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完全侵略マニュアル/あなたの為の侵略戦争  作者: C
第五章「征西/冊封体制」

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185/1003

神父の貌

登場人物&設定

※必要のない方は読み飛ばしてください

※すでに描写されている範囲で簡単に記述します

※少しでも読みやすくなれば、という試みですのでご意見募集いたします


一人称部分の視点変更時には一行目を【語る人間の居場所】とします。

次の行、もしくは数行以内に「俺」「私」などの特徴となる一人称を入れます。

以下設定を参考に誰視点か確認いただければ幸いです。

(書き分けろ!と言われたら返す言葉もございません)


【登場人物/一人称】


『俺』

地球側呼称《司令官/閣下/大尉/大尉殿》

現地呼称《青龍の貴族/ご主人様/ご領主様/我が君》

?歳/男性

:地球人。国際連合軍大尉(陸上自衛隊三尉)。太守府軍政司令官。基本訓練以外は事務一筋。軍政官なのでいつも陸上自衛隊制服(常服)着用。元々訓練以外で戦闘服を着たことがない。


『あたし』

地球側呼称《エルフっ子》

現地側呼称《ねえ様》

256歳/女性

:異世界人。エルフ。『あの娘』の保護者。姉貴分。ロングストレートなシルバーブロンドに緑の瞳。長身(数値不明)。革を主体とした騎士服にブーツに剣が常備。


『僕』

地球側呼称/現地側呼称《若い参事、船主代表》

?歳/男性

:太守府参事会有力参事。貿易商人、船主の代表。年若く野心的。妹がいて妻の代わりに補佐役となっている。昔は相当な札付きであったようだが、今は特定の相手以外には紳士的。



【登場人物/三人称】


地球側呼称《神父》

現地側呼称《道化》

?歳/男性

:合衆国海兵隊少尉。国連軍軍政監察官。カトリック神父。解放の神学を奉じる。



地球側呼称《曹長》

現地側呼称《騎士長》

?歳/男性

:国際連合軍/陸上自衛隊曹長。



地球側呼称《坊さん/係長》

現地側呼称《僧侶》

?歳/男性

:国際連合出向中地方公務員。得度した僧侶。浄土真宗らしい。軍政司令部文官。



地球側呼称《官僚/財務官僚/役人》

現地側呼称《役人》

?歳/男性

:財務省官僚。高級官僚の一族に属するらしいが、異世界転移後の官僚機構一斉粛清で大半を失った。殺された者もいると信じている。



地球側呼称《お嬢の父親》

現地側呼称《大先輩/五大家古参当主/親バカ》

?歳/男性

:シスターズの一人、童女ことお嬢(12歳)の父親。中世準拠の異世界としては異例なほどに、家族思い。特に娘を溺愛しており、愛娘が夢中になっている青龍の貴族(俺)を公然と敵視している。公の場では商人たちの尊敬を集める銀行家。五大家で一番古い家系と、邦で一二を争う規模の商会を持つ。


【用語】


『シスターズ』:エルフっ子、お嬢、魔女っ子の血縁がない三姉妹をひとまとめにした呼称。


『Colorful』:ハーフエルフの最高級愛玩奴隷少女たち。髪の色がいろいろなために神父により命名。一人一人の名前も髪の色に合わせて白・朱・翠・蒼・橙と主人公に名づけられた。



「今ここにイエスがいたら、信徒を救うために棄教するだろう」



――――徳川幕府宗教審問官のささやき――――――

映画『沈黙―――Silence――』より。




※映画批評

:この作品には狂信者は一人も出てこない。


理性に基づいた信仰。

理論に基づいた反信仰。


敬虔な信仰と、無機質な技術。

理性による献身と、合理的な手順。


ロジックを駆使して、強い信仰をこそ武器にして、神を解体する精神的拷問。


棄教しないとは!

オマエの信仰はその程度か!!

神の道を信じているのであれば、とっくに神を捨てている!!!


キリスト教圏において、もっとも高い評価を得たのは主演俳優ではなかった。徳川幕府宗教審問官の役割を演じた日本人俳優である。




キリスト教徒にとって、悪魔は此処にいる。


悪魔は決して殺してなどくれない。

悪魔は人の肉体にも行動にも関心を持たない。

悪魔は心を、思いを、魂を奪い取らずに差し出させる。


審問官たちは日本語で語り合う。


「いつもと同じだ。あいつも、転ぶ」


転ばせるのではなく、転ぶのだ。







【太守府/王城/王乃間/国際連合統治軍軍政司令部】


「Repent your sinns!」

(悔い改めよ!)


俺は疑問に思っていた。


「アナタノツミヲカゾエナサーイ!」


神父が罰当たりなことに、神父服を着ている。

司祭平服、Cassock(英)、Soutane(仏)、呼び方は何でもいいが、神父が着ていいもんじゃないだろう。

あれ?

