これまでの恐怖のはなし。
【用語/再録版】
※微妙に違いますが、似たようなことは昔も書いてますので再録扱いにしました。
『テロ』:Terreur。フランス語で恐怖を意味するが、政治学上は「恐怖政治」「テロリズム」のこと。フランス革命で成立した政治手法で、それを多用した政治家自体が「テルール」を標榜した。つまりまったく否定的な意味はなく、単なる手段の名前になる。具体的には政治目標達成の障害を取り除くために、恐怖を利用する事。物理的な手段は恐怖を生み出す触媒にすぎず、障害の根絶は必ずしも必要とされない。広く周知された「みせしめ」をもって社会全体を脅迫、社会に所属する多数派の「自主規制」によって「総体を統制する」ことこそが本義となる。その意味で言えば必ずしも正当性は必要とされず、むしろ「正当性のない越権」や「必要性のない暴虐」が何者にも掣肘されない「事実」こそが最良の効果産む。
実例。
・フランス革命ロベスピエール体制による議会処刑:裁判や法的根拠なしに政治判断で死刑が多発
・ロシア・ソビエト革命スターリン体制における大粛清:反革命罪という恣意的概念で死刑が多発
・明治革命勅撰官僚体制における国策捜査:検察官・裁判官・警察官の共同協調司法で冤罪が多発。
「不良品が不良品を不良品と呼ぶ、か」
「学のない芸人ですから」
「人は教育を受けて初めて人間になる」
「今からではチンパンジーに追いつけるかどうか」
「無駄だな」
「美容外科医が賛同しているんだろ」
「ブスから金を巻き上げる簡単なお仕事ですよ」
「日本の医師免許は、落ちない試験を通れば一生ノーチェックですからね」
「まあ、こちら側だと思われると気持ち悪いな」
「まったくタダだから見物される低度の河原者が」
「あんなものに金を出すのは同類だけだ」
「実際の糧を、誰が恵んでやっているか知らんからな」
「躾をすればサルにはなれるでしょう」
「異世界におくるぞ、と」
「キミは優しいなあ」
「使い道はあります」
「うまれてきてしまったから仕方がない」
「生かしておいて良かった」
「遅すぎないか」
「30年だぞ30年」
「マスコミを維持するために、どれだけ血税を投じたか」
「広告効果がない、と騒ぐ企業を黙らせて」
「誰の赦しで営業できているのやら」
「やっと国家の役に立つ」
「スクリーニングは順調?」
「国際連合唯一の功績だ」
「バカ発見器の復旧」
「ネットの復旧を優先するなど予想外でした」
「政治家どもにしかおもいつかんな」
「使いよう」
「百万単位でサルが釣れてますよ」
「あとは代理店が笛を吹く」
「AC(公共広告)で飼っていた甲斐があったな」
「ネズミの群れが海を越え異世界の土となる」
「国家予算で飼ってやった甲斐があった」
「芸人たちは貴族にしてやろう」
「異世界のサル山」
「妄想をかなえてあげるのは気持ちがいい」
《植民地省(仮/)異世界協力事業準備室記録(タグ削除)/デジタルデータ異世界語翻訳実験》
【国際連合統治軍第13集積地/白骨街道/ランドクルーザー車内/中央席/青龍の貴族】
今日は何の日、エルフの日。
エルフの中でもエルフっ子の日。
俺のようなサラリーマンの。
後方地帯での、安全な、兵士の休日。
ふか~くため息をつかないように要注意。
膝に子どもが乗っているからね。
腕に子どもを抱いているからね。
周りに子どもたちがいるからね。
車に揺られて、死体が遠のき、暗黒苦行が中断される。
ふと思う。
休日とは何ぞや?
仕事をしなくてもいい日。
手当てつけるから仕事しろ?
