とある軍事国家の昔話/とある少女(+α)の反省会
登場人物&設定
※必要のない方は読み飛ばしてください
※すでに描写されている範囲で簡単に記述します
※少しでも読みやすくなれば、という試みですのでご意見募集いたします
一人称部分の視点変更時には一行目を【語る人間の居場所】とします。
次の行、もしくは数行以内に「俺」「私」などの特徴となる一人称を入れます。
以下設定を参考に誰視点か確認いただければ幸いです。
(書き分けろ!と言われたら返す言葉もございません)
【登場人物/一人称】
『わたし』
地球側呼称《魔女っ子/幼女》
現地側呼称《あの娘》
10歳/女性
:異世界人。赤い目をした魔法使い。太守府現地代表。ロングストレートのブロンドに赤い瞳、白い肌。身長は130cm以下。主に魔法使いローブを着る。
『わたくし』
地球側呼称《お嬢/童女》
現地側呼称《妹分/ちい姉さま/お嬢様/愛娘》
12歳/女性
:異世界人。大商人の愛娘。ロングウェーブのクリームブロンドに蒼い瞳、白い肌。身長は130cm以下。装飾の多いドレスが普段着。
【用語】
『Colorful』:ハーフエルフの最高級愛玩奴隷たち。髪の色がいろいろなために神父により命名。一人一人の名前も髪の色に合わせて白・朱・翠・蒼・橙と主人公に名づけられた。前領主(帝国太守)が奴隷商人に発注し、引渡し前に戦争開始。占領軍の太守資産接収に伴い軍政司令官に引き渡された。軍属として雇用契約を結んでいるので日本の労働法が適用される。
(・・・・・・・・・ダイシュキ、ホールド?)
メンゲレ大尉。
年齢不詳のブロンド美人。
若く見えるが、照明効果によらない肉眼でも同じように観測される。
だからあるいは、実年齢なのかもしれない。
ただしカメイである限り背景は公開されていない。
作戦上の都合によるのであって、彼女の趣味とは関係ない。
趣味と一致している可能性もなくはないが。
コミュニケーション能力が高い。
低い医師なんかいないが。
指揮能力が高い。
低い将校は銃殺だが。
臨床にも研究にもたけている稀有な人材である。
それは偶々、臨床試験に向いているとも言われる。
それを人体実験と表現する向きは少ない。
彼女の日本語は堪能だ。
軍医の家系であり、父親も在日米軍に勤務していた。
日本で暮らし始めたのは任官後ではあるが、日本語になじみ深く育った。
本人は今でも知らないが、配属自体が計画的なものだった。
合衆国軍の中で、国防総省の介入を嫌う外征軍。
その中枢派閥である合衆国太平洋軍。
国家内国家、から物理的にもはみ出している合衆国軍。
国家外国家、である合衆国軍の更に内部で外殻化している九統合軍。
六つの方面軍、三つの専門軍。
その前衛を構成する一軍、公然たる非公然として実力を誇示。
純然たる合衆国軍のみによる軍集団としては、最古の歴史を持つ。
それは合衆国が覇権国家として、絶頂期の国力のもとに編成された。
六つの方面軍はどれも四軍の垣根を超えた複合編成をなす。
ひとつの統合軍でもって最低でも一国の軍隊として態をなす。
その原型である太平洋軍は、特にその傾向が顕著である。
彼等、いや、彼というべき組織体が合衆国本土の喪失を前提としている、と言えばその特異性が表現できるだろうか?
太平洋軍が成立した環境。
極東軍と合流して担った最前線。
冷戦の最盛期。
いや、そもそもが、冷戦という認識はなかっただろう。
ワシントンで限定核戦争だの相互確証破壊といった戯言が叫ばれている時代。
彼等は<全核弾頭使用完了後の作戦>を策定し続けてきた。
戦争になれば最初期に最大戦力を投じる。
軍人にとってそれは当然のことだったのだ。
そうなれば結果は見えている。
合衆国本土は消滅しているだろう。
日本列島本島は残存している可能性が高い。
なぜか?
敵の身になって考えれば当たり前だ。
ソビエト連邦にとって最大の脅威は合衆国の核戦力。
その大半は合衆国本土にある。
当然最大戦力を緒戦で投じる。
その時点で合衆国本土は機能を失う。
ソビエト連邦は、日本に核を投じるだろうか?
