」で、ツケを払うのは「みんな」だ。

プロデューサーは「また」日本を売ってにげのびる。

確立された手順をくりかえすだけのこと。





それに、今度は勝つかもしれないじゃないですか?





『もう二度と繰り返しません!!!!!!!!!!』

『子供たちを負け戦に送ったりはいたしません!!!!!!!!!!』

『ヒロシマナガサキ!シベリア!満州!インパール!敗北を忘れてはいけません!!!!!!!!!!』

『焼かれた町!空腹と餓え!欠乏と死!憐れみと蔑み!敗戦を思い出しましょう!!!!!!!!!!』

『もう二度と過ち(敗北)は繰り返しません!!!!!!!!!!』




「主語はなんだ?」

「敗北」

「これまで戦争と読み替えていたろうが」

「行為主体は?誰が思い、誰がしない?」

「みんな、が主語さ」

「だから省略」

「日本人の特徴だ」

「明治以降の、と付けるように」

「当事者意識の不在」

「送るか?送らないか?選べるなららぜいたくなもんだ」

「戦場は遠くにありて思うもの」

「香港、マレー、シンガポールにインドネシアはあげないのか」

「やられたことはわすれない」

「だからこその反戦:反敗北教育さ」

「戦争を敗北に差し替えても意味は変わらん」

「なにをせずとも反対は賛成に転倒する」

「差し替え、いや、差し換えても自然だな」

「そのように造ってあるのさ」

「先人の知恵だな」

「戦争が必要になれば、たやすくコインは裏返る」

「成金、まるで将棋だな」

「サクラを準備してたのに」

「本番は八月だ」

「テストがどうあれ、備えは外さない」

「チップを積んでも無駄にはならない」

「結構結構」

「今度は勝つ」

「だから安心して誰かの子供たちを戦場に送ることが出来る」




『そうだろう?簡単な刺激とプロセスで、人は、心は、気持ちは、どんな形にも変わるのだから』

※第68話<トモダチ>にて既出



《代々木公園/労働組合総連合会主催緊急経済対策支援メーデー会場/青年部による反戦緊急アピール/主催者テント》






【国際連合統治軍第13集積地/聖都市内/中央/大神殿(改め建築楽器)内/中央/青龍の貴族】


黙考3秒。


俺は早速諦めた。

俺にできることは誰にでもできるが。

その逆は、無い。


先送りは不可能だ。


俺にはね。

三佐の親父や、その同士ならお手のモノだろうが。


幸い俺は永田町に縁がないし。


霞が関の有象無象なら、自分たちしか読まない書類に記すだろう。

先送り、と。


幸い俺は現実に住んでいる。

俺の現実アレコレ。


日向に干した布団の匂いがする子どもたち。

常にいつも欠かさず俺と対峙する女の香り。

きりきりと痛む胃と心臓に硝煙の予感とか。


だから働きたくないとあれほど

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・もとい。


個人的悲劇は、子どもと部下がいないところで嘆くべし。


いつか必ず陽は沈む。

乞うご期待。


それがいまではないだけで。


そして夜は明けるし、始業時間は始まるし、請求書は届くのである。

二度寝してもいいし、当日有給も有り得るし、遅延交渉よゆーよゆー。


平時ならね?

有事ならば?


機を視てせざるは勇なきなり。

俺が機を逃したことはない。


そう。


せざる事なき人生でした。

必ず絶対に例外なく、している

――――――――――しでかしている、時もある。


だからゆえにそ―いうわけで機、だけはゲット

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・毎回、成果があった、とは、言わない。


だがら探そう俺の好機。

好が無くても機よ何処。


怒らないから出てきなさい。

仕方ないから弥縫策を探る。


こんなこともあろうかと、って言ってくれる部下募集。

今日の屈辱に耐えて明日の為。


生き残れてたらな。


では今。

何が見える?