いや、カトリックにバチなんて概念があるかどうか知らないが

・・・・そこじゃない?


「さささ、改宗ついでになんでも言ったんさいYO!」


ついで?


「主は決して沈黙いたしませんゼ?カミロ・トーレス・レストレポは言いました」


それ、聖職者兼業革命家だよね?

あ、神父もそっちの系統だったか。



解放の神学。

キリスト教カトリックの一宗派。

来世の救済を約束するキリスト教の根幹を守りつつ、現世の救済を求める宗派。


それはそれ、これはこれ。


来世で永遠の祝福を得るのは大切だ。

キリストだって言っていた、と弟子が言っている。


人はパンのみにて生きるにあらず。


だからといって、現世がどーでもいい、などとキリストは言っていない、と弟子は言っている。

そりゃそうだろ。

現世がどーでもよいと考えているならば、魚を増やしたりパンを増やしたり病を癒したりするわけがない。そんな逸話が生まれるわけがない、というべきかね。



パンだけじゃだめだが、パンもなければいかんのですよ。



まあ、当たり前ではあるが、此処は明言しておかないといけないところだよね。

宗教をかじると精神世界に突入して帰ってこれなくなる奴は多いし。



だたそれだけなら、解放の神学とは関係ない。

慈善事業全般、人道支援や医療奉仕、救貧活動にいそしむ教会や牧師、聖堂などいくらでもあるだろう。

ソレが無いって宗派は、それこそない。



だが、解放の神学、彼等は違う。


貧しき者。

病みし者。

老いた者。


迫害され、搾取され、貶められている者たちすべて。



寄付金を与え、治療を施し、補佐し支え

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・神の救済を待つ。


最後が、間違っている。


神に仕える道ではない。

神は沈黙してはいない。

神は全て見ておられる。



御心を前に、なぜ沈黙していられようか。


いつか救われるのではなく、今救わなくてはならない。


神の代理人たる我々が、人の手で出来る救済をもたらさなければならない。



神には神の御業をもって。

人は人の業をもって。




・・・・・・・・・・・・・・まあ、反対はしないよ、うん。


God helps those who help themselves.

(天/神は自ら助くる者を助く)


ってのは、ラテン語のことわざだけれども、キリスト教成立時成立地域の共通言語がラテン語だしね。

影響を受けていても不思議じゃない。


聖書には載ってないみたいだけれども、当時の聖職者が言っていてもおかしくないよね。

カトリックは聖書聖典の一言一句までこだわったりはしないし。

だから、


神は望んでおられる!

(十字軍開催のお知らせ/史上名高いキャッチコピー)


な~んて、言ってしまえるわけだから。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・プロテスタントが聴いたらキレるだろうけれど。



進化論も地動説も現代科学も聖書に書いてないからね。

プロテスタントは基本、聖書聖典完全尊守だからね。

書いてないから認められないのも仕方がないね。


プロテスタントにとっては、聖書は一字一句、削ってはならないし付け加えてもいけない。



で、まあ、ここまでは関わりたくないだけで済むんだが。




「If Jesus were alive, he would have been in the Guerrilla!」

(もしイエスが生きていたら、ゲリラになっていただろう!)



いや、英語使わなかったんじゃないか?

スペイン語圏の人だろ。


マジだぜ?

実際に、カトリックの聖職者の言葉だよ?

ノンフィクション100%!



貧困と差別に対抗して、十字架とAKを掴んだ聖職者。


革命に参加し、クーデターを主導し、デモと暴動を主宰する。

右でも左でもない。


政治運動に突入しているが、政治思想ではないのだ。


救わなければならない者たち。

ソレを生み出す社会そのものを転覆し、人の手で救えるものは全てを救う。

それはつまり、迫害され、搾取され、貶められている者たちすべてを救う、のではなく元凶を絶つこと。


何もかもすべてを救えるのは、神のみ。


彼等もそれは否定しない。

人の力も存在も弱いものだ。


だが、彼等は感じている。


人の罪は神にゆだねよう。

人の罪が生み出した罪過は人の手で糾す。

人の手ですべてをやりきったといえるまで。


資本主義も共産主義も議会制も独裁制も寡頭制もなんだってかまわない。

神の前に、国家や体制やイデオロギーに何の価値があろうか。

救われぬ者がいるならば、救わぬ社会に天罰を。



人が救える者を救わずして、どうして審判の日を迎えられようか?



OK!OK!

そーいう発想は嫌いじゃない。

発想はね。




「よって、戦争の相談はPiece of Cake!!!

バッチコーイ!!!!!!!!!!!!!!!」



そう!

何が違うって、戦争の相談してないから!!