あり得ない。
合衆国本土と違い、手が届く範囲に存在する最大の戦果。
それが日本社会と日本人だ。
もし使うとするならば、中性子爆弾を多少、程度だろう。
核が余っているのなら、いや、無理をしてでも残りの核は中国大陸に投じる。
戦果としての意味がなく、脅威でしかないのだから当然の選択だ。
では、それを踏まえよう。
合衆国太平洋軍は日本列島に残存戦力を集結させる。
広大な太平洋全域に散開する太平洋軍は、大半の戦力が第一撃を生き残る。
日本の工業力を生かせば十分に対ソビエト戦争が可能だ。
合衆国の核戦力はヨーロッパ・ロシアに集中投入される。
ならば極東ソビエト軍は十分残っているだろう。
だが補充能力は低い。
勝算は十分にある。
だからこそ、ソビエト軍も日本列島を目指すのだろうが。
核兵器は事故原子炉とは違う。
放射性物質の大半を破壊のエネルギーに使う。
よって事故原子炉とは真逆に、残留放射線量は時間とともに減少する。
だから、十分に戦争は続けられる。
※<核の冬>という発想は後年まで考えられなかった。それが考慮の対象になってからも、戦争継続は可能、と考えられていた。
そんな発想を創設時点から持っている。
だからこそ、異世界転移後も速やかに作戦行動に移ることができた。
在日米軍にとっては、開戦と同時に本土は失われるもの。
半世紀以上繰り返された通常想定。
敵は滅ぼすべきモノ。
ただそれだけのことに過ぎない。
そして、ソレだけのことに備えた在日米軍。
その前身である合衆国極東軍。
そこから始まるカメイのルーツ。
OSS(第二次世界大戦中の合衆国非公然活動組織)がはじまり。
WCC(戦後OSSから分派した極東アジア特化集団)が雛形。
そして半世紀前から異世界転移直前まで。
在日米軍と合衆国在日大使館、軍系列の知日派など、ワシントンやウォール街を敵視する人々が構成する名無しの人脈。
異世界転移後。
日本政界の主流派と組んで、国際連合再建に協力。
彼等そのものが合衆国となる。
それが選別した日本専用のカスタムモデル。
それが、その一人が、彼女だ。
でなければ、メンゲレにはなれない。
ルメイにもカリーにもカスターにも。
そうあれかし、と望んだわけではないのだけれど。
「そう
・・・・・・・・・体勢?
両腕を首周りに
・・・・・・・・・・・・そうね両脚で胴まわりにしがみついていたわね」
地球人に地球世界、国際連合とは、つまり再編成される日本なのだ。
いずれ異世界言語のように、英語も国際連合に保護保存されるものになるだろう。
別に英語と限った話ではない。
ありとらゆる非日本語が、だ。
それはつまり、話し言葉書き言葉ではなくなる、ということ。
「EKIBEN??
・・・・・・・・・・・・・・・またドワーフに料理を教えてるの???
・・・・・・・・・・・・・・・おそわってるとか????」
それでも、地球各国語は残るはずだ。
日本語に溶け込み、新たな日本列島言語として。
一億を超える話者書者読者を造る方が、文化が残る可能性が大きくなる。
純血文化は精度が高く資料になる。
だが、汎用性が無くもろい上に情報量が少ない。
混血文化は流動性が高く把握しがたい。
だが、普遍性が高く多くのデータから再現自在。
画一的効率より、多様性による選択肢。
それが国際連合再建者たちの打算。
それでもなお、日本語以外のネイティブを温存する。
それは比較試料という意味。
基準点さえ分かれば、類似性までは再現できる。
技術論としては、その通り。
では、なぜ?
