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完全侵略マニュアル/あなたの為の侵略戦争  作者: C
第六章「南伐」

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256/1003

通行止め/隷属の果てには支配がある

登場人物&設定

※必要のない方は読み飛ばしてください

※すでに描写されている範囲で簡単に記述します

※少しでも読みやすくなれば、という試みですのでご意見募集いたします


一人称部分の視点変更時には一行目を【語る人間の居場所】とします。

次の行、もしくは数行以内に「俺」「私」などの特徴となる一人称を入れます。

以下設定を参考に誰視点か確認いただければ幸いです。

(書き分けろ!と言われたら返す言葉もございません)


【登場人物/一人称】


『俺』

地球側呼称《司令官/閣下/大尉/大尉殿》

現地呼称《青龍の貴族/ご主人様/ご領主様/我が君》

?歳/男性

:地球人。国際連合軍大尉(陸上自衛隊三尉)。太守府軍政司令官。基本訓練以外は事務一筋。軍政官なのでいつも陸上自衛隊制服(常服)着用。元々訓練以外で戦闘服を着たことがない。


『あたし』

地球側呼称《エルフっ子》

現地側呼称《ねえ様》

256歳/女性

:異世界人。エルフ。『あの娘』の保護者。姉貴分。ロングストレートなシルバーブロンドに緑の瞳。長身(数値不明)。革を主体とした騎士服にブーツに剣が常備。


『わたし』

地球側呼称《魔女っ子/幼女》

現地側呼称《あの娘》

10歳/女性

:異世界人。赤い目をした魔法使い。太守府現地代表。ロングストレートのブロンドに赤い瞳、白い肌。身長は130cm以下。主に魔法使いローブを着る。


『わたくし』

地球側呼称《お嬢/童女》

現地側呼称《妹分/ちいねえ様/お嬢様/愛娘》

12歳/女性

:異世界人。大商人の愛娘。ロングウェーブのクリームブロンドに蒼い瞳、白い肌。身長は130cm以下。装飾の多いドレスが普段着。




私たちは罪深く、欲深いのです。


「「?」」


なぜ尽くすのでしょうか?


「嬉しいからです」

「楽しいからですわ」


そう!!!!!!!!!!!

まさに!!!!!!!!!!

そこから!!!!!!!!!


(ん?)


美味しい食事を捧げましょう。

心地良よく着せましょう。

清潔に調えましょう。


ありとあらゆるご奉仕で何もかも満たしてしまいましょう。


何もかも。

隙間なく。

絶え間なく。


≪わたし≫

ですべてを。


お早うからお休みまで。

床の中から床の外まで。

二十四時間年中無休で。


(・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・有能な奴隷は主人を人形に変えてしまう、って言うよな)


楽しみに喜び、嬉しさを楽しむ。

ありとあらゆるすべての奉仕を捧げる

――――――――――愛♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪


(おいおいおい

――――――――――それは、支配だろう)


何をする必要もないくらいに甘えてもらうのです。

そして二人は一つに、不可分になります。

男女の結びつきとはかくあるべし!


「「きょーかん」」


(こわ!女こわ!!みんな本気にするんじゃ

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ふりかえっためがすごくすんでいるのはなぜでしょうか)


「ご主人様♪」

「ご領主様♪」


(家事スキル特化型魔法少女、富豪の親バカを持った末娘

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・エライ子たちに、エライことを!)



ところでハーレム教徒は滅ぼさないといけません。

(カルタゴか!!)


《ハナコ先生時局大講演会

――――――――――マメシバ・ドクトリン――――――――――》




【国際連合統治軍/第13集積地/駐屯地居住区/共同浴場】


俺とメンゲレ大尉。

手に汗握る丁々発止なやり取り。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・って、言うほど言葉は重ねていないが。


だが何をやっているのか、とも思う。

将棋囲碁の一手々じゃないんだからさ。

上手く進んでいるからいいようなものの。




答えずに応えよう。

事実は破綻しません。

嘘と小細工は行き詰まる。



尋問官の教え。


もちろんこれは、ベースに過ぎない。

基盤の上に策を積んで、レイズ。


策は策にあらず。

策なしこそ策なり。


我ながら最適回答先送り。

後は機を見て柔軟に相手の反応に合わせつつ逆らいうやむやに!


さあ!

一緒にやろうぜ!!

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・反応は?




―――――――――仮名メンゲレ大尉が固まってるな。




はて?