向き合う俺と俺たちと彼女たち。

例外は、おねいさんず狙撃班と俺のところの前衛歩兵。


おねいさんず狙撃班は退路の確保かな?

この状況で壁を登って退くのもあれだが。

すでに狙撃支援が必要な状況さじゃない。


突入済み、こちらと対峙している本隊だけで俺たちの三倍はいるから、退却想定の必要はない。


だがしかし。

うちの隠れていない隠し玉も負けてない。

負けてないが勝ってもいない。


隠れてないのは隠れる場所がないからだ。

解放空間大神殿の内部に遮蔽物などない。

隠れないことで抑止力にもなる

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・って思ったことがありました。

――――――――――――――マクナマラ国防長官も言ってた。


現実はど―だったか?

合衆国とソビエト連邦の間では戦争が生じなかった。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・いやまあ、核抑止力が効いたから、っていうのは言い過ぎだが。


そも第二次世界大戦からこっち、合衆国とソビエト連邦は一環して貿易相手だったからね。


ソビエト連邦は合衆国の小麦なしに生き残れない。

合衆国最大産業たる農家はソビエト連邦無しには破産する。

お互いに一つに等しい、核弾頭と関係なく経済的な相互確証破壊。


理想的相互依存

――――――――――だからこそ、だ。

だからこそ、核抑止力と相互確証破壊からなるマクナマラ・ドクトリンが必要だった。


お互いに面子を保ったまま、相手をいかしておくための、仕掛け(gimmick)


戦いながら戦わない戦い得ない

――――――――――万人に通じる言い訳。


偽装、誤魔化し、言い訳

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・俺のためにあるような言葉じゃないか?


それだ!

謎は全てとけた!

素晴らしい!!!!!!!!