どうやって、ではなく、どうして。
地球人類文明が、日本列島しか無くなった。
であれば、地球人類史にたいする責任は、負わなければならない。
日本一国のみならず、全世界各国の存立と文化。
それこそが地球文明ではないか。
――――――――――という、建て前。
地球各国の枠組みを再建することで、日本の枠組みを越えた国際連合。
それを利用する日本の指導者、その主流派。
であればこそ、各国の各国たる由縁を守る必要がある。
それを利用し続ける為に、その存在を守る。
各国は日本ではないからこそ、役に立つ。
外交官特権、外国施政権、国際条約の国内法に対する優位、などなど。
戦争という国内政治を越えた事象を操作するにあたり、政治家が必要とする様々なギミック。
それを無数に生み出せるから。
――――――――――という、本音。
そのあたりの計画は、国連中枢と繋がる一部の人間には聞こえてくる。
それは国連の、つまりは日本の中枢が、あえて聴かせているのだろう。
それが、彼らの目論む同化政策、その手段。
判りやすい欺瞞。
欺瞞の陰に隠れた、判りやすい真実。
であれば、事実は?
もっと単純。
今ある地球人類の多様性を守るため。
利用可否、計画以前の問題。
手段そのモノが目的。
それは中枢や指導部の意思ではない。
指導者の個人的嗜好。
ありとあらゆる可能性、それを保つ強迫観念。
滅ぼす事を嫌い、維持する事を欲する。
保守的嗜好であり思考。
それが聴こえてくる。
カメイがカタリベと同じく、その個人から発しているからだろう。
もっともメンゲレには、別なものが感じられる。
維持を優先するが故に破壊的。
滅ぼさざるが故に攻撃的。
精神科医としてみれば、異常ではない、とわかるが。
それが状況とマッチしているが故に、地球人類が彼に従っているのだけれど。
それもまた、聴かされているのかもしれない。
様々な部門、様々な状況、様々な人々に溶け込むために、広く薄く技能を身に着けているメンゲレ大尉。
もちろん、本職である軍医、外科医療が専門でかつ、対日本人コミュニケーションこそがその真価。
なのだが。
不自由を感じたことはないのだが。
そもそも、今話している相手は同僚ではない。
仕事関係が無いとは言わないし、今話している内容が仕事に関係していないとも言わない。
それよりなにより、個人的に親しい相手と個人的に話をしている、つもりなのだけれど。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・彼女は、自分の日本語能力に自信がなくなってくる。
「まあ、そうね
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
『はいってるよね?』
『はいってる。』
『はいってた。』
・・・・・・・・・・・・・・・・・三段活用?」
PtoP(個人間通信)の相手は、何を言っているのだろうか?
相手のらしからぬテンションに流されないように、耳を傾ける。
「don´t Fuck!!!!!!!!!!」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・いやいや。
せいぜい検閲官しか聴いてないとはいえ、表現が露骨過ぎるだろう。
まあ、彼女は通話相手に引きずられたのだが。
「してない
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・なんで?
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・怒ってないわよ」
まあ、仕方がない面はある。
肝心、と彼女が感じたところ、をぼかして話したのだから。
「――――――――――そうね。今日明日には所見を送るわ
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・今夜中には、送る。
話はまた、その時に」
メンゲレ大尉は、通話が切れていることを、確認。
ため息。
誰もいないラボの中、デスクに突っ伏した。
部下が居れば驚いただろう。
だからこそ、追い出したのだが。
(・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・誘われる、なんて思わないじゃない)
追い出される心積もりだったのに。
想定していたのは、もっと牧歌的な雰囲気。
あるいは杓子定規な堅物、よくも悪くも真面目な男、ぐらいは想定。
それなら、抑圧が強いからやりやすい
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ハズだった。
邪推を装って、背徳感を煽る。
隔離閉鎖行動を強いて互いのタガを緩める。
繰り返し繰り返し、後から弾ける仕掛けを施す。
滞在中にセットしておき、あとは時間の問題。
魔女の妙薬、その破滅的薬効。
1ヶ月もあれば、朗報が聴こえる
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ハズだったのに。
「仕切り直し、ね」
カメイやカタリベ。
選定基準には様々なようそがあるようだ。
だが、本人の恋愛経験は加味されていない。
【聖都北辺/青龍の軍営/青龍の貴族幕舎内/閨の中】
知らない天井。
いつもの温かさ。
日々の香り。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・わたくし、そうね、ご領主様の遠征に同伴させていただき
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――は!!!!!!!!!!
