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完全侵略マニュアル/あなたの為の侵略戦争  作者: C
第十三章「未来予定図」

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未必の故意(悪気はなかった)。

登場人物&設定

※必要のない方は読み飛ばしてください

※すでに描写されている範囲で簡単に記述します

※少しでも読みやすくなれば、という試みですのでご意見募集いたします



本作では一人称で描写される登場人物の固有名詞を使いません。

他の登場人物も複数ある役職名やアダナ等で呼ばれます。


文節の大半は一人称となりそれが次々と入れ替わります。

よって、以下の特徴で誰視点であるのか、ご確認ください。


・一人称部分の視点変更時には一行目を【】で区切ります。

・【語る人間の居場所/誰視点】とします。

・「誰視点か」の部分は「青龍の貴族」「魔女っ娘」など代表的な呼称(役職名やアダナ)を入れます。

・次の行、もしくは数行以内に「俺」「私」などの特徴となる一人称を入れます。


以下設定を参考に誰視点か確認いただければ幸いです。

(書き分けろ!と言われたら返す言葉もございません)




【登場人物/一人称】


『俺』

地球側呼称《司令官/閣下/大尉/大尉殿/たいちょー》

現地呼称《青龍の貴族/ご主人様/ご領主様/我が君》

?歳/男性

:地球人。国際連合軍大尉(陸上自衛隊三尉)。太守府軍政司令官。基本訓練以外は事務一筋。軍政官なのでいつも陸上自衛隊制服(常服)着用。元々訓練以外で戦闘服を着たことがない。



【登場人物/三人称】


地球側呼称《三佐》

現地側呼称《青龍の公女/碧の魔女》

?歳/女性

:陸上自衛隊三佐、国際連合軍事参謀委員会参謀、WHO防疫部隊班長、他いろいろな肩書を持つ。日本の政権与党を支配する幹事長の娘で、父親と連携して戦争指導に暗躍している。