どうした。

再起動が必要か。


いや、これは返し技だな。

無反応という反応。


なかなか上級者な技で来た。


だが、まあ、いいや。

このまま行こう。


決して、何も思いつかなかった、なんて言いません。

いや、ほんと。



女から有らぬ誤解を受けた時。

対処方法は、一つ。


―――――無視―――――



これで解決しなかったことはない。

マジ。


有らぬでもない誤解のような何かを受けた時も、いけました。

決して嘘はついてません。

本当に。




嘘をつくと謎のままにして置きたいお薬を持ってとても愉しそうに嗤う上司はこう言った。


解釈の余地が無い事実だけを言葉になさい。

それだけを組み合わせれば、どんな尋問にも耐えられます。

慣れれば、尋問官に意図したイメージを植え込むことを狙える。



でまあ、日常生活でそこまでする必要はないよね。

一般家庭に正体目そらしのお薬はないし。


むしろ、尋問に応じる必要すらない。

警務隊や合衆国憲兵や権利を読み上げてくれないガタイがいい男女に連行されない限り。

そんな貴重な体験は、ここで使う必要はない。

もっと切羽詰まってから。




いま必要なのは、ごく一般的な対処法。


もちろん無視とは、相手の存在を無視する、という話じゃない。

そんなことをすると、さすがに可哀想だしね。


むちゃくちゃ泣かれます。

疑惑以前のところでキレられます。

無視し返されたら静かですが、そうはなりません。


怪我をさせずに大人しくさせるのが大変です。

まあ、それが終われば誤解もなにもかも、吹っ飛んで片付くけどね。

愉しくないことはないが、悪趣味だからやらん。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・狙っては。



つまり、趣味が悪くない範囲での無視が必要。


それは疑惑を相手にせず、日常を継続。

何事も無かったかのように。


さっき出会い、一緒にお風呂なメンゲレ大尉。

時間は短いが付き合いは深い、多分。


友人というのはキツい、つまり?




今回は日常において、知人に出会った時の対処法。

ご一緒しませんか、と誘う。


いや、単なる社交辞令じゃないぞ。

子供を風呂に入れるのは、よい経験になると思うが。


百聞は一見にしかず。

産もうが産むまいが、子供に関わらない人生って考えにくいし。




ちなみに俺は親戚や友人の子育てを応援している。

主に声援。


だがまあ、暇な時に限って、手伝う時もある。


立派に育てよ俺の年金。

もちろん100%善意である。

俺の老後を考えたりはしない。

あまり考えたりしない。


事実であり、結果としとニートライフの助けになっても、偶然と言い切れる。



とはいえ異世界転移後発覚した経済実態。

いや、発覚は以前からしていて、実証されただけだが。



――――――――――過剰生産と偽造消費。



若者一人の過剰生産を廃棄するために老人十人!!!!!!!!!!

廃棄需要と受容偽装だけでは生産力を潰しきれない!!!!!!!!!!

税収0%国債100%で予算編成して25年保ってしまう!!!!!!!!!!


少子化による生産力暫減こそが日本社会を救う?

一億総ニート化!!!!!!!!!!



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・などなど、誰かにとって不都合な真実がマスメディア以外では叫ばれている。


国会や街頭で。


だとすると?

俺の年金は、いーのかもしれないが。

俺が手伝わなくても、いーのかもしれないが。


異世界転移で産業を止めるまで、限られた界隈でしか話題になってなかったしね。


だから俺も就職しちゃったし。

若さ故の過ち、ってことで。

まあ、たいした手間じゃない。


たまたま近所に暇な爺婆、子育て一段落なお母さんたちがいてね。

そーいう人たちに声をかければ、助言も手伝いももらえます。

おかげさまで、ちょっと預かるくらい俺でもどーにでもなる。


そしてなんと俺の住んでいる街には、懐かしの秘境、銭湯まで近所にある。



風呂に入れるだけで時間を潰せます。

眼を離すわけにいかないからね。

一緒に何かしてるのが一番。



手間がかかるようでいて、実はそうでもない。

子供の世話ができる子供だって動員できる。


中高生やらなんやらを巻き込んでしまえばいい。

意外に暇な奴らはフルーツ牛乳で釣れる。




まあ、預かると言っても、大人1人で子供1.5までだけどね。

赤ん坊なら0.5。


赤ん坊一人に俺と爺婆一人ずつ、時々近所のお母さんや中高生。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・そんなわけで、子供を風呂に入れるのは得意である。


それに子供たって、手間がかかるような年齢は避ける。

シスターズの小さい二人、十代以降なら軽いものだ。

これはどうやら他世界共通、俺調べ。




とはいえ、メンゲレ大尉がフリーズするのも、仕方ない、か?

考え事をしながら風呂に入れるってのもな。


いや、赤ん坊なら集中するよ?


