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完全侵略マニュアル/あなたの為の侵略戦争  作者: C
第五章「征西/冊封体制」

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153/1003

休日

物語の時系列


4月1日(~第15話まで)

国連統治軍軍政部隊太守領着(第3~5話)

・シスターズと遭遇(第6話)

・vs参事会(第9話)

・暗殺未遂と虐殺未遂(第8話)

・王城接収(第11~15話)


4月2日(第16~24話)

・参事会王城移転(第15~16話)

・魔女っ子ハウス家庭訪問(第16話)

・魔女っ子ハウス前の虐殺(第17,18話)

・三佐降臨(第21話~)

・盗賊ギルド頭目との出会い(第24話)


4月3日(第25~37話)

・港街占領開始(第25話~)

・港街暴動確認/暴動鎮圧開始(第26話~)

・盗賊ギルド頭目息女保護(第26話)

・元カノ来襲(第26話)

・アムネスティ、カタリベ合流(第28話)

・港街上陸作戦(第29~32話)

・港湾接収(第33話~35話)

・Colorfulとの出会い(第36話)


4月3日(第38~話)

・軍事パレード(第40~42話)

・人魚拾得(第56話)

・防疫隔離開始(第57話~)


4月4~6日(第61~63話)

・防疫隔離期間


4月7日(第64~66話話)

・暴動鎮圧完了(~第64話)

・遺体焼却(第64話)


4月8日(第67~70話)

・航路再開式典(第67~70話)


4月9日(第71~75話)

・異世界人の青龍観察


4月10日(第76~79話)

・太守府帰還作戦準備開始(第77話)

・南部農村偵察作戦準備開始(第77話)


4月11日(第76話)

・太守府帰還作戦開始(第76話)

・南部農村偵察作戦開始(第76話)


4月12日(第76~90話)

・対野盗遭遇戦(第80~83話)


4月13日(第90~第101話)

・神殿跡地掃討戦(第90~94話)

・野戦軍事法廷(第95~97話)


4月14日(第102~105話)

・逃亡農民降伏勧告(第102~05話)


4月15日(第106~109話)

・太守府帰還中(全期間)

・湯治(全期間)


4月16日(第110~119話)

・予防戦闘/化学戦(第110~113話)


4月17日(第120~147話)

・太守府前住民集会(第125~132話)


4月18日(第148~149話)

・太守府園遊会(第148~149話)


4月19日(第151話~)

休暇




明けない夜はない

――――――――――――――――――――――――――――――え。


陽はまた昇る

――――――――――――――――――な、ん、だ、と。



チッ!!!!!!!!!

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・朝なんてこなくていいのに。




【太守領中央/太守府南方/森林】


あたしは森に野牛狩り。

あの娘と妹分は王城でお洗濯。


『風上から野牛がドンブラドンブラ』


ん?

マメシバ卿?


『いえ、するーで。お洗濯っていうフレーズがいーなーと』


あの娘たちのことかしら。


『さすが人生設計がお嫁さん。家庭的ですね♪』


あの娘には日常だけど、妹分にとっては人生で初めての体験ね。あたしもできないわけがない。とはいっても、もっと得意なことがあるわけで。


あたしは森の声を聴く。

まあ、森はいつでもエルフの一部だけれども。



――――――――――南――――――――――


『南1km位先に標的確認』



あたしは驚いた。

森でエルフ並みの感覚をつかさどるマメシバ卿に。

いえ、これは青龍のちからね。

でも、あたしは使い魔にだって遅れをとったことはないのに。


「どっちが良い女か教えてあげる」


走り出した。

あたしも続く。

肩にドワーフ刀かしら?湾曲した片端の剣、を担いで走る青龍の女将軍。

あたしは短弓を両手に持ち、その後を追った。



突進力じゃかなわないわね。

瞬発力で劣り、持久力で劣り、筋力で劣る。

あたしが得意なのは、器用さと敏感さ。



教えてあげようじゃない♪




【太守領中央/太守府/王城外殻正門】


僕は城門をくぐり広場に向かい歩きながら、青龍の騎士、かれらの注文を考える。


背後には、二人の騎士、そして青龍の娼婦が一人。

面貌を外した騎士は男、に見える。

僕らと青龍は魔法以外に大きな違いはない。青龍の貴族が閨で可愛がっているのは、魔女やお嬢様、エルフ娘。

ならば僕らが考える、男、であると扱っていい。

であれば、同じ性別であろう青龍の騎士たちも、男なのだろう。


騎士二人が望む良い店。


普通なら無難なところ、粒よりの女が揃っている場所に案内するが

――――――――――そんな訳がない。


いや、歳が二ケタに達したばかり、いやむしろ達しない、まあ、娘?をそろえた店を知らないという話ではない。

そもそもそれが、青龍の種族的な特徴でもなさそうではあるし。

青龍の娼婦の年恰好は十代半ばか?


