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完全侵略マニュアル/あなたの為の侵略戦争  作者: C
第十二章「男と女と大人と子ども」

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わたしがほしいもの。

【登場人物/三人称】


地球側呼称《元カノ/団長/だんちょー/一尉/一尉殿》

現地側呼称《青龍の女将軍/団長/主》

?歳/女性

:国際連合軍大尉/陸上自衛隊一尉。国際連合軍独立教導旅団団長。『俺』の元カノ。ドワーフやエルフに異世界人と地球人類が同じ戦列を組む、初の多世界複合部隊「黒旗団」指揮官。

身の回りや書類仕事はマメシバ任せだが、身だしなみや正服や戦闘服などの着こなしはこだわる。



【登場人物/一人称】


『俺』

地球側呼称《司令官/閣下/大尉/大尉殿/たいちょー》

現地呼称《青龍の貴族/ご主人様/ご領主様/我が君》

?歳/男性

:地球人。国際連合軍大尉(陸上自衛隊三尉)。太守府軍政司令官。基本訓練以外は事務一筋。軍政官なのでいつも陸上自衛隊制服(常服)着用。元々訓練以外で戦闘服を着たことがない。



【登場人物/三人称】


地球側呼称《三尉/マメシバ/ハナコ》

現地側呼称《マメシバ卿》

?歳/女性

:陸上自衛隊医官/三尉。国際連合軍独立教導旅団副官。

「ぶぁか親(本人談)」が付けたキラキラネームの本名をかたくなに拒み「ハナコ」を自称。上官の元カノが勝手に「マメシバ」とあだ名をつけて呼んでいる。恋愛至上主義者で「愛は地球(人類)より重い」と断言。他人の色恋に全力突撃する性癖がある「性愛の伝道師(本人談)」。他人の、ってところで本人の実践度はお察し。だが男遇い(あしらい)は巧く、だから余計に実戦から遠ざか・・・・・・以下略。現在異世界で目についた幼女童女少女や直属上官の恋を全力応援っていうか扇動中。



<欲しいものリスト>



1貴男

2子ども

3だけ

―――――――――――とある国際連合軍将校の回答―――――――――――




1女

2暇

3以上

―――――――――――とある国際連合統治軍将校の回答―――――――――――




1恋

2愛

3名前

―――――――――――とあるキラキラネームの回答―――――――――――






【聖都/聖都市内/中央/大神宮内/隊列中央/青龍の貴族の前の前の前の前/魔女っ娘】


貴男?

わたし?


いけませんいけません。

わきまえないといけません。


わたしは、ご主人様の、ものなのですから。


分を弁えないと、嫌われなくても、楽しんでいただけなくなります。

――――――――――――――――――――――――――――――うぅ。


倒れちゃダメ。

倒れちゃダメ。

倒れちゃダメ。


わたしは思わず

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・あ。


ご主人様。

わたしを、見ていらっしゃいます。


えーと、青龍の騎士様方、少し囲みを広げてくださいました。

わたし、たちを護る囲みから、わたしがはみ出ないように。

ご主人様の女だから御気遣い、ってだけじゃありません。


本当に優しい方々です。


申し訳なくなりますが、そう思っちゃいけない、みたい。

ちい姉さまは、そう言います。


ねえ様が、わたしが観ているのに気が付いて。

少し場所を開けてくれてます。


わたしから、ご主人様が見えますように。


帝国の女騎士さま。

この方も気が付かれたみたい。

わたし、じゃなくて、ねえ様の仕草に、かな。


小さい、わたし。

大きな、ご主人様。

間におられる、みんなと女騎士さま。

周りを囲う、青龍の騎士様方。


わたしは胸が温かくなります。

ご主人様を思う時のような、灼けつく感じではないです。


ごめんなさい、ではなくて。

二度と繰り返しません、でもなく。

もうしわ、のわけないし。

わたしは

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・どう思えばいいんでしょう?????????