目を離す余裕がないし、壊れそうで怖いくらい。

だから、自分ではやらないようにしてるくらいだ。


お向かいの中村さんに任せるほどに。


だが俺の前、お嬢は元気な12歳。

問題はない、が、うん、慣れないとその辺りのさじ加減が解らないよな。


ということは?

メンゲレ大尉は子供がいないと見た!


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・とまあ、考えながら、答えを待つ。



そこに響く、涼やかな声。


「――――――――――順番が、ありませんか」


体感温度零下、切れ長な眼を突きつけるエルフっ子。

なんかすっごく、詰め寄られてます。


上目使いなら速攻で落とされてしまいますが、見上げる視線は三白眼。

敢えて言うなら、ジト目。


「確かに」


俺は答えながら、気が付いた。

気がつかないうちに返事をしていた、なんて気がついてはいけません。




【聖都北辺/青龍の軍営/幕舎内湯殿/青龍の貴族左背面】


わたしは、ご主人様の体に指先をそ~~~~~~~~~~っと。


ちい姉さまみたいにされた、ちちちがいま、せんけど違います。

わたしのバカバカバカ

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・わたし、わたしたちが、ご主人様の肢体を撫、えと、流すのは、当然です。


ご主人様は、ちい姉さまに夢ち

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・お忙しいのですから。


決して、わたしが夢中になったりは

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ごめんなさい。


ご主人様、わたしは不埒なことばかり考えてしまっております。


いずれ、ご主人様に問いただされる日が来るのでしょうね?

きっときっときっときっと

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・申し訳ありません♪





【国際連合統治軍/第13集積地/駐屯地居住区/共同浴場】


俺は反射的に答えながら、回答にたどり着いていた。


ああ、エルフっ子が怒るわけだ。

お母さん的なポジションだしね。



優先順位が違うだろ、と。



お嬢を風呂に入れているのは、お礼代わりだった。

単なる手伝いと勘違

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・すっかり、忘れてた。


お嬢の要望、まあ、ご褒美。


それを後回しにするってのは、マズい。

しかもそれを、見知ったばかりのメンゲレ大尉に回すのは、もっとマズい。

すっかり忘れて自己保身とその他いろいろに集中していた。



甘えをスルーすると、子供がグレる。


女子供はオンリーワンよりナンバーワン

――――――――――俺調べ。


女で子供とくれば、間違いあるまい、おそらくは。

何を与えるか、ではなく、いつ与えるか。


物を与えた方が楽だな~

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・などと思ってはいけない。


ある年齢までは、そして仲良しならば、スキンシップのほうが喜ばれる。


その点、俺は大丈夫。

ポーカーは得意だ。


あとはさて、そっと、慎重に、お嬢を抱き直す。

保護者(エルフっ子)と友達(魔女っ子)が見えるように。

今、ちょっと誤解されてるからな。


今までの友好的関係を失ったら

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・イヤだなあ。


だからこそ、慎重に慎重に。

怯えの気配が見えたら、即転進。

甘えさせるハズが、あらぬ疑惑で危険作業だ。


決して襲う気などない、と全力アピール。




【聖都北辺/青龍の軍営/幕舎内湯殿/青龍の貴族左背面】


あたしに背を向けて、向きなおった青龍の貴族。


その背中に肢体をあずけて、肩越しに見る。

ううん、あたしに見せようとしているの。

唇をかみしめる。


あたしには、それしかできない。

彼、青龍の貴族が向き直った、彼が右腕で抱えていた妹分。


抱えられてから、僅かな声を上げるだけで、この危機的状況にも無反応。

いつもなら、真っ先に反応するのに。


別な女が増えるなんて!



でも、妹分はそんな段階にはいなかった。

何もかも委ね上気しきった肌、荒い吐息に高ぶりを溢れさせ、潤んだ瞳に弛緩した肢体。

気持ちのうえで完全に受け入れ、なにもかも受け入れるのを待ち焦がれる妹分。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・あたし、あたしたちのことが見えていない、わね。


ううん、あたしや、あの娘だけじゃない。

Colorfulもメンゲレ卿も、青龍も帝国も。

世界をすべて捨てて、地に足がついてないわ。



当たり前か

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・初めてだし。


ううん、ジラされたのが悪い。


惚れさせて、囲って、抱きしめて、留めるんだから!

しかも、しかも、あたしたちに見せつけようとしてる!!!!!!!!!!

ホント、酷い男!!!!!!!!!!




【国際連合統治軍/第13集積地/駐屯地居住区/共同浴場】


うむ。

俺はお嬢の反応を確かめて、安堵。


無邪気な無防備さは、いつも以上。


性犯罪者疑惑は晴れたな

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・メンゲレ大尉以外の。



しかしだからこそ、チャンス!


