「常識」という名の迷信。

「法律（ルール）は守らなくてはならない」

なぜかしら？

「法律（ルール）を破っていいのか」

もちろん♪

「法律（ルール）がないと社会が成り立たない」

法律を一字一句守って有罪になる国に暮らしてる自覚有る？

法律が出来てから社会が成立した、とでも思ってるの？

そうねぇ。

貴方、基本的人権を守って欲しい？

生存権自由権財産権参政権、そんなこんな

――――――――――なら、なんで「法律（ルール）」を守ったりするのかしら？

『彼は罪人ではなく、何も罪を犯していない。罪人は我々であり、犯罪とは革命だ。故にギロチンにかけられるべきは、彼か我々のいずれかである。彼か我々か、選びたまえ』

――――――――――ルイ１６世処刑を決したフランス国民公会演説。

さあさ♪選びなさい♪

フランス革命を肯定して法律を捨てる？

フランス革命を否定して人権を捨てる？

どっちにするの？

――――――――――フランス革命が無ければ基本的人権などあり得ない。

中学生以上なら、判ること。

パリ暮らしの元アナウンサー、って称する女タレントが

「大統領に抗議するなら法律にのっとって非暴力でないといけません！」

って泣いてたわね。

パリで！！！！！！！！！！

ホントびっくり。

中学校はバカでも卒業できるから

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・そも、フランス、しかもパリなら、デモと暴動は日常だけど。

民主主義なら暴動は普通よ、普通。

もちろん、暴力のこと。

暴力ってのは、違法も合法も取り混ぜて。

ぜ～んぶ、日常。

それは民主主義ですもの。

選挙に従え？

それ、１００年以上前に結論出てるけど。

『国民が主権者足り得るのは投票日のみ。あとの３６４日は奴隷にすぎない』

英国の警句

――――――――――選挙で終わる民主主義なんかないわよ。

民主主義と法律は根本的に矛盾する。

全部捨てるのかしら。

権利も民主主義も。

選ぶ？

ううん、選びたまえ！

法律を守る奴隷か。

法律を使う主人か。

――――――――――あのね。

法律とは社会の中で便宜上普及した規制のことよ。

ただそれだけなら、倫理や道徳でいいのだけれど。。

強制力の度合いが強ければ、慣習法。

それを文章化すれば、成文法。

便宜上、って、重要だからね。

法律とは？

「かく在れかし」って規範じゃないの。

「ここに居る」っていう基準のこと。

とある基準が正しいと信じる連中がいる。

その基準を知れば、自分の立ち位置がわかる。

利用するのに便利よ。

カモの位置が判る

――――――――――そんだけ。

「法律（ルール）を守らなければ罰を受ける」

ふーん。

要は、「殴られたら怖いから法律（ルール）に従います」っとか。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・いいんじゃない？