【国際連合統治軍第13集積地/聖都市内/中央/大神殿(改め建築楽器)内/中央に侵攻中/青龍の貴族】


ま、屈辱感、ってのは判る。

俺を睨む眼で判る。


男に料理で敗けるのは許せん、ってか。

ってーか、隠してるつもりかそれでってくらい。

前進で醸し出してるから、思わず自白させたことがあります。


二度とやってはいけないと悟りました。


女や女の子、一般の真理として、俺に料理で敗けるのは面白くない。

ほとんど全員、料理なんかできないやつばっか。

勝ち負けじゃねーが。


自分が出来ないことを、身近な誰かが得意。

それは便利というのではないだろーか。

どうもそうは思わないらしい。


意外、でもないが、他人に自分の料理を勧められる奴って少なくないか?


腕の良し悪し以前のところ、自信と根拠がないせいで。

経験値が低いと根拠が集まらず、自信が創出されない。

つまるところ出来ない以前の問題なのだが、自覚無し。


その辺り、男の方がハードル低いな。


マズくてもしくじっても、笑い話ですむし。

だから簡単に試せるし、簡単に食わせる。

数をこなしてしまうだけで、経験値。


それが出来ないのは見栄があるからで、見栄が女をダメにする。


上手になってから、と躊躇って機会を失う。

人に供する機会なし、なんで上手になれようか。

貶され残されまでせずとも、顔みりゃわかるしね。


否定されない者に、栄光の日は訪れない。


女子力にこだわるのは女だけどな。

ひよこだって、大きくなれば雌鶏に。

子どもだって性別がある、って留意点。


ならば師と仰げばいいモノを。


俺を。

先生と呼びたまえ。

経験だけではないセンスと技術を見せてあげよう。


あ、もちろん教えますよ?


なのにみんな、近所の婆に師事するんだよな。

俺から学ぼうとしないのは、リベンジ相手扱いだから

――――――――――とは、教えて楽しんでる近所の婆がいう言葉。


復讐される覚えは無いと言い切れる。


子どもは踏んだり掴んだりしたことはあるし、泣くのを無視したり

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・いや、乳飲み子じゃないんだから。

十代相手だし、虐待ではなく、恐怖を与えたり怪我をさせるほど素人じゃない。



よし、大丈夫!!!!!!!!!!



女は特に問題なく、単純に口説いたり口説けたり口説けなかったり

――――――――――普通の日常。

俺から別れたこともなく、騙したりなんかせず、不平不満は誠実に無視

――――――――――俺が同意できる範囲なら、最初からやってるしね。


よし、大丈夫!!!!!!!!!!



つまりまあ、リベンジとは、言葉の綾であろう。

誰でも参戦は出来るジャンル、料理において競争心を刺激された、と。


主婦も混じって料理教室、IN町内会なのに近所住まいに限らない。

が、近所の俺は出禁

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・婆が楽しそうでなによりです。


男や男の子なら、喜ばれるだけなんだが。


食わせる合間に料理することを勧めたり、ね。

少しは学べ、都合のいい男(道具)はモテ(買われ)るぞ

――――――――――事実と虚偽の境界線。


モテたことがない俺の面倒を減らす策にかかる奴、かからない奴。


女が欲しければ、数を当たる以外にありません。

つまりは数をあたるだけでいい。


君たちのスペック?


経営学の常識によれば、違うのだよ。

売れるか売れないかを決めるのは、商品やサービスの質じゃない

――――――――――100%営業の質で決まる。


本質的に無価値でも、有害であってさえ、売れる。


営業マンは清潔であれば、お洒落である必要はない。

むしろ当たり障りがない無難であるべき。


当たり外れがあり警戒される、お洒落禁止。


営業とは特定の誰かに売ることじゃない。

特定の階層に売ることだ。


○○さんにアピール?


だから失敗すんだよ。

例えば?

