君の瞳に乾杯!
【用語】
『おねいさんず』
:第十三集積地勤務の女性自衛官有志によるボランティア集団。国際連合統治軍管轄下にあり前線から遥か離れた聖都には女性自衛官が多い。協力的とはいえ数千単位の組織だった帝国軍捕虜がおり、数十万の難民予備軍がいるために戦闘技能持ちが多い。
そんな彼女たちが「年端もいかない少女たちを毒牙に欠けている少女性愛者」の噂を「とある軍医」から吹き込まれた後、直接確認してみた。
結果「日夜、幼女童女を含む少女多数と同宿同湯同衾している幼児性愛者」を発見。
国際連合決議「異世界文化不干渉原則」により現地の道徳規範を否定できない。
防疫の必要性に基づく「他世界接触制限条項」の個別規定により軍規違反ではない。
その二点により任務として「被害者の同意なき救済活動」が不可能なために、私的な治安維持活動を開始。
犯人の蛮行を牽制し被害を最小化、幼女童女少女たちの救出機会を狙っている。
なお聖都駐留部隊には集団行動かつ武装し、許可を得た地域の私的な観光が許可されているので軍規上の問題は無い。
なおリアルでは未成年者(男女問わず)へのあれやこれやは当事者同士の同意があっても犯罪になる国が「それなりに」在ります。子守役に雇われた女性(18歳)が少年(13歳)の子どもを産んだ事例や、女性教師と中高生男子の恋愛など「被害者に取り返しのつかない傷を与えた」とかなんとか。
女性の「被害者」が「良い思い出」と語っても駄目で「加害者」が亡命、犯罪者引き渡し協定に基づき引き渡しを求めたら亡命先の国に「対応が大人げない」と拒否された例もあり。
出所した加害者が、刑務所で産んだ子供と一緒に成人した被害者と結婚したりもしても、一生涯にわたり被害者は被害者で加害者は加害者なんだそうです。
脅迫や暴力や金銭授受の有無は問われません。
……誰から誰を守ろうとしてるんですかね?
息子が被害者の場合、お父さんは「美人教師と初体験とはよかったな」「ちょっと高校に入りなおしてくる」という反応が大半だそうですが、母親がキレるケースが多いとか。
一体誰と戦っているんだ……。
「それ何人に何回言ったんですが?」
「生涯最初で最後だが?」
「ホントに日本人ですか?
。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 」
「OH~~~~~~~~~~~~~~~~~~~Friendly Fire!
イッカイダケナラゴシャカモシレナイ?」
「しんじゃえ!!!!!!!!!!!!!!!!」
【国際連合統治軍第13集積地/聖都市内/中央/大神殿(改め建築楽器)内/中央に侵攻中/青龍の貴族】
俺が女の調達を忘れるとは。
呼吸を忘れるくらいにヤバイ。
子どもと小動物が相手なら、教わることなんかない、ってね
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・失敗。
俺が子守をすればいい。
そう考えることで、女にしかできないことに気が付かない。
民間人でもなんでもない。
女性自衛官を、もし連れてくることができていれば?
口説ける女が側にいたら。
危険だよな。
――――――――――って思うのが危険すぎるんだよな
俺は当然、口説くわけで、役目の合間をこじ開けて。
女にかまける暇がない、太守領最前線の子ども付き。
だから何となく、女の必要性から眼をそらしていた。
負うべきコストより、リスクばかりに目が行くって、どうよ?
絶対に失ってはいけないモノ。
そんなモノを設定すれば、何もかも失う。
誰も死なないで済むのは、誰もが殺された後だけだ。
俺が殺すのは当たり前
――――――――――通りすがりの子どもでも。
軍人は絶対に、何かを護ってはいけない。
敵を殺し。
味方を殺し。
より多く敵を殺す。
基本原則
・・・・・・・・・・・・・・軍人じゃなくて自衛官だけどね?