たかだか金で休みを削るわけねー。
苦労してまで買いたいモンなんかねーよ。
それは俺が物心ついてから、ずっと一貫しているポリシー
教授に勧められるまではアルバイトだってしなかった。
言われた通り、学ぶところはあったが。
歴史的教訓
――――――――――金稼ぐって、チョロいよね。
生きていくのがこんなに簡単だったとは。
いやもちろん、難しいと思っていた訳じゃない。
大人を見てれば判る。
働くことの大変さを語る奴。
お金の大切さを語る奴。
こんなに苦労してるんだぞ、っと恩を着せてくる阿呆。
なのに働く喜びを述べる馬鹿。
子供の頃、嗤ってたなぁ~~~~~~~~~~みんなで。
どうせ嘘に決まってる。
話が破綻してたからな。
その程度のフィクションしか創れない。
或る意味、だから苦労してんじゃねーか?
プレゼン能力無さ過ぎ!!!!!!!!!!
そんなことで誰が買うんだよ??????????
やる気しかないなら帰れ!!!!!!!!!!
声に出したのは、可哀想だったかな、反省しています
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・マジだったよ。
俺は自信を持っていえる。
一度は働いてみるもんだ。
嗤いの味わいが深くなる。
一度で十分だけどね。
【聖都南端/白骨街道/らんどくるーざーの中/青龍の貴族の胸のうち/エルフっ娘】
?♪?♪?♪?♪?♪?♪?♪?♪?♪?♪?♪
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・おちつけ、あたし。
大きな腕が、あたしの肢体を包んでくれている。
余り匂いがしない、ソレが彼の匂いなわけで。
彼がの体が、あたしの肢体を包んでいるわけで。
だめだめだめだめ。
掴まれたり。
抱かれたり。
吸われたり。
咥えられたり。
触られたり撫でられたり弄られたり
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・なんだかわからなかったじゃない!
信じちゃだめだからね、あたし。
偶然。
たまたま。
何の気なしに。
揶揄われたし、焦らされたし、透かされたり、さんざんさんざん
――――――――――――――――――も~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~う!
久しぶりでも、気を許しちゃだめだから。
第262話<地獄/ベアトリーチェの導き> 以来なので一時間ぶりくらい
でも。
かれのうでのなかにいる。
大きな手のひらが、あきらかに、意図的に、あたしの????????????
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つまりだかれているわけでべつにはじめてでもないけれどさいごでもないけれどもしかしてあたしひとりがだきしめられてるのかかみがみだれていないかはんんんなかになってないかどうなのどうするべきなのだれでもいいからたすけて!♪!♪!♪!♪!♪!♪!♪!♪!♪!♪!♪!♪!♪
【国際連合統治軍第13集積地/白骨街道/ランドクルーザー車内/中央席/青龍の貴族】
かくして始まるエルフっ子の日。
担当は俺。
エルフっ子がすっごく俺を掴んでいる。
どうしてこうなった。
いや、判り切っている。
子どもとネコは放置しておけば勝手にやっていく。
問題が生じなければ。
だから本来、今日という休日日程には有意義な計画もあったのだが
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・俺は二度寝を諦めた。
爽やかに目覚めて、顔を洗い、これで風呂に入れば完璧。
理想の睡眠体制。
断じてこれを行うべし!!!!!!!!!!
と思わなくはなかったが。
今朝、当日朝に、その野望が壊れたわけで。
緊急事態発生。
振り返ると泣く子がいた。
そのまま涙目エルフっ子をよしよし。
その後、寝かしつけるべきか、と思わなくはなかったが。
ふつうあれだよね?
子どもが泣いてたら、飯食わせて布団に放り込むよね?