俺は軽く手を振り神父を放り出させながら、考えを進めた。

曹長が簀巻きにした神父を司令部から放り出す。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・本当に放ったな。




リテイク

――――――――――人生は相談の連続である。


俺には手に負えない事は、誰かの得意分野だからだ。


俺がなんとかこなすより、上手な誰かに任せた方がいい。

つまり俺は何もしない方がいいのであり、決して言い訳ではない。


今は、それこそが俺の仕事だったらやる気になれないから、使命なら即放棄だし、えーと、趣味ってのは違うし、よし!

好みってことで。


俺は、坊さんと役人を呼ぶことにした。

役人ははともかく、坊さんならば、まあ、応えは出なくとも考える参考にはなるだろう。




【太守府/王城/王乃間/青龍の本陣/青龍の貴族の背中ゼロ距離】


あたしは考えをまとめていた。



若い参事が時折、一方的に伝えてくるのだけれど、それを更に聴いていたメイド長が補足してくれる話。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・無関心ではいられないことばかり。


――――――――――あたし自身も、少ない伝手をたどって、裏をとるけれど。



そして、おじ様。

妹分の父が泣くような勢いで愚痴りながら訴えかける話。

やめてくれないかしら

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・妹分の貞操を毎日毎日、聞いてくるのは。


――――――――――競っても、邪魔する気はないし。



ともあれ二人は、参事会で一、二を争う事情通。

ということは、この邦で一番いろんなことを知っている。


あたしだけでは手に余るほどの、様々な話を集める人脈。集めた話を、己が重ねた経験と、配下にした様々な熟練者の助言でまとめてある。


その二人が、あたし、じゃなくて、青龍の貴族に伝えたい話が、あたしに回ってくる。

その頻度は増える一方。


もともと二人も彼、青龍の貴族に、直接伝えていたんだけれど。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・最初、まあ、半月前は?



訊いてもいないのに、聞いていないから、躍起になって囁きかける。

それでも相手にされないし、無視の次がどうなるかわからない。


・・・・・・・・・・・・・そもそも無視しているから、なにもされやしないわよ。



彼に殺されるときは、何をしてもしていなくても、同じでしょうに。

あたしたちは、

・・・・・・・・・そんな感じで、軽く考えている。


うん。

家を守っている若い参事。

家族を守っている参事のおじ様。

普通、ってわけじゃないけれど、参事会の有力参事二人からすれば、そんな感じじゃいられないわよね。




だから、あたし?

あたしから、青龍の貴族、その耳に入れておけって?

まったくもう。


迷惑ばかりとは言わないわよ。

あたしが話せば聞いてくれるしね。

何で無視してるのかってくらいに、興味を惹かれる内容だし。


青龍の貴族に、楽しまれるような話ができるのは

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・嬉しい。


かなり。

とっても。

悔しいけれど。


あたし、たちを無視しているようで、時折必ず一瞥して、あたしたちが居ることを確かめてくれる、彼。

利用価値無し、と見切られているのは、ぜんぜん変わらないだろうけれど。


同じ話を参事がしても、見向きもしないで聞き流す。

その話を、あたしがすると、黙って耳を傾けて、見つめてくるから、すごく困る。

・・・・・・・・あたしが。


でも、彼を楽しませる貴重な機会。

一方的に、からかわれて、いじめられて、愉しまれる日常から、ほんの少し離れられる。

・・・・・・・日常が嫌いなわけじゃないけれど、すごく、不満だから。



女として、エルフとして、自負を無視されるのは、屈辱よね。

って、言い聞かせてちゃダメじゃない!!!



そう。

教えられて驚かされる立場から、教えてあげる立場に!

今までに加えて、そうなれるんだから!!!!


それにまあ、なんとなく、彼、青龍の貴族、その耳に、この邦の人たちの囁きを取継いでいると、あれよあれ、なんか、そう見られてるんじゃないかな、ってね。



「正妻気取り――――――――――

KITA――――――――――――――――――――!!!!

フォゴ!!!!!!!!!!!!!」


・・・・・・・・・・・・・・あ、つい。


跳びだしてきたから、投げ飛ばしちゃった。

青龍の道化は泡を吹き、ピクピクと震えながら

・・・・・・・・・・・・・・・少しずつ這って逃げてる。


アンタ、元気でしょう?

投げたときの感触でわかるのよ?

逆らわないで力を巻き込んで、威力を受け流していた。その上に床にたたきつけられないように、体全体で衝撃を逃がしてたわよね。


「韜晦はfifty-fifty!OK??」


投げ手を緩めたのがばれちゃったかしら。


「既成事実から始める異世界ライフ!奥方ポジが嬉し恥ずかしwktkわくてか可愛いハーフエルフの赤ちゃんを抱いて第一夫人の座をゲットだぜ!!

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・アーハーン??」


あたしは、何も言わずに、踏みつぶした。


(―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――!)