ならったならった、ナンチャッテな俺も。
灼きが回ったかな。
灼き戻ししないと。
それは個人的に再開しているが、公的には
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・まあ、俺たちの任務の性質からいって、招集を却下された可能性は高いが。
対処できなくても、問題点には気づかんと。
できないとしないは大違い。
太守領軍政任務。
最前線で孤立作戦中の小部隊。
敵中で24時間作戦、異例中の異例。
理にかなっていれば、学ぶところはあるもんだ。
使うか使えるかはともかく、聴くだけ聞けば良かったな。
だから、とりあえずビジネスライクに取り扱い。
それでこの娘たちと仲良くなれたのは、奇跡に近い。
幸いに支障は生じなかったが
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・うちの娘たちは、互いに世話をしあってたから。
思えば元カノやらマメシバやらは、なかなかにありがたかったな。
あんなのでなければ、絶対に女を調達できなかったし。
あれでも子どもの面倒をみてはいるんだみては。
同レベルやら間違った方向やらで
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・要改善。
【聖都/聖都市内/中央/大神宮内/隊列先頭中央/青龍の貴族の手が届かない距離/一足飛びに届く距離/エルフっ娘】
ふーん。
あたしは少し、感心。
この女の立ち位置。
さりげなく変えるのよね。
彼、青龍の貴族、その視線を遮らない。
男と女だから、視線の高低がある。
完全に遮ることにはならない、けれど。
見やすいように振る舞う。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・視界の隅にとどまる、のはまあ、仕方ない範囲。
虜囚なわけだし。
彼、青龍の将から隠れる仕草は、命にかかわる。
だから常に見える位置にいて、笑みを絶やさない。
何も企んでいないことを示すために。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・それ自体が、たくらみではあると思うけれどね!
それはそれでありがたいわ。
彼、そして彼の臣下である青龍の騎士団。
彼、彼が手配りした青龍の女兵団。
青龍は、これから何かが起きると備えている。
あの女には、それが知らされてないと見える。
その時にどうなるのか、心配ではあったのよ。
帝国騎士の定石なのか。
この女の性格なのか。
射線上のこの女を青龍が撃ちぬく、っていうのは避けられそう。
あの娘の視線も遮らないようにしてくれてるんだから、あの娘の前でだけは殺されて欲しくない。
【国際連合統治軍第13集積地/聖都市内/中央/大神殿(改め建築楽器)内/中央付近/青龍の貴族】
女不足で困っている。
一つは、俺のため。
二つは、この娘たちの為。
そんな時に登場!!!!!!!!!!
献身的に子どもたちを護る女たち。
地獄で仏とはこのことです。
おねいさんず。
一個小隊もいれば2~3人は固い。
それはまた、別な話。
実はOne-to-Oneが希望。
つまり9人配属してほしい
子どもたちと俺の分。
いや俺はいいか。
8人いれば一人くらい引っ掛かるであろう。
子どもで遊びながら子どもを出汁に女を捕まえる。
けっこう王道な手法のはずだが。
これがうまくいったことが無い。
俺に関しては。
女と女の子は磁石の様に反発し合う。
ガチバトルは見てて楽しいだけで、愉しくない。
故にこそ、これはこれそれはそれ。
俺については長期計画に基づき3ヶ月以内に正常化予定。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・俺、それまでもつのかな?
俺の有史以来、三大欲求が満たせなかったことがあるであろうか!
――――――――――偶に在った。
最長記録を更新しないようにしないとね。
計画の繰り上げ変更前倒し。
それは俺の裁量だからいいだろう。
上手くいくとは言ってない。
大人は我慢できるが、子どもはそうはいかない。
大人の我慢はコストに過ぎない。
いずれ返ってくる大きなリターンの準備期間。
子どもの我慢はリスクに他ならない。
いすれ顕在化する大きなダメージの伏線だよ。
出来る出来ないではなく、やるかやらないかでもなく、為すか為せないか。
一個小隊規模なら、一人くらい持ち帰ってもばれない、と言いたいところだが。
それとわかっていてもなお、最前線に女性自衛官を配置は出来ない。
故に魅力溢れるボランティアを持ち帰り不可。
嗚呼!
すまんな、子どもたち
――――――――――新しい母さんだよ、って訳にはいかん。
不甲斐ない父さん、いや、お兄さんを赦してほしい。
いやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいや、俺は悪くない。
国際連合軍を赦してやってほしい。
俺の顔に免じて。
だが、此処にいるときくらいは。
おねいさんずに甘える許可を出そうじゃないかむしろ命令、いや嘆願。
例えここ、第13集積地に居る数日間だけだとしても。
うちの娘たちには良い息抜き。
息継ぎさえできれば25mだって泳げます。
今回は個人的愉しみ以外に感謝中。
うちの娘たちの世話係。
おねいさんず。
いやいやいやいや、ほんとーに良い女だ。
顔も肢体も良いのに、タイミングが最高!