陸上自衛隊の正服第2種礼装(緑色)が標準。

馬上の時もスカートのまま、横座りで馬を操るのになれている。異世界では泣く子も逃げる《碧の魔女》と呼ばれているが、制服の緑と国連旗の青が印象として混ざったらしい。

つまり以外に異世界住民の前に出ている。

父親譲りで、私利私欲と公益を「完全に一致」させることが出来るタイプ。






――――――――――あはぁ♪キタキタキタ!――――――――――





「止めるな」

『現地各部隊より報告継続確認催促続々』

「確認応答のみ」


現地は混乱していない。

何が起きているかわからない。

どうすればいいかわからない。

混乱などしようがない。


当然、上に報告し対応を確認し命令を催促してくる。


だから放置。

完全に放置。

指示も示唆も与えない。

しろともするなとも伝えない。


ただし上級司令部が存在することを示して指揮系統を維持。


そのために普段は放置している受領確認をこまめに返す。

通常は送信エラーが無い限り伝わった、と解釈するもの。

故に下級部隊からの報告は無視し、受信確認だけ応える。


常から答えるとは言っていないが、今回はすべて応え続けた。


報告を受け取ったことを伝える。

指示や情報の確認要請を認識したと伝える。

その催促も受け取ったと伝える。


それだけ。

後は無視。

あらゆる回答を拒否すらしない。


上部指揮系が何も伝えなければ、隷下部隊個人組織は独自に判断して独自の行動を行う。


それが官僚機構/官僚化した組織とマトモな軍隊の違い。


すべての指揮権を握る佐官はまつろわぬ意思を知る。

すべての部隊と人員が何一つ解らないと判っている。

すべてが判っていれば何をさせるべきか容易く解る。


動かせ続けること。


奇襲を受けたら、留まってはならない。

敵に対応するのではなく、相手に対応させねばならない。

正解不正解を問わず、主体的に動き続けなければならない。


作戦行動の基本。


何が起きているかわからない。

何をするべきかもわからない。

何かをさせておくだけでいい。


簡単なこと。


だから一々指示する気になれない。

よって放り出す。


上部指揮系があると判れば、指揮系統は維持される。

上部指揮系統から命令が無ければ、現場の判断で動く。

上部指揮系統へは、変化があれば報告がなされる。


待ちに待ったこの瞬間、これを逃せるはずがない。


動きが止まらない限り、次々と。

その間に彼女、そのスタッフはすべてのリソースを一点に集中。

ただただ記録、比較、集計する。


三度目が、生きているうちに拝めるとは限らない。


これで二回目。

まったく同じ現象が。

一度目は偶然。

二度目は必然。

いるかいないか判った。


次は、解る。


間違いなくいる。

敵か味方か問うに及ばず、こちらで決めた。

まつろわぬもの。


其は、地球人類の敵。






【国際連合統治軍第13集積地/聖都市内/中央/大神殿(改め建築楽器)中央/青龍の貴族】


『GO!GO!!GO!!!』

俺の耳に響く女声。

眼に映る、機敏な動き。

引き締まってかつやーらかい肢体を示しております。


おねいさんずの指揮官。


以前から注目していましたが、今もって注目中。

おねいさんずNO1と呼ぼう。

ラストネーム呼び捨てまであと一歩

――――――――――人類史的な意味で。


NO1は一番の狙撃手なので腕のプニプニをつついてしなやかな筋肉を感じたい。


声を大にして時々言っている

――――――――――鍛えた肢体は堅くない

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ここ1ヶ月半は言えませんが。


あ、公言しているのは、つつきたいという話じゃないですよ?


しなやかな肢体の素晴らしさについて。

出会って、どうしたいこうしたいは言外。


督戦隊の銃口砲口より、純度100%の信頼感溢れる子どもの視線。

そんな中で女体のリアルについて高らかに唱えられるだろうか。


むしろキミたちにはまだ早いから。

もともとぷにぷにだし。

言わないだけだが、事実は真実。


声に出さずとも伝わっている自信はある。

子どもに伝わらないように猥談するのは大人の嗜み。


そーいうことしかかんがえられないの?

とかなんとか苦言を呈されたことはある。


敢えて言う。


「Amen!」

そうそれ。

いや違う。

神父がドヤ顔しているが、敢えて言っておく(amen)、とは別な意味に聴こえるから。

作戦中に言うな。


じゃなくて。

俺はそーいう人間です。

お忘れなく。


そーいうことしか、とか言われたら、そーいうことがどーいうことなのか?

膝詰め談議に持ち込みます。


他に何を考えてるかなんて、貴女に伝える必要はない。

察してしまうなんてもってのほかで、それはきっと勘違い。

好意って敵意隔意よりやっかいだよね、ナンパの時は。


そんな想いを伝達済みなNO1。


彼女の肢体は適切に鍛えられ柔軟性と耐久力がまして、見た目たいへん結構。

三日間節制に努め、12時間熟睡してもらい、ドーピングのうえで72時間耐久に挑みたい。


いままで一番、俺に銃口を向けていた女。


アピールは十分

――――――――――勝算あり。


見知ったばかりの女に本音を伝えて上手くいくわけないって?


それはナンパをしたこともされたこともない者の発想。

どーせ本音は、遅かれ早かれ伝える伝わる悟られる。

ならば深読みされて誤解されないように、明示すべし。


ダメだったら次いけばいーじゃん。

時間と手間の無駄を省ければ、お互いにとっての勝利ではないだろうか勝利なのですよ。


それだけでいいわけじゃない、が、そこが始まり。

勝利条件が示されてこそ、同じゲームが楽しめる。

そして俺には命を狙われるというカードがあった。


初手役満、天和、四面子一雀頭、国士無双でアガっていいかどうか悩むところ。


銃口を向けられるのは怖い。

だが、銃口を向ける方だって怖い。


同じ感覚を共有すれば、いずれ感触を共有できよう。


鴨ネギ鴨ネギ

――――――――――スナイパーの数だけナンパが出来る!!!!!!!!!!