【聖都/聖都市内/中央/大神宮内/巫女の胡坐/青龍の騎士団陣形中央/青龍の貴族の右前/魔女っ娘】


わたしが正面から見ることになるのは、Colorfulさんたち。

わたしより大きいです。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・背丈、だけではないですけれど。


女の嗜みについて、マメシバ卿に次ぐ権威者です。

戦場(いくさば)については、どうなんでしょうか。

でも、わたしよりもの知らずである、ということは無いはず。


皆さんを見れば、もっと高見が判る

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・だめみたい。


わたしより、見えていると思ったのです。

はるかに背丈が高いので、目に入りますよね。

でも、その、えーと、見ておられない、でしたか。


見ているから、見えていない。


五組の瞳が映すのは、掌。

ご主人様の、掌。

掌だけ。


一心不乱に見詰めておられます。


お預けされるのはいつもですが。

閨で、湯殿で、日々折々の機会に。

いつも見たことがあるような、日常。


ご主人様の視線を感じない分、取り繕う余裕がなくなった、のでしょうか。


Colorfulの皆さんを制する掌。

それが今にも自分のところに向かうのではないか。

期待と不安が交錯して、焦燥を高めながら固まっている。


ご主人様が、手を伸ばしてくださった、そこで掌が止まったら

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・大変です。


とっても良く解るのですが。

全然なんにも判らないです。


それは、まあ、そうですよね。


ご主人様だけ見えてればいい、というのは真理ですけど。

Colorfulの皆さんが、とっても正しいのは判りますけど。


その先に、手を伸ばしたいんです。




【国際連合統治軍第13集積地/聖都市内/中央/大神殿(改め建築楽器)内/中央/青龍の貴族】


俺は普段の行いに感謝。


男の戦いは日常生活から始まっている。

意図しない行為の積み重ねがたまたま役に立つときもある。


なにごとであれ日々刻々の積み重ねが大切です。


前夜からの積み重ねだって、5分前からの積み重ねだって。

なんなら30秒前からの積み重ねでもいい。


俺は周りを刺激しないように注意する。

生き残る為に必要なステルス技術。

見えてるようで見えない仕草。


大切なのは何もかも有耶無耶にする静的に積極的な対処なのだが、俺自身が動くわけにはいかない。


何か注目されてるからな。

俺が動くと、皆が引き摺られる。

人を動かすのは判断じゃなくて弾み。


憶えはたくさんあります。


反応が連鎖した結果なんて悲劇しか考えられないよね。

複数人が銃を向けあい、その瞬間に静止した。

皆がトリガーに指をかけているのに誰も絞らないって。


みんなすごいぞ自慢していい。


それだけで奇跡のようなもんだ。

普通なら、なし崩しに銃撃投擲発射だよな。

俺の責任じゃなくても、最悪だ。


神様ありがとう。


俺の普段の行いのせいですがこれからもよろしくお願いします。

無事に日本に帰れたら鳥居をプレゼントします。

友人の美大生とその後輩を動員して、給料一家月分くらいです。


日本に帰れるのはいつか知らんけど、え、もう一声?


大規模集積地に帰れたら?

よし、太守領駐屯地に帰れたら?

わかった、今日中で妥協しようじゃないか!


第十三集積地の駐屯地に帰れたら、絵馬を買います。


さて。

神様との商談が終わった。

次々。




【聖都/聖都市内/中央/大神宮内/巫女の胡坐/青龍の騎士団陣形中央/青龍の貴族の右前/魔女っ娘】


えーと。


わたしが見えてないことは、わたし以外には見えてます。

わたしがそれを知ることは出来なくても、真似することができれば?


相応より、少し余計に、お役に立てるかも。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・よくばりですごめんなさい。


でも。

ご主人様の命令ですもの。


欲張れ。

求めろ。

欲しがれ。

ご主人様にひねりつぶされるまでは、進んでいい。


ご主人様の命令なんですから、従わないとですよね♪

だから、背伸びしても、届かないところを見てみます。




皆さん。

本作を読んだり読まなかったり、要するに「存在」に気がついた方々。

くれぐれも御自愛ください。

作品の質は皆さんの反応(含む「無反応」)にかかっております。

考え。

書いて。

見せて。

読まれて。

読まれなくて。

段階を踏むごとに作品は好くなっていきます。

※良くなってるとは言ってない。


五段階の半分が他人任せ!

どーしてこうなった(笑)。

自作の質が落ちると困る!


世界で十本指に入るくらい、自分の小説が好きなんです。


という、わたし個人の都合上、皆さんの無事を祈らずに居れません。


パンデミック・ゴッコに巻き込まれて監禁されたりしてませんか?

コロナ対策馬鹿に絡まれて生活が脅かされてませんか?

熱いなかマスクを着けて熱中症はやめてください!


どーせ真面目に着けてる馬鹿なんて稀ですから、ポーズで終えるのが健康的です。

わたしがちょくちょく面罵している「コロナバカ」はもちろん!まともにマスクをつけたりしていません!適切な知識を親切にも虫けら風情にめぐんでやったのですが、日本語能力と非日本語能力が無いのでわからないんですね。


ただただ安全なる非日常にハシャギ、雰囲気を壊す相手に喰ってかかり、罵倒されて捨て台詞。


おかげで普通にコロナ対策ゴッコに合わせてあげているだけの人に「皆が観ている前で馬鹿を罵倒しないでくれ」と助言される始末。



たがら今日も、まだ生きてました。

馬鹿のくせに、馬鹿だから、自分がどれだけ守られているか理解出来ない。

……守らなくていーのに。


と言うわけで、皆さま御自愛くださいますように。

世間の「みんな」に合わせて、決して一緒にされませんように。「被害と負担は、みんなへ」

「利害と保身は、自分で」

皆さんがそうされていれば安心です。

わたしは馬鹿を嘲りに、炎天の中を征く!

身を持って馬鹿に馬鹿と知らしめるため?

……いや、面と向かって罵ってアレだから、つたわらないでしょうが。


とにかく、征きます!

とゆーわけで、更新が遅くなる言い訳でした。


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