空腹は最高のスパイス。
満腹は最悪のスパイス。
――――――――――良くいったものだよ。
必要な時に必要な物があるから意味がある。
腹がすいた時の塩おにぎりは至高。
ついつい肉が安かったから造りすぎたビーフシチューは扱いに困る。
旨さで言えば、ビーフシチューなんだが。
大量にあると食べる前に空腹がおさまる。
かといって、男女ガキども全員分は無い。
あの時は爺婆女の子を動員して全員分作ることになったな~。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・一部に喰わせると煩いから。
今回は違う。
地獄に仏。
必要な時に最上のものが揃う。
空腹のときに提供されるビーフシチュー。
焼いてから30分以内のパンもある感じ。
持ち帰り不可だが、イッキ食いは可能だ。
おねいさんずと、うちの娘たち。
俺が何もする必要もない。
むしろしないほうがいい。
口説いて揉めると、居心地が悪くなるだろう。
口説くが目的なら、関係悪化はむしろ
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・いやいやいやいや。
俺、うちの娘たち、おねいさんずな世話係。
今口説くと、うちの娘たちと関係が微妙。
どう接するか迷うに違いない。
保護者と子守の関係。
どっちもどっちを兼ねている。
接する側にも接せられる側にも、無駄なこと。
それが互いの配慮を深め、仲を深める
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・時間がない。
子どもと女。
さぐり合う時間はない。
優先順位は決まってる。
俺だって、今は子守役。
三カ月もすれば、俺も本土に帰れる多分。
戦友同士の旧交を温める時も来るだろう。
同志的紐帯は必ずや人間同士を男女間へ。
あとあとあとあと。
いまはせっせと田植えの季節。
五月だしね。
異世界大陸に左遷されてから、最前線へ転進を重ね、ついに正しい男女比率に追い付いた!
収穫までの頑張りどころ。
それはまさに希望の季節といえるのではないか。
いや、言おう。
仮定の話は任務が終わってから。
さあ。
あと一歩。
俺の回りが緊張する。
よろしいよろしい、偉そうに。
いや偉いけどね、俺。
隊員たちの緊張感。
太守府、太守領で作戦行動している時と同じ。
実戦と同じ感覚で、演習をこなせる。
俺は実戦じゃないから気楽なのに。
とてもうれしく涙が出ます。
俺が向かうのは、曹長が立つ作戦区域を管制できる中央。
そこに俺が立つのが、今日の演習、そのクライマックス。
あと一歩ですよ?
同時にここは全体から攻撃を受けやすい。
敵が反撃を企むならここ。
硫黄島だって、掃討戦前に旗立てられてから手紙かいて万歳突撃。
まあだから、曹長が先に立ってる。
いざ征かん!
努力が報われる時へ。
誠心誠意、想いを繋げば、必ずや届く。
君たちに出会えてよかった。
もちろん、貴女に!
頑張ります。
指揮所設営!
旗立て~おわり。
演説でもかますべきか。
“We are going to live on!!
我々は在り続ける。
“We are going to survive!”
我々は生き残る。
映画「インディペンデンス・デイ」より。
二作目?
続編?
知らない子ですね
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・侵略者が言うセリフじゃないな。
お?
『Go!go!GO!』
レジ袋の高額化という謎の何かがはじまった今日この頃。
皆様いかがお過ごしでしょうか?
普通に考えると生分解性プラスチックの普及や化学的な完全処理しかないんですが。
廃棄プラスチックを減らすと、何かが解決するんですかね?
どーせ予算がかかるから、負担を誰かに押し付ける方向へ逃げただけ。
解決ではなく弥縫策のふりをした愚策で誤魔化そうとするのは、官僚あるある。
もちろん経済サイクルが悪化するでしょう。
過剰生産前提の経済構造を変えずに消費を落すと人が殺されますが。
経済を壊して産業を衰退させるなら、経済産業省にお任せですね。
総数を把握できない「無症状な病気」を無駄に追跡している連中もいますけれど。
検査して僅かな一部を特定すると、何か意味があるんでしょうかねぇ(嗤)。
増えてるか減ってるかすらわからないのに、症状が出ない感染者をカウントして。
天然痘の様に症状がはっきり出る病気なら封じ込めも撲滅も可能で意義がありますが。
これまた有害な自粛を引き起こされて、生活基盤を失った人が殺される、と。
生活と健康を破壊して人を殺すなら、厚生労働省にお任せですね。
というわけで、長々言い訳しましたが、創作スケジュールが乱れても厚生労働省と戦ってまいります。
具体的には「コロナ対策ゴッコ(嗤)」を嘲笑するべく外出へ!
マスクを付けないでうろつきまわるだけですが(笑)。
皆様もじめじめあっつい日々を無事にお過ごしください。