機会が在れば、お試しあれ。


NO1が撃たない限り、おねいさんずは撃たない。

つまりそれだけ彼女たちが俺を見ている。

ピンチはチャンスとはよく言った。


何もしなくてもいいし、あるいはその方がいいかもしれないが。

ついついメッセージをスコープに向けてしまったのは俺です。


俺の眼に投影するレーザーを操作すれば、任意のスコープに情報を送れる。


サングラス兼指揮官用バイザー。

まあフェイス・ディスプレイ。

俺たち将校の基本装備。


当然、眼の前、バイザー内側自分側への投影がメイン。


んが、顔にかけずに手に持てば、携帯端末として使えます。

角度が限られるけど、直接網膜に投影されるから解像度に支障なし。

眺めながらの疾走余裕

――――――――――普段からフェイスカバー内のデータ見ながら戦ってるし。


走りスマホでトライアスロン。

その程度ができなきゃ、兵士に向かない。


俺みたいに走り○○余裕でも、兵士に向かない人間もいるが。


だから、周辺2~3歩圏内への照射も可能何だな、実は。

実はってのは、知られていない、ということ。


一人一人の兵士がフェイス・ディスプレイ被ってる時代じゃ、まあ使わない。


だから俺が利用した。

おねいさんずへコナかけに。


当然、おねいさんずは、俺がやってると察してる。

だが、どうやっているかは判らない。


判らないから、注意を曳ける、注意を曳ければ意識も惹ける

――――――――――可能性が高まる、十分十分。


あらゆる時間とあらゆる機材を遊ばせない

――――――――――遊兵は許さない模範的将校。


最低80m先の貴女へ

――――――――――数歩圏内極近距離専用なのに?


HAHAHA!

相手はスナイパー。

あちらから距離を詰めてくれるよ、光学的に。


俺はそちらの方に、データーを照射しただけ。


スナイパーの射線が判るかって?

俺ほど銃身の奥を垣間見た男は居るまい。


多少ずれても大丈夫。

輝きに敏感な射手が勝手に覗き込む。


真面目な彼女たちは、どーせまた、と思っていてなお手が抜けない。

もちろん気を惹く工夫は欠かさない、だが、俺の努力より彼女たちの性格あってこそ。


嫌でも応でも見られてることが保障されてる。

これで気が惹けない訳がない!


まさに桶の中の恋、いや、鯉

――――――――――弄ばれるために産まれてきたのかな?


そんな俺の息抜きは、当然、おねいさんずにしか気付かれない。


動作は単純自然。

時々バイザーを外したりずらしたり。


子どもたちは、バイザー無しで見られることを好む。

一方でバイザーが俺の任務に使われてるのも知っている。


操作しながら、着脱してもおかしくない。

誰にも心配させずに、色々できた。


さすが俺

――――――――――社会人の鏡。


そうはいっても、まあ、使命の合間、だけ。


数をこなせば威力がある程度。

子どもたちを弄、守りながら出来る程度。

俺の周りに見つからず、心配させない程度。


いわゆるそれは手慰み。


こちらの意図を掴みかねて、スナイパーが一生懸命覗き込む。

観測手が控えて確認再確認。

さらに指揮官まで報告されて、頭を悩ますまでが予測/余裕。


全員がスナイパーではない。

まあスナイパーに見せられればね。


側にいる観測員の娘にメッセージよろ、っていけるし。


迂遠なコミュニケーションも良いものです。

いえ、通信を切られていたからじゃないよ?


先進国軍隊は基本的に通信管制。

自部隊のみならず、隣接部隊限定で自動接続。


他部隊隊員兵士が指揮範囲に入る混じるは、よくあるよくある。

もちろん任意に指揮下部隊以外の自衛隊隊員や兵士に連絡可能。

ブロテクターをつけてなくても、火力戦闘中は音が聴きにくい。


ただしこ俺たち軍政部隊の設定は、オープンチャンネル。

作戦範囲の友軍兵士は全員、傍受可能。


誰がどんな指示命令叱責を受けたかわからないと、他部隊との連携に困るから。


PtoPの個人的通信だって可能。

指揮官だけの打ち合わせは必要ですから。


けっしてナンパのために秘匿通信したかったわけではない。

秘匿モードは指揮官の特権。


だが俺は隷下隊員の恋路を邪魔したりはしない。

休憩中にナンパされてもナンパしてもOKだ。


だから俺も、と思っただけなんです。


しかしもちろん、電子的通信は常にすべてが記録にってしまう。

恫喝ネタや趣味嗜好、嫉妬妄想や危ない処方箋のために除く輩。

本来どーでもいい戦場の雑談をチェックする奴等に事欠かない。


三佐やマメシバや元カノやメンゲレ医師とは言わないが。


だからこそ、あえて、主体的選択の結果として。

俺が選んで実行した、古式ゆかしい光学式恋文。


軽いジョークや、メッセージ。


脈絡無い、女が受け流せるようなこと。

応答を求めて大迷惑をかけたりしない。


反応なんか見りゃ解る。


対面(目視範囲)コミュニケーションの強さ。

オフライン以外で女を口説くなんて、愚行ですよ?


