表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
完全侵略マニュアル/あなたの為の侵略戦争  作者: C
第十二章「男と女と大人と子ども」

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

523/1003

甘い口。

【用語】


『裸の王さま』

:筋立てこそ知られているが、例によって意味が曲解、というより捏造されてるヤバい話。

いま辞典に載っている解説は二つ。

1、他人の意見忠告を聞き入れない人物を風刺した御伽噺。

2、意見忠告をしてくれる人がいない人物を風刺した御伽噺。

なんでこうなるという話。


なんで王様が主題なってるんでしょう?

主客転倒とはこのことです。


本編を要約すれば

「馬鹿には見えない」という服を見せられた人が「馬鹿だと思われたくないから」見えないと言い出せない。「見えている/馬鹿ではない」と見せかけるために見えない服を称賛までしてみせ、頷いて見せる。それを見た他の人もそれに続き、ついには一人一人が自分以外の「みんなが見えると言っている」から自分も「見える」と声高に叫ぶ。そんな事情を知らない子どもが事実をつぶやくと。大人たちが「見えないのか?」と確かめて、確かめ合い、ついには「王様は裸だ!」と騒ぎだすが、王様は裸でパレードを続ける……。

御存知の通り。


パレードは続くよ、何処までも。


これは個人の無知をテーマにした話ではないということは、読めば誰にでもわかるのですが。むしろ「社会を覆うデマ」をテーマにした御話で、その構造が簡潔に判りやすくまとめられています。それが日本で新しいデマを生み出すというのが、実に面白いところ。


デマの発生経緯は万国共通ながら、その構造を直視したくない背景が「日本人だけ」にあるのでしょうか。


ちょうどパレードが続いていることですし、皆さんにもお尋ねしたい。


王様を騙したのは詐欺師でしょう。

人々を騙したのは誰でしょうか。


いや、人々は騙されたわけではありませんから、正しくはこういうべきですね。


「詐欺師のパレード(コロナ・パニック)を支えているのは誰?」




「『顎クイ』からの~~~~~~」


アゴクイ?

なんだそりゃ。


「指フェが????????????はいひぇる??????

わひゃいも???????????????

やるぃかたひりない!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」


うるさいだまれくちをひらくなしずかにしろかむな。



――――――――――知名度と難易度は反比例――――――――――



《お嬢のバイタル異常(心拍数呼吸数血圧他を常時監視中)に気が付いて記録を(索敵機器全般の監視映像音声レーダー波他)を確認、リアルタイム試聴して後日突撃してきたマメシバ三尉(恋バナ命)が口封じ(マンディブル・クロー:過激プロレス・レジェントレスラー「Mick Foley」が得意とした標的の口の中に指を突き込み締め上げる技。顎から口中を抑えるので噛んでも力が入らず反撃できない)を受けたときの音声記録/三佐のアーカイブより》