同年代女性、生活圏が近い、職場や近所ではない。

それぐらいでいいだろ。


むしろ特定の相手にこだわるのは営業失格と言える。

つまり料理の腕を磨くとか、自分を高めるなんて、わざわざ女から遠ざかるだけなんだが

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・まったく男は扱い易い。


なのに謎の特訓を始める女や女の子は珍しくなく。


俺が舐められてる、ってのもある。

大きくなるにつれて素直に食べなくなる。

仰ぐべき相手、と見なされないから挑まれる。


親子ぐらい歳が離れていれば、素直に餌付けされてくれるんだろうな。


それを踏まえ。

これまでの経験を踏まえて。

今のところ、女の子のメンタリティは多世界共通部分が多い。


魔女たちと知り合って、はや1ヶ月半。


そりゃ仲良くもなる

――――――――――日常基準なら。


異世界からの侵略者相手だと、どーなのかな~。

俺が諸般の都合で強要して、無理やり引っ張り回してるんだが。


諦めて妥協してくれているんなら、それもよし。

心から友好的になってもおかしくはない

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ストックホルム症候群。


テロリストと人質の間に生じる同志的紐帯。

人間の心っていうのは、ことほど左様に柔軟で、決まった形などない。


侵略者と敗北者。

加害者と被害者。

殺す側と殺される側。

利害打算を超えた親しさが生まれても、おかしなことは、まったくない。


科学的には

――――――――――まったく、うちの娘たちには、利害打算があるほうが安心できるんだが。


このままじゃ俺たちと心中しちまうぞ。

なんの選択もなしに、盲目的に、だ

――――――――――先送り。



だがしかし。

魔女っ娘なら問題はないか。

男の料理に怒るのは、料理下手な女だけ。


料理が巧い男はもちろん、料理が下手な男も、料理に長けた女だって怒らない。


俺の技能より魔女っ娘の方が、料理の腕は圧倒的に上。

これも大きな安心材料。

ならここは、むしろ俺に教える機会をくれてやろう。


きっといろいろと説明してくれる。


引っ込み思案を話したがりにする程度。

俺のコミュニケーション力なら軽い軽い。

異世界の様々なレシピを学ぶ良い機会。


よし!


帰国前に色々と情報収集しよう。

今後の異世界産物輸入計画に横槍を入れる機会はある。

そうなればここで味わった魔女っ娘料理を、日本列島で再現できる。


近所の爺婆ガキどもに括目させてやらん!

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・魔女っ娘と、二人っきりならな。


もう一度おさらい。

料理の腕が芳しくない女性は、男料理を好まない。


エルフっ娘は?

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・食材の調達上手だよね。

野営料理はお手の物です。

キャンプに行くときは必ず持参したい。

抱き枕にも最適です。

掛け布団にも良いです。

いい匂いがして良い感触です。


料理関係ねーじゃん。


お嬢は?

――――――――――お茶旨いよね。

調香マニアだけに、香りが最高に馨しい瞬間、それが鼻で判るらしい。

それは結局、一番おいしいタイミングなわけで。

お茶とかそーいうのは、富裕層の極って思うじゃん。

実際、太守領でも趣味で茶にはまる金持ちはおおいとか。

お嬢は違う。

一味違う。

俺と出会うまではお茶を入れたことなんかなかった、と自慢していた。

それであの味、俺だけじゃなくて姉妹だけじゃなくて、参事やメイドまでうならせる。

お茶の力!

料理?

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・さて。


つまり魔女っ娘だけなら、俺の料理で歓待することもできるかな。


魔女っ娘に俺料理を食べさせるとき。

他の皆が食べないなんてことが、在り得るだろうか。

在り得るとしたならば、他の皆はいったいどんな感想を持つだろうか。


よし。


独りをあげて他を落したら本末転倒。

魔女っ娘も気まずかろう。


美味い魔女っ娘に旨い俺料理を食わせてウケるかどうか?

ハイリスク・ローリターン。

無難に考えるなら、俺が料理に干渉するのは避けるべき。


そー考えれば、魔女っ娘への返礼はどーするか。

俺の側で費やすことが出来る手間は料理くらいしかない。


そこに戻って打つ手なし!