正直で。

「ニュルンベルク法が成立すればユダヤ人に石を投げ、とうの法律が廃止されたらユダヤ人を抱きしめる」

模範的な市民さま。

自分の身を守るのは、自分しかいない

――――――――――そんな風に出来る女から、御忠告。

貴方が「法律（ルール）」を守ったら、「法律（ルール）」は貴方を守ってくれるかしら？

エルサレムのアイヒマンは、どうなったかしらね？

《ありとあらゆる法律を尊守しながらあらゆる全ての行為を実現出来る政治家の愛娘のインタビューより》

【国際連合統治軍第１３集積地/聖都市内/中央/大神宮正面前/青龍の貴族】

念のために、俺が受けた軍政官研修の一コマを。

地縁で結びついている異世界、ってか、現代先進国以外の一般的な地球人類や戦前までの日本の農村、つまりは人間型生物のほぼすべて、９０％以上には血縁という発想は無い。

お父さんがいてお母さんがいて子どもがいる。

地球の先進国でも崩壊気味な「血縁集団」、つまり氏族/家族という制度は一般的じゃない。

特別に一般化する合理的必然性も無いので、これからもできないかもしれない。

だから現代日本人がイメージする家というモノが無い。

都市部には、その上流階級には家という概念が在る。

富の蓄積と経済活動の拡大が、地縁でカバーできる範囲を超えてるからね。

一般性を持たない故にこそ、氏族という血縁集団が生まれたわけで。

但し制度化はされていないけれど。

法制度においても慣習に置いても家父長制らしきものは無い。

当主は氏族の中から前当主により指名される。

指名条件は実力のみ。

上は帝族から王族貴族、騎士や商家に至るまで。

氏族を指導するのか支配するのか調整するのか。

実力の種類は、人それぞれだが。

氏族たる条件が、氏族の女が産んだ者。

そのあたりは厳格に血統制だが。

その序列は明確に血統を無視している。

まあ日本だって長子相続が確立したのは近世武家社会、江戸時代からで家父長制は明治に突然作られたくらいだし。

欧州で継承を規定するサリカ法典が生まれたのは非中世のローマ時代で、それが曲解されて広まった中世ですら一般化はしなかっだし。

その後の地球では富の拡散にともなって、意味とは無関係に模倣されていったんだが。

上は下に倣うってね。

異世界、ってか中世世界の人口の９割以上が農村部居住。

つまり都市人口/富裕層は極端な例外。

一割と九割の間には異世界くらいの差がある。

現代地球の先進国と後進国、それとあんまり変わらない？

人類史を書き残すのは、その絶対的少数派。

そりゃそうだ。

そもそも読み書きできて暇があるやつが、少数派の中の少数派で、その中でどーでもいいことを書き記すことを選ぶ奴がどれだけいるかとなれば。

少数派は後世のために書き記すのではないことが圧倒的に多い。

だから限られた自分の周りの知見を記し、常識以前のことは記さない

そのせいで一次資料を信仰する阿呆な史学者は例外を一般化する。

とりわけ現代先進国の学者は、想像力っていうか、思考力が無いから類推できない。

限定された内容の行間や余白を現代の常識で埋めて、文章単語を現代の解釈で書き直し、矛盾も破綻も物証主義で思考除外。

魏志倭人伝の中に、当時の倭人が着ている衣服について記述がある。

３世紀の日本列島を知る史料でえある！

ばーか。

魏の使者に会えたのは倭人の一勢力のトップだけだろーが。

戦時下の大陸から戦時下の日本列島に来て、自由にフィールドワークができたはずがない。

考えりゃわかるんだがな。

辻褄が合ってない、って。

ので俺たちが派遣前教練でえらく苦労したわけだけれど。

苦労のかいがあって、派遣前の一夜漬け知識を現状に照会することはできる。

まあ、合ってた。

俺が見た異世界、つまり中世の農村部は太守領南部。

家の代わりに宿舎、あるいは共同住宅的なものがある。

江戸時代の長屋をさらに先祖返りさせて私有財産の発想を無くしたような。

よーく考えれば私有財産の概念が公式化したのはナポレオン法典からだよな。

わずか２００年くらい前です。

しかも一応完成しただけで、さらに普及するのに１００年以上かかってます。

異世界でどうなるのかはわかりませんが。

資材や技術の限界で決まる住居。

同じ作業をすることが多い同年齢層の男女が住む。

集落の長のような役付は、役宅があるときもある。

ソレが変じて氏族化するときもあるが、まあ境界は曖昧だ。

そう考えれば、こう考えることもできる。

服を着る少数派が氏族特権階級という例外。

服を着ない圧倒的多数派が異世界スタンダート。

服も家も同じだね。

特権階級な一割未満と一般は共通点ないことも含めて。

俺の、というか軍政部隊周りは特権階級ばかり。

都市部に住んでいるというだけで、異世界の中の極端な例外。

シスターズの服は、そーいう領域。

フォーマル／セミフォーマルは全身防護。

肌を晒すと死ぬみたいな勢い。

異世界住民の九割以上と真逆の価値観

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・死にそうで、怖い。

エルフっ子の現代風ワンピースだって、長い丈でなくば着なかっただろう。

いまだって大きめの春物コートをひっかけて身体のラインを隠し、胸元を抑えている。

地球の現代風でいう女の子の慎み、そーいう感覚。

時代背景的にノーブラですが。

それはそもそもそんな時代だからですね。

Ｃｏｌｏｒｆｕｌもそうだったりします。

陸上自衛隊制服一式は上下内外まで支給済み。

マメシバブランドではあるので正式と言うと語弊があるけれど。

戦時体制の自衛隊/国連軍なのでインナーまで装備品。

を、クソダサと罵倒して、女物はマメシバが魔改造か魔生成してるけど。

あのバカ(マメシバ)いったい、いつ任務を果たしてるんだろーか。

いや任務なんか置くとしてもあのヤロー、いや、アマの趣味多様性を考えれば一人でこなせる範囲じゃないと思われるがあれが最期のマメシバとは思えない。

第三十四十のマメシバが

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・いかんいかん。

きをうしなっていたようだ。

しかしそこまでして設えたインナーも、徒労だったりする。

胸のある、もとい、２人からの抗議を避ける意味でいえば、大きい子たちがそろって、同じ反応。

慣れないせいか、胸元はつけないらしい。

らしいじゃないだろ、って？

まあ目視確認済みですが。

接触確認も済んでますが。

抱っこすればわかるので。

シスターズ＆Ｃｏｌｏｒｆｕｌは、身内の前ならそのまま着替えるし。

基本がゼロ距離だからね、寝起き入浴が一緒なんだから、多少はね。

こちらを気にしていないわけではなく、照れている様子がある。

年頃なので、個室や更衣室を手配せにゃならないんだろーな。

個室は拒否されてるし安全上、好ましくはない。

とりあえず衝立的なもの？

マメシバ曰く。

たいちょーがごほーびを約束すれば身につけてくれますよ♪

とかなんとか。

自分ですすんでつけたがらないなら、不要なんだろ。

気持ちはよーく解ります。

俺だって好き好んでネクタイなんか付けたくない。

締め付け結び付け押さえつけ。

そんなもんが好きな奴がどれだけいるのかと。

実際、胸元につけるの嫌いな女って普通にいるよね。

出来るだけ付けないようにしてるっていう、むしろ女の子に多いような。

俺調べ。

マメシバ印の完全オーダーメイド。

デザインから機能性、なによりサイズが完全調整。

一人一人の胸にジャストフィットするだけでなく、新素材を組み合わせて気温湿度緊張状態脈拍発汗にまで自動補正されるシロモノを複数バージョン一人一人用に用意。

デザインを決しておろそかにするわけではなく、フルサイズオールバリエーション完備。

ここまでだったら、俺だってお勧めする。

不慣れな娘にはまず最初のハードルを低く。

そこから離れられなくなるとかえって不自由かも知れんが。

ただし怪しいギミック満載！

うむ。

却下してよかった。