俺とシスターズ&Colorfulの関係を、国連軍全女性兵士に印象付けなくては。

この手の誤解を解くには、女の眼を通してその口コミに頼るのが手っ取り早い。


その効果は、誤解を解くだけにとどまらない。


プラスを積み上げるのは難しい。

マイナス印象からゼロに戻すのは簡単だ。

そのギャップでむしろプラス、の誤認さえ狙える。


女性兵士への好感度アップ!

・・・・・・・・・・・・・・まだ諦めていなかったのかと、呆れられそうだが。


絶望と無縁な男、俺。



この子たちとの、心温まる交流も悪くない。

未熟な子をフォローしつつ、その視点からフォローされつつ。

守ることも助けられることも、楽しきことだ。


が、それはそれとして。



心熱くなる女性との交流は必須である!!!!!!!!!!


どちらかを選ぶ必要なんかない。

子供の眼があると、ナンパし難いとか時間がとり難いってのはあるが。

それは工夫次第だ。



いや、まあ、成算が高いかといえば、わかってはいる。


ここ第13集積地に来る前に考えていたようには、いかなかったしね。

女日照りに耐え続け、苦節重ねた有余日。

大いに期待していたのだが。



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・まあ、成果は乏しかろう。


だが、それは、とるに足りない。

ことにしておこう。


失敗のないこと。

それは価値がないこと。



付かず離れず駆け引きするのは面白い。

美人や可愛い女と話すのは楽しい。

煽て上げて喜ばれるのは嬉しい。


だからナンパもする。

女がいる店にもいくし、娼婦を誘う。


その楽しみを捨てる気なんかない。

その機会を、逃すわけがない。



子供たちと仲良くしつつ、女を口説きつつ、仕事をさぼりつつ。

どっちもどっちで良いとこどり。


欲張り?

まだまだ足りないね。



さて、当面は子供の世話を楽しもう。

女を口説くには機が熟してない。

これからこれから。



俺の場合、子供を世話してるのか世話されてるのか。

いろいろと手伝ってもらったり、助けてもらっている。

大人としては情けないところだな。


お礼ご褒美恩返し。


俺はお嬢を湯船に運ぶことにした。

メンゲレ大尉には魔女っ子をまかせるか。

本人が嫌がらなければ、だが。


軽く浸からせて、むしろ湯冷ましさせたほうがいい。

春の夜は、ちょうどいいくらいに涼しいからな。

風にあたらせなけりゃ大丈夫だろう。




【聖都北辺/青龍の軍営/幕舎内湯殿/青龍の貴族左背面】


青龍の貴族は、妹分を正面から抱いた。

あたしは

――――――――――おそるおそる、視線を走らせる。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・予想外。


胸と胸を合わせ、しっかり抱かれた妹分。

正面から抱かれている、というより、抱き上げられてるわ。

妹分は彼の肩に頭をのせている。


背丈が違うので、口付けにはちょうどいい位置取りね。

左腕を彼の首に絡め、脚で彼の胴回りにしがみつく。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・届かないわね。


妹分を抱いたまま、彼は立ち上がる。

あ、ずり落ちたら

――――――――――彼、青龍の貴族が右腕で抑えて右手の平で掴み、下から支えた。


あたしは、ホッとして

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・反省。


順番にこだわることじゃないわよ。

いや、まあ、他の女とのコトをみるのがイヤなんだけど。

でも、妹分が心配なのも確かなわけで。


ううん、彼、青龍の貴族に任せればいいんだけれど

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・メチャクチャにしそうな気がするわ。


その辺りの優しさは、期待出来ないと思う。

まさに懸念する、あたしの目の前。




いよいよ、始まる

――――――――――たった、まま?


しかも、正面?

完全になされるがまま?


彼の肢体以外、手も脚も支える場所がない中空、しがみつき、意のままにされる

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ん?




【聖都北辺/青龍の軍営/幕舎内湯殿/青龍の貴族左背面】


はっ!!!!!!!!!!


わたしは、我に帰りました。

ただただ圧倒され、しっかり勉強しようという決意が弾き飛ばされていましたが。


――――――――――戸惑い――――――――――


ご主人様の気持ちは、手に取るようにわかります。

ちい姉さま?


わたしは、跳びはね、悟りました。

ねえ様や、Colorfulの皆も覗き込んでます。

その、下から、で、その、耐えきれない、ですよね。

さんざん、失神を繰り返されて。



ちい姉さま

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・気絶、しちゃいました。


いえ、最初から失神と覚醒を繰り返されていましたけれど。






あら?

あら?あら?

あら?あら?あら?



え、ええ、ええ、気がつかれませんか?????????????




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