わたくしは、深く深く息を吸い込みました。
鼻孔に感じる、常の感覚
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――陶酔しては、いけません。
確かめないと。
確認しないと。
確かめないと。
そんなわけないわよね。
そんなことありませんわ。
そんなことありえませんわよ。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・問題、な、し。
ううん、あきらめちゃダメ。
わたくしは、自分の感覚を確かめます。
肢体の火照りは
――――――――――お側にいるときの、いつも通り。
痛みはないかしら?
――――――――――痛くない時もある、ってきいてますわね。
疲れはないかしら?
――――――――――過ぎて感じないだけかもしれないわ。
違和感はないかしら?
――――――――――どんなかんじかしらないからわからない、だけかも。
だるさはないかしら?
――――――――――ああなんでこんなに五感がはっきりしてしまうのかしら。
痺れや鈍さや痛みはないかしら
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・未練、ですわね。
安堵の中に憩い。
深く眠りほぐれ。
過ぎずに満ち足り。
自然に目覚めて、爽やかな朝
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――ふぇぇぇぇぇ~~~~~~~~~~ん!
【聖都北辺/青龍の軍営/青龍の貴族幕舎内/厨房(簡易キッチン)】
ちい姉さま
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・お察しします。
わたしは先に床を出て、朝餉の支度。
普段ならば支度を終えて、ご主人様のそばに戻るのですが。
今朝は
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・声無き号泣、身に染みます。
千載一遇の好機
――――――――――でしたもの。
ご主人様に弄ばれ、耐え抜いたのか堪能されたのか、いよいよ、というその時に
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・こときれた、ちい姉さま。
無念、残念、怨念。
明日の我が身。
そう解ればこそ、恐ろしくなります。
羨ましい、と同時に怖いのです。
普段よりいっそう、その、あの、かまっていただけるのは羨ましい
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・すっごく。
でも、肝心なところで!!!!!!!!!!
それはそれは悔しくて悲しくて哀しくて
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・していただきたい、のに。
ちい姉さま。
今も、ご主人様の胸元に顔を埋めて、やるせない想いをこらえてらっしゃる。
常ならば、安心しますのに。
かえってつらい、のかも。
でも、離れたら壊れちゃいます。
でも、ご主人様が、意地悪なわけではありますけれど、でも、ソレだけでもない、ですよね。
意識が戻らなかったのは、確かですし。
気絶したままなんて、いやですし。
ごごご、主人様しだいですけれど、でも、はっきりいちぶしじゅう覚えていたいじゃないですか。
でも。
でもでも。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ちい姉さまさえ保たなかった。
わたしがたどり着けるとは、思えません
――――――――――――――――――――――――――――――絶望。
わたしも、ねえ様も、殿方とのお付き合いが苦手です。
わたしは人生で初めてのことですし、そもそも、その、
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・不器用なことは自覚しています。
ねえ様は、不躾な人に絡まれてばかりで毛嫌いされてましたし。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・中には頑張っている方もおられましたが。
わたしたちの中では、ちい姉さまが一番こういうことはお得意のはずでした。
だから、真っ先に踏み込まれ、悔しいやら羨ましいやら
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・はしたないじかくはありますけれど、ほんとうにそうおもったんです
・・・・・・・・・・・でも、勉強させていただくつもりでした。
「大丈夫です」
え?
希望の光に誘われます。
Colorfulの橙さん。
微笑んで頷いて。
そうです。
Colorfulさんたちが居らっしゃいました!
愛と性愛の師であるマメシバ卿は、ここに、いらっしゃいません。
でもColorfulの皆さんは、殿方に関する職人。
お料理やお洗濯や片づけを手伝っていただいてばかりでしたけれど
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――目利きは誰より何より利く、はずですよね!
「我が君は、耐えておられました」
朱さん
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・?
「日々、欲する意を高め続けておられます」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・蒼さん??
「女を欲しておられますわ♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪」
え――――――――――ほんとうですか翠さん♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪
――――――――――でも??????????
え――――――――――!!!!!!!!!!
なんでなんでなんでなんでなんでなんでそれなのにわたしなんにもではないですけどいちばんかんじんなことしてくださらないんですか――――――――――。
そこに白さんが、わたしにはない胸を張りました。
「ご趣味かと」
はぅ!!!!!!!!!!