今回はそうもいかなかったが。
ホラー映画を見た後に寝かせると、逆効果。
それは俺も知っていた。
悪夢を見る。
俺にとっては目覚めてからが悪夢だが。
顔を洗って振り返ると泣く子がいた
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・驚けないのが、痛いやら辛いやら。
原因は、メンゲレ大尉プレゼン。
国産連合軍の日常見学ツアー。
※第261話<煉獄/Lasciate ogne speranza, voi ch'intrate.>
~ 第262話<地獄/ベアトリーチェの導き>まで
アレだよ。
俺たち国際連合軍の日々積み重ねられた様々な活動。
コレもんだよ。
子どもが泣くって。
こども泣いたけど。
朝から地獄を見せられた日には。
いや、夜でも嫌だが。
糜爛性ガス実践使用現場。
遺体展示場だし、あそこ。
地球の化学は日本一ぃぃぃぃぃ!!!!!!!!!!
な現場である。
胃がでんぐりがえる
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・やっぱり、止めるべきだったか。
ごめんなさい。
ごめんなさい。
ごめんなさい。
ごめんなさい。
ごめんなさい。
しかも、上乗せ倍プッシュ。
日々問題を振りまき続けるが憎めないナイスガイ。
そんな親しい相手が、そんなこんなに関わっている。
つまり、あ――――――――――俺だが。
自覚はあるのだよ。シスターズ&Colorfulに好かれてる。
子どもウケのスペシャリストだが原因不明な俺。
ごめんなさい。
ごめんなさい。
ごめんなさい。
ごめんなさい。
ごめんなさい。
仲良くなったことが仇になるとは!
辛いわ~~~~~~~~~~身内友達親しい相手が非政治的戦争犯罪者(大量虐殺共同正犯類似)って辛いわ~~~~~~~~!!!!!!!!!!
全部三佐が悪いんです。
ついでに神父もつけよう!
これが赤の他人ならねぇ。
鬼悪魔を見る目で一瞥して遠巻きにすりゃすむが。
24時間ゼロ距離の安全上政治上軍事上離れるわけにはいかない関係。
当事者なのに未体験ゾーン。
人生相談に出したくなる。
とてもとても慕われている子どもたちに戦争犯罪者だってしられてしまいました。
理想的な頼れる尊敬されている(中略)お兄さんとしてはどうしたらいいでしょうか。
助言も共感も気遣いも誤魔化しも出来ない。
しかも、二度とやらないなんてことはありません。
間違いなく繰り返しますよ、俺たちは。
ごめんなさい。
ごめんなさい。
ごめんなさい。
ごめんなさい。
ごめんなさい。
嫌なことがあったら、どうするどうさせる?
飯食って寝かせる。
よし二度寝。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・だがまあ、無いよね。
エルフっ子が独りなら、常道。
だが、シスターズの小さい二人が入る。
おかんポジションのエルフっ子。
その立場を考えたら、小さな二人に弱さを見せられまい。
独りで頑張ってきたんだな。
見た目十代の小さな体で、まあ、十代半ば過ぎ相当で成人と変わらんが、俺に比べればところどころはともかく背丈は小さい、低い体で頑張ってきたのである。
俺がエルフっ子と同い年、それは不可能だから、十代相当の時に護るべき者なんかあっただろうか?
在ったとしても護れないだろーな。
――――――――――目頭が熱くなったぞ。
よし、お兄さんが何でもしてあげようじゃないか可能な範囲で、エルフっ子。
そんあエルフっ子。
またぐっと、俺に顔を埋めてくる。
思わず、頭をなでなで。
涙を見たのは朝だけ。
そこからすぐに泣き止んで、子どもたちのオカンとして気丈に振る舞って。
さっき俺が抱きしめるまで、いつもと変わらないお姉さん風を振りまいていたが。
うんうん。
やっぱりつらかったんだね。
きもちはよーくわかります。
元凶である俺としては、嫌われなくてよかったな、と思わないでもないですが。
まず真っ先に自分のことを考える俺。
下衆ですいません。
とりあえず、あまやかしてあまやかしてあまやかして。
大人、俺が側にいる間は保護者役を休ませてあげようではないか。
ま、ほんのしばらくだが、これくらいはね。