良かったわ。

この音はエルフにしか聞こえないものね。


あの娘たちを出し抜こうって考えが、なくもないけど、アタシにしかできない役目よね。

アタシたちの世界を広く知っていて、青龍のことも、少なくともこの邦で五本の指に入るくらいには知ってる。


だからこそ、聞かされる話を、青龍の貴族に伝えることができる。


必要だ、なんて思われてもない。

役に立て、なんて期待されてない。

邪魔をするな、とすら言われない。


だから、これは、あたしの勝手。

好きにやれ、って言われてるんだから、いいわよね。

実際に役に立って、必要とされて、求められて見せる。




もっとも互いに、危険回避だの、愛娘の男憎しだの、いろいろと内容が、かたよっているけれど。

双方を重ねてみれば、判るわね

――――――――――この邦で何が起きてるか。


青龍の貴族は、基本的に無関心。

西の山のドワーフ周りの話だけしか、聞いてくれなさそう。


後の話は、どうしようかな。

青龍の騎士長や僧侶に流しておけば、いいかしら?


あたしはとりあえず、彼の、青龍の貴族の背中に身を預けた。




【太守府/王城/王乃間/国際連合統治軍軍政司令部】


エルフっ子に踏みつぶされて歓喜に震える性職者。

俺が何も言うまでもなく、エルフっ子が神父を部屋の外に追い出す。

・・・・・・・・・・・・・・・・蹴り転がしながら。


うめき声ではなく、喘ぎ声が不気味です。

女の声じゃなくて、ガタイがいい合衆国海兵隊員な神父の、野太くてマジな感じの声ですぜ?

イラついたエルフっ子がさらに激しく蹴り転がしたから、いつもより余計に喜んでいやがる。



美少女エルフ(256歳)の革ブーツに蹴られるとなれば、その筋の人にはたまらないんだろうな。


エルフっ子はドレス姿だが、スカートはひざ下くらい。

革鎧はやめてもブーツはそのまま、軍装に近い。

打撃はかなり強いはずなんだが。




・・・・・・・・・・・・・・・あ、それが良いのか。


エルフっ子の蹴りに併せて開く自動扉。

・・・・・・・・・・じゃなくて、俺付きのメイドさんたちが、扉の外から察して開いてくれたのか。




あの厚い扉の向こうから、中の様子を察するというのはすごくないだろうか?


閉め切ってしまうと、話し声くらいは全くもれなくなるからね。

一応、部屋の中からメイドさんを呼ぶ声は、鍵穴から聴こえる、らしい。

密談時には鍵穴に付ける覆いがあるくらい。

使ったことはないが。


俺が私室代わりの隣室、ベットとソファーしかないが、に引っ込むときに使うかどうか?

訊かれたけれど、まあ、不要と答えた。




シスターズ&Colorfulがいるから休日でも規則正しい生活になってしまったからだ。


そりゃーあなた。

勤務日であろうとあるまいと、日の出とともに俺の周りにそろうんですよ。

Colorfulに揃われてしまうんですよ。

最初から一緒に寝ているシスターズも、夜明けとともに目を覚ましている様子。



城に帰ってから、シスターズ用の私室を割り当てる話をしたら、断固拒否された。

まあ、王城は仮の宿。

Colorfulと違って、シスターズの三人は自宅があるからね。

だから、まあ、無理強いはしなかったんだ

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・断る、笑顔が、怖かった。


だから、俺の部屋がシスターズの部屋がわり。




だからまあ、ほぼ常に、子供たちに囲まれて、ですね、昼過ぎまで寝たりできないですよね。夜は夜で、シスターズ&Colorfulが、俺が寝ないと寝ないし。


お嬢と魔女っ子以外は、まあ、夜更かししてもいい年齢層ではある。

高校生くらいになれば、それくらいは良いだろう。

だが、小さい二人が真似するとあれだ。


Colorfulは、俺の私室と繋ぎ部屋になってい別室がある。

エルフっ子には、夜には使わない司令部で遊んでいてもいい。


んが、別行動はやはり拒否。

仲いいんだよね、この子達。



そんなわけで、規則的な生活。

皆が活動している昼間には起きていて、皆が寝鎮まる夜には俺も寝る。


部屋を防音にする必要はない。



そのほうがメイドさんたちもすぐに呼べるし、この通りに言わずともすぐに扉を開けてくれる。


寝室ではなく軍政司令部を蹴りだされた神父は

・・・・・・・・・・・また曹長に連れていかれた。





ソレが済むと、奮然としていたエルフっ子は、定位置に戻ってきた。



定位置が、なんか、俺の背中になってないか?

すっごく自然に、もたれかかってくるね?

いろいろ困るんだけどね?


せめて背中合わせにしない

・・・・・・・・・・・・・・・・・・ですかそうですか。




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