【国際連合統治軍第13集積地/聖都市内/中央/大神殿(改め建築楽器)内/中央に侵攻中/青龍の貴族】


俺自身が傍からどう見えているか。

それを知るためには、子どもを見るのが一番だ。

裸の王さまだって街に練りだす前に見るべきだったよ、うん。


その結果は、ま、ふつー。


猫と女の子、典型的な表情だ。

あ、噛みつき始めた。

俺の親指、唇の下から口中へ。


ますます普通の小動物。


甘える。

じゃれる。

噛む舐める。


くすぐったいがまあ、お嬢が楽しそうで何よりです。


俺はと言えば、ちょっと、悲しい

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・多世界共通要素って、どーよ。


お嬢のことだけじゃない。

うちの娘たち。

口癖。


俺が出くわす娘たちは、日本でも異世界でも、どうしてこーも、こうなのか。


噛む。

舐める。

咥える。


つまりはこれはアレだ。


母性を求める仕草。

俺に求めているのは父性かな。

どっちだって、似たようなもんだけど。


この娘たちも、も、必要な物が欠けてるってこと。


異世界は地球の先進国よりマシかもしれない。

親子って概念が一般的ではないからな。

だからこそ、児童虐待(ネグレト)も捨て子も生じない。


例外を除いてはね。


異世界、中世みたいなところ。

血縁の概念が無く、すべて地縁で完結している。

村中、町中、街区中、誰もかれもが家族みたいなモノ。


誰かが誰かを目にしてる。


大人の男は父親代わり。

大人の女は母親代わり。

子どもはみんな兄弟姉妹。

すくない老人は爺婆まんま。


家族制度が無いからこそ、家族が無くなることは無い。


ぶっちゃけ性差で差は無くて、年齢ごとに役割が違う。

誰も誰かのモノではないから、関係ない、が成り立たない。

私有の概念が無い世界では、誰もが互いに公共財っと。


強い奴には不愉快かもだが、弱い者には福音だろう。


疲れて逃げ出す必要はない。

いやなら相手にしなけりゃいい。

誰かの代わりは誰かがやる。


そんな世界で生きていれば、甘えて縋る必要はあるまい。


今も昔も同じこと。

異常もあるし事故もある。

ただ人数が多いだけで隙がなくなる。


人類史上の、普遍的な姿。


いわゆる地球のいわゆる先進国が例外なだけ。

多世界で共通ってことは、物理的な必然、ってか。

先進社会の常識ごと世界を巡ってりゃ、気が付きようがないが。


そんな異世界で、現代的親子関係が成り立つ例外、あるいは常と異なる異常。


異世界人口の一割以下。

富と権力を血縁で守る。

むしろそれを奪い合う。


特権階級の氏族社会。


それだって、現代ほどスカスカじゃない。

氏族は氏族で寄り集まってるからね。

親子関係は血統書のタグでしか無い訳で。


子どもの世話は氏族全体で責任を持つ。


特権階級だけに、実務は使用人任せかも知れないが。

氏族集団だけに、手抜きや手抜かりは殺人より忌まれる。

いや殺人なんか、中世準拠世界では犯罪ですらないけどね。


人そのものの命は意味がなく、誰の命かが問われる世界。


だからそもそも、人が殺された、って言い方をしない。

誰それが殺された、って言い方をする。

あるいは、誰が殺されたか確かめる、って言い回しで。


ってのはまあ余談。


一般多数であれ、特権階級であれ、愛情不足を感じる余地はない。

それが異世界、中世社会のスタンダート。

の、中の例外。


個人的な理由で、そうなってしまう。


少数被差別民族(ハーフエルフ)

Colorfulは、そもそも愛玩奴隷牧場育ち。

家畜に対する愛情が、子どもへのそれに劣っているとは言わない。

しかし異質だろう。


不死に近い異邦人(エルフ)

異種族内生活256年にして、今後千年以上続きかねない、エルフっ娘。

しかも異性を愛したら独りだけ、生死離別問わずに思い続ける特殊性癖。

自分から孤独を造ってるよね。


氏族が全滅している魔女っ娘。

なんで俺に出会う前に死んでしまうのお父さん。

こんな可愛くて良い娘を置いて処刑されるって、竜に喰われるって、あんたそれ。

俺が泣くわ!!!!!!!!!!


そして、お嬢。

俺の指を一生懸命舐めている、俺をみてフニャフニャしている12歳児。

俺が知る限り一番地球の先進国チックな親バカお父さん妹愛溢れるお兄さんもち。

どー考えても父性不足愛情不足は考えられないほど家臣や使用人にも愛されてる。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・うん、でも、ほら、こんなに甘えるってことは、あれだよね。


そーいえば母親を見たことないな。

母系社会だけに、権力はともかく権威は産みの母が持っているはず。

お嬢が産んだ子が家を継ぐ、ってことは嫡流。

正嫡の娘を産んだ母親なら、当然、氏族最高の純血。


興味、ちょっとだけ、はあるが。


お嬢を拐かし(かどわかし)暴虐の限りを尽くしていると思われている俺。

お父さんに質問したら、愛娘に次いで愛する女まで誑かして歴史に残るいろいろなことをするつもりだと思われるんだろうな。

決して人妻に興味はあるが、異世界の女を口説けないのと同じ意味で、異世界の人妻も口説いたりはしない。

例え三佐がパンデミックの特例に俺を仕立てていても、10年後の楽しみなのである。


さておき。

お嬢の口癖を鑑みると、なんかあった、なんもなかった、と察しが付く。

よしよし。


俺をおとう、お兄さんと想って甘えるがいい。

チュッパチャ○スの在庫があるうちに分けてあげたい気持ちでいっぱいです。

チュッ○チャプスは発酵食品ではないから、うちの娘たちにあげるくらいは良いんではないか。


なお異世界転移後は日本列島での生産場所を造るためにスペイン大使館が拡張申請を出しているとかいないとか


今は無き○ュッパ○ャプスに変えて、お嬢の口中から顎先をフミフミ。

咥えられてると言っても、親指を唇と舌で舐られている程度。

喉の奥に入ったりはしないから、安心して弄れる。


消費者庁も納得する児童遊具は大人の手だと言い切れる。


遊ばせればいいのは、俺レベルでの話。

それ以上は、なんとかしてくれる人か組織に任せよう。

国際連合に関わった以上、お嬢も皆も命は保証されるから。


俺たちのせいで破滅的な事態が頻発している異世界。


その原因元凶発火点である国際連合、地球人の側が一番安全です。

特に俺は何もできないが、三佐が絡んできてるのが決定的。

本人友人家族を含めて、一生涯死ぬことは赦されない。


アレ、三佐は地球人のか日本人のか、良し悪し超えて畏ろしいところを体現しているので、祟神に見込まれたってくらい安心していい。


利害を超えたところで活きてるからね、あの女(三佐)


あの怨霊。

あの文字通りの政/祭/祀ごと。

あれが政治か祭事か祀治、なにか。

ほとんど民俗学の世界です。

関わってはいけないが、関わらない方法は無い。

それならせめて考えないこと。

よし。


あとは、ほら。


お嬢のオカン役はエルフっ娘に任せるとして。

お嬢の御父さんの役っていうかそのものはいるし。

お嬢の頼れる素敵な俺に存分に甘えるといいよ。


よーしよし。


お嬢が幸せそうで何よりです。

三佐に左遷された甲斐がありました。

もうそろそろ帰ってもいいよね。


――――――――――ダメっぽい――――――――――


お嬢が。

忘我の極致、涅槃の極み、最終解脱、煩悩純度1000%

――――――――――悟りかな?

