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第五十四話・冒険者ギルドの説明


「無事にギルドカードの登録が済んだみたいですね、レンヤ様♪

では次に、この冒険者ギルドの基本的なルール説明をいたしますね!

コホン!まず最初は.........」


俺が指先の止血をしていると、ミュミュがルールブックを取り出し、

冒険者ギルドにおける、ルールの説明をしていく。



1・冒険者ランクはFから始まり、冒険者ランクの最高ランクはSまで

あるらしい。


2・クエスト依頼それぞれには『達成ポイント』なるものがあるらしく、

そのポイントがある程度貯まると、冒険者ランクがワンランク上に

アップするらしい。


3・クエストには討伐、採取、護衛、と様々なクエストがあり、

クエスト達成率が低いクエスト程、ポイント数は多いらしい。


4・クエストを失敗しても違約金等は発生しないが、その代わりに取得した

ポイント数が激下がりし、更にクエストの失敗が続くと、約一年間クエストを

行う事ができなくなるペナルティーをくらうらしい。


5・Cランクまではポイント数だけでアップするらしいが、それ以降は

特定の試験があって、それに合格しないとアップしないらしい。


6・クエストで得た素材やマジックアイテムは、依頼したアイテム以外は

依頼を受けた冒険者の物で、それを奪う権利は例え貴族だろうが、

王族だろうがないらしい。


7・クエスト冒険で得た素材やマジックアイテムは、ギルドにて

買い取ってくれるらしい。


8・ギルドにはオークションが存在し、そこにマジックアイテム等を

出品する事ができ、そのオークションで得たお金の取り分は、出品した

冒険者が八、担当の受付嬢が二らしい。


9・ギルドカードの更新は基本ないとの事。これは人族と違って、

長寿な種族に対してギルド側が配慮したかららしい。


「...以上、大まかではありますが、これが冒険者ギルドにおける

大体の基本的なルールです!」


冒険ギルドのルール説明を終えたミュミュが、レンヤの顔を見て、

ニコッと微笑む。


「ありがとう、ミュミュ。とっても分かりやすい説明だったよ!」


「えへへ...そう言ってもらえると助かります!」


それを見て、レンヤもニコッと微笑んでミュミュに感謝の言葉を

述べると、ミュミュが恥ずかしそうに頬を染め、照れを見せる。


「それでミュミュ。さっそくで悪いんだけど、アイテムの買い取りを

いいかな?今日泊まる宿代を得なきゃいけなくってさ!」


「あ、ハイハイ。アイテムの買い取りですね♪それでレンヤ様、

どういった品をお売りになりたいのでしょうか?」


「えっと、鋼の斧と鋼の胸当てがそれぞれ二十個程あるんだけど、

どれだけの数を買い取ってくれるかな?」


ミュミュの問いに、俺は売りたいアイテムとその数を述べ、いくつまでなら

買い取ってくれるか聞いてみると...


「鋼の斧と鋼の胸当てが各二十個づつですね?それくらいの数でしたら、

全て買い取りできますよ♪」


と、ミュミュが屈託ない笑顔でそう答える。


「それでレンヤ様?その鋼の斧と鋼の胸当ては一体どこにあるのでしょうか?

それだけの数を持っている様には見えないのですが?」


身軽な装備しているレンヤを見て、ミュミュが「買い取りの品はどこ?」と

ハテナ顔で首を横に傾げていると...


「あ。ちょっと待ってね、ミュミュ。今ここに出すから......よっと!」


レンヤがミュミュにそう述べると、ギフト...『アイテムボックス』の穴を

テーブル上に出現させて、売る為の鋼の斧と鋼の胸当て...それぞれ二十個を

次々と乗せていく。


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