おお素晴らしい。

何も出来ないとわかったぞ。

科学は時に無慈悲である。





【聖都/聖都市内/中央/大神宮内/隊列中央/青龍の貴族の前の前の前の前/魔女っ娘】


わたしは改めて見まわします。

背景が目に映るだけで、もっともっと楽しくなるのですね。

それを、私に教えてくださる。


うーん。


見上げるのも好きです。

のぞき込むのも好きです。

何もかも好きなのです。


でも、ちょっと距離を置きました。


ご主人様の全身が小さな私の目に収まる。

いつもみたに、視界一杯じゃないけれど。

指先だけじゃなくて、瞳だけじゃなくて。


わたしの肢体を包み撫でてくださる、大きな肢体。


いいなぁ。

鼓動が速くなります。

頭が冴えわたります。


興奮してる?

してます。

安心してる?

してます。

悦んで、喜んで、歓んで。

どうしましょうか?


おしえてくださらない。

めいじてくださらない。

くるっちゃうんですけれど。





あ。

そうしてろ、ってことですね。


(いじわる)







全世界で「僅か」450万人余りが感染し発症はほとんどなし。

全世界で「たった」30万ばかりしか死なない例のアレ。


無症状感染で十倍くらい下駄をはかせれば、数だけは「例年平均」インフルエンザにちかいですね

――――――――――いや、症状がインフルエンザには遥か及びませんが。


インフルエンザの方が悪質です。

あ、正確に言えば比較にもなりませんが。




やっと「感染者を特定することは出来ない」と認めましたか

――――――――――最初っから判ってただろうが。

ば~~~~~~~~~~か。


何のために自粛して感染経路調べて隔離してクラスターとか意味も判らん馬鹿のくせに踊ってたんでしょうか、な~~~~~~~~~~んて言うまでもなし。


封じ込められないなら、何もかも無意味。

まあ封じ込める危険もありませんが。

危険が無いから、封じ込められないって。



な~~~~~~~~~~んて最初から自明のこと。


言い訳もアタリがつきます。

馬鹿が言いそうなこと。


「例え全感染者の5%でも隔離出来れば、それだけ犠牲者を減らせた(はず/確認不可能)」


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・推計すら出来ない20倍以上の感染者は無症状。

は、は、は。


感染者数、母数が特定できない以上死亡率も確認不可能。

まあ、お察しです。


そもそも「在る病気」の死亡率なんて年単位で精査しないと確認不可能ですが。

それもわきまえずにデタラメを吹く阿呆、声が大きいこと!


人体は普通に様々なウィルスや細菌と共存してるんですが。

それらは体調が悪いときにだけは病因にもなるんですが。

無症状っていうのは健康ってことですが。


「新型コロナ」と、どう違う?


運が悪ければ人が死ぬところまで、全く差がありません。



もし「この程度」が疫病呼ばわりされるなら?

全人類を無菌室に隔離して消毒しなきゃ!


――――――――――ボウフラよりましな思考力があればわかります。


馬鹿って、声が大きいんです、馬鹿だから。

馬鹿って、言語が理解出来ないんです、馬鹿だから。

馬鹿って、コミュニケーションが出来ないんです、馬鹿だから。



中国政府が反体制運動鎮圧を隠す為に跳ばしたデマが、各国政治家の中で頭が悪いヤツにヒットして、後ろ暗い官僚共が言い訳の為にありとあらゆる「思いつき」を実行させたから、責任逃れのために有り得ない屁理屈が大手を振って自爆中。


――――――――――いま、皆さんは「研究書」の中におられます。


デマの発生は「社会病理学」の一ジャンルですから。

半世紀も過ぎて責任が曖昧になれば、事例として取り上げられるでしょう

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・愚かで無知な時代の記録として、ですが。



さて、恥を濯がないと。


いつも変わらず外出全力!

執筆しながら外出の為に外出してまいります。

早く家で寝ていても恥にならない時代が来ないですかね。




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