もう一度繰り返す

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・接続を拒否られたからではない。



NO1こそ口説きたい。

が、個人にこだわる馬鹿はしない。


必要なのは誰かじゃない

―――――――――――――誰か狙いであっても、部下や友達から縁を辿ればいいだけだし。


もちろん親密な人間関係は、どのような場合でも役に立つ。

任務であれ趣味であれ嗜好であれ欲求であれ。

反応は徐々にネタだと気づかれて、悪く無くなってきた

――――――――――ら、突入された。




本作執筆に(読むという形で)ご協力いただいている皆さま。

改めてお礼申し上げます。


相変わらず更新スケジュールが乱れがちなのですが、どうか最後までご協力いただけますようお願いいたします。


というわけで、以下言い訳を。








「馬鹿」と面罵するより「人殺し」と罵倒したほうが効き目があるようで。


この効果は人間一般なのかどうか?


興味深い事例です。

なかなか試す機会が無いのは良くも悪くもあります。


なにしろ「パンデミック対策ゴッコ」を本気で楽しめる虫けらは少ないので。

多かったらこの世の終わりですが。


進化論を否定する為にデモをするアレもいます。

「コロナ対策ゴッコ」に熱中するソレがいてもおかしくはなく。


いえ、おかしくないっていうか、キチガイですが。


ただやはり100人に一人くらいは世間体で仕方なく、ではなく他人に強制するキチガイがいます。

っていうか、居ました。



二匹目を発見、というか、わざわざ殴られに来たのですけれど。

もちろん一応は病気、ウィルス、感染症について教えてあげましたが。

「コロナ対策ゴッコ」に狂奔する間抜けですから、なにごとも理解できない。


まあ教えなくたって、調べるって程の手間をかけなくても判ることですし。


せいぜい黙らせるために、痛い目に合わせるだけ。

まあ躾ですね。


痛みを忘れるまでは近付いて来ないでしょう。

だからこそ、可能な限り効率よく、キチガイの気持ちを傷付けないといけません。


それで存在を止めてくれるといいのですが、馬鹿ですからね。


まだ生きてました。

困ったものです。


ただ「オマエは人殺しなんだぞ」と理解させるのはなかなか効果的。


思考力が無いだけに自分たちが煽っている「コロナ対策ゴッコ」で人を殺しているのに気が付いていないっていう、ね。


まるで

「殺してません。相手の頭を切り落としただけで、相手がかってに死んだんです」

という実際に在った殺人犯の供述。

裁判でも主張したとか。


いつ感染したかもわからない「確認された感染者数」で「患者が増えた」とか言っちゃう思っちゃう連中ですし。

手指の消毒、三密回避、そーしゃるなんとか……感染症対策の上っ面をチャンポンにして、まったく意味がないことを自得できない連中ですし。

無意味な手順を積み重ねた挙句、今までも今この瞬間も家や仕事を無くして殺され続けている人がいるていうのに、まだ人殺しどもは生きてるし。


確認された感染者数は増え続け、統計処理される自殺者数は誤魔化され、世間体を気にする人たちは知らんぷり。


「新型コロナに感染すると発症はしないけど新型コロナは危険だって根拠もなく騒ぐ奴等に絡まれて大変な損害を被ることになるから危険なんだ!」

なんというマッチポンプ。


そんな人殺しと同列、いや、自分が無罪とは言えませんが、に見られるのは嫌なので雨を押して「コロナ対策ゴッコ」を嗤うために週末の時間を使っております。


ので、創作スケジュールが乱れてしまう。

とここまで言い訳でした。



ご了解いただければ幸いです。


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