ある意味で。




【聖都/聖都市内/中央/大神宮内/隊列中央/青龍の貴族の左側/お嬢】


ふぁたくふぃ~♪♪♪♪♪♪♪

きふぉみいい

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・違いませんけど違います!


なのになのにぃ~♪♪♪♪♪♪♪


わたくしの口が♪唇が♪舌が♪

次こそは恥じらって魅せるべきと思っていましたのに~♪♪♪♪♪♪♪♪

我慢して耐えて、ご領主様から、って、そうおもってましたのに♪♪♪♪♪♪♪


うぅぅぅぅ♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪

自ら喜んで飛び込んでどうしますの♪♪♪♪♪♪♪



次こそは次回こそはまたの機会に

――――――――――――――――――――って、日に何度繰り返していますか!

わたくしのばか!!!!!!!!


ご領主様の御顔がみえません!

視界がぼやけて見えません!

こまりますこまります!


ご領主様にあわせないといけませんのにぃぃぃぃぃ!


全然♪

なおってません♪

気持ちは抑えられたよーなのに♪♪♪♪♪♪♪♪

顔も肢体もついてきてませんわ♪♪♪♪


わたくし、そんなにダメな女じゃないんですぅうううううう!


こーいうだめだめな、何もかも投げ出している姿は、湯殿か閨の中だけで観ていただけばいいんです♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪

あくまでも、ご領主様に強いられた時だけ、仕方なくやむを得ず万策尽くした結果、晒してしまったことにする女の醜態♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪

日に三回は三回以上は晒していますけれどそれはなにもかもご領主様に弄ばれた結果だからいいんです♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪


常日頃からこのありさまでは、選び取った役目すら果たせないと見切られてしまいます。

ただただ日々、可愛がられて過ごすだけの素敵な生涯になったら、ただただ幸せでしょうけど。

心を包まれて、肢体を愉しまれ、すべてを愛されるなら、わたくしからもなにか何か何かって想うのに

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・たんできしないよーにぜんりょくでがんばってますのはみすかされてましょうけれども。


ご主人様の信頼を思いますのよ。

落ちついて、おちついて、オチツイテ。

忘れちゃダメわすれちゃダメワスレチャダメ。


わたくしには、あの娘みたいに、ご領主様のお世話をする才能は無い。

わたくしには、ねえ様みたいに、ご領主様の背なをお守りする力は無い。

わたくしは、ただただ我が身を、ご領主様に抱かれて過ごして良い訳が無い。


そう。


ご領主様は、わたくし、たちがいない時。

青龍の皆様に釘を刺されておりますし。


わたくし、たちが誰のものか。

※第77話<十二日目/After Coming out>


俺の女。

――――――――――俺の女。

――――――――――――――――――――俺の女。


ふふふフふふフふフフぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ

※繰り返し


だめだめだめだめ♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪

いずれにせよ他の表情は造れません♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪

――――――――――肝心要で我をワスレル、ワタクシノバカ。





-----------------------------------------

詐欺師もこうなるとは思わなかったでしょうねぇ……相も変わらず、意味もない感染者数が語られていますが。


「ある種の気分、概念、行動様式が暗示や模倣を媒介に人々に感染し、無批判に受容される」

「適合する行動を許容、促進し、不適合な行動を排撃、禁止する社会的圧力が働く」

社会心理学からの引用ここまで。


どっかで聞いたことがあることばかり。

誰でもご存じ体験中。

半世紀以上前から判明済みの病理原理。


だーれが批判をしないものか!

だーれが禁止にしたがうか!

どーせ一年以内になし崩しにされ、馬鹿と模倣者が自分が殺した自殺者の責任を他人に求めます。

まあ共同責任に持ち込んで人殺しの自覚すら持たないでしょうが。


んが。

そんなモノを持ち込まれるのは家系の恥、民族の恥辱、文化の自殺で個人の我慢に値せず。


んで。

行動と記録をもって我が罪の少なさをアピールしております。


マスク無しで全力外出!

頭が悪い奴が並べた理屈以前の対策リストの逆を行く!


というわけで、執筆時間が削られています。

更新スケジュースがこの有様です。


人類の尊厳がかかっていることをご理解ください。








以下余談ですが。


「常在菌」というのがありまして。

ウィルスも含むんですが。


人体と共生している様々な生体のことですね。


もちろん、人体の役に立っているわけじゃありません。

大半は、単純に寄生しているだけです。


症状化しないほど毒性が弱いから、免疫反応も薄く症状が出ない。

……どっかで聞いたことないですか?



「日和見感染」というのがありまして。

感染じゃないんですけれど。


人間の体調が悪くなると、発症します。


とくに死にかけの病気をお持ちの方は、最期の一押しになりかねません。

ほぼすべての人には一生関係ないですけれど。


もちろん人類創生以来今後も続くこと、対処しきれず必要もない。

……どっかで聞いたことないですか?




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