であれば、青龍自身が若い娘を好むと見えるが、その下限は一人一人の趣味なのだろう。

もちろん、この場合はそういう話じゃない。




この邦の、いや、僕らの世界の女を近づかせてはならない。


それは僕らに事あるごとに伝えられている、青龍の禁則。掟や、規律というよりも、具体的な脅威に基づく規定。

禁を破れば血の呪いが発動し、周辺を侵す。その対処は当然、侵された青龍もろとも邦ごと灼きはらわれる、だ。


だから、この邦の娼婦全体を握る盗賊ギルドが目を光らせる。

娼婦を、青龍に近づけないように。


無論、参事会も徹底させる。

必要がない限り女を近づけない。王城に招き入れられた五大家のメイドたちのように近づけざるを得ないときは、念入りに脅す。


そして、青龍自身が迎え入れた王城勤めの女たち。メイドや下女などには、青龍自身が警告しているし、メイド長が目を光らせている。



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・青龍の貴族、自身だけが例外だが。


その辺りは趣味と実益だろう。

青龍の貴族は、女を多用する。この邦を知り尽くした、邦中に伝手がある隷属者。エルフも魔女もお嬢様も、愛すると盲目になるようだし

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・珍しくもないが。


盗賊ギルドの頭目も、いつの間にか愛人に収まっていた。

何年前から仕込んでいたのやら

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・皆、この邦に昔からいる女ばかりだしな。


女を使う支配。


これは古典的な手法の割に、実例が少ない。情に流されるのは、女だけじゃないからだ。

青龍の貴族は、さて、どうか。


事前の仕掛けではない分、お嬢様と魔女は趣味が先に立っているだろう。

つまりは未成熟な肢体が好

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・青龍の貴族の趣味に口出しする謂われはない。


だがしかし、その準備があるからこそ青龍の騎士団は少人数なのだろう。


邦を滅ぼすだけなら、青龍には騎士団などいるまい。

龍や大隼、海龍だけで足りる。


だが滅ぼそうとは思っていない、いまのところ。

しかし太守領を治めるには、青龍の騎士団では数が足りない。

その答えは?


青龍は力だけ持ち込み、後は随所の女たちを支配する。

何人もの女が、その女の繋がりが、青龍の目になり耳になる。使い魔にも見えない、領民の心の中に根を張っている。



帝国軍は旧王国を占領するのに、一万の兵を使ったという。統治が順調になってなお、太守の騎士団は二千を数えた。


強大な力を持ち込んで、あとはこの邦に元々溶け込んでいる女を使う。

なんと効率の良いことか。



となれば、それと付き合わされる僕らは、いや、僕はどうする?

女は信用出来ないか?


いや、女に口を滑らせるのは男の特徴だな。

第一、青龍の女たちが耳にしない男が、青龍の貴族、その極近くに居れば?

逆に危険だ。

殺されるな

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・つまりは、知られないように、なんて無駄なこと。

知られているように過ごせば良いだけだ。

まったくたやすい。


では、僕以外はどうあるべきだ」?


青龍の手がそこかしこに伸びていることを悟らせればいい。青龍の貴族、その耳目をさらしては僕が殺される。それっぽい生餌をしつらえてばらまこう。

そのように見えれば十分だ。

それで用心する奴は多いだろう。

無駄に警戒させれば金も人手も浪費させていけば

――――――――――僕が優位にたてる。


なかなか面白くなっているじゃないか。



※アムネスティは未成年者を雇用しません。店内ではともかく、店外ではあえて若作りもさせておりません。アムネスティガールズは全員20代です。





【太守領中央/太守府/王城内郭/外殻側に面したバルコニー】


俺は自分を虫干し中。


要は、陽向ぼっこ。


ここは王城のバルコニー。

領民やら軍隊やらに偉い人が手を振る場所。

幸い、偉い人は不在。


え?

三佐?

あれはね

――――――――――――――――――――エライ人。



関わりたくない方向で。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・手遅れだけど。


ともあれ、幸い、此処にはいない

――――――――――――――――――――――――――――――目に入る範囲には。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・通信機から目をそらし、白いシーツをパタパタするメイドさんと、お手伝いの二人を見る。


洗剤の香り。

お陽様の匂い。

魔女っ子とお嬢の笑い声。


――――――――――なに、この極楽――――――――――





我が人生に一片の悔いなし!!!

ここでまっとうするための生でした!!!!

これで猫が膝にいれば大往生待ったなし!!



ここが頂点と信じて終わった方が

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・魔女っ子が膝にのってきた?




【太守領中央/太守府南方/御料森林】


あたしたちがいるのは、太守府郊外。

いわゆる御料の森。


古くは王家の、最近までは太守の狩場。

周りの村々に管理が委ねられ、領主以外の狩猟は禁止。薪集め、木々の伐採、野草採取も禁止。立ち入るだけで死刑だ。


だから今は森自体が青龍の貴族、その私物。


太守もその家族も無き後、それでも領民は立ち入らなかったみたい。

懐かしき王国時代から続く慣習

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・といっても建国の刻には、御料なんかなかったけれど。



青龍の女将軍は緑の騎士服、礼装ではなく野外用、乗馬服みたいなものね。面貌だけ残して鎧はなし。まあ青龍の女将軍は、いつも剣や槍を振り回す割に身軽よね。


あたしはいつもの革鎧に、革の上下。


青龍の面貌をマメシバ卿が貸してくれた。

それは青龍の使い魔が見聞きしたモノを確認出来る魔法道具。あたしは、耳や眼を邪魔されない方が良いけれど、便利なのは判る。

時に、あたしの感覚より遠くを、使い魔が見てくれるわけだしね。


だから、一度だけ被ってみても悪くない。被らなくても内側に光でいろいろな状況が示されるから、覗いて見るだけでも足りるけれど。


でも、これは、彼、青龍の貴族、専用で、彼以外が使う事が許されない

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・すぅ~~。


「たいちょーは、一度も使ってないですからね♪」


!!!!!!!!!!!!!!!!!



だからなによ!!!!!!!!!!

ちょっと、被ってみただけだから!!!!!!!!!!

第一、青龍の貴族は戦場でも鎧を着けないし!!!!!!!!!!

ずっと一緒だからわかってるわよ!!!!!!!!!!




【太守領中央/太守府/王城前広場】


僕は広場を進む。

青龍の騎士は、青龍の娼婦を間に挟み、後に続く。


そして市場の雑踏は、ざわめきの中の沈黙、とまあ極めて例がない状況を生み出している。

まったくもって異様なことだ。

沈黙の結界、とでもいえばわかりやすいかな?

結界なんか見たこともないがな。


理屈は簡単だ。

王城前の広場は市内最大の平地、当たり前に市が立つ。

時刻は、ちょうど昼前。

明け方から始まる屋台搬入と組み上げ。

だんだん周辺の村々から昨日の収穫物が集まり始める。

パンや酒や肉など日々消費される品々が、太守府内の職人たちによって作られ屋台に運ばれる。

一通りの品々が並んだ頃合いに、買い手も売り手も、それらを狙った歩き売りも集まる。


そこにいるのが、歩くのが、僕と青龍の一行。


見通しが利かない雑踏の中、皆が皆、突然出くわし遭遇する。

まず、僕に気が付く。

顔を見知らなくても、家格は判る。


真新しい服。

人混みの中で堂々と担ぐ剣。

前を行く二人は屈強な使用人。

慌てて僕を見て、頭を下げて愛想笑いにお世辞を吐いて、素早く道を空けるのが妥当。


だが、今朝は、僕をみた後

――――――――――――――――――――――――――――――凍りつく。


僕の背後の三人。

黒。

黒髪。

黒い瞳。


その意味が解らない市民など、太守府にはいない。


いたらこの場で僕が殺している。

できるだけむごたらしく、身内も知り合いも一束ねにして生皮はいで殺してやる。


僕が事前に殺さなかったばかりに、邦を危機に陥らせたチンピラが吊されたのは、半月ほど前だ。わざわざ、青龍の貴族が娶った魔女の家に押しかけて、わざわざ青龍の貴族に、相手が誰と気がつきもせずに直接喧嘩を売ったカス。


吊された時に生きていたのは、女三人のみ。

他は人間の手では有り得ない肉塊として吊された。


皆が、何も言われなくとも、理解した。

頭を砕かれ、胸を穿たれ、手足を引きちぎられたければ、どうするべきか。青龍の力の一端、素手でたやすく行えること。

ソレが判ったからと言って、とても見合わない危険だった。



女三人の一族は、自らの手で殴り殺して市内に留まれた。

肉塊の一族は、その親兄弟を吊して市内に留まれた。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・逼塞してかろうじて、だが。


それでも街に縋り付かざるを得ない。

小金がある、その程度の商家職人では、街を追われて生きる道などない。


どの街にもギルドがあり、加入出来なければ仕事にならない。

全財産叩いて加盟しても、利益が出るまで持ちやしない。

腕一つの、零細職人か行商人なら別だがな。


街を抜けられるのは、大商人と貧乏人だけだ。


とはいえ、抜けられるから、抜けたい、訳じゃない。

第一、今日になれば、知られている。


邦のどこに行っても青龍からは逃れられない。


だから、僕の後ろで散策する、黒い色から目を離せない連中は、沈黙する。

ぎこちなく、ゆっくり、踵を返して、よけて、行き過ぎるのを待つ。


何が正解か判らないから、なるべくなにもしない

――――――――――たいへん賢明なことだ。


だがしかし、見通しが利かない雑踏だけに、誰もが次々と遭遇してしまう。

皆がざわめき動きまわる市の中。

彩り踊る絵の中を、無彩色の点が移動して行くかのように。


これはこれで面白い見世物だが

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・衛兵隊に道を作らせるべきだったか?




【太守領中央/太守府/王城内郭/外殻側に面したバルコニー】


俺は羨んだりしない。


街に遊びに出た佐藤、芝にはアムネスティガールズの一人がついている。

アムネスティのエスコートサービス。

同伴出勤ではない念のため。


何故、同伴、変な意味でなく、するアムネスティガールズが二人ではなく一人なのか?


エスコートサービスは娼婦としての仕事じゃないらだ。

そーいうプレイじゃないから。


占領地は紛う事なき戦闘地域。

とは言え、常に戦闘隊形ではいられない

――――――――――――――――――――――――――――――神経が持たない。


余暇に拠点に閉じこもりっぱなし。

国連軍としてはこれがデフォルトだが、駐屯地の規模が大きいからできる事。

ウチのように少人数で広範囲を管轄する場合、無理がある。


だからこそ外出許可がある。

そこではリラックスさせなくてはならない。

同時に緊張を解かせてはならない。



だから、保護対象を付けることで緊張感を適度に維持させる。女の前で格好つける、なら、敵地行軍中と比べれば負担にならない。


更に羽目を外さないようにする効果も期待

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・女づれならば、現地の女性に行き過ぎた行為はできまい、と。


24時間完全監視体制下にある大陸派遣要員。

気軽お気軽に銃殺したり焼却したりしているWHO防疫部隊。

敵に殺されるより味方に消毒されっる方が多いんじゃないか、と、内輪で思われている国連軍。


・・・・・・・・・・・別に、殺らなくていいならそれに越したことはないのである。



この試みは、まだアムネスティと国連軍双方でテスト中。

アムネスティガールズはその辺りをビジネスと割り切り、非常時の訓練も一通り済ませている。まあ、比較的穏便に過ごせるこの邦だから、ってことでテストに踏み切っているのだが。

実際に、俺も驚いてはいる。



現地住民が、友好的とは言えないのは俺のせいだし。

シスターズや盗賊ギルドの頭目、さらには参事会が現地との仲介をしてくれているのが大きいのは判る。

だがやっぱり。

この邦の人たちは、おとなしめなんだろうな、うん。


そんなわけで、キレイめなプロの女性と休日を過ごしている佐藤と芝。

作戦の一環だけに、料金は部隊もちである。

同行する以外のオプションは全くない。

でも、仲良くなるチャンスではある。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・だから、羨ましくない。



部隊の紐付きとはいえ、魅力溢れる大人の女性とお出かけ出来る

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・部下を妬んだりしない。


本当である。



「ふゃ」

「あふ」


っと、膝のシスターズ、小さな二人。

力を入れすぎたかな?

猫可愛がりとはよく言ったが、猫そのものではないわけで。


「だ、だいじょうふ、れふ」

「も・・・・・・・と」


そうか~?


「「はい

        (もっとしてほしい)    ・・・・」」


手に馴染むサラサラした金髪、フワフワした白金髪。

バルコニーの床に、クッションを敷き。

寝椅子で憩う俺の膝。


お嬢と魔女っ子は俺の脚に身を寄りかからせ、顎を俺の膝に載せて陽溜まりでヌクヌク。

もともと俺の分だけだから、洗濯物はそう多くはなかった。

なんか俺付きになったメイドさん5人とお手伝いの魔女っ子、お嬢。すぐ終わって昼寝状態に。

身をスリ寄せてくるところはまさに

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・猫でいいや。



む?

と言うことは!

――――――――――脚が